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B 8833-3 : 2008
表2−動的影響係数φn
表1 係数 JIS B 8833-1 φnの値及び関連規格
行番号 φn 箇条番号
1 φ1 6.1.1 φ1=1±α α=0.1
φ1=1(ティッピングの設計に対して)
2 φ2 6.1.2.2 巻上等級HC1,最小係数は,1.05とする。
φ3 6.1.2.3
3 φ4 6.1.3.2 建設用クレーンには,φ4=1.1を推奨。走行軌条の交差が標準寸法か
及び附属書D ら外れているとき(受渡当事者間で協定している場合)は,他の値を
採用する。
4及び5 φ5 6.1.4 剛体解析モデルを使用する場合 :
φ5=1.2 無段階制御によって加速及び制動力が制御され,かつ,機械
にバックラッシュがないとき
φ5=1.5 実用上バックラッシュの影響を受けないで駆動力がクレー
ンに作用する,その他の制御の場合
φ5=2 明らかにバックラッシュがある場合
他のφ5の値は,実状に合わせて採用する。
6 6.1.5 部分荷重係数は,適切な値を考慮する。
7 6.2.1.1 JIS B 8830に従った作業時の風荷重。
8 6.2.1.2 雪及び氷による荷重は,特殊な場合及びクレーンの設置される場所の
条件によって決める必要がある。
9 6.2.1.3 温度変化による荷重は,クレーンの設置される場所の条件によって決
める必要がある。
10 6.2.2 スキュー(蛇行)による荷重は,共通車台を使用する場合は,無視で
きる。その他,JIS B 8833-1の附属書F参照。
11 φ2 6.1.2.2.2 巻上等級HC1
12 6.3.1 JIS B 8830による休止時の風荷重。
13 φ6 6.3.2 荷重試験の荷重は,定格荷重の1.25倍とする。この値より大きな静的
試験荷重又は動的試験荷重が要求される場合には,動的試験荷重に係
数φ6を乗じなければならない。
φ6=0.5 (1+φ2)
14 φ7 6.3.3 緩衝器又はストッパに衝突する走行速度が,0.7 m/s以下の場合には,
衝突荷重は,考慮しなくてよい。
15 6.3.4 ティルティングによる荷重は,考慮しない。
16 φ5 6.3.5 急に電源が切れたことによって発生する荷重は,最大φ5=2.0を考慮
する。
17 6.3.6 機械の故障によって発生する荷重は,適宜,考慮する。
18 6.3.7 衝撃による荷重は,適宜,考慮する。
――――― [JIS B 8833-3 pdf 6] ―――――
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B 8833-3 : 2008
7 荷重の組合せ-設計に関する一般的な事項
7.1 慣性力
加速中及び減速中にクレーンの構造に作用する慣性力は,通常の運転状態で発生する最大荷重によって,
次のように組み合わせなければならない。
a) 異なる作動を同時に操作できる場合
巻上作動と同時に行う,次の操作。
− 旋回及び運転室移動
− 旋回及び起伏
− 旋回及び走行
旋回中及び減速中の慣性力は,遠心力と組み合わせなければならない。
遠心力に対してφ5=1とする。
b) 異なる作動を同時に操作できない場合
慣性力は,それらが同時に作用するように組み合わせなければならない。
7.2 作業時風荷重
風荷重は,JIS B 8830による。
この値は設計時に適用する。しかし,運転マニュアルでは,作業を中止する最大風速を設計荷重よりも
低い値に定めなければならない。
8 現場における荷重の組合せ
建設現場におけるタワークレーンに対しては,表1の荷重の組合せA1,A2,A3,A4,B1,B2,B3,
B4,C1及びC2を適用する。
参考文献 JIS B 8831 : 2004 クレーン−荷重及び荷重の組合せに関する設計原則
ISO 4310 : 1981,Cranes−Test code and procedures
――――― [JIS B 8833-3 pdf 7] ―――――
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B 8833-3 : 2008
B8
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附属書JA
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(参考)
-
3 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
008
ISO 8686-3 : 1998,Cranes−Design principles for loads and load combinations−
JIS B 8833-3 : 2008 クレーン−荷重及び荷重の組合せに関する設計原則−第3部 : タ
ワークレーン Part 3 : Tower cranes
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格と
(IV) ISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
国際 及びその内容 の技術的差異の理由
規格 及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び名称 番号 の評価
1 適用範囲 1 変更 ISO規格は,許容応力設計法又は限界状態技術的差異はない。
設計法を設計原則としているが,この部で
は限界状態設計法によるものとし,JIS B
8831に許容応力設計法による規定をした。
2引用規格 2 ISO 4310:1981 削除 JISでは,直接引用しておらず削除した。技術的差異はない。
5 一般 限界状態設計法によって性 5 許容応力法か限界状態設計変更 1適用範囲と同じ。 技術的差異はない。
能照査を行う。 法のいずれかによって性能
照査を行う。
6 荷重及び 重心が実験及び/又は実測 6 重心が実験(質量の計測)変更 JISでは,分かりやすい表現とした。 技術的差異はない。
適用係数 によって決定される場合。 によって決定される場合。
表1 6 変更 JISでは,他の部の表番号の順番と同一と技術的差異はない。
表2 表2 した。
表1
表2 表1 ISO 4302に準拠 変更 JISではISO 4302に対応するJIS B 8830 技術的差異はない。
JIS B 8830に準拠 の規定事項に準じるとした。
荷重試験の荷重は定格荷重 ISO 4310規定 : 変更 JISではクレーン等安全規則に規定されて技術的差異はない。
の1.25倍とする。この値よ 静荷重試験=1.25×定格荷追加 いる過負荷試験の値(定格荷重の1.25倍)
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り大きな静的試験荷重又は 重 を記載した。
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動的試験荷重が要求される なお,第1部の規定も追加した。
3-
3
場合には,動的試験荷重に
: 2
係数φ6を乗じる。
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――――― [JIS B 8833-3 pdf 8] ―――――
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(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格
(IV) ISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
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国際 及びその内容 との技術的差異の理
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規格 由及び今後の対策
3 : 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び名称 番号 の評価
008
7.2 作業時 風荷重は,JIS B 8830に規 7.2 風荷重は,ISO 4302に規定変更 対応するJISに従うものとした。 技術的差異はない。
風荷重 定された値が適用される。 された値が適用される。
建設中 : 0.125 kN/m2
作業中 : 0.25 kN/m2
8 現場にお 表1 8 表2 変更 JISでは,他の部の表番号の順番と同一と技術的差異はない。
ける荷重の した。
組合せ
参考文献 JIS B 8831:2004 追加 JISでは,参考文献を追加した。 技術的差異はない。
ISO 4310:1981
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 8686-3:1998 : MOD
関連する法規 クレーン構造規格及びクレーン等安全規則
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
B8 833-
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JIS B 8833-3:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8686-3:1998(MOD)
JIS B 8833-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8833-3:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0146-1:2017
- クレーン―用語―第1部:一般
- JISB8830:2001
- クレーン―風荷重の評価