JIS C 0508-1:2012 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第1部:一般要求事項 | ページ 4

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C 0508-1 : 2012 (IEC 61508-1 : 2010)
全安全ライフサイクルの
ボックス10 (図2参照)
E/E/PE
10
安全関連系
実現
E/E/PE系 ソフトウェア
安全ライフサイクル 安全ライフサイクル
(図3参照) (図4参照)
図5−E/E/PE系及びソフトウェア安全ライフサイクルに対する
全安全ライフサイクルの関係
7.1.2 目的及び要求事項 : 一般
7.1.2.1 全安全ライフサイクルフェーズに関する目的及び要求事項は,7.27.17による。E/E/PE系安全
ライフサイクル及びソフトウェア安全ライフサイクルフェーズに対する目的及び要求事項を,この規格群
の第2部及び第3部に規定する。
注記 7.27.17は,図2の各々のボックス(フェーズ)に関連付けられる。これを各細分箇条の注記
に示す。
7.1.2.2 全安全ライフサイクルの全てのフェーズに対して,表1は次の事項を示す。
− 達成されなければならない目的
− フェーズの範囲
− 要求事項を規定する細分箇条の番号
− フェーズに要求される引継ぎ事項
− 要求事項に従って要求される引渡し事項

――――― [JIS C 0508-1 pdf 16] ―――――

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C 0508-1 : 2012 (IEC 61508-1 : 2010)
表1−全安全ライフサイクル : 概要
安全ライフサイクル 目的 範囲 要求事項 引継ぎ事項 引渡し事項
フェーズ の細分箇
ボックス番号 表題 条
(図2)
1 概念 7.2.1 EUC及びその環 7.2.2 下位箇条に EUCに関す
他の安全ライフサイク 境。 適合するた る情報並び
ル業務が十分に実行で めに必要な にその環境
きるように被制御機器 関連する全 及び潜在危
(以下,EUC)及びその 情報。 険。
環境(物理的,法的など)
を一定水準まで理解す
る。
2 全対象範 7.3.1 EUC及びその環 7.3.2 EUCに関す 潜在危険及
囲の定義 EUCとEUC制御系との 境。 る情報並び びリスク解
境界を明確化する。潜在 にその環境 析の定義し
危険及びリスク解析(プ 及び潜在危 た範囲。
ロセス潜在危険,環境潜 険。
在危険など)の範囲を指
定する。
3 潜在危険 7.4.1 範囲は全E/E/PE 7.4.2 潜在危険及 潜在危険及
及びリス フォールト状態又は合 系及びソフトウ びリスク解 びリスク解
ク解析 理的に予見可能な誤使 ェア安全ライフ 析で定義さ 析の記述及
用を含む全ての合理的 サイクルに関わ れた適応範 び関連情報。
な予見可能状況で,EUCるフェーズに依 囲。
及びEUC制御系の潜在 存することもあ
る(2回以上の潜
危険,危険状態及び危険
事象を全ての運転モー 在危険及びリス
ク解析を実施す
ドで明確化する。危険事
象に導く事象連鎖を明 る必要があるた
め)。予備的な潜
らかにする。危険事象に
関連するEUCリスクを 在危険及びリス
明らかにする。 ク解析では,範囲
は定義された全
適応範囲の出力
によって規定す
る。
4 全安全要 7.5.1 定義された全適 7.5.2 潜在危険及 安全機能及
求事項 必要な機能安全を達成 応範囲の出力に びリスク解 び安全度要
よって規定する。
するために,E/E/PE安全 析の記述及 求事項を用
関連系,他リスク軽減措 び関連情報。いた全安全
置に対して,全ての安全 要求仕様。
機能及び安全度要求事
項に関わる仕様を展開
する。

