JIS B 9960-1:2019 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項

JIS B 9960-1:2019 規格概要

この規格 B9960-1は、稼働中には手で運搬できない機械に用いる電気,電子及びプログラマブル電子の,装置及びシステムに適用。連携して稼働する一群の機械も適用範囲に含む。

JISB9960-1 規格全文情報

規格番号
JIS B9960-1 
規格名称
機械類の安全性―機械の電気装置―第1部 : 一般要求事項
規格名称英語訳
Safety of machinery -- Electrical equipment of machines -- Part 1:General requirements
制定年月日
1999年7月20日
最新改正日
2019年5月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60204-1:2016(IDT)
国際規格分類

ICS

13.110, 29.020
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-07-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2008-05-25 改正日, 2011-07-25 改正日, 2016-10-25 確認日, 2019-05-25 改正
ページ
JIS B 9960-1:2019 PDF [117]
                                                           B 9960-1 : 2019

pdf 目次

                                                                         (IEC 60204-1 : 2016)
B 9960-1 : 2019(IEC 60204-1 : 2016)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[2]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語,定義及び略語・・・・[5]
  •  3.1 用語及び定義・・・・[5]
  •  3.2 略語・・・・[14]
  •  4 一般要求事項・・・・[14]
  •  4.1 一般・・・・[14]
  •  4.2 装置の選択・・・・[15]
  •  4.3 電源・・・・[15]
  •  4.4 物理的環境及び運転条件・・・・[16]
  •  4.5 輸送及び保管・・・・[17]
  •  4.6 運搬の便宜のための手段・・・・[17]
  •  5 入力電源導体の接続,断路器及び開路用機器・・・・[17]
  •  5.1 入力電源導体の接続・・・・[17]
  •  5.2 外部保護導体の接続用端子・・・・[18]
  •  5.3 電源断路器・・・・[18]
  •  5.4 予期しない起動を防止するための電源開路用機器・・・・[21]
  •  5.5 電気装置を断路する機器・・・・[22]
  •  5.6 禁止されている投入及び不注意・過誤による投入に対する保護・・・・[22]
  •  6 感電保護・・・・[23]
  •  6.1 一般・・・・[23]
  •  6.2 基本保護・・・・[23]
  •  6.3 故障保護・・・・[25]
  •  6.4 PELVの使用による保護・・・・[27]
  •  7 装置の保護・・・・[27]
  •  7.1 一般・・・・[27]
  •  7.2 過電流保護・・・・[28]
  •  7.3 電動機の温度上昇保護・・・・[29]
  •  7.4 異常温度保護・・・・[30]
  •  7.5 電源の中断,電圧低下及びそれらの復帰時の影響からの保護・・・・[30]
  •  7.6 電動機の速度超過保護・・・・[30]
  •  7.7 追加の地絡及び/又は漏電電流保護・・・・[31]
  •  7.8 相順の保護・・・・[31]
  •  7.9 雷サージ及び開閉サージの過電圧保護・・・・[31]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 9960-1 pdf 1] ―――――

B 9960-1 : 2019 (IEC 60204-1 : 2016)

