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C 1082-4 : 1999 (IEC 61082-4 : 1996)
図1 プラント又はシステムのライフタイム中の各段階
3. 電気設備,同文書及び情報
3.1 電気設備の種類
電気設備は,複数のシステムに分割できる。例えば,照明システム,電源システ
ムなど。それらのシステムは,船舶,建造物,鉱山などの対象物に据え付けられる(表1参照)。この規格
で述べる規則及び原則は,すべてのシステムの基本として適用し,いかなる対象物にも限定されるもので
はない。技術の異なる分野又は異なる部門の特別な要求に対しては,取り扱わない。
備考 電気設備又はシステムの種類の定義は,この規格の対象としない。
表1は,システム及び対象物の例を示す。これらの任意の組合せは可能である。この表中の文字は,異
なる据付けプロジェクトの代表例である。
プロジェクトA : 商業用ビル内の通信及び保安システム
プロジェクトB : プロジェクトAと同じ商業用ビル内の電源及び照明システム
プロジェクトC : 鉱山における警報システム
プロジェクトD : 航空機における制御及びデータシステム並びに空調システム
据付けプロジェクトの各システムは,通常は据付けの複雑さを考慮して,別々に文書化することが望ま
しい。据付けに必要な情報に関して,それぞれのシステムごとに異なる要求があってもよい。それぞれの
システムが他のシステムと明確に区別できる場合だけ,組み合わせた表示を採用しなければならない。
――――― [JIS C 1082-4 pdf 6] ―――――
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C 1082-4 : 1999 (IEC 61082-4 : 1996)
表1 システム及び対象物の例
対象物 システム
照明 電源 空調* 制御・データ通信 保安・警報
ネットワーク
居住用ビル
商業用ビル B B A A
工場
発電所
病院
船舶
航空機 D D
列車
鉄道
道路
空港
鉱山 C
港
沖合プラットホーム
宇宙船
注* 暖房,換気及び空調システム
備考1. システムには,サブシステムを含んでもよい(例えば,制御及び電源のシステ
ムから成る暖房,換気及び空調システム)。
2. 対象物は,再分割してもよい(例えば,鉱山鉄道)。
3.2 据付け文書
据付け文書は,次のことを基本として作業してもよい。
− コンジット,ダクト,ラックなどの取付け
− 導体及びケーブルの布設
− 設備の場所
− 設備間の接続
− 据付け検査
− その他
据付け文書は,据付け段階以外の活動の基本として利用してもよい。例えば,
− 材料及び作業の明細及び見積り
− 設備支持物(例えば,基礎)の設計
− その他システムの設計
実際問題としては,製作,操作,又は保守などの目的のために,補足文書を必要としてもよい。しかし,
補足文書もまた,重要な据付け情報を含む。
機能線図 (function-oriented diagrams) 及び接続線図,表及び一覧については,JIS C 1082-2及びJIS C
1082-3に規定している。部品リストは,JIS C 1082の別部としてその作成を検討中である。
配置文書作成上の規則は,この規格の4.に示す。
備考 配置文書は,その他の文書,例えば,機能文書又は接続文書,と組み合わせてもよい。
文書の種類は,規模及び複雑さに応じて,特定の仕事又は据付けプロジェクトのために必要とされる情
報しだいで作成及び提供されるべきである。このことは,関係者間の合意によって決定される。
――――― [JIS C 1082-4 pdf 7] ―――――
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C 1082-4 : 1999 (IEC 61082-4 : 1996)
3.3 据付けに必要な情報
各据付け作業のために,相当量の情報が必要となる。このことは,合意範囲,
例えば,契約書に合わせて,据付け文書及び補足文書の種類ごとに盛り込まなければならない。文書に盛
り込むべき情報量は,据付けられるシステムの複雑さ,確立した規則,法規,規格の適用,顧客の条件な
ど,又は据付け要員の技量に応じて大幅に変えてもよい。
表2は,様々な活動に必要とされる情報の例,及びこれらの情報を盛り込む文書の種類を示す。
備考 プラント及びシステムの文書に関係するプロジェクト当事者間の打合せ規則及びガイドライン
については,文書に盛り込むべき情報の内容を含め,検討中である。
表2は,契約者が据付けプロジェクトに必要な文書の交渉を行う際のチェックリストとして使用しても
よい。提出文書は,他に取決めがない限り,表中“○”で示した必要最低限の情報を盛り込まねばならな
い。表中の“”(追加情報)で示した情報は,同意がある限り必す(須)のものとしてもよい。表2は,
与えられた目的又はプロジェクトにとって必要なものとして,さらに,行又は列を追加できる。
表2 据付け作業に必要な情報
○ 必要最低限の情報
追加情報
作業,作業に必要な情報 文書の種類
全 ネ 回 組 配 ケ 接 据 接 ケ 部 ラ デ 据
体 ッ 路 立 置 ー 地 付 続 ー 品 ベ ー 付
図 ト 線 図 図 ブ 平 け 文 ブ リ ル タ け
ワ 図 ル 面 線 書 ル ス リ シ 指
ー 経 図 図 布 ト ス ー 示
ク 路 設 ト ト
マ 図 文
ッ 書
プ
現場での設備配置準備
屋外場所 ○ ○
屋内場所 ○ ○
基準点 ○ ○ ○ ○
距離 ○
対象物の主要寸法 ○ ○
固定情報 ○
ケーブル布設準備
屋外場所 ○ ○ ○
屋内場所 ○ ○
基準点 ○ ○ ○
経路 ○
ケーブル又は導体支持具の配置
経路 ○