――――― [JIS C 0508-1 pdf 17] ―――――

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C 0508-1 : 2012 (IEC 61508-1 : 2010)
表1−全安全ライフサイクル : 概要(続き)
安全ライフサイクルフェ 目的 範囲 要求事項 引継ぎ事項 引渡し事項
ーズ の細分箇
ボックス番号 表題 条
(図2)
5 全安全要 7.6.1 定義された全適 7.6.2 安全機能及 全安全機能
求事項の 当該E/E/PE安全関連系, 応範囲の出力に び安全度要 の割当て,そ
割当て 他リスク軽減措置に対 よって規定する。 求事項を用 の目標機能
して全安全要求仕様(安 いた全安全 失敗尺度及
全機能及び安全度要求 要求仕様。 びこれに伴
事項)に含まれる安全機 う安全度水
能を割り当てる。E/E/PE 準に関する
安全関連系によって実 情報。
施される各安全機能に EUCの耐用
安全度水準を割り当て 年数全体に
る。 わたって管
理が必要な
他リスク軽
減措置に関
する仮定事
項(7.6.2.3参
照)。
6 全運用及 7.7.1 EUC,EUC制御系 7.7.2 全安全機能 E/E/PE安全
び保全計 E/E/PE安全関連系の運 及びヒューマン の割当て,そ関連系を運
画 用及び保全の間必要な ファクタ。 の目標機能 用及び保全
機能安全の維持を保証 E/E/PE安全関連 失敗尺度及 するための
する目的で運用及び保 系。 びこれに伴 計画。
全の計画を作成する。 う安全度水
準に関する
情報。
EUCの耐用
年数全体に
わたって管
理が必要な
他リスク軽
減措置に関
する仮定事
項(7.6.2.3参
照)。
7 全安全妥 7.8.1 EUC,EUC制御系 7.8.2 全安全要求 E/E/PE安全
当性確認 E/E/PE安全関連系の全 及びヒューマン 事項の割当 関連系の全
計画 安全妥当性確認を行う ファクタ。 てに関する 安全妥当性
計画を作成する。 E/E/PE安全関連 情報及び結 確認を行う
系。 果。 ための計画。

――――― [JIS C 0508-1 pdf 18] ―――――

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C 0508-1 : 2012 (IEC 61508-1 : 2010)
表1−全安全ライフサイクル : 概要(続き)
安全ライフサイクルフェ 目的 範囲 要求事項 引継ぎ事項 引渡し事項
ーズ の細分箇
ボックス番号 表題 条
(図2)
8 全設置及 7.9.1 EUC,EUC制御系 7.9.2 全安全要求 E/E/PE安全
び引渡し 要求される機能安全が 及びヒューマン 事項の割当 関連系の設
計画 ファクタ。
達成できるよう,統御さ てに関する 置計画,及び
れた方法でE/E/PE安全 E/E/PE安全関連 情報及び結 E/E/PE安全
関連系を設置するため 系。 果。 関連系の引
の計画を作成する。要求 渡し計画。
される機能安全が達成
できるよう,統御された
方法でE/E/PE安全関連
系を引き渡すための計
画を作成する。
9 E/E/PE系 7.10.1 E/E/PE安全関連 7.10.2 全安全要求 E/E/PE安全
安全要求 E/E/PE安全機能要求仕 系。 事項の割当 関連系の安
仕様 様及び安全度要求事項 てに関する 全要求仕様。
の観点から,要求される 情報及び結
機能安全を達成できる 果。
ようにE/E/PE安全関連
系の安全要求事項を定
義する。
10 E/E/PE 7.11.1 E/E/PE安全関連 7.11.2 E/E/PE系安 安全要求事
安全関連 この規格群の第2部及び系。 この規格 全要求事項 項に適合す
系 : 実現 第3部 群の第2 に関わる仕 る各々の
E/E/PE安全関連系の安 部及び第 様。 E/E/PE安全
全要求事項に適合する 3部 関連系の実
E/E/PE安全関連系の生 現。
成(E/E/PE機能要求事項
仕様及び安全度要求事
項仕様から成る)。
11 他リスク 7.12.1 他リスク軽減措 7.12.2 他リスク軽 その施策に
軽減措置 安全機能要求及び安全 置。 減措置の全 対する安全
: 仕様及び度要求事項に適合する, 安全要求仕 要求事項に
実現 他リスク軽減措置の生 様(この規格よる,各々の
成(この規格群の適用範 群の適用範 他リスク軽
囲外)。 囲外。)。 減措置の実
現。
12 全設置及 7.13.1 EUC及びEUC制 7.13.2 E/E/PE安全 万全に設置
び引渡し E/E/PE安全関連系を設 御系。 関連系の設 された
置する。 E/E/PE安全関連 置計画, E/E/PE安全
E/E/PE安全関連系を引 系。 E/E/PE安全 関連系。
き渡す。 関連系の引 E/E/PE安全
渡し計画。 関連系の万
全な引渡し。

