この規格ページの目次
JIS B 9714:2006 規格概要
この規格 B9714は、危険区域内で作業を行うことがあるが,このときの安全確保のために予期しない起動の発生を防止するために必要な設計に組み込むべき手段を規定。
JISB9714 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9714
- 規格名称
- 機械類の安全性―予期しない起動の防止
- 規格名称英語訳
- Safety of machinery -- Prevention of unexpected start-up
- 制定年月日
- 2006年11月25日
- 最新改正日
- 2016年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 14118:2000(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.110
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- 機械安全 2020
- 改訂:履歴
- 2006-11-25 制定日, 2011-10-25 確認日, 2016-10-25 確認
- ページ
- JIS B 9714:2006 PDF [16]
B 9714 : 2006 (ISO 14118 : 2000)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 一般要求事項・・・・[3]
- 4.1 遮断及びエネルギの消散・・・・[3]
- 4.2 予期しない(意図しない)起動を防止するための他の手段・・・・[3]
- 5 遮断及びエネルギの消散のための手段・・・・[4]
- 5.1 動力源の遮断装置・・・・[4]
- 5.2 施錠〔固定〕装置・・・・[5]
- 5.3 蓄積エネルギの消散又は制限(封じ込め)のための装置・・・・[5]
- 5.4 検証・・・・[5]
- 6 予期しない起動を防止するための遮断及びエネルギの消散以外の方策・・・・[6]
- 6.1 設計のための方法論・・・・[6]
- 6.2 偶発的起動指令の発生を防止するための方策・・・・[6]
- 6.3 予期しない起動を生じる偶発的起動指令の防止方策・・・・[7]
- 6.4 停止条件カテゴリ2の自動監視・・・・[11]
- 附属書A(参考)危険区域で人の存在が必要となるタスクの例・・・・[13]
- 附属書B(参考)信号及び警報・・・・[14]
- 参考文献・・・・[15]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9714 pdf 1] ―――――
B 9714 : 2006 (ISO 14118 : 2000)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本機械工業連合会(JMF)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生
労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。この規格は,著作権法で保護対象となってい
る著作物である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本
工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願
公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9714 pdf 2] ―――――
B 9714 : 2006 (ISO 14118 : 2000)
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9714 : 2006
(ISO 14118 : 2000)
機械類の安全性―予期しない起動の防止
Safety of Machinery - Prevention of unexpected start-up
序文
この規格は,2000年に第1版として発行されたISO 14118,Safety of Machinery - Prevention of unexpected
start-upを基に,技術的内容及び対応国際規格の構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
人が危険区域に介在する間,機械を停止状態に維持することは機械類を安全に使用するための最も重要
な条件の一つであり,従って,それは機械設計者及び機械使用者の主要な目的の一つでもある。
過去においては,“運転中の機械”及び“停止中の機械”の概念は一般的には明確であった。
すなわち,機械は次のいずれかであった。
− その可動要素,又はそのうちのいくつかが“動いている”とき作動している。
− その可動要素が“休止している”とき停止している。
機械の自動化にともなって,“運転”と“動作”,“停止”と“休止”の関係をそれぞれ定義することが困
難になってきている。自動化により人が予期しない起動の潜在要因が増えてきており,診断や調整のため
に停止中の機械が突然起動して災害が生じている。
可動要素によって生じる機械的危険源以外の危険源(例えば,レーザビームから生じる危険源)につい
ても考慮する必要がある。
停止中の機械の危険区域における人の存在に関するリスクアセスメントは,危険源発生要素の予期しな
い起動の可能性を考慮する必要がある。
この規格では機械類の設計者及び安全性規格作成委員会に対して,予期しない起動防止のために組み込
み可能な方策の概要を示す。
1 適用範囲
この規格は,危険区域内で作業を行うこと(附属書A参照)があるが,この時の安全確保のために予期
しない起動(3.2参照)の発生を防止するために必要な設計に組み込むべき手段を規定する。
この規格は,あらゆるタイプのエネルギ源から発生する予期しない起動に適用する。
すなわち,エネルギ源の例としては,次のものがある。
− 動力源(電力,油圧,空圧など)
− 残留エネルギ(重力,圧縮されたばねなど)
− 外部からの影響(風力など)
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14118:2000,Safety of Machinery - Prevention of unexpected start-up (IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9714 pdf 3] ―――――
B 9714 : 2006 (ISO 14118 : 2000)
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追
補を含む。)には適用しない。
JIS B 9700-1:2004 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部 : 基本用語,方法論
