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JIS B 9930:2006 規格概要
この規格 B9930は、光学顕微鏡を用いて,薄膜フィルタの表面に残された粒子の数を数えることによって,油圧装置に用いる液体中の微粒子の汚染度を測定する方法について規定。
JISB9930 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9930
- 規格名称
- 油圧―作動油汚染―光学顕微鏡を用いた計数法による微粒子測定方法
- 規格名称英語訳
- Hydraulic fluid power -- Fluid contamination -- Determination of particulate contamination by the counting method using an optical microscope
- 制定年月日
- 1977年2月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 4407:2002(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 23.100.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 石油 2020, 油圧・空気圧 2019
- 改訂:履歴
- 1977-02-01 制定日, 1986-10-01 確認日, 1993-10-01 改正日, 2000-08-20 改正日, 2004-11-20 確認日, 2006-10-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS B 9930:2006 PDF [15]
B 9930 : 2006 (ISO 4407 : 2002)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル
ードパワー工業会(JFPA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9930:2000は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4407:2002,Hydraulic fluid power−
Fluid contamination−Determination of particulate contamination by the counting method using an optical
microscopeを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
――――― [JIS B 9930 pdf 1] ―――――
B 9930 : 2006 (ISO 4407 : 2002)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 測定原理・・・・[3]
- 5. 器具及び装置・・・・[3]
- 5.1 乾燥装置・・・・[3]
- 5.2 外部照明装置・・・・[3]
- 5.3 フィルタ支持具・・・・[3]
- 5.4 目盛付シリンダ・・・・[4]
- 5.5 画像解析装置・・・・[4]
- 5.6 薄膜フィルタ・・・・[4]
- 5.7 スライドガラス及びカバーガラス・・・・[4]
- 5.8 フィルタ容器・・・・[4]
- 5.9 微粒子計測用顕微鏡・・・・[4]
- 5.10 プラスチックフィルム・・・・[5]
- 5.11 試料容器・・・・[5]
- 5.12 試料かくはん装置・・・・[5]
- 5.13 洗浄瓶・・・・[5]
- 5.14 対物ミクロメータ・・・・[5]
- 5.15 数取器・・・・[5]
- 5.16 ピンセット・・・・[5]
- 5.17 吸引装置・・・・[5]
- 5.18 吸引フラスコ・・・・[5]
- 6. 試薬及び化学薬品・・・・[5]
- 6.1 試薬,すすぎ及び洗浄用化学薬品・・・・[5]
- 6.2 薄膜フィルタを透明にするための液体(透過光式)・・・・[5]
- 7. ガラス器具の洗浄方法・・・・[6]
- 8. 校正手順・・・・[6]
- 8.1 顕微鏡の校正・・・・[6]
- 8.2 有効ろ過面積の決定・・・・[6]
- 9. 薄膜フィルタの準備・・・・[6]
- 9.1 試料の準備・・・・[6]
- 9.2 ブランク分析・・・・[7]
- 9.3 吸引ろ過による汚染物質の分離・・・・[8]
――――― [JIS B 9930 pdf 2] ―――――
B 9930 : 2006 (ISO 4407 : 2002)
- 9.4 計数の妥当性評価・・・・[8]
- 9.5 透過光式顕微鏡による測定のための薄膜フィルタの準備・・・・[9]
- 10. 粒径及び計数手順・・・・[9]
- 10.1 粒径・・・・[9]
- 10.2 公称倍率の選択・・・・[9]
- 10.3 統計的計数手順・・・・[9]
- 10.4 総粒子数の計算・・・・[10]
- 10.5 妥当性確認・・・・[11]
- 11. 結果の表記・・・・[11]
- 12. 規格準拠表示・・・・[12]
――――― [JIS B 9930 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9930 : 2006
(ISO 4407 : 2002)
油圧-作動油汚染-光学顕微鏡を用いた計数法による微粒子測定方法
Hydraulic fluid power-Fluid contamination-Determination of particulate contamination by the counting method using an optical microscope
序文
この規格は,2002年に第2版として発行されたISO 4407,Hydraulic fluid power−Fluid contamination
−Determination of particulate contamination by the counting method using an optical microscopeを翻訳し,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲
この規格は,光学顕微鏡を用いて,薄膜フィルタの表面に残された粒子の数を数えること
によって,油圧装置に用いる液体中の微粒子の汚染度を測定する方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4407:2002,Hydraulic fluid power−Fluid contamination−Determination of particulate
