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C 0452-1 : 2004 (IEC 61346-1 : 1996)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
IEC 61346-2 : 2000 Industrial systems, installations and equipment and industrial products−Structuring
Principles and reference designations−Part 2 : Classification of objects and codes for classes
ISO/IEC 646 : 1991 Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange
参考 5.2.2参照。関連規格としてISO/IEC 646を基礎とし拡張したJIS X 0201“7ビット及び8ビッ
トの情報交換用符号化文字集合”があるが,拡張部分に含まれるいわゆる1バイト片仮名(半
角文字符号の片仮名)への対応は困難(文字化けの発生の可能性)であり,これらの文字符号
の使用は必ずしも適切でない場合があり,ISO/IEC 646と同じ範囲を使用するのがよい。また,
関連するものとして,ISO 8859-1に含まれる8ビット符号は欧州標準文字(いわゆる西洋ラテ
ン文字)を含んでおり,通常7ビット処理である日本の計算機システムでは対応が困難である
ため使用に適しない(ISO/IEC 646の7ビット符号の“G0 セット符号”を附属書3に掲載す
る。)。
ISO 3166 : 1993 Codes for the representation of names of countries
参考 ISO 3166を翻訳し規定内容の一部を我が国の実情に即し変更したJIS X 0304“国名コード”が
ある。
ISO 4157-1 : 1980 Building drawings−Part 1 : Designation of buildings and parts of buildings
ISO 4157-2 : 1982 Technical drawings−Construction drawings−Designation of buildings and parts of
buildings−Part 2 : Designation of rooms and other areas
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 オブジェクト
(object) 設計,エンジニアリング,製作・建設,運転,保守及び廃棄のプロセスの中
で扱う“エンティティ (entity)”。
備考1. 物理的若しくは非物理的な“もの (thing)”,又はそれに附属する情報の集まりをエンティテ
ィ (entity) という言葉で表す。
2. エンティティ (entity) の目的によって,オブジェクトは,“観点(側面)”と呼ばれる色々な
視点でとらえられることがある。
参考 原国際規格で使用されている用語 “object”は,物理的な“物”又は“対象物”を意味する場合
と,抽象的な“もの”を意味する場合とがある。この規格では抽象的な“もの”又は情報シス
テムで扱う“もの”を包含し,もちろん“製品”も含む広義の“もの”を意味する。したがっ
て,この規格では“オブジェクト”と表記した。
なお,3.1の備考1.に記載の“エンティティ”(entity) について,原国際規格にその定義がな
く,また,この3.1以外で使用されていず,重要な意味をもたない。原国際規格で使用されて
いる用語は従来のJISにない新しい用語が多く,抽象的な意味をもっており,また相互に関連
して使用されており,翻訳した日本語だけを掲載することは技術上のあいまいさを生み出すお
それがある。このため,理解を容易にする趣旨で附属書4に出現順に一括掲載する。
3.2 システム
(system) 相互に関係するオブジェクトの集合。
備考1. システムの例 駆動システム,給水システム,ステレオシステム,コンピュータシステムな
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2. あるシステムが他のシステムの一部である場合,そのシステムは一つのオブジェクトとみな
してもよい。
3.3 観点
(aspect) システム又はシステム内のオブジェクトの情報の選択又は記述の仕方。
備考 その方法は,次に示すものがある。
− システム又はオブジェクトが何をするか[機能観点(機能視点)]
− システム又はオブジェクトがどのように構成されているか[製品観点(製品視点)]
− システム又はオブジェクトがどこに配置されるか[位置観点(位置視点)]
参考 原国際規格には,“aspect” と同じ意味で “view point” も使用されている。
3.4 機能
(function) オブジェクトに関係する目的。
3.5 製品
(product) 自然若しくは人工的プロセス又は労働を通して得た意図的な結果,又は達成した結
果。
備考1. 通常,製品は“部品番号”,“注文番号”,“タイプ指定 (type designation)”及び/又は“名前”
をもつ。
2. 技術的なシステム又はプラントを製品とみなすことがある。
3.6 構造
(structure) あるシステムに含まれるオブジェクト間の構成関係(包含/部分)を有機的に記
述し表現したもの。
3.7 参照指定
(reference designation) 一つ又は複数の“観点 (aspect)”を通してシステムの中から特定
のオブジェクトを識別する方法。
参考 用語“参照指定”のうちの“指定”(designation) は,旧JIS C 0401の中では,“品目指定 (item
designation) ”の中に現れていた。(JIS C 1082-1-4 : 1999の発効によって旧JIS C 0401は1999
