JIS C 0452-2:2005 電気及び関連分野―工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品―構造化原理及び参照指定―第2部:オブジェクトの分類(クラス)及び分類コード | ページ 6

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C 0452-2 : 2005 (IEC 61346-2 : 2000)
附属書D表 1 ISO 14617-6に示されている実測値又は開始値の文字記号
記号 実測値又は開始値
A
B
C
D 密度
E 電気変数
F 流量率
G 計器,位置,長さ
H 手操作
I
J 電力
K 時間
L 濃度
M 水分率,湿度
N 使用者指定欄
O 使用者指定欄
P 圧力,真空
Q 品質
R 放射線
S 速度,周波数
T 温度
U 多重変数
V 使用者指定欄
W 質量,力
X 使用者指定欄
Y 利用者の選択
Z イベントの回数,その他の量

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C 0452-2 : 2005 (IEC 61346-2 : 2000)
附属書1(参考)用語の補足
この附属書(参考)は,本体の用語の定義を補足するものであり,規定の一部ではない。
本体において参照しているJIS C 0452-1(電気及び関連分野−工業システム,設備及び装置,並びに工
業製品−構造化原理及び参照指定−第1部 : 基本原則)の用語の定義を,次に示す。
1. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
1.1 オブジェクト(object) 設計,エンジニアリング,製作・建設,運転,保守及び廃棄のプロセスの中
で扱う“エンティティ(entity)”。
備考1. 物理的若しくは非物理的な“もの(thing)”,又はそれに附属する情報の集まりを実体(entity)と
いう言葉で表す。
2. エンティティ(entity)の目的によって,オブジェクトは,“観点(側面)”と呼ばれる色々な視点
でとらえられることがある。
1.2 システム(system) 相互に関係するオブジェクトの集合。
備考1. システムの例 駆動システム,給水システム,ステレオシステム,コンピュータシステムな
ど。
2. あるシステムが他のシステムの一部である場合,そのシステムは一つのオブジェクトとみな
してもよい。
1.3 観点 (aspect) システム又はシステム内のオブジェクトの情報の選択又は記述の仕方。
備考 その方法は,次に示すものがある。
− システム又はオブジェクトが何をするか[機能観点(機能視点)]
− システム又はオブジェクトがどのように構成されているか[製品観点(製品視点)]
− システム又はオブジェクトがどこに配置されるか[位置観点(位置視点)]
参考 原国際規格には,“aspect”と同じ意味で“view point”も使用されている。
1.4 機能 (function) オブジェクトに関係する目的。
1.5 製品 (product) 自然若しくは人工的プロセス又は労働を通して得た意図的な結果,又は達成した結
果。
備考1. 通常,製品は“部品番号”,“注文番号”,“タイプ指定(type designation)”及び/又は“名前”
をもつ。
2. 技術的なシステム又はプラントを製品とみなすことがある。
1.6 構造 (structure) あるシステムに含まれるオブジェクト間の構成関係(包含/部分)を有機的に記
述し表現したもの。
1.7 参照指定 (reference designation) 一つ又は複数の“観点(aspect)”を通してシステムの中から特定
のオブジェクトを識別する方法。
参考 用語“参照指定”のうちの“指定”(designation)は,旧JIS C 0401の中では,“品目指定 (item
designation) ”の中に現れていた。(JIS C 1082-14:1999の発効によって旧JIS C 0401は1999
年に廃止された。)“参照指定”は,3.7にその目的が定義され,他の箇条では派生した用語が定

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C 0452-2 : 2005 (IEC 61346-2 : 2000)
義されているだけで,基本的な内容の説明・定義が不足している。ここでは,読者の理解のた
め簡単に内容を説明する。“参照指定”は,技術文書中の“もの”と“もの”との間の参照関係
又は接続関係を意図的に結び付けつける表現であり,文書中の“もの”は,その中で示す具体
的な“もの(対象)”自体又はその端子に表示することも含んでいる。ここでいう“参照”は一
般に使用されている“呼び合い”である。“指定”には,“意図的”という意味も含まれている。
1.8 単一レベルの参照指定 (single-level reference designation) そのオブジェクトに直属の構成要素であ
るオブジェクトに割り付ける参照指定。
1.9 複数レベルの参照指定 (multi-level reference designation) システム全体の中を一つの構造パス(経
路)でたどる参照指定。
1.10 参照指定のセット (reference designation set)その中の少なくとも一つの参照指定が対象のオブジ
ェクトを明確に識別することができる参照指定の組合せ・集合(セット)。
備考 参照指定のセットの中の他の参照指定は,対象のオブジェクトを識別できる必要はないが,そ
のオブジェクトが構成要素となっている他のオブジェクト(構造上上位に位置するオブジェク
ト)の識別に使われる。
1.11 参照指定のグループ (reference designation group) その中の構成オブジェクト単独では明確な識別
ができないが,全体のオブジェクトの組合せとしては参照指定で識別できるグループ。

