JIS B 9220:1993 農業機械―安全通則

JIS B 9220:1993 規格概要

この規格 B9220は、農業機械を通常に使用中又は保守点検・整備中に発生する事故を防止するため,機体本体及びその周辺に装備される防護・設備に関する一般的事項について規定。

JISB9220 規格全文情報

規格番号
JIS B9220 
規格名称
農業機械―安全通則
規格名称英語訳
Agricultural machinery -- General requirement for safety
制定年月日
1982年11月1日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 4254-1:1989(NEQ)
国際規格分類

ICS

65.060.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
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改訂:履歴
1982-11-01 制定日, 1988-02-01 確認日, 1993-08-01 改正日, 1999-02-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 9220:1993 PDF [12]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9220-1993

農業機械−安全通則

Agricultural machinery−General requirement for safety

1. 適用範囲 この規格は,農業機械(以下,機械という。)を通常に使用中又は保守点検・整備中に発生
する事故を防止するため,機体本体及びその周辺に装備される防護設備に関する一般的事項について規定
する。
備考 この規格の対応国際規格を付表1に示す。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 農業機械 動力で駆動され,農業に用いられるもの。
(2) 動力 内燃機関,電動機などの原動機の動力,液圧又は気体圧利用の動力,トラクタの動力取出軸か
らの駆動力などをいい,接地輪からの駆動力を含む。
(3) 人 運転者,作業者及び補助作業者(着衣,手袋などの装身具を含む。)。
(4) 作用部分 機械が本来の作業目的に沿って運転されているとき,その機能を果たす部分。
3. 外観 外観は,次による。
(1) 機体外周には,必要最小限の作用部分を除いて,鋭い突起があってはならない。
(2) 機体には,作用部分を除いて,障害の原因となるような鋭いりょう角,縁端部又は粗い表面があって
はならない。
4. 危険な可動部分の防護
4.1 一般 必要最小限の作用部分を除く危険な可動部分は,人が接触しないよう4.2に規定する防護装置
によって防護されていなければならない。
備考 危険な可動部分とは,動力で駆動されるものであって,次のものをいう。
(1) 回転軸(接続部,軸端及びクランク軸を含む。ただし,車軸を除く。),キー及びキー溝。
ただし,軸端面に切欠き,突起がなく,平滑で,かつ,その周囲の面から突出していない
ものは危険とみなさない。
(2) プーリ,フライホイール,スプロケット及びギヤ類
(3) ベルト,チェーン及びケーブル
(4) クラッチ及びカップリング
(5) つめ(爪),刃及びファン
(6) 取付ボルト,グリースニップルなど可動部分から突出しているもの。ただし,明らかに危
険がないとみなされるものを除く。
(7) 挟圧,切断及び打撃の可能性がある部分

――――― [JIS B 9220 pdf 1] ―――――

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B 9220-1993
(8) 運転席,作業者席及びプラットホームに近接した接地輪又は履帯
4.2 防護装置
4.2.1 一般 防護装置は,可動部と身体・衣服などとの接触を防ぐためのもので,次による。
(1) シールド又はカバー
図1
(2) ケーシング 可動部をすべての面で覆う防護装置。
図2
(3) 囲い(枠) 可動部に人が近づくことを防ぐために必要な安全距離を確保するための防護装置。
4.2.2 防護装置の構造 防護装置の構造は,次による。
(1) 防護装置は,き裂又は変形を起こすことがなく,かつ,十分な強度をもっていること。
(2) 防護装置を兼ねるように設けられたプラットホーム及びステップは,それぞれに必要な強度をもって
いること。
(3) ステップとして使用される可能性がある防護装置は,1 200Nの垂直荷重に耐える強度をもっているこ
と。
(4) 防護装置は,しっかりと固定され,鋭いエッジがなく,耐久性をもっていること。
(5) 防護装置は,機械の運転及び整備が容易に行える構造であること。
(6) 防護装置は,機械に永久的に取り付ける。
備考1. 永久的に取り付ける手段には,ねじ部品,割りピン,又は通常の手工具で取外しができる他
の手段を含む。
2. 開閉できるものでは,ある種の方法,例えば,ヒンジ,リンケージ若しくは他の適した方法
で機械から外れないように,又は閉じた状態を保持するための確実な手段を備える。
(7) 防護装置は,網又は格子で構成してもよい。許容される開口部の寸法は,6.に規定するとおり,防護
装置と可動部の距離によって定められる。
また,防護装置の設計において開口部のサイズと距離との関係が6.の規制値を超えないようにする
ため,通常の使用中においては,網,格子は変形してはならない。
5. 安全距離

――――― [JIS B 9220 pdf 2] ―――――

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B 9220-1993
5.1 危険な可動部からの安全距離 人が運転,整備,検査などを行うために必要な位置から測定した距
離をいう。
(1) 上方への到達 人が直立し,手を伸ばして届く高さは,2 500mmとする。
(2) 障壁の下からの到達 安全障壁の下から手を伸ばせるところは,安全距離は規定しない。ただし,す
き間が指,手又は腕の接触だけを考慮すればよいほど小さい場合は,(6)の要件を満たしていなければ
ならない。
(3) 障壁を越えての到達 障壁の高さは,1 000mm以上とし,障壁を越えて到達する側方又は下方に対す
る安全距離は,表1(図3参照)のとおりとする。
図3 防護装置から危険部 表1 下方及び側方の安全距離
までの安全距離 単位mm
a b
2 400 2 200 2 000 1 800 1 600 1 400 1 200 1 000
c
2 400 − 100 100 100 100 100 100 100
2 200 − 250 350 400 500 500 600 600
2 000 − − 350 500 600 700 900 1 100
1 800 − − − 600 900 900 1 000 1 100
1 600 − − − 500 900 900 1 000 1 300
1 400 − − − 100 800 900 1 000 1 300
1 200 − − − − 500 900 1 000 1 400
1 000 − − − − 300 900 1 000 1 400
800 − − − − − 600 900 1 300
600 − − − − − − 500 1 200
400 − − − − − − 300 1 200
200 − − − − − − 200 1 100
a : 地面から危険部までの距離(腕を基準)
b : 防護装置の高さ
c : 危険部と防護装置の水平距離
(4) 回り込んでの到達 表2は,開口部と他の障害物からの距離を考慮したときの到達範囲を示す。

――――― [JIS B 9220 pdf 3] ―――――

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B 9220-1993
表2 到達範囲
単位mm
身体部分 図 安全距離
指の付け根から指先 r>120
手首から指先 r>230
ひじから指先 r>550
肩から指先 r>850
(5) 防護装置の間げき(隙)を通しての到達 安全距離は,開口部の形状による。
(6) 開口部 開口部の大きさ及び安全距離は,表3及び表4による。

――――― [JIS B 9220 pdf 4] ―――――

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B 9220-1993
表3 長方形又は細長の開口部の場合の到達寸法
単位mm
身体部分 図 すき間の幅 安全距離
指先 − 415
指 8120
手首 20200
腕 30850
注(1) 幅が135mm以上の場合の安全距離は,5.2のとおりとする。

――――― [JIS B 9220 pdf 5] ―――――

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