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B 8653 : 2002
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図5による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁の入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
f) 入口ポートと出口ポートとの間の圧力差が,供試弁によって定められた基準となる圧力差になるよう
に,出口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
g) 信号発信器(三角波発振器)によって,供試弁及び計測装置が動的な影響を受けない速さで,供試弁
の入力信号を0(ゼロ)から供試弁最大制御流量になる入力信号値まで1往復させ,X−Y記録計(又
はこれに代わるもの)のX軸に入力信号を,Y軸に供試弁制御流量を記録する。
h) 試験結果から,次の特性値を付図5に基づいて読み取る。
1) ヒステリシス
Qmax
ただし,ヒステリシス (%) = 最大制御流量×100
ここに, Qmax : 供試弁入力信号の1往復の中で同一入力信号に対す
る供試弁制御流量の差の最大値
2) 最大制御流量時の入力信号値
3) 不感帯
7.2.2 分解能試験 分解能試験は,次による。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図5による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
f) 入口ポートと出口ポートとの間の圧力差が,供試弁によって定められた基準となる圧力差になるよう
に,出口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
g) 7.2.1 f) の手順において,入力信号を0(ゼロ)から増加させる過程で,供試弁の最大制御流量の15 %
を記録する。停止状態を10秒以上保ち,再び入力信号を徐々
で停止させ,その時の入力信号値 ( 1I)
に増加させ,供試弁の制御流量が再び上昇し始めたときの入力信号値 ( 2I)を記録する。記録及び読
取りはX−Y記録計(又はこれに代わるもの)によってもよい。
h) 供試弁最大制御流量の50 %及び85 %の値となるように入力信号を加え,f)の手順を繰り返す。
i) 分解能は,それぞれの入力信号における
I2 I1
最高使用圧力時の入力信号値×100 (%)
の最大値で表す。
7.2.3 負荷圧力変化に対する制御流量変化特性試験 負荷圧力変化に対する制御流量変化特性試験は,次
による。
a) 試験回路は,付図1による。
――――― [JIS B 8653 pdf 6] ―――――
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b) 計測回路は,付図6による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
f) 供試弁への負荷圧力を負荷圧力制御用リリーフ弁によって,供試弁及び計測装置が動的な影響を受け
ない速さで,0(ゼロ)から供試弁最高使用圧力までの間を1往復させ,X−Y記録計(又はこれに代
わるもの)のX軸に供試弁負荷圧力を,Y軸に供試弁制御流量を記録する。
g) 供試弁最大制御流量の50 %及び10 %の値となるように入力信号を加え,f) の手順を繰り返す。
h) −Y記録計(又はこれに代わるもの)の記録を試験結果とする。
7.2.4 繰返し性試験 繰返し性試験は,次による。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図7による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁の入力信号を最大制御流量の50 %に設定する。
f) 入口ポートと出口ポートとの間の圧力差が,供試弁によって定められた基準となる圧力差になるよう
に,出口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
g) 供試弁制御流量が十分整定する時間をもった周期で,供試弁最大制御流量と,その50 %となる入力
信号をステップ状に20回以上繰返し加える。
h) 供試弁最大制御流量の50 %及び0の値となるような入力信号を加え,f) の手順を繰り返す。
i) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)のX軸を時間送りとし,Y軸にf) 及びg) の手順による供試
弁制御流量を記録し,供試弁最大制御流量の50 %の値に対する供試弁制御流量のばらつきを読み取
る。
j) 繰返し性は,f) 及びg) の手順を通して流量上昇時及び下降時両方のばらつきに対してその最大値を
絶対値で表すか,又は,
ばらつきの最大値
最高使用圧力時の入力信号値×100 (%)
で表す。
7.2.5 油温変化に対する制御流量変化特性試験 油温変化に対する制御流量変化特性試験は,次による。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図8による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
