122
B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
ArL : 円すい胴大径端部の必要補強断面積 (mm2)
Ars : 円すい胴小径端部の必要補強断面積 (mm2)
As : 強め輪の断面積 (mm2)
AT : 円筒胴,円すい胴及び強め輪の等価合計断面積で,次による。 (mm2)
LDLtS Latc
大径端部 ATL AS
2 2
LDStS Latc
小径端部 ATS AS
2 2
B : 附属書1付図2の使用する材料に該当する図において,Aの値に対して設計温度に対応する材
料線から求める値 (N/mm2)
DL : 円すい胴大径側の外径(附属書1図10参照)(mm)
D0 : 円筒胴の外径 (mm),又は半だ円形鏡板の外面で測った長径 (mm)。円すい胴の計算において
は,D0の代わりに計算対象によってDs又はDLを使う。
D0/2h0 : 半だ円形鏡板の外面で測った長径と短径の比率
Ds : 円すい胴小径側の外径(附属書1図10参照)(mm)
E : 設計温度における材料の縦弾性係数で,附属書1付図2の使用する材料に該当する図から得
る。 (N/mm2)
なお,図中の中間温度における値は補間法によって求める。
Ec : 円すい胴の材料の縦弾性係数 (N/mm2)
Er : 強め輪の材料の縦弾性係数 (N/mm2)
Es : 円筒胴の材料の縦弾性係数 (N/mm2)
Ex : Ec,Er又はEsの値のいずれか小さいほうの値 (N/mm2)
f1 : 円すい胴大径端における圧力以外の自重及び風荷重等による単位長さ当たりの軸荷重
(N/mm)
f2 : 円すい胴小径端における圧力以外の自重,風荷重などによる単位長さ当たりの軸荷重 (N/mm)
h0 : 半だ円形鏡板の外面で測った短径の21 (mm)
Is : 強め輪の断面に対する胴の中心線に平行な中立軸回りの必要断面二次モーメント (mm4)
Is' : 胴と強め輪の合成断面に対する胴の中心線に平行な中立軸回りの必要断面二次モーメント
(mm4)
I : 強め輪の断面に対する胴の中心線に平行な中立軸回りの有効断面二次モーメント (mm4)
I' : 胴と強め輪の合成断面に対する胴の中心線に平行な中立軸回りの有効断面二次モーメント
(mm4) 。ただし,合成断面二次モーメントとして有効な胴の断面の幅は,1.10D0st 以内とし,
強め輪の断面積の図心の両側にそれぞれの半分ずつを取る。もし,断面二次モーメントとし
て有効な胴の幅が強め輪の片側又は両側で重複する場合は,断面二次モーメントとして有効
な胴の幅は重複している長さの半分だけ短くしなければならない。
k : 強め輪の要否による係数
強め輪が必要ない場合·········k = 1
強め輪が必要な場合············ k y
mrE
S r
ただし,kの値は1.0を下回ってはならない。
――――― [JIS B 8266 pdf 126] ―――――
123
B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
K0 : 半だ円形鏡板の形状 (D0/2h0) による係数で附属書1表1による。
L : 胴の設計長さ (mm) でジャケットを取り付ける場合には,JIS B 8279の8.1(圧力容器本体の
外圧計算に用いる円筒胴の設計長さ)による(JIS B 8279の図1参照)。
円筒胴の設計長さは,次に示す支持線の距離とする(附属書1図9参照)。
なお,支持線とは,外圧に対し胴が支持されるとみなされる線とする。
a) 鏡板(円すい形鏡板を除く。)については,鏡板のタンジェントラインから鏡板の深さの
1の位置の円周線
3
b) 4.6及び4.7に適合する強め輪の中心線[附属書1図9 c-1),c-2),d),e)参照]
c) 4.6.2の支持線とする場合の規定に適合する円すい胴と円筒胴の接続部[附属書1図9 e),
f)参照]
Lc : 円すい胴の軸方向長さ (mm) で附属書1図10 c),d)及びe)による。
La : 円すい胴に沿って測った強め輪の間の長さ (mm)
円すい胴上に強め輪がない場合には,次の式による。
2 DL DS
La Lx
2
Le : 円すい胴の等価長さ (mm)
附属書1図10に示す円すい胴の等価長さは,次による。
a) 附属書1図10 a),b)の場合
Lx DS
Le 1
2 DL
b) 附属書1図10 c)の場合
Lc DL DS
Le r1sinθ
2 DLS
c) 附属書1図10 d)の場合
DSS Lc DL DS
Le r2 sinθ
DL 2 DLS
d) 附属書1図10 e)の場合
DSS Lc DL DS
Le r2
r1sinθ sinθ
