JIS B 9808:1991 規格概要
この規格 B9808は、JIS B 1575によるニップルをとおして機械の潤滑部分に,グリースを注入するのに用いるグリースガンについて規定。
JISB9808 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9808
- 規格名称
- グリースガン
- 規格名称英語訳
- Grease guns
- 制定年月日
- 1966年3月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 21.260, 75.100
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1966-03-01 制定日, 1969-01-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1975-02-01 確認日, 1975-12-01 改正日, 1978-10-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1989-05-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 2001-08-20 確認日, 2007-05-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 9808:1991 PDF [8]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9808-1991
グリースガン
Grease guns
1. 適用範囲 この規格は,JIS B 1575によるニップルをとおして機械の潤滑部分に,グリースを注入す
るのに用いるグリースガンについて規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 1575 グリースニップル
JIS B 7505 ブルドン管圧力計
JIS K 2220 グリース
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 種類,記号及び容量
2.1 グリースガンの種類,記号及びグリースの呼び容量 グリースガンの種類,記号及びグリースの呼
び容量は,表1による。
表1 種類,記号及びグリースの呼び容量
種類 記号 グリースの呼び容量 (cm3)
プッシュ式 P 50, 100
レバー式手詰形 LH 100, 150, 200, 300, 400, 650, 1 000
レバー式チューブ形 LT 80, 200, 400
備考 グリースの呼び容量は,プッシュ式及びレバー式手詰形の場合,
収容容量を表し,単位はcm3であり,レバー式チューブ形の場
合は,カートリッジのグリースの許容質量を表し,単位はgで
ある。
2.2 注油口金の種類及び記号 注油口金の種類及び記号は,表2による
表2 種類及び記号
種類 記号
ストレート式 S
チャック式 C
ホース式 H
3. 各部の名称 グリースガンの各部の名称は,図1による。
――――― [JIS B 9808 pdf 1] ―――――
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B 9808-1991
図1 グリースガン各部の名称
備考 この図は,主要部品の名称説明図であって,特定の構造を規定するものではない。
4. 性能
4.1 負荷排出量 負荷排出量は,次のとおりとする。
(1) プッシュ式については,グリースニップル内部に0.5MPa [{5.1kgf/cm2}] の圧力が加わった状態(以下,
――――― [JIS B 9808 pdf 2] ―――――
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B 9808-1991
負荷圧力という。)で,グリースの排出量は0.3cm3以上でなければならない。
また,負荷圧力が3MPa [{31kgf/cm2}] の場合は,負荷圧力が0.5MPa [{5.1kgf/cm2}] のときの排出量の
80%以上でなければならない。
(2) レバー式については,負荷圧力が0.5MPa [{5.1kgf/cm2}] のときのグリース排出量は0.6cm3以上でなけ
ればならない。
また,負荷圧力が6MPa [{61kgf/cm2}] の場合は,負荷圧力が0.5MPa [{5.1kgf/cm2}] のときの排出量の
80%以上でなければならない。
4.2 排出圧力 グリースの最高排出圧力(排出口を密閉し,グリースガンを操作したとき内部に加わる
圧力)は,プッシュ式では6MPa [{61kgf/cm2}],レバー式ではチャック式注油口金を用い20MPa [{204kgf/cm2}]
を超えなければならない。
5. 構造 グリースガンの構造は,次による。
(1) グリースガンのグリース収容容量は,表1のグリース呼び容量の±10%以下でなければならない。
(2) グリースの充てん又は装てんが容易に行えるもの。
(3) 注油口金の種類は,ストレート式(1),チャック式(2),ホース式(3)とし,各部は十分な強度をもち,JIS
B 1575によるグリースニップルに適合する構造でなければならない。
注(1) IS B 1575に適合するグリースニップル頭部に圧着して注油させる方式の注油口金(図2参照)。
図2 ストレート式注油口金の一例
(2) IS B 1575に適合するグリースニップル頭部につめによってかみつく機能をもった方式の注油
口金(図3参照)。
図3 チャック式注油口金の例
(3) IS B 1575に適合するグリースニップル頭部につめによってかみつく機能をもった方式の注油
口金をホースの端部に取り付けた形式の注油口金(図4参照)。
図4 ホース式注油口金の一例
備考 図2,図3及び図4は,注油口金の説明図であって,特定の構造を規定するものではない。
6. 形状,寸法,質量及び材料
――――― [JIS B 9808 pdf 3] ―――――
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B 9808-1991
6.1 全長 全長は,次のとおりとする。
(1) プッシュ式グリースガンは,注油口金先端からハンドル後端まで400mm以下とする(図1参照)。
(2) レバー式グリースガンは,注油口金を外した状態の先端から後端まで450mm以下とする(図1参照)。
6.2 幅 レバー式グリースガンの幅は,レバーを閉じたときの状態で250mm以下とする。
6.3 注油口金の外径 グリースガンの注油口金の外径は,表3のとおりとする。
表3 注油口金の外径
単位mm
種類 外径
ストレート式 1013
チャック式 1418
ホース式
6.4 注油口金取付部ねじ グリースガンの注油口金のシリンダ取付部ねじは,JIS B 0203のRc1/8とする。
6.5 レバー式チューブ形グリースガンのチューブ取付ねじ チューブ取付ねじの寸法は,次のとおりと
する。
6.6 カートリッジ レバー式チューブ形グリースガンのグリースカートリッジは,次のとおりとする。
(1) 形状 カートリッジの形状は,図5のとおりとする。
図5 カートリッジ
(2) 種類及び寸法 カートリッジの種類及び各部の寸法は,表4による。
表4 種類及び寸法
単位mm
種類 全長 外径 ねじ長さ グリースの許容質量 (g)
80 146±5 3410 10±0.5 80
200 116±5 5510 10±0.5 200
400 232±5 5510 10±0.5 400
(3) 取付ねじ カートリッジの取り付けねじは,チューブ形グリースガンに取り付けた場合に,カートリ
ッジ接続口との接続部分が完全に結合し,空気の吸込み,グリースの漏れがないものであること。
――――― [JIS B 9808 pdf 4] ―――――
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B 9808-1991
6.7 質量 グリースガンの質量は,グリース及び注油口金を除いた状態で,4kg以下とする。
6.8 材料 材料は,次のとおりとする。
(1) グリースガン接液部の材料 グリースガンの接液部の材料は,JIS K 2220のグリースに侵されにくい
ものであること。
(2) カートリッジの材料 カートリッジの材料は,JIS K 2220のグリースに侵されにくいものであり,ま
たグリースガンの使用時の衝撃に十分耐え得るものでなくてはならない。
7. 機能 グリースガンは,各部が正常に作動し,グリース注入が円滑・確実に行えるものでなければな
らない。
また,本体などからの漏れがあってはならない。
8. 検査 グリースガンの検査は,次による。
(1) 性能検査 負荷排出量及び排出圧力について次によって検査し,4.の規定を満足しなければならない。
この場合,検査に使用するグリースは,JIS K 2220の自動車用シャシグリース1種2号又はこれと品
質が同等のものを使用すること。
(a) 負荷排出量 図6に示すような負荷排出量測定装置にJIS B 1575によるグリースニップルを取り付
け,負荷をかけた状態(4)で連続5回以上人力で操作注入し,その平均排出量は,4.1のとおりでなけ
ればならない。
注(4) グリースニップルの内部に圧力のかかっている状態。
――――― [JIS B 9808 pdf 5] ―――――
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JIS B 9808:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 75 : 石油及び関連技術 > 75.100 : 潤滑剤,工業用油及び関連製品
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.260 : 潤滑システム