f) 入口ポートと出口ポートとの間の圧力差が,供試弁によって定められた基準となる圧力差になるよう
に,出口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
g) 作動油温度を徐々に上昇させ,任意の数点の作動油温度に対して,少なくとも1分間保持して作動油
温度変化が1 ℃以内になるように安定させる。試験油温は,バルブの使用条件を考慮して決定する。
――――― [JIS B 8653 pdf 7] ―――――
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h) −Y記録計(又はこれに代わるもの)のX軸に油温を,Y軸に供試弁の制御流量を記録し,供試弁
制御流量の変化を読み取る。
i) 供試弁最大制御流量の50 %及び10 %の値となるように入力信号を加え,f),g) 及びh) の手順を繰
り返す。
j) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)の記録を試験結果とする。
7.2.6 内部漏れ試験 内部漏れ試験は,次による。
a) 試験回路は,付図2による。
b) 付図2の止め弁18を全閉とし,止め弁20を全開とする。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
f) 入口ポートと出口ポートとの間の圧力差が,供試弁によって定められた基準となる圧力差になるよう
に,出口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
g) 供試弁本体の温度が安定した後,供試弁への入力信号を0の値とし,速やかに供試弁出口ポート漏れ
測定用止め弁18を開状態とし,止め弁20を全閉とする。およそ1分間経過後,供試弁出口ポートから
の作動油の漏れを,メスシリンダなど微少油量を測定できるものを用いて1分間測定する。
7.2.7 外部漏れ試験 外部漏れ試験は,次による。
a) 試験回路は,付図3による。
b) 供試弁の入口ポートに供試弁最高使用圧力を加える。
c) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
d) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
e) ドレンポートをもつ供試弁には,ドレンポートに許容背圧を加える。
f) 5分間経過後,外部漏れがないことを確認する。
7.2.8 保証耐圧力試験 保証耐圧力試験は,次による。
a) 試験回路は,付図1とする。
b) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
c) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
d) 供試弁の入口ポートに供試弁最高使用圧力の1.5倍の圧力を加え,更にドレンポートをもつ供試弁に
はドレンポートに許容背圧の1.5倍の圧力を加え,その状態を3分間保持する。
e) 外部漏れ,永久変形及び破損がないことを確認する。
f) 7.2.1の試験を再び行い,性能の低下がないことを確認する。
7.2.9 外部ドレン試験 外部ドレン試験は,次による。
a) 試験回路は,付図2による。
b) 付図2の止め弁18を全閉とし,止め弁20を全開とする。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
e) 供試弁への入力信号を最大制御流量に相当する値に設定する。
f) 入口ポートと出口ポートとの間の圧力差が,供試弁によって定められた基準となる圧力差になるよう
に,出口ポート圧力を設定する。
――――― [JIS B 8653 pdf 8] ―――――
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基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
g) 供試弁本体の温度が安定した後,速やかに止め弁20を全閉とする。
h) およそ1分間経過後,供試弁ドレンポートからのドレン流量を,メスシリンダなど微小油量を測定で
きるものを用いて1分間測定する。
7.3 動特性試験
7.3.1 ステップ応答試験 ステップ応答試験は,次による。
a) 試験回路は,付図4による。
b) 計測回路は,付図9による。
c) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
d) 供試弁への入力信号を最大制御流量の50 %に設定する。
e) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁入口ポートと出口ポートとの圧力差が,供試弁によっ
て定められた基準となる圧力差になるように,入口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
f) 関数発生器,方形波発振器などによって,供試弁に供試弁の制御流量が十分に整定する時間をもった
周期のステップ状入力信号を,供試弁に加える。
