この規格ページの目次
JIS B 9441:2020 規格概要
この規格 B9441は、付加製造(AM)に関わる用語及び定義について規定。
JISB9441 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9441
- 規格名称
- 付加製造(AM)―用語及び基本的概念
- 規格名称英語訳
- Additive manufacturing -- General principles -- Vocabulary and fundamental concepts
- 制定年月日
- 2020年3月23日
- 最新改正日
- 2020年3月23日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/ASTM FDIS 52900:2019(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.25, 25.030
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2020-03-23 制定
- ページ
- JIS B 9441:2020 PDF [25]
B 9441 : 2020
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 3.1 一般・・・・[1]
- 3.2 プロセスカテゴリ・・・・[2]
- 3.3 プロセス : 一般・・・・[3]
- 3.4 プロセス : データ・・・・[5]
- 3.5 プロセス : 位置決め,座標及び方向・・・・[6]
- 3.6 プロセス : 材料・・・・[8]
- 3.7 プロセス : 材料押出・・・・[10]
- 3.8 プロセス : 粉末床溶融結合・・・・[10]
- 3.9 造形物 : 一般・・・・[11]
- 3.10 造形物 : アプリケーション・・・・[12]
- 3.11 造形物 : 特性・・・・[12]
- 3.12 造形物 : 評価・・・・[13]
- 附属書A(規定)付加製造のプロセスカテゴリ及び特徴に基づいた詳細なプロセスの表記・・・・[15]
- 附属書B(参考)基本原理・・・・[18]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[23]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9441 pdf 1] ―――――
B 9441 : 2020
まえがき
この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開
発機構(TRAFAM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
制定すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格で
ある。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9441 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
B 9441 : 2020
付加製造(AM)−用語及び基本的概念
Additive manufacturing-General principles- Vocabulary and fundamental concepts
序文
この規格は,2019年に第2版として発行されたISO/ASTM FDIS 52900を基とし,国内で広く用いられ
ている用語の実態に合わせるため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,付加製造(AM)に関わる用語及び定義について規定する。付加製造は,材料の確実な結
合及び付加によって3D(3次元)形状を実体として造り出す原理を応用している。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/ASTM FDIS 52900:2019,Additive manufacturing−General principles−Part 1: Vocabulary and
fundamental concepts(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
この規格には,引用規格はない。
3 用語及び定義
付加製造に関する主な用語及び定義は,次による。
なお,ここで規定する用語は,応用分野によって分類している。
3.1 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.1.1 3Dプリンタ 3Dプリンティング(3.3.1)のために使用する装置。 3D printer
3.1.2 付加製造, additive
3Dモデルデータを基に,材料を結合して造形物(3.9.1)を実体化す
AM manufacturing,
る加工法。多くの場合,造形層(3.3.7)を積み重ねる形態をとる。除
去加工及び成形加工と対照的な方法。 AM
注記1 歴史的には,次の用語がある。
アディティブファブリケーション,アディティブプロセス,アディテ
ィブ技術,アディティブ積層造形,積層造形,ソリッドフリーフォー
ムファブリケーション,フリーフォームファブリケーションなど。
注記2 “付加加工”,“除去加工”及び“成形加工”の意味について
は,附属書Bに記載する。
――――― [JIS B 9441 pdf 3] ―――――
2
B 9441 : 2020
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.1.2A 積層造形 layer
付加製造のうち造形層を積み重ねることによって3Dの造形物を実体
化する加工法。 manufacturing
注記 “additive manufacturing”の語が定義されるまでに用いられて
いた多数の用語のうちの一つ“layer manufacturing”に相当する
が,国内では付加製造の意味で広く一般に用いられている。
3.1.3 付加製造システ 付加製造(3.1.2)で使用するAM装置(3.1.4)及び補助装置。 additive
ム manufacturing
system
3.1.4 AM装置 AM machine
付加製造システム(3.1.3)の一部で,造形物を作製する造形サイクル
