JIS B 9933:2021 油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示

JIS B 9933:2021 規格概要

この規格 B9933は、油圧システムに使用する作動油中の固体微粒子の数量を定義する場合に使用するコードについて規定。

JISB9933 規格全文情報

規格番号
JIS B9933 
規格名称
油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示
規格名称英語訳
Hydraulic fluid power -- Fluids -- Method for coding the level of contamination by solid particles
制定年月日
2000年8月20日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4406:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

23.100.60, 75.120
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-08-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS B 9933:2021 PDF [9]
                                                                                   B 9933 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 コードの定義・・・・[2]
  •  5 規格適合表示・・・・[4]
  •  附属書A(規定)コード番号の図式表示・・・・[5]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 9933 pdf 1] ―――――

           B 9933 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本フルードパワー工業会(JFPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて
日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本産業規格である。これによって,JIS B 9933:2000は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 9933 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 9933 : 2021

油圧−作動油−固体微粒子に関する汚染度のコード表示

Hydraulic fluid power-Fluids- Method for coding the level of contamination by solid particles

序文

  この規格は,2017年に第3版として発行されたISO 4406を基とし,技術的内容及び構成を変更して作
成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,油圧システムに使用する作動油中の固体微粒子の数量を定義する場合に使用するコードに
ついて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4406:2017,Hydraulic fluid power−Fluids−Method for coding the level of contamination by solid
particles(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧·空気圧システム及び機器−用語
JIS B 9930 油圧−作動油汚染−光学顕微鏡を用いた計数法による微粒子測定方法
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 4407,Hydraulic fluid power−Fluid contamination−
Determination of particulate contamination by the counting method using an optical microscope
JIS B 9934 油圧−光遮蔽原理を用いた自動粒子計数法による清浄度測定方法
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 11500,Hydraulic fluid power−Determination of the
particulate contamination level of a liquid sample by automatic particle counting using the light-
extinction principle
ISO 11171,Hydraulic fluid power−Calibration of automatic particle counters for liquids

――――― [JIS B 9933 pdf 3] ―――――

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B 9933 : 2021

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。

4 コードの定義

4.1  一般事項
このコードの目的は,固体微粒子の数量をコードに変換し,粒子計数の結果の表記を簡素化することに
ある。通常,コードが一つ増えると粒子数は2倍になる。
JIS B 9933:2000(以下,旧規格という。)においては,大きさ(サイズ)が5 μm以上及び15 μm以上の
二つの粒子径を用いてコードを表すと規定していた。
この規格では,自動粒子計数器の校正方法が変わったことによって,粒子径の表示が旧規格のものとは
異なる。その粒子径は,4 μm(c)以上,6 μm(c)以上及び14 μm(c)以上である。粒子径6 μm(c)及び14 μm(c)
は,ISO 4402:19911)に従って校正した自動粒子計数器で得られる粒子径5 μm及び15 μmに等しい。この規
格では,μm(c)は,ISO 11171に従って校正した自動粒子計数器で得られる粒子径を表す。
JIS B 9930で規定している光学顕微鏡を用いた計数法による粒子径は,その粒子の長径であるが,自動
粒子計数器では,粒子の投影面積と等しい面積をもつ円の直径を粒子径としており,多くの場合,その粒
子径は光学顕微鏡を用いた計数法での粒子径とは異なっている。光学顕微鏡を用いた計数法での粒子計数
では,粒子径は,旧規格の規定と同じく,5 μm以上及び15 μm以上とする。
粒子計数は,多くの要因によって影響を受ける。その要因には,サンプルの採取方法,粒子計数の精度,
サンプル容器,サンプル容器の清浄度などがある。システムで循環している作動油を確実に採取するため
に,サンプル採取には適切な注意を払わなければならない。
注1) 自動粒子計数器の校正方法の規格であるISO 4402は廃止され,現在は,ISO 11171で規定してい
る。
4.2 コードの基準
自動粒子計数器を用いた場合の汚染度を表すコードは,次のように粒子の大きさ及び分布を区分する三
つのスケール番号から成る。
− 最初のスケール番号は,1 mL中の4 μm(c)以上の粒子数に対応する。
− 2番目のスケール番号は,1 mL中の6 μm(c)以上の粒子数に対応する。
− 3番目のスケール番号は,1 mL中の14 μm(c)以上の粒子数に対応する。
顕微鏡で計数した場合のコードは,5 μm以上及び15 μm以上の粒子に対応する二つのスケール番号から
成る。
4.3 スケール番号の割当て
4.3.1 スケール番号は,計数したサンプル1 mL中の粒子数に従って割り当てられる(表1参照)。
4.3.2 表1のように,1 mL当たりの粒子数の上限値と下限値との比率は,ほとんどのスケール番号で2
倍としてあり,スケール番号が適切な範囲になるように,かつ,各段階に意義があるように割り当てた。

――――― [JIS B 9933 pdf 4] ―――――

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B 9933 : 2021
表1−スケール番号の割当て
粒子の個数濃度(個/mL) スケール番号
下限値(を超え) 上限値(以下)
2500000 − >28
1300000 2500000 28
640000 1300000 27
320000 640000 26
160000 320000 25
80000 160000 24
40000 80000 23
20000 40000 22
10000 20000 21
5000 10000 20
2500 5000 19
1300 2500 18
640 1300 17
320 640 16
160 320 15
80 160 14
40 80 13
20 40 12
10 20 11
5 10 10
2.5 5 9
1.3 2.5 8
0.64 1.3 7
0.32 0.64 6
0.16 0.32 5
0.08 0.16 4
0.04 0.08 3
0.02 0.04 2
0.01 0.02 1
0.00 0.01 0
スケール番号8未満の再現性は,実際の粒子計数値に影響する。実際の粒子計数値は,
20個を超えることが望ましい。それが不可能な場合は,4.4.7を参照。
4.4 自動粒子計数器を用いたコードの決定
4.4.1 計測は,ISO 11171に従って校正された自動粒子計数器を用い,JIS B 9934に従った方法,又は他
に認められた方法で行わなければならない。
4.4.2 最初のスケール番号は,4 μm(c)以上の粒子数に基づいて割り当てなければならない。
4.4.3 2番目のスケール番号は,6 μm(c)以上の粒子数に基づいて割り当てなければならない。
4.4.4 3番目のスケール番号は,14 μm(c)以上の粒子数に基づいて割り当てなければならない。
4.4.5 三つの番号は,斜線(スラッシュ)によって区切り,順番に書かなければならない。
ISOコードの図式表示は,附属書Aに規定するとおりでなければならない。

――――― [JIS B 9933 pdf 5] ―――――

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JIS B 9933:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4406:2017(MOD)

JIS B 9933:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9933:2021の関連規格と引用規格一覧