年に廃止された。)“参照指定”は,3.7にその目的が定義され,他の箇条では派生した用語が定
義されているだけで,基本的な内容の説明・定義が不足している。ここでは,読者の理解のた
め簡単に内容を説明する。“参照指定”は,技術文書中の“もの”と“もの”との間の参照関係
又は接続関係を意図的に結び付ける表現であり,文書中の“もの”は,その中で示す具体的な
“もの(対象)”自体又はその端子に表示することも含んでいる。ここでいう“参照”は一般に
使用されている“呼び合い”である。“指定”には,“意図的”という意味も含まれている。
3.8 単一レベルの参照指定
(single-level reference designation) そのオブジェクトに直属の構成要素であ
るオブジェクトに割り付ける参照指定。
3.9 複数レベルの参照指定
(multi-level reference designation) システム全体の中を一つの構造パス(経
路)でたどる参照指定。
3.10 参照指定のセット
(reference designation set) その中の少なくとも一つの参照指定が対象のオブジ
ェクトを明確に識別することができる参照指定の組合せ・集合(セット)。
備考 参照指定のセットの中の他の参照指定は,対象のオブジェクトを識別できる必要はないが,そ
のオブジェクトが構成要素となっている他のオブジェクト(構造上上位に位置するオブジェク
ト)の識別に使われる。
3.11 参照指定のグループ
(reference designation group) その中の構成オブジェクト単独では明確な識別
ができないが,全体のオブジェクトの組合せとしては参照指定で識別できるグループ。
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4. 構造化原理
4.1 一般事項
システムの効率的な設計,製造,サービス及び運転のため,システム及びそれに関連す
る情報は,通常,各部分に細分化される。部分から下位の部分への細分化及び組織化の一連の作業を構造
化と呼ぶ。
次に示す項目に,既存の確立している構造が反映されている。
− システムの情報構造(システムで情報の格納法)
− 各々の文書内容の構造(JIS C 1082-1[2]参照)
− 参照指定の構造(5.参照)
参考 情報の格納法の事例には,パソコンのディレクトリの格納構造がある。
この情報構造は,当然,システム又は設備自体に反映される。各々の構成オブジェクトも,システムと
同様に,図1に示すように,幾つかの観点を変えてみることができる。
− それが何をするか
− それがどのように構成されているか
− それがどこに配置されるか
図 1 オブジェクトの観点
システム内のオブジェクトの構造及び適合性の情報は,観点が異なれば,やはり違ったものになる。こ
のため,各々の観点で違った構造ができる。
この規格では,次に示す三つの観点のタイプで選定する。
− “機能指向”の構造(4.2参照)
− “製品指向”の構造(4.3参照)
− “位置指向”の構造(4.4参照)
他のタイプとして,プロジェクトマネジメント及び材料分類のような観点及び構造があり,これらが指
定システムの基礎となる場合があるが,この規格ではこれらを扱わない。
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4.2 機能指向の構造
機能指向の構造は,システムの目的に基づいている。機能指向の構造は,位置の
観点又は機能を実現する製品の観点を考慮しないで,システムを機能観点に基づく構成要素のオブジェク
トに分割・細分化したものである。
文書内に図的表現及び/又はテキストで,システムの機能が下位の機能にどのように分けられるかを記
述し,機能指向の構造に基づいた情報を与える。
なお,下位の機能は意図した目的を満たすように相互に結合されている。
図2に機能指向の構造を示す。
図 2 機能指向の構造の説明図
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4.3 製品指向の構造
製品指向の構造は,中間又は最終の製品を含むシステムの設計,製作,出荷の実
現の仕方を基礎としている。製品指向の構造は,機能及び/又は位置を考慮せず,製品観点でシステムの
構成要素のオブジェクトに細分化していったものである。製品は,一つ以上の独立した機能をもっている。
また,一つのシステム製品が2か所以上の位置にまたがり存在することもある(例えば,2か所のスピー
カを含めたステレオシステム)。
参考 図にはスピーカが現れていないが,スピーカは全体システムには不可欠であることを前提にし
ている。
文書内に図及び/又はテキストで,製品を実現(製造)又は出荷に至るまでの間で,加工・組立て・一
括こん(梱)包する中で使用する下位の製品の分割・細分化を記述し,製品指向の構造に基いた情報を与
える。
図3に製品指向の構造を示す。
図 3 製品指向の構造の説明図
4.4 位置指向の構造
位置指向の構造は,システムの地形的配置及び/又はシステムが設置される環境
に基づいている。位置指向の構造は,製品及び/又は機能の観点を考慮せず,システムを位置観点に基づ
く要素のオブジェクトに細分化したものである。1か所の位置に複数の製品を含む場合がある。
位置指向の構造で,位置を連続的に詳細化していく場合があり,次にその例を示す。
− 土地区域内
− 建築物
−床
− 部屋/座標
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JIS C 0452-1:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61346-1:1996(IDT)
JIS C 0452-1:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.110 : 工業製品の文書化
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.01 : 工業製図一般