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C 0452-2 : 2005 (IEC 61346-2 : 2000)
附属書2(参考)オブジェクト指向に関する補足
この附属書(参考)は,本体及び附属書Aの基礎となっているオブジェクト指向に関し補足するもので
あり,規定の一部ではない。
近年JIS制定されるこの規格の技術文書に関する規格群は,原国際規格においてIT(情報技術)システ
ム技術の“オブジェクト指向”の考え方を基盤としている。これは従来の具体的な図書又は製品主体の考
え方からの大きな変化である。規格理解のため“オブジェクト指向”に関する専門知識は必要ではないが,
最低限“オブジェクト指向”の概念及び基本的な用語に関する知識が必要である。このため附属書2では,
この規格の原規格であるIEC国際規格群に“オブジェクト指向”に関する補足説明はないが,この規格及
び他の技術文書規格群を理解するうえに必要な“オブジェクト指向”の考え方を次に補足説明する。ただ
し,技術文書に関する規格群を理解するうえで必要な“オブジェクト指向”のある側面だけを説明するた
め,それ以外の側面については説明を加えない。その他の側面については,ITシステムの専門書を参照い
ただきたい。
なお,IEC国際規格の技術文書規格群に対応する電子データ交換のISO規格である“STEP”(ISO 10303
規格群),“PLIB”[ISO 13584(Parts Library)規格群]では“オブジェクト指向”が基盤となっているが,こ
れらの規格に関しても“オブジェクト指向”に関する概念及び重要な用語の定義がなされているため,一
般のオブジェクト指向の技術専門書を参考にしている。ただし,技術文書規格群では規格によってオブジ
ェクトとエンティティ(1.1参照)との混用が存在するなど,原国際規格においても必ずしも用語の一本
化が徹底されている訳ではない。また,オブジェクト指向に関する用語は単純に翻訳した場合,本来のオ
ブジェクト指向技術分野における用語の意味を正確に把握することが困難であり,次の補足説明では丸括
弧に英語を記載する。
1. オブジェクト指向概念の基礎
1.1 オブジェクト指向の概念 オブジェクト指向の概念のもとは理解,処理の対象を物理的なものでは
なくエンティティ[意味的なかたまり(entity)]及びそれらのリレーション[関係(relation)]で表現する方
法であるER-モデル(entity-relation model)である。この方法ではエンティティに関し階層関係,概念の包含,
抽象―具体などの関係はすべてリレーションの一種として扱い,すべてのエンティティが同格の存在とし
て扱われる。その概念を附属書2図1に示す。

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C 0452-2 : 2005 (IEC 61346-2 : 2000)
リレーション エンティティ
エンティティ リレーション
リレーション エンティティ
附属書2図 1 ER-モデルの概念
このリレーションの中で,概念の包含関係,抽象−具体関係を別扱いしたものがオブジェクト指向であ
る。この基本概念を附属書2図2に示す。
オブジェクト
概念の包含関係
抽象−具体関係
スーパークラス
クラス
抽象
大分類
抽象度の高
い上位概念
をスーパー
クラスとい
う。
サブクラス
インス
小分類 タンス
具体
附属書2図 2 オブジェクト指向の基本概念
附属書2図2において,オブジェクトとはクラスとインスタンスとを包含したものであり,抽象度の高
い概念をクラス,具体的な実体をインスタンスという。また,クラスは概念の包含関係によって,上位の
概念[スーパークラス(親クラス)]から下位の概念[サブクラス(子クラス)]にツリー状に展開するこ
とができる。オブジェクト,クラス及びインスタンスは,次のように理解するとよい。
− オブジェクト : 抽象的な概念の“クラス”と具体的な実体である“インスタンス”とを包含するもの。
− クラス : 共通の特徴[本体では“目的”又は“タスク”(役割)]で対象物を抽出した概念的なもの。
技術文書に関する規格群では,分類,種別,文書フォーマットなどが該当する。
− インスタンス : クラスを具体的な世界に射影(インスタンシエイト)した実体をもつ対象物。技術
文書に関する規格群では,現実に存在する設備,機器などの製品,文書などが該当する。

――――― [JIS C 0452-2 pdf 30] ―――――

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  • IEC 61346-2:2000(IDT)

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