――――― [JIS C 0508-1 pdf 19] ―――――

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C 0508-1 : 2012 (IEC 61508-1 : 2010)
表1−全安全ライフサイクル : 概要(続き)
安全ライフサイクルフェ 目的 範囲 要求事項 引継ぎ事項 引渡し事項
ーズ の細分箇
ボックス番号 表題 条
(図2)
13 全安全妥 7.14.1 EUC及びEUC制 7.14.2 E/E/PE安全 E/E/PE安全
当性確認 7.6に従って展開された御系。 関連系の全安関連系に対す
E/E/PE安全関連
E/E/PE安全関連系に対す 全妥当性確認る安全要求事
系。
る安全要求事項の割当て 計画。 項の割当てを
を計算に入れて,全安全 全安全機能要計算に入れ
機能要求事項及び全安全 求事項の割当て,総合的な
度要求事項の形式による ての情報及び安全要求仕様
全安全要求仕様に,当該 結果。 に,全E/E/PE
E/E/PE安全関連系が適合 安全関連系が
していることを確認す 適合している
る。 ことの確認。
14 全運用,保7.15.1 EUC及びEUC制 7.15.2 E/E/PE安全 E/E/PE安全
全及び修 御系。
E/E/PE安全関連系の機能 関連系に対す関連系に要求
理 E/E/PE安全関連
安全を規定の水準に確実 る全運用及びされる機能安
に保つ。 系。 保全計画。 全の継続的達
E/E/EP安全関連系の運 成。
用,保全及び修理に必要 E/E/PE安全
とされる技術要求が, 関連系の運
E/E/PE安全関連系の将来 用,修理及び
的な保守運用責任者に確 保全の経時的
実に提供される。 な記録。
15 全部分改 7.16.1 EUC及びEUC制 7.16.2 機能安全管理改修及び改造
修及び改 御系。
部分改修及び改造が行わ のための手順が行われてい
造 E/E/PE安全関連
れている間とその後で, の下での改修る間とその後
系。
E/E/PE安全関連系に関わ 及び改造に関での,E/E/PE
る機能安全が適切である わる要請。 安全関連系に
ことを確実にするために 要求される機
必要な手順を定義する。 能安全の達
成,E/E/PE安
全関連系の運
用,修理及び
保全の経時的
な記録。
16 使用終了 7.17.1 EUC及びEUC制 7.17.2 機能安全管理EUCの使用
又は廃却 EUCの使用終了又は廃 御系。 のための手順終了又は廃却
却の間とその後で, E/E/PE安全関連 の下での廃却の間とその後
系。
E/E/PE安全関連系の機能 に関わる要 での,E/E/PE
安全が適切であることを 請。 安全関連系に
確実にするために必要な 要求される機
手順を定義する。 能安全の達
成,使用終了
又は廃却の経
時的な記録。

――――― [JIS C 0508-1 pdf 20] ―――――

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JIS C 0508-1:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61508-1:2010(IDT)

JIS C 0508-1:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 0508-1:2012の関連規格と引用規格一覧