pdf 目次

ページ

  •  7.10 短絡電流定格・・・・[31]
  •  8 等電位ボンディング・・・・[31]
  •  8.1 一般・・・・[31]
  •  8.2 保護ボンディング回路・・・・[33]
  •  8.3 大きな漏えい電流の影響を制限する方策・・・・[36]
  •  8.4 機能ボンディング・・・・[36]
  •  9 制御回路及び制御機能・・・・[36]
  •  9.1 制御回路・・・・[36]
  •  9.2 制御機能・・・・[37]
  •  9.3 保護インタロック・・・・[41]
  •  9.4 故障時の制御機能・・・・[43]
  •  10 オペレータインタフェース及び機械に取り付けた制御機器・・・・[50]
  •  10.1 一般・・・・[50]
  •  10.2 アクチュエータ・・・・[51]
  •  10.3 表示灯及び表示器・・・・[52]
  •  10.4 照光式押しボタン・・・・[53]
  •  10.5 ロータリ形制御機器・・・・[53]
  •  10.6 起動機器・・・・[53]
  •  10.7 非常停止機器・・・・[53]
  •  10.8 非常スイッチングオフ機器・・・・[54]
  •  10.9 イネーブル制御機器・・・・[54]
  •  11 コントロールギヤ : 配置,取付け及びエンクロージャ・・・・[55]
  •  11.1 一般要求事項・・・・[55]
  •  11.2 配置及び取付け・・・・[55]
  •  11.3 保護等級・・・・[56]
  •  11.4 エンクロージャ,扉及び開口部・・・・[56]
  •  11.5 電気装置へのアクセス・・・・[57]
  •  12 導体及びケーブル・・・・[57]
  •  12.1 一般要求事項・・・・[57]
  •  12.2 導体・・・・[57]
  •  12.3 絶縁被覆・・・・[58]
  •  12.4 定常使用時の許容電流・・・・[58]
  •  12.5 導体及びケーブルの電圧降下・・・・[59]
  •  12.6 可とうケーブル・・・・[59]
  •  12.7 導体ワイヤ,導体バー及びスリップリング機構・・・・[60]
  •  13 配線・・・・[62]
  •  13.1 接続及び経路・・・・[62]
  •  13.2 導体の識別・・・・[63]
  •  13.3 エンクロージャ内の配線・・・・[65]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 9960-1 pdf 2] ―――――

                                                           B 9960-1 : 2019 (IEC 60204-1 : 2016)

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ページ

  •  13.4 エンクロージャ外の配線・・・・[65]
  •  13.5 ダクト,接続箱,及びその他の箱・・・・[68]
  •  14 電動機及び関連装置・・・・[69]
  •  14.1 一般要求事項・・・・[69]
  •  14.2 電動機エンクロージャ・・・・[70]
  •  14.3 電動機の寸法・・・・[70]
  •  14.4 電動機の取付け及び電動機用区画・・・・[70]
  •  14.5 電動機の選定基準・・・・[70]
  •  14.6 機械的ブレーキ用の保護機器・・・・[71]
  •  15 コンセント及び照明・・・・[71]
  •  15.1 附属品用コンセント・・・・[71]
  •  15.2 機械及び装置の局部照明・・・・[71]
  •  16 マーキング,警告標識及び略号・・・・[72]
  •  16.1 一般・・・・[72]
  •  16.2 警告標識・・・・[72]
  •  16.3 機能識別・・・・[73]
  •  16.4 電気装置のエンクロージャのマーキング・・・・[73]
  •  16.5 略号(参照指定)・・・・[73]
  •  17 技術文書・・・・[73]
  •  17.1 一般・・・・[73]
  •  17.2 電気装置に関する情報・・・・[74]
  •  18 検証・・・・[75]
  •  18.1 一般・・・・[75]
  •  18.2 電源自動遮断による保護のための条件の検証・・・・[75]
  •  18.3 絶縁抵抗試験・・・・[78]
  •  18.4 耐電圧試験・・・・[79]
  •  18.5 残留電圧保護・・・・[79]
  •  18.6 機能試験・・・・[79]
  •  18.7 再試験・・・・[79]
  •  附属書A(規定)電源の自動遮断による故障保護・・・・[80]
  •  附属書B(参考)機械の電気装置のための調査書・・・・[87]
  •  附属書C(参考)この規格を適用する機械の例・・・・[90]
  •  附属書D(参考)機械の電気装置の導体及びケーブルの電流容量及び過電流保護・・・・[93]
  •  附属書E(参考)非常操作機能の説明・・・・[98]
  •  附属書F(参考)この規格の適用指針・・・・[99]
  •  附属書G(参考)代表的導体断面積の比較・・・・[101]
  •  附属書H(参考)電磁的影響を低減する方策・・・・[102]
  •  附属書I(参考)文書及び情報・・・・[107]
  •  参考文献・・・・[108]

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS B 9960-1 pdf 3] ―――――

B 9960-1 : 2019 (IEC 60204-1 : 2016)

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まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
機械工業連合会(JMF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9960-1:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 9960の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 9960-1 第1部 : 一般要求事項
JIS B 9960-11 第11部 : 交流1 000 V又は直流1 500 Vを超え36 kV以下の高電圧装置に対する要求事