DL 2 DLS
DLS : 円すい胴大径端部の外径 (mm) [附属書1図10 c),e)参照]
DSS : 円すい胴小径端部の外径 (mm) [附属書1図10 d),e)参照]
LDL : 大径端側の円筒胴の設計長さで,次のいずれかとする。 (mm)
a) 大径端から大径端側円筒胴に取り付けられた最も近い強め輪の中心線までの長さ
b) 強め輪がない場合は,大径端から円筒胴端の鏡板の深さの31の支持線までの長さ
LS : 強め輪の中心線から両側の相隣る支持線までのそれぞれの距離の半分ずつを加えた長さ
(mm)
LDS : 小径端側の円筒胴の設計長さで,次による。 (mm)
a) 小径端から小径端側円筒胴に取り付けられた最も近い強め輪の中心線までの長さ
b) 強め輪がない場合には,小径端から円筒胴端の鏡板の深さの31の支持線までの長さ
――――― [JIS B 8266 pdf 127] ―――――
124
B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
Lx : 円すい胴の軸方向長さで,附属書1図10 a)及びb)による。
P : 設計外圧 (MPa)
Pa : 計算過程において厚さをtと仮定した場合の最高許容外圧 (MPa)
QL : 次の式による。(N/mm) [4.6.2 a)参照]
PDL
QL f1
4
QS : 次の式による。(N/mm) [4.6.2 b)参照]
PDS
QS f2
4
t : 円筒胴,球形胴,円すい胴又は鏡板の計算厚さ (mm)
tc : 円すい胴と円筒胴との継手部における円すい胴の厚さ (mm)
te : 円すい胴の有効厚さでt cosθとする (mm)
tcr : 円すい胴と円筒胴継手部における円すい胴の計算厚さ (mm)
ts : 円筒胴の厚さ (mm)
tsr : 円すい胴と円筒胴継手部における円筒胴の計算厚さ (mm)
y : 円すい胴と円筒胴継手部にかかわる係数 (N2/mm4)
円筒胴に取り付けられる強め輪に対して y = SmsES
円すい胴に取り付けられる強め輪に対してy = SmcEc
θ : 円すいの頂角の21(度)
愀 外圧に対する許容応力で次の値とする。(N/mm2)
設計温度における設計応力強さSmの1.5倍又は設計温度における材料の降伏点又は0.2 %耐
力の0.9倍の値のいずれか小さいほうの値とする。
Sm : 設計に用いる材料の設計応力強さで本体の付表2.1及び付表2.2による。(N/mm2)
Smc : 設計温度における円すい胴の設計応力強さで本体の付表2.1及び付表2.2による。(N/mm2)
Smr : 設計温度における強め輪の設計応力強さで本体の付表2.1及び付表2.2による。(N/mm2)
Sms : 設計温度における円筒胴の設計応力強さで本体の付表2.1及び付表2.2による。(N/mm2)
円すい胴と円筒胴との継手部において,θ≦60°の範囲で補強が必要となる円すい胴の角度を
示す。(度)(附属書1表2参照)
會 となる場合は,補強は不要である。
4.2 円筒胴 外圧を受ける継目なし又は突合せ継手で製作された円筒胴の計算厚さは,次の手順によっ
て求める。
手順1 tを仮定し,L/D0及びD0/tを計算する。
手順2 附属書1付図1において,手順1で求めたL/D0を縦軸にとる。
L/D0>50の場合はL/D0 = 50とする。また,L/D0<0.05の場合は,L/D0 = 0.05とする。
手順3 この点から水平に線を引き,手順1で求めたD0/tに対応する曲線との交点を求める。D0/tに
対応する曲線がない場合には,補間して交点を求める。そして交点から垂直に線を下ろし,
Aの値を読む。
a) 0/t≧10の場合
手順4 使用する材料に該当する図を附属書1付図2のうちから選び,その図の横軸に手順3から求
めたAの値をとる。
――――― [JIS B 8266 pdf 128] ―――――
125
B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
1) この点から横軸に垂線を立て,設計温度に対応する材料線との交点を求める。設計温度
に対応する材料線がない場合には補間して交点を求める。
2) の値が材料線の右端から更に右方にあるときは,その右端から水平に曲線を伸ばして
1)の操作によって交点を求める。
3) 1)又は2)の操作で得られた交点から水平線を引き,図左側の縦軸との交点でBの値を読
み取る。Aの値が材料線の左側にあるときは,B = 0.5EAとする。
手順5 手順4の3)で求めたBの値を用い,次の計算式から手順1で仮定したtに対する最高許容外
圧Paを求める。
4Bt
Pa
3D0