g) ステップ幅は,供試弁最大制御流量の50 %を中心にして+50 %,+10 %及び−10 %とする。
h) 供試弁の動特性に比べて十分に高い応答性をもった記録計のX軸を時間送りとし,Y軸に入力信号及
び供試弁制御流量を同時に記録する。
i) ステップ応答特性については,通常は応答波形結果を表示することとするが,立上がり時間(制御量
がその最終変化量の1090 %に変化するのに要する時間)及び行過ぎ量(制御量が最終値を超えた
後最初に取る極値の,最終値からの隔たり)を読み取って表示してもよい。
j) いずれの場合も試験条件を明記するとともに,供試弁と流量計の間の負荷容量を1 L以下とする。
なお,通常は鋼管配管を用いる。
k) 閉ループ方式の制御弁(検出器を制御弁に複合し,駆動アンプを含めて閉ループを構成した制御弁)
については,スプール変位の特性で周波数応答を評価してもよい。ただし,この場合,試験結果はス
プール変位と明記する。
7.3.2 周波数応答試験 周波数応答試験は,次による。
a) 試験回路は,付図4による。
b) 計測回路は,付図10による。
c) 試験回路における油圧源の流量は,供試弁最大制御流量を十分に供給できるものとする。
d) 供試弁への入力信号を最大制御流量の50 %に設定する。
e) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁入口ポートと出口ポートとの圧力差が,供試弁によっ
て定められた基準となる圧力差になるように,入口ポート圧力を設定する。
基準となる圧力差は,1 MPa又は7 MPaとする。
f) 関数発生器,正弦波発振器などによって,供試弁に正弦波入力信号を加える。
g) 正弦波入力信号の振幅は,供試弁最大制御流量の50 %を中心に,±10 %及び±25 %とし,周波数は,
供試弁の位相遅れが90°の周波数のおよそ20分の1から,供試弁の位相遅れが90°の周波数のおよ
そ10倍までの範囲で,計測波形の乱れが発生しない範囲(振幅と位相差が読み取れる範囲)とする。
h) 供試弁の動特性に比べて十分に高い応答性をもった記録計のX軸を時間送りとし,Y軸に入力信号及
び供試弁制御流量を同時に記録する。
――――― [JIS B 8653 pdf 9] ―――――
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なお,周波数特性解析装置を用いてもよい。
i) 記録から,測定周波数の振幅比及び位相差を読み取り,ボード線図にそれを表す。周波数応答特性は,
ボード線図で表示することを原則とするが,90°位相遅れの周波数及び振幅比のピーク値とその周波
数(ピークが発生しない場合には−3 dBの周波数)を数値で表示してもよい。
j) いずれの場合も試験条件を明記するとともに,供試弁と流量計の間の負荷容量を1 L以下とする。
なお,通常は鋼管配管を用いる。
k) 閉ループ方式の制御弁(検出器を制御弁に複合し,駆動アンプを含めて閉ループを構成した制御弁)
については,スプール変位の特性で周波数応答を評価してもよい。ただし,この場合,試験結果はス
プール変位と明記する。
7.4 環境試験
この規格に示される試験は,一般的な環境条件下で行うものとしている。しかし,様々
な環境条件下で作動する油圧機器の増加に伴い,種々の環境条件下でのバルブの挙動を確認する他の試験
を実施する必要がある。その場合の環境試験要求は,受渡当事者間で協議することが望ましい。次に適切
と考えられる環境試験項目の例を示す。
a) 周囲温度範囲
b) 作動油温度範囲
c) 振動
d) 衝撃
e) 加速度
f) 耐爆性
g) 耐火性
h) 耐食性
i) 真空
j) 周囲圧力
k) 熱帯性気候
l) 浸せき(漬)
m) 湿度
n) 電気的影響度
o) 大気中のじんかい(塵芥)
p) MC(電磁干渉)
q) 汚染感度
8. 試験結果の表示
8.1 一般事項
バルブの試験結果は,次のいずれかの方法で表示する。
a) 表形式
b) 確認の容易な図示形式(適宜)
備考 試験の目的が開発,生産又は客先からの特別要求などによって,特にシステム圧力や入力信号
レベルが異なるため,バルブの性能を示す項目のすべてを,個々のバルブに対して表示する必
要はない。
8.2 試験成績書
すべての試験成績書は,次の項目を含まなければならない。
a) 製造業者
――――― [JIS B 8653 pdf 10] ―――――
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JIS B 8653:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.40 : 圧力調整弁
JIS B 8653:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0142:2011
- 油圧・空気圧システム及び機器―用語
- JISB9933:2000
- 油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示
- JISB9933:2021
- 油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示
- JISK2001:1993
- 工業用潤滑油―ISO粘度分類