contamination by the counting method using an optical microscope (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598 Fluid power systems and components−Vocabularyからの引用事項は,この規格の該
当事項と同等である。
JIS B 9920 クリーンルームの空気清浄度の評価方法
備考 ISO 14644-1 Cleanrooms and associated controlled environments−Part 1: Classification of air
cleanlinessからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 9933 油圧−作動油−固体微粒子に関する汚染度のコード表示
備考 ISO 4406 Hydraulic fluid power−Fluids−Method for coding the level of contamination by solid
particlesが,この規格と一致している。
JIS B 9937 油圧−作動油試料容器−清浄度の品質及び管理方法
備考 ISO 3722 Hydraulic fluid power−Fluid sample containers−Qualifying and controlling cleaning
methodsが,この規格と一致している。
JIS R 3505 ガラス製体積計
備考 ISO 4788 Laboratory glassware−Graduated measuring cylindersからの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
――――― [JIS B 9930 pdf 4] ―――――
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B 9930 : 2006 (ISO 4407 : 2002)
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142によるほか,次による。
3.1 ブランク数 (blank count) 試薬,ガラス器具の洗浄不足,測定用薄膜フィルタの準備過程など,他
の要因で侵入する汚染物質の数。
3.2 換算係数 (calculation factor) 有効ろ過面積に対する測定面積の比。
3.3 有効ろ過面積 (effective filtration area, EFA) ろ過中に液体が通過する測定用薄膜フィルタの面積。
備考 有効ろ過面積(EFA)及び有効ろ過径(EFD)は,8.2による。
3.4 繊維状粒子 (fibre) 長さと幅との比が10 : 1以上で,100 誕 鉛
3.5 定着液 (fixative liquid) 加熱処理によって,測定後の測定用薄膜フィルタをスライドガラス上に定着
させ,不透明な物質を生成する液体。
3.6 格子 (grid square) 測定用薄膜フィルタ上に印刷された1辺が3.1 mmの正方形。
備考 格子付き測定用薄膜フィルタは,画像解析法では用いないほうがよい。
3.7 画像解析器 (image analyzer) 測定用薄膜フィルタ上の粒子の大きさ及び数を自動的に測定する機器。
備考 粒子及び背面のグレイスケールの濃淡差によって粒子のビデオ画像がデジタルに再現され,そ
の大きさが自動的に計算される。粒子の大きさによる分類も,ビデオ画像上で行うことができ
る。
3.8 固定液 (mountant liquid) 加熱時に,定着液で処理した測定用薄膜フィルタを透明にし,カバーガラ
スに接着させる液体(5.7参照)。
3.9 粒径 (particle size) 粒子の最長寸法によって定義される粒子の大きさ。
3.10 溶剤 (solvent) 物理的及び化学的に適合性をもち,試料に溶解する液体。
備考 溶剤は試料の希釈に用いられる。また,器具の洗浄及びすすぎにも使用できる。溶剤は,器具
(特に測定用薄膜フィルタ)と化学的適合性をもち,粒子を溶かしてはならない。
3.11 統計的計数法 (statistical counting) 測定用薄膜フィルタのろ過有効面積及び測定面積の比例計算に
よって粒子の総数を予測する方法。測定用薄膜フィルタ上,離れた箇所,少なくとも10か所を計測し,そ
の合計が150個以上でなければならない。
備考1. 統計的計数法は,粒子が対象表面全体に均一に分布していることが前提条件であり,この条
件を満足しない薄膜フィルタは除外するのが望ましい。
2. 150個の粒子を計測することによって得られる不確さは8 %であり,これによって多数の粒
子を計測する場合は,この不確さは減少する。
3.12 サンプリング面積 (unit area) 測定用薄膜フィルタ上の基準測定面積。
備考 目視計数の場合,サンプリング面積は,水平方向に隣接する2本の平行な垂直の薄膜メンブレ
ン上の格子及び接眼マイクロメータ又は投射スクリーン上に示される垂直方向に隣接する2本
の平行水平線によって構成される薄膜フィルタ上の面積をいう。その例を,図 1に示す。画像
解析の場合,これは光学系及び電気系によって定義される固定された視野である。
――――― [JIS B 9930 pdf 5] ―――――
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- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.100 : 流体動力システム > 23.100.60 : ろ過器,シール及び流体の汚れ
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- 規格名称
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- JISB9920:2002
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- JISB9933:2021
- 油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示
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- 油圧―作動油試料容器―清浄度の品質及び管理方法
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計