(3.3.8)を完結するために必要な装置。ハードウェア,制御ソフトウ
ェア,条件設定ソフトウェア及び周辺アクセサリを含む。
3.1.5 AM装置ユーザ AM装置(3.1.4)のオペレータ又は利用者。 AM machine user
3.1.6 AMシステムユ AM system user
付加製造システム(3.1.3)全体又は構成要素のいずれかを操作するオ
ーザ ペレータ又は利用者。
3.1.7 (装置)前面 front
装置製造業者による指定がない場合,ユーザインタフェース,主要な
観察窓,又はその両方にアクセスするためにオペレータが向き合う側
の面。
3.1.8 材料供給業者 material supplier
付加製造システム(3.1.3)で使用する材料,すなわち,フィードスト
ック(3.6.6)を供給する業者。
3.1.9 マルチステップ multi-step process
二つ以上の工程で造形物(3.9.1)を作製する付加製造(3.1.2)プロセ
プロセス ス。通常,最初の工程で基本的な幾何学形状を造形し,それに続くポ
ストプロセッシングで目的とする材料の基本特性を造形物(3.9.1)に
付与する。
注記1 目的とする材料の基本特性とは,金属,セラミックス,樹脂
(プラスチック),複合材料などの材料で造形する製品の,
それぞれの材料としての特性である。
注記2 サポートの除去及び洗浄が必要になる場合もあるが,この場
面では後工程とはみなさない。
注記3 シングルステッププロセス(3.1.10)及びマルチステッププ
ロセスの原理については,附属書Bに記載する。
3.1.10 シングルステッ single-step process
一つの工程で造形物(3.9.1)を作製する付加製造(3.1.2)プロセス。
ププロセス 目的とする製品の基本的な幾何学形状及び材料特性を一つの工程で
同時に実現する。
注記1 サポートの除去及び洗浄が必要になることがあるが,この場
面では後工程とはみなさない。
注記2 シングルステッププロセス及びマルチステッププロセス
(3.1.9)の原理については,附属書Bに記載する。
3.2 プロセスカテゴリ
付加製造プロセスのカテゴリ及びその特徴に基づく表記法については,附属書Aに規定する。
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.2.1 結合剤噴射 binder jetting,
液状の結合剤を選択的に供給して,粉体材料を結合する付加製造
(法), (3.1.2)プロセス。 BJT
バインダジェッ
ト,
BJT
――――― [JIS B 9441 pdf 4] ―――――
3
B 9441 : 2020
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.2.2 指向性エネルギ directed energy
集束させた熱エネルギーを利用して材料を溶融し,結合し,堆積させ
る付加製造(3.1.2)プロセス。
ー堆積(法), deposition,
DED DED
注記 “集束させた熱エネルギー”とは,堆積される材料を溶融する
ために集束させた熱源(例えば,レーザ,電子ビーム,プラズ
マアーク)を指す。
3.2.3 材料押出(法), material extrusion,
ノズル又はオリフィスから材料を押し出し,選択的に供給する付加製
MEX 造(3.1.2)プロセス。 MEX
3.2.4 造形材料の液滴を選択的に堆積する付加製造(3.1.2)プロセス。
材料噴射(法), material jetting,
マテリアルジェ 注記 例えば,感光性樹脂,ワックスなどの材料を使用する。 MJT
ット,
MJT
3.2.5 粉末床溶融結合 powder bed fusion,
熱エネルギーを使用して粉末床(3.8.5)を選択的に溶融凝固する付加
(法), 製造(3.1.2)プロセス。 PBF
パウダーベッド
フュージョン,
PBF
3.2.6 シート積層 sheet lamination,
シート状の材料を積層し,層間を結合して造形物(3.9.1)を形成する
(法), 付加製造(3.1.2)プロセス。 SHL
SHL
3.2.7 液槽光重合 vat
容器内の液体光硬化性樹脂を光重合によって選択的に固化する付加
(法), 製造(3.1.2)プロセス。 photopolymeriz
VPP ation,
VPP
3.3 プロセス : 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.3.1 3Dプリンティ 3D printing
プリントヘッド,ノズルなどの2次元の印刷技術を使用して材料を堆
ング 積して物体を作製する方法。
注記 この用語は,非技術的な場面において広く一般に付加製造
(3.1.2)と同義的に用いられている。この場合,個人的な利用
を含む非工業的な目的で装置が使用されることが多い。
3.3.2 造形チャンバ build chamber
造形物(3.9.1)を作製するための,付加製造システム(3.1.3)内の閉
空間。
3.3.3 造形スペース build space
造形物(3.9.1)を作製する空間。通常,造形チャンバ(3.3.2)の内部
又は造形プラットフォーム(3.3.5)の上を指す。
3.3.4 造形容積 build volume
AM装置(3.1.4)で造形物(3.9.1)の作製に使用可能な総体積。
3.3.5 造形プラットフ build platform
造形工程において,開始から終了まで造形物(3.9.1)を支持する面と
ォーム なる基盤。
注記 システムによっては,造形物(3.9.1)を直接又はサポート(3.3.9)
を介して造形プラットフォームに接地した状態で造形物
(3.9.1)を作製する。粉末床(3.8.5)を使用するシステムなど
では,必ずしも造形物とプラットフォームとを直接機械的に固
定する必要はない。
――――― [JIS B 9441 pdf 5] ―――――
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JIS B 9441:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/ASTM FDIS 52900:2019(MOD)
JIS B 9441:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.25 : 生産工学(用語集)