JIS B 8278:2003 サドル支持の横置圧力容器

JIS B 8278:2003 規格概要

この規格 B8278は、等分布荷重が作用し,かつ,取付位置が対称である2個のサドルによって支えられる横置円筒形圧力容器のサドル周りの計算について規定。

JISB8278 規格全文情報

規格番号
JIS B8278 
規格名称
サドル支持の横置圧力容器
規格名称英語訳
Saddle supported horizontal pressure vessels
制定年月日
1993年3月15日
最新改正日
2015年10月26日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.020.30
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
圧力容器・ボイラ 2021
改訂:履歴
1993-03-15 制定日, 2003-09-30 改正日, 2010-05-25 確認日, 2015-10-26 確認
ページ
JIS B 8278:2003 PDF [11]

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,高圧ガス保安協会
(KHK)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣,厚生労働大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 8278:1993は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣,厚生労働大臣及び日本
工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願
公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8278 pdf 1] ―――――

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 記号の意味・・・・[1]
  •  5. 横置円筒容器のサドル周りの設計・・・・[3]
  •  5.1 設計一般・・・・[3]
  •  5.2 荷重の組合せ・・・・[3]
  •  5.3 サドル反力・・・・[3]
  •  5.4 円筒胴中央部及びサドル部の軸方向応力・・・・[4]
  •  5.5 サドル部における胴板の周方向せん断応力・・・・[4]
  •  5.6 サドルホーン部における円周方向応力・・・・[5]
  •  5.7 サドル部胴板下端の圧縮応力・・・・[6]
  •  5.8 鏡板に生じる応力・・・・[6]
  •  5.9 応力評価・・・・[6]

――――― [JIS B 8278 pdf 2] ―――――

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B 8278 : 2003
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8278 : 2003

サドル支持の横置圧力容器

Saddle Supported horizontal pressure vessels

1. 適用範囲

 この規格は,等分布荷重が作用し,かつ,取付位置が対称である2個のサドルによって支
えられる横置円筒形圧力容器のサドル周りの計算について規定する。その適用方法については,規定があ
る場合には,JIS B 8265又はJIS B 8266による。また,規定がない場合には,受渡当事者間の協定による。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0190 圧力容器の構造共通用語
JIS B 8265 圧力容器の構造−一般事項
JIS B 8266 圧力容器の構造−特定規格

3. 定義

 この規格に用いる主な用語の定義は,JIS B 0190による。

4. 記号の意味

 この規格で用いる記号の意味は,次による。
A : 胴タンジェントラインからサドルの中心までの距離 (mm) (図1参照)
a : 1個の強め輪と補強に有効とみなされる胴板の断面積の和 (mm2) (図2参照)
B : サドルの横幅 (mm) (図1参照)
b : サドルの幅 (mm) (図1参照)
C1, C2 : 強め輪の取付位置による係数で,表1による。
表 1 強め輪の取付位置による係数
係数 強め輪の取付位置
サドル面内 サドル近傍
胴板の内表面 胴板の外表面 胴板の内表面 胴板の外表面
C1 −1 +1 +1 −1
C2 +1 −1 −1 +1
Dm : 胴の平均直径 (mm) (図1参照)
H : 鏡板の深さ (mm)
Hv : サドルベースプレート下面から容器中心までの高さ (mm) (図1参照)
h : サドルホーン部から胴の円周方向に沿って測った当て板の長さ (mm) (図1参照)
K1t, K1b, K2, K3, K4 , K5, K6, K7, K8, K9 : サドルの支持角度によって求まる係数(表2による。)
K4 : サドルの支持角度と (A/Rm) によって求まる係数
L : 胴のタンジェントライン間の距離 (mm) (図1参照)

――――― [JIS B 8278 pdf 3] ―――――

           Ls :  サドル中心間の距離 (mm) (図1参照)
Le : 胴の周方向曲げモーメントに対する有効断面の長さで4Rm又はL/2のいずれか小さいほ
うの値 (mm)
Fs : 風荷重又は地震荷重による水平力のいずれか大きいほうの荷重 (N)
Fv : 水平荷重の等価鉛直荷重 (N)
lF : 強め輪のフランジ長さ (mm) (図2参照)
MC : サドル部における最大円周方向曲げモーメント (N・mm)
MLC : 円筒胴の中央部における曲げモーメント (N・mm)
MLS : サドル部の曲げモーメント (N・mm)
NC : サドルホーン部における円周方向圧縮荷重 (N)
nR : 各サドルに取り付けられる強め輪の数
P : 設計圧力又は水圧試験圧力,外圧容器にあっては負の値をとる (MPa)
Q : 1個のサドルに生じる鉛直方向反力 (N)
Rm : 胴の平均半径 (mm) (図1参照)
ts : 胴板の厚さ (mm) (図1参照)
th : 鏡板の厚さ (mm) (図1参照)
tw : 当板の厚さ (mm) (図1参照)
W : 容器の自重(内容物及び附属品の重量を含む。) (N)
Z1, Z2 : 強め輪と補強に有効とみなされる胴板の合成断面係数 (mm3)
ZC : 円筒胴中央部の胴板の断面係数 (mm3)
Zst, Zsb : サドル部の胴板の断面係数 (mm3)
燿 サドルの支持角度(度)
サドル部における胴板上部の合成応力 (N/mm2)
拿 サドル部における胴板下部の合成応力 (N/mm2)
円筒胴中央部における胴板上部の合成応力 (N/mm2)
拿 円筒胴中央部における胴板下部の合成応力 (N/mm2)
サドルホーン部における胴板の合成応力 (N/mm2)
サドル下端部における胴板の圧縮応力 (N/mm2)
鏡板の最大円周方向応力 (N/mm2)
勿 強め輪の合成応力 (N/mm2)
サドル部胴板の周方向せん断応力 (N/mm2)
鏡板に生じる最大周方向せん断応力 (N/mm2)
図 1 計算に用いる寸法記号

――――― [JIS B 8278 pdf 4] ―――――

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B 8278 : 2003
図 2 強め輪の有効範囲及び断面係数
Rmts 以下の場合,強め輪はサドル面内に
備考 強め輪の端部とサドル中心との容器軸方向距離 (Y) が0.78
あるとし,0.78R s を超え,Rm/2以下の場合,強め輪はサドル近傍に取り付けられているとする。
mt
図 3 サドル近傍に設ける強め輪の条件

5. 横置円筒容器のサドル周りの設計

5.1 設計一般

 サドル周りの強度計算を行う場合には,各種の荷重条件の組合せ(内圧力が0の場合を
含む。)ごとに発生応力を求めなければならない。
この場合引張応力を正(+),圧縮応力を負(−)とする。

5.2 荷重の組合せ

 設計には風荷重,地震荷重,試験荷重などを含む各荷重条件について,同時に作用
すると考えられる荷重の最も厳しい組合せ条件を考慮しなければならない。

5.3 サドル反力

 風荷重又は地震荷重による水平力をサドル部垂直方向に置き換えて,これをサドル反
力に加算する。
a) 1個のサドルに生じる鉛直方向反力
Q=2W
+Fv
備考 Fvは,次のb) 又はc) のいずれか大きい方の荷重とする。
b) 容器軸に直角な水平荷重の等価鉛直荷重
3FsHv
Fv=
4B

――――― [JIS B 8278 pdf 5] ―――――

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JIS B 8278:2003の関連規格と引用規格一覧