手順6 手順5で求めたPaとPとを比較し,Paきくして同じ手順を繰り返し,Pa≧Pとなるときのtを求める。
b) 0/t<10の場合
手順7 手順4の1)3)の手順を経てBの値を求める。ただし,D0/t<4の場合には,次の式からA
の値を求める。
1.1t2
A
2
D0
A>0.1の場合は,A = 0.1とする。
手順8 手順7で求めたBの値を用い,次の式からPa1を求める。
.2167t
Pa1 .0083 3 B
D0
手順9 次の式から aPを求める。
2
2σact t
Pa2 1
D0 D0
1aP, aPのいずれか小さいほうの値を最高許容外圧Paとし,このPaとPとを比較し,Pa手順10 2
であった場合には,手順1で仮定したtを少し大きくして同じ手順を繰り返し,Pa≧Pとな
るときのtを求める。
4.3 球形胴 外圧を受ける継目なし又は突合せ継手で製作された球形胴の計算厚さは,次の手順によっ
て求める。
手順1 tを仮定し,次の式からAを求める。
0.25t
A
D0
手順2 手順1で求めたAの値を用い,4.2 a)の手順4と同様にしてBの値を求める。ただし,Aの値
が材料線の左側にあるときは,次による。
0.125Et
B
D0
手順3 手順2で求めたBの値を用い,次の式から手順1で仮定したtに対する最高許容外圧Paを求
める。
2Bt
Pa
D0
手順4 手順3で求めたPaとPを比較し,Paくして同じ手順を繰り返し,Pa≧Pとなるときのtを求める。
――――― [JIS B 8266 pdf 129] ―――――
126
B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
4.4 円すい胴 外圧を受ける継目なし又は突合せ継手で製作された円すい胴の計算厚さは次の手順によ
って求める。
手順1 teを仮定し,Le/DL及びDL/teを計算する。
手順2 付図1において,手順1で求めたLe/DLをL/D0と読み替えその値を縦軸にとる。
L/D0>50の場合はL/D0 = 50とする。
また,L/D0<0.05の場合はL/D0 = 0.05とする。
手順3 この点から水平に線を引き,手順1で求めたDL/teをD0/tと読み替え,その値に対応する曲線
との交点を求める。D0/tに対応する曲線がない場合には,補間して交点を求める。そして交
点から垂直に線を下ろしAの値を読む。
a) 円すいの頂角の21が60°以下で,かつ,DL/te≧10の場合
手順4 使用する材料に該当する図を附属書1付図2のうちから選び,その図の横軸に手順3から求
めたAの値をとる。
1) この点から横軸に垂線を立てて,設計温度に対応する材料線との交点を求める。設計温
度に対応する材料線がない場合には,補間して交点を求める。
2) の値が材料線の右端から更に右方にあるときは,その右端から水平に曲線を伸ばして
1)の操作によって交点を求める。
3) 1)又は2)の操作で得られた交点から水平線を引き,図左側の縦軸との交点でBの値を読
み取る。Aの値が材料線の左側にあるときは,B = 0.5EAとする。
手順5 手順4の3)で求めたBの値を用い,次の計算式から最大許容外圧Paを求める。
4Bte
Pa
3DL
手順6 手順5で求めたPaとPとを比較し,Paきくして同じ手順を繰り返し,Pa≧Pとなるときのteを求める。
手順7 4.6.2によって円すい胴と円筒胴との継手部に適切な補強を設ける。
b) 円すい頂角の21が60°以下で,かつ,DL/te<10の場合
手順8 手順4のa) c)の手順を経てBの値を求める。ただし,DL/te<4の場合には,次の式からA
の値を求める。
2
1.1te
A
2
DL
A>0.1の場合はA = 0.1とする。
手順9 手順8で求めたBの値を用い,次の式からPa1を求める。
2.167te
Pa1 0.083 3 B
DL
手順10 次の式から aPを求める。
2
2 t
ac e te
Pa2 1
DL DL
1aP, aPのいずれか小さいほうの値を最高許容外圧Paとし,このPaとPとを比較し,Pa手順11 2
であった場合には,手順1で仮定したteを少し大きくして同じ手順を繰り返し,Pa≧Pとな
るときのteを求める。
――――― [JIS B 8266 pdf 130] ―――――
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JIS B 8266:2003の国際規格 ICS 分類一覧
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JIS B 8266:2003の関連規格と引用規格一覧
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