距離 ○
寸法
材料又は部品の形状 ○
指示 ○
ユニット組立(現場内)
部品の識別 ○
部品の場所 ○
特殊工具又は手順 ○
――――― [JIS C 1082-4 pdf 8] ―――――
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C 1082-4 : 1999 (IEC 61082-4 : 1996)
作業,作業に必要な情報 文書の種類
全 ネ 回 組 配 ケ 接 据 接 ケ 部 ラ デ 据
体 ッ 路 立 置 ー 地 付 続 ー 品 ベ ー 付
図 ト 線 図 図 ブ 平 け 文 ブ リ ル タ け
ワ 図 ル 面 線 書 ル ス リ シ 指
ー 経 図 図 布 ト ス ー 示
ク 路 設 ト ト
マ 図 文
ッ 書
プ
組立及びユニットの配置
屋外場所 ○ ○
屋内場所 ○ ○
特殊工具又は手順
識別 ○ ○ ○ ○ ○
最大荷重耐量 (kg/m2)
質量
単一品目の設置
概略取付け場所 ○ ○
場所の縮尺
品目の種類 ○ ○
品目の形式指定 ○
参照指定 ○ ○ ○ ○
ケーブル及び導体の布設
形式 ○
長さ
終点 ○ ○ ○
ルート ○
参照指定 ○ ○
特殊処理
ラベル
場所 ○
識別 ○
定格 ○
接続作業
端子指定 ○
参照指定 ○
心指定 ○
特殊工具又は手順
ケーブル種類 ○
検査,目視
場所
指定
接続
材料又は部品の種類
備考 配置図には,電気設備又は構成部品を配置する区画の寸法又は据付け対象物を記入
してもよい。例えば,現場,建造物,キュービクル又はプリント配線基板。
4. 配置文書作成上の一般規則
4.1 一般事項
配置文書は,JIS C 1082-1及びこの規格の規定に従って作成されなければならない。
配置文書には,主に次に示す対象物の相対的又は絶対的な位置及び/又は寸法を記載する。
――――― [JIS C 1082-4 pdf 9] ―――――
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C 1082-4 : 1999 (IEC 61082-4 : 1996)
− 対象物の単純化した外形
− 対象物の主要寸法及び/又は対象物間の間隔
− 対象物を示す記号
“配置 (location)”以外の情報については,取決めがあるならば,記載してもよい。
配置情報は,電気的対象物が配置(予定)される場所の必要とする環境情報について盛り込まなければ
ならない。
4.2 基本文書
基本文書は,体裁,線,レタリングなどに関するJIS又はISO規格に基づいて作成する
ことをこの規格の前提としている(JIS C 1082-1参照)。基本文書とは,例えば,建築文書,景観地図,現
場平面図面などのことである。また,取決めがあるなら,等距離図法 (isometrically) 又は遠近法
(perspective) で描いてもよい。
備考 基本文書は,通常JIS又はISO規格の規定に基づいて,電気技術部門以外の官庁,建築家及び
土木技師の設計事務所で作成されるのがほとんどである。
基本文書に必要とされる情報の内容は,据付けプロジェクト当事者間の取決めに従う。基本文書は,電
気以外の設備,家具,装飾品などの品目情報を除いて電気設計に利用するのがよい。もし,電気関係以外
の情報が電気設備設計に必要なら,別々の基本文書として作成するのがよい。
備考 階層技法の使用(4.3参照)は,コンピュータ支援設計システム(CADシステム)が適用され
るとき有効となろう。
紙に書かれた文書に対して,改良コントラストの手法 (methods for improved contrasting) では,基本詳細
部分に灰色インク又は別の色を使用してもよい。こうした手法は,例えば,コピー又は印刷後の最終文書
の読みやすさに影響を与えない範囲でだけ使用しなければならない。
4.3 CADシステム使用時のガイドライン
様々な階層の結びつきの可能性は別として,その階層に置く
種類ごとに,CADシステムが認める場所へ,個別にシステムを保存するのが望ましい。すべての階層の基
本は,4.2の基本文書の規定に従わねばならない。
電気的設備の詳細には,他システムの詳細を混入させないほうがよい(4.4参照)。ただし,電気以外の
設備,例えば,水道管の位置については考慮するのがよい。例えば,原図である簡単な建築図は基本階層
となる。ケーブル経路は別の階層に位置し,照明システムは第3階層に,そして配電盤及び他の電気材料
の配置は第4階層に位置づけられる(図2参照)。
備考 階層の使用は,2次元表示だけ適用する。
4.4 レイアウト
配置文書は,含まれる情報を容易に判読できるような明りょうなレイアウトにしなけ
ればならない。その情報が文書理解にとって及び電気的設備そのものの組立てにとって重要である場合だ
け,電気以外の対象物について記述しなければならない。不要な詳細情報による文書の過密化傾向がある
なら,特に上記のことは重要である。電気以外の対象物を記述する場合は,電気的対象物と明確に区別が
つくように工夫しなくてはならない。
適切な尺度の選択及び表示方法の選択によって,文書の過密化を避けなければならない(JIS C 1082-1
及びこの規格の4.5.2参照)。記載すべき情報は,他の情報と混同しない所,例えば,すべての文書の不動
の場所(できるならば表題欄の上側右端)に配置しなければならない。
必要な情報が,他の文書,例えば,据付け説明書に記載される場合は,それらの引用文が文書上に明記
されなければならない。
4.5 構成部品及び接続の図表示
4.5.1 構成部品の表示
――――― [JIS C 1082-4 pdf 10] ―――――
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