注記 対応国際規格 : ISO 12100-1:2003 ISO 12100-1:2003 Safety of machinery Basic concepts,
General principles for design Part1:Basic terminology and methodology(IDT)
JIS B 9700-2:2004 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部 : 技術原則
注記 対応国際規格 : ISO 12100-2:2003 Safety of machinery Basic concepts, General principles for
design Part2:Technical principles(IDT)
JIS B 9702:2000 機械類の安全性―リスクアセスメントの原則
注記 対応国際規格 : ISO 14121:2000 Safety of machinery Principles of Risk assessment(IDT)
JIS B 9960-1:1999 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60204-1:1997 Safety of machinery Electrical equipment of machines −
Part1:General Requirements(MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9700-1:2004によるほか,次による。
3.1
起動(start-up),機械の起動(machine start-up)
機械又はその一部の,休止状態から動いている状態への変化。
注記 この定義は,例えばレーザビームのスイッチオンのような“動き”以外の機能を含む
3.2
予期しない(意図しない)起動(unexpected(unintended)start-up)
予期しない(意図しない)起動は次によって生じる起動。
― 制御システムの故障による,又は制御システムに対する外部からの影響により生じる起動指令。
― 起動制御における,又は,例えばセンサ若しくは動力制御要素のような機械の他の部分における,
不適切な作用により生じる起動指令。
― 動力源中断後の復帰。
― 機械の一部分における外的/内的影響(重力,風,内燃機関における自然点火等)。
注記 正常運転中の自動機械の起動は“意図しない起動”には含まれないが,オペレータの立場から
は“予期しない起動”として考えられる。この場合における災害の回避には安全防護方策の使
用がある(JIS B 9700-2:2004の5参照)。
(JIS B 9700-1:2004,3.29に基づく)
3.3
遮断及びエネルギの消散(isolation and energy dissipation)
次の四つのすべてで構成される手順。
a) すべての動力源から機械(又は機械の特定部分)を遮断(断路又は分離)すること。
b) 必要であれば(例えば,大型機械又は設備),遮断箇所ですべての遮断ユニットを施錠すること(又は
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9714 pdf 4] ―――――
B 9714 : 2006 (ISO 14118 : 2000)
遮断を確実にする)。
c) 危険源となるおそれのある蓄積エネルギを消散すること,又は制限すること(封じ込めること)。
注記 c)のエネルギは,例えば次のように蓄積される場合がある。
− 惰性で動き続ける機械部分
− 重力により動き易い機械部分
− コンデンサ,アキュムレータ
− 加圧された流体
− ばね
d) 上記a),b)及びc)に従った活動により望ましい効果が生じることを安全作業手順によって検証す
る。
3.4
機械アクチュエータ(Machine actuator)
機械を作動させる駆動機構(JIS B 9960-1:1999, 3.32参照)。
4 一般要求事項
4.1 遮断及びエネルギの消散
機械には,動力源の遮断に関する安全要求事項(注記参照)に従って,特に大規模保全,動力回路関係
作業,及び撤去作業があることを考慮して,遮断及びエネルギの消散のための手段(箇条5参照)を備え
なければならない。
注記 動力源の遮断に関しては,ISO/TR12100-2:1992,附属書A.1.6.3に要求事項があるので,その規
定内容(“ ”)を参考に示す。
“全ての機械にはあらゆる動力源から機械を遮断できる手段を設け,このような遮断装置は明
瞭に特定できなければならない。再接続により暴露者に危険が生じる場合,それをロックしな
ければならない。差込みプラグによる電気接続の機械の場合,プラグを外すだけでよい。
また,オペレータの接近可能ないずれの位置からでもエネルギの遮断状態を確認できないよう
な場合,遮断装置はロックされなければならない。エネルギ遮断後に機械の回路に残存又は蓄
積される全てのエネルギは,暴露者へのリスクなしに正常に消散されることが可能でなければ
ならない。
上述の要求事項の例外として,回路によっては,例えば部品の保持,情報の保護,内部の照明,
その他の目的でエネルギ源に接続されたままであってもよい場合がある。この場合,オペレー
タが安全であることを確実にするための特別な対策をとらなければならない。”
4.2 予期しない(意図しない)起動を防止するための他の手段
遮断及びエネルギの消散によることが適切でない場合(例えば,短時間の頻繁な介入のために),予期し
ない起動を防止するために,設計者はJIS B9702のリスクアセスメントに従って他の方策(箇条6参照)
を講じなければならない。信号及び/又は警告のような追加方策が適切な場合がある(附属書B参照)。
注記1 危険区域に人が存在し得るタスクの例は附属書Aで示される。
注記2 設計者は種々の機械の運転モード及び人が危険区域に存在する必要性についてできる限り完
全に決定しなければならない。それにより,適切な保護方策を提供できる。これらの方策に
より,オペレータが危険な運転モードを使用すること及び機械を使用する際の難しさによっ
て生じる危険な介入行為を防止すべきである(JIS B 9700-1:2004,3.22参照)。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS B 9714 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 9714:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14118:2000(IDT)
JIS B 9714:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.110 : 機械の安全
JIS B 9714:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称