JIS B 9809:1991 スプレーガン | ページ 2

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B 9809-1991
表4 試験条件
塗料供給方式 被塗物による区分 試験条件 塗料
吹付空気圧力 吹付距離 移動速度
kPa [{kgf/cm2}] mm m/s
吸上式 S 290 [{3. 0}] 200 0.05以上 JIS K 5531のラッカ
重力式 ーエナメル茶色と
吸上式 L 340 [{3.5}] 250 0.1以上 し,コンシステンシ
重力式 ーは,JIS K 5402に
圧送式 S 340 [{3.5}] 200 0.1以上 よるフォードカップ
圧送式 L 340 [{3.5}] 250 0.15以上 形の器を用いて測定
したとき,22±1秒
とする。
8.3 空気使用量 空気使用量の測定は,フロート形面積流量計(4)(以下,流量計という。)を用い,試験
装置は,図2による。
図2 試験装置
注(4) IS Z 8761参照。
流量計は,最大目盛の±2%の正確度をもつものを使用し,振動が少ない場所を選び,テーパ
管の中心軸が鉛直になるように取り付ける。
なお,図2に示すPGは,吹付空気圧力を示す。
空気使用量の測定値は,次の式によって温度及び圧力の補正を行う。
(273+t()101+P) (273+t.1()03+P)
Q=Q1 Q=Q1
(273+20()101+P0 ) (273+20.1()03+P0 )
ここに, Q : 大気圧,t℃における空気使用量 (l/min)
Q1 : 流量計の指示値 (l/min)
t : 温度計の指示値 (℃)
P : 圧力計の指示値 (kPa) [{kgf/cm2}]
P0 : 設計条件における圧力 (kPa) [{kgf/cm2}]
なお,流量計の設計基準は20℃,空気の密度 最一湘 とする。
8.4 塗料噴出量 塗料噴出量の測定は,次の方法による。
なお,測定時間は,30秒以上とし,3回以上繰り返した平均値とする。
(1) 重力式では,一定容量の塗料を塗料容器に入れ,噴出を始めてから塗料容器中の塗料がなくなるまで
(息切れの発生時点)の時間を測定し,算出する。

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(2) 吸上式では,メスシリンダに塗料を入れ,吸上管を挿入し,塗料を噴出させた後,減容量を測定し,
算出する。
(3) 圧送式では,塗料ニップル入口部の塗料圧力を,5.の規定を満足する状態に調整した圧力で,塗料を
霧化させないで噴出させ,排出した塗料容量を測定し,算出する。
なお,このときのスプレーガンの接続ホースは,耐溶剤性ホースを用いる。
8.5 パターン,パターン開き,塗膜厚さの分布及び塗料の噴霧粒子 パターン,パターン開き,塗膜厚
さの分布及び塗料の噴霧粒子の試験は,次による。
(1) パターンの試験は,平面に対し直角に,瞬間的に吹き付けたとき,パターンが正常であるかどうかを
調べる。
(2) パターン開きの測定は,JIS P 3101によるひょう量6267g/m2の上質紙を垂直に保ち,スプレーガン
を紙面に平行に200mm以上等速移動を行って吹き付けたときの連続した塗り跡の幅を,100mm以上
の間隔で3点測定し,その平均値を求める。
(3) 塗膜厚さの分布状態及び塗膜の仕上がりに有害な塗料の噴霧粒子の有無は,(1)及び(2)で採取した塗り
跡を用い,これを目視によって調べる。
8.6 塗料漏れ 塗料漏れ試験は,重力式では使用状態,圧送式では200kPa [{2kgf/cm2}] の圧力を加え,そ
れぞれ噴霧を行った後引金を放し,1分間以上放置し,塗料漏れを調べる。
9. 検査 スプレーガンの検査は,性能,構造及び寸法について行い,5.及び6.の規定を満足しなければ
ならない。
10. 製品の呼び方 スプレーガンの呼び方は,規格番号又は規格の名称,塗料供給方式,被塗物による区
分,噴霧方式,塗料ノズル口径による。
例1. JIS B 9809 重力式S 丸吹き1.0
例2. スプレーガン 圧送式L 平吹き1.5
11. 表示 スプレーガンには,見やすいところに,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。ただし,
(4)及び(5)については,取扱説明書に示してもよい。
(1) 製造業者名又はその登録商標
(2) 被塗物による区分
(3) 塗料ノズル口径
(4) 空気使用量
(5) 塗料噴出量

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B 9809-1991
参考表1 材料
部品名 材料
本体 JIS H 5202のAC3A, JIS H 5101のYBsC3, JIS H 5301のZDC1, JIS H 5302の
ADC12又はJIS H 5111のBC3
空気キャップ JIS H 5101のYBsC3, JIS H 5111のBC3, JIS H 3250のC3771BE又はJIS H 5301
のZDC1
塗料ノズル JIS G 3123のSGD400−D, JIS G 4303のSUS410又はJIS H 3250のC3604BD
ニードル弁 JIS G 4309のSUS410, JIS G 4401のSK2又は耐溶剤性合成樹脂
空気弁 JIS H 3250のC3604BD, JIS G 4303のSUS410,耐溶剤性合成樹脂又は合成ゴム
引金 JIS G 3141のSPCC, JIS G 4305のSUS430, JIS H 5301のZDC1, JIS H 5302の
ADC12又はJIS H 5111のBC2
握り 本体の握りが別構造のものについては,耐溶剤性合成樹脂成形品を用いてもよい。
関連規格 JIS G 3123 みがき棒鋼
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板
JIS G 4309 ステンレス鋼線
JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 5101 黄銅鋳物
JIS H 5111 青銅鋳物
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物
JIS H 5301 亜鉛合金ダイカスト
JIS H 5302 アルミニウム合金ダイカスト
JIS B 9809 改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 吉 岡 豊 株式会社明治機械製作所
林 信 之 旭大隈産業株式会社
剣 持 雄 治 岩田塗装機工業株式会社
橘 雄 治 株式会社近畿製作所
稲 垣 誠 昭和塗装機器工業所
立 野 保 英 株式会社タテノ
石 川 八州夫 日本グレイ株式会社
西 本 弘 株式会社富士コンプレッサー製作所
笠 岡 一 正 株式会社明治機械製作所
金 子 以 伸 ランズバーク・インダストリー株式会社
副 島 啓 治 社団法人日本塗装工業会
岩 村 兵 二 日本工業塗装協同組合
喜 田 勝治郎 通商産業省機械情報産業局
桐 山 和 臣 工業技術院標準部
(事務局) 井 本 道 親 日本塗装機械工業会

JIS B 9809:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9809:1991の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISK5402:1971
塗料用フォードカップ
JISK5531:2003
ニトロセルロースラッカー
JISP3101:1989
印刷用紙