JIS B 9960-31 第31部 : 縫製機械,縫製ユニット及び縫製システムの安全性並びにEMCに対する個
別要求事項
JIS B 9960-32 第32部 : 巻上機械に対する要求事項
JIS B 9960-33 第33部 : 半導体製造装置に対する要求事項
この版は,前の版に対して次の重要な技術的変更を行っている。
a) 駆動システム(PDS)のアプリケーションに対する要求事項を加えた。
b) 電磁両立性(EMC)に対する要求事項を変更した。
c) 過電流保護に対する要求事項を明確にした。
d) 短絡電流定格(SCCR)の決定に対する要求事項を変更した。
e) 保護ボンディングに対する要求事項及び用語を変更した。
f) PDSの安全なトルクオフ,非常停止及び制御回路保護を含めて,箇条9の再検討及び見直しを行
った。
g) 制御機器のアクチュエータのための記号を変更した。
h) 技術文書の要求事項を変更した。
i) 国別の特別な規則,規定及び参考文献に対する通常の改正を行った。
各国に規定がある場合の違いを次に示す。
4.3.1 : 公共の配電システムによる電力供給の電圧は,ヨーロッパではEN 50160:2010による。
5.1 : 例外は認められない(米国)。
5.1 : TN-Cシステムは,ビルの低圧設備では認められない(ノルウェー)。
5.2 : 保護接地用導体接続端子は,緑で“G”,“GR”,“GRD”若しくは“GND”の文字,“ground”若
しくは“grounding”の言葉,IEC 60417-5019:2006-08の図形又はそれらの組合せで表示される(米
国)。

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                                                           B 9960-1 : 2019

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                                                                         (IEC 60204-1 : 2016)
B 9960-1 : 2019(IEC 60204-1 : 2016)
6.3.3 b),13.4.5 b),18.2.1 : TT電力システムは許可されない(米国)。
6.3.3,18.2,附属書A : TNシステムは使われていない。TTシステムが国の標準である(日本)。
6.3.3 b) : 定格残留動作電流が1 Aを超えない場合は,TTシステムでは漏電保護機器の使用は必須で
ある。これは,電力供給を自動的に切断することによる故障保護を意味する(イタリア)。
7.2.3 : 中性線の切断は,TN-Sシステムにおいては必須である(フランス及びノルウェー)。
7.2.3 : 第3段落 : ITシステムでは,中性線の分配は許可されない(米国及びノルウェー)。
7.10 : UL 508A補足指針SBの短絡定格の評価のために使用される(米国)。
8.2.2 : IEC 60364-5-54:2011,Annex Eの特定の国に関する注記のリスト参照。
9.1.2 : 最大公称AC制御回路電圧は120 V(米国)。
12.2 : エンクロージャ内の0.2 mm2の固定導体を除いて,機械では線導体だけは許可される(米国)。
12.2 : 機械類の小さな電力回路では,multiconductor cables又は機械内では0.82 mm2(AWG 18)が許
可される(米国)。
表5 : 断面積は,American Wire Gauge(AWG)を使用したNFPA 79で規定されている(米国)。附属
書G参照。
13.2.2 : 保護導体のための緑の表示色(黄のしま模様がある又はない)は,緑と黄との2色の組合せと
同等として使用される(米国及びカナダ)。
13.2.3 : 白又は灰の表示色は,青の表示色に代えて接地の中性点に使用される(米国及びカナダ)。
15.2.2第1段落 : 導体間の最大値は150 V(米国)。
15.2.2第2段落の5番目の項目 : 照明回路の最大電流定格は15 Aを超えない(米国)。
16.4 : 銘板にマーキングする(米国)。
A.2.2.2 : RAの許容最大値は規制されている[例えば,U0≧300 Vのとき,RAは10 Ω未満でなければ
ならない,U0<300 Vのとき,RAは100 Ω未満でなければならない。U0は接地電位に対する交流
公称電圧(V)](日本)。
A.2.2.2 : RAの最大許容値は83 Ω(オランダ)。

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――――― [JIS B 9960-1 pdf 5] ―――――

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JIS B 9960-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60204-1:2016(IDT)

JIS B 9960-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9960-1:2019の関連規格と引用規格一覧