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C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)
9. 製造業者の意見 評価報告書を製造業者以外の組織に配付する必要があるときには,製造業者に,そ
の報告書の原稿について意見を求めることが望ましい。製造業者の書面による意見は,報告書の最終版に
含めることが望ましい。
製造業者の意見は例外的状況を除いて通常1ページに限定することが望ましい。それらは報告書に記述
した評価/試験結果と直接関連することが望ましく,商業上の又は販売促進上のどのような記述も含めな
いほうがよい。
可能な限り,製造業者による意見は一字一句そのまま再現することが望ましい。
次の場合を除き,製造業者の文章に修正を加えることは望ましくない。
a) 誤植,脱落など編集的事項に関する製造業者の意見は,最終報告書においてそれらの事項が修正して
あれば再現する必要はない。
b) ページ数,又は段落への参照をチェックし,必要に応じて修正し,最終報告の文章への参照を正確に
する。
c) 製造業者の意見における事実の誤り(又は販売促進又は議論の余地のある見解についての記述)は,
修正について明白な合意が得られた後にだけ修正する。
d) もし製造業者が,問題のある記述について譲らない場合は,それらはそのまま引き写す。このような
場合は,試験所が付加的意見を加えて状況を明確化してもよい。そのような意見は,“試験所の付加的
意見”として区別する。
製造業者がいかなる意見も提供しないか,付加すべき意見は何もないと表明した場合は,次の二つ
の文章の一つを含めるとよい。
“製造業者は,求められたにもかかわらず,意見を提供しなかった。”
又は
“製造業者は,報告書についての意見はないと述べた。”
10. 試験結果
10.1 数値結果 各試験の結果は,試験が行われた順番にすべて表形式で表示する。
測定の不確かさ,分解能及び誤差の表示方法に関する簡単な説明を表の最初に記す。
できる限り,結果は試験結果と製造業者仕様書(入手できる場合)を対比させるように標準化した簡潔
な書式で表示することが望ましい。試験結果の詳しい表は,分離して最後に付ける。
読者が基準状態における性能との差を計算できるように十分な情報を提示する。
10.2 グラフによる結果表示 詳しい結果のグラフ,記録計の記録紙などは,表形式の結果に付け加えて
表示することが望ましい。できるだけ共通の座標軸を使うことが望ましい。
グラフで表示する情報の選択は,その重要度と視覚的効果を考慮して行う。
報告書に含まれる主なグラフは,次のとおりである。
− 基準状態における最大誤差
− 周囲温度の影響
− 周波数応答
− 長期ドリフト
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C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)
11. 製造業者データ 製造業者データシートから得られる機器の仕様書やその他の技術的な詳細に関する
追加情報は要約することが望ましい。例えば,製造業者の正式な名前,供給業者名や住所,通し番号,完
全なモデル番号,外形寸法,質量などがある。
12. 動作原理と構造
12.1 動作原理 機器の測定及び/又は動作の物理的原理(そして,適切なら,化学的原理)は明確,か
つ,簡潔に記述する。通常,製造業者の販売用パンフレットの単なるコピーや言い換えだけでは十分でな
い。困惑させる言い回し,技術専門用語及びあいまいな省略用語は避けることが望ましい。一般に,23
の文節で十分である。
簡単なブロック線図,又は機能図は記述内容の理解を助けるものとして,しばしば,適切,かつ,必要
なものである。
12.2 機械的構造 8.に示す情報より多くを提示する必要があるときだけ,この項目を設けて記述すること
が望ましい。図表,製造業者の資料などから引用した機器の分解図をコピー又は引用することは役に立つ
だろう。
13. 試験方法 基本的な試験装置,測定の不確かさ及び基準状態の説明から始める。試験装置の簡単な図
又は構成をこの説明に付ける。しかし,過度に込み入った図はこの目的に必要でなく,避けたほうがよい。
各試験で使用する実際の方法の簡潔な説明を付ける。通常,試験計画で使用する用語を繰り返す又は言
い換えるだけでは,十分でない。さらに,簡単な図は,試験装置の説明を明確にするのに役に立つだろう。
試験を特別な試験規格に従って行った場合,その適切な箇条又は図を引用する。
試験方法の説明は,試験が行われるのと同じ順序とする。
特別な又は新しい試験方法の詳しい説明は,これに付けないほうがよい。そのような詳しい説明が必要
な場合,それらの詳しい説明を報告書の最後に添付書類として付けることが望ましい。
14. 報告書の引用文献と定義
14.1 引用文献 国際規格,国内規格,適切な使用者の試験仕様書及びその他の仕様書(試験計画が基礎
においている製造業者の性能仕様書を含む)の表題は,発行日付と識別番号を含めて全部示す。データ集
(例えば,ガスの熱力学的性質など)も引用文献に含める。
14.2 定義 報告書で使用する用語の定義は,ここに記す。定義は,原典(国際規格,国内規格又は他の
規格)が示すものを一言一句そのとおりに引用する。定義に何らかの修正又は追加を行った場合は,適切
な説明を行うことが望ましい。定義の選択は,関連のある国際規格の定義を優先することが望ましい。
15. 報告書の添付書類 付加的な理論的検討,説明資料又は実際の試験の詳しい内容や結果(報告書の主
見出しの下に含めることができないもの)は添付資料として報告書の最後に付けてもよい。
関連の仕様書のコピーも報告書の後につける。
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C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)
JIS C 1805-4(プロセス計測制御機器−性能評価の一般的方法及び手順−
第4部 : 評価報告書の内容)原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 土 屋 喜 一 早稲田大学理工学部
(幹事) ○ 福 田 達 夫 横河電機株式会社
窪 田 明 通商産業省機械情報産業局
橋 爪 邦 隆 通商産業省工業技術院標準部
橋 本 進 財団法人日本規格協会
梅 田 浩 和 日石三菱株式会社
白 川 公 一 千代田化工建設株式会社
○ 鈴 木 国 夫 千代田化工建設株式会社
近 藤 久 男 株式会社キャトックス
○ 公 江 春 樹 株式会社島津製作所
○ 小野瀬 俊 宏 株式会社日立製作所
○ 鍋 田 栄 一 富士電機インスツルメンツ株式会社
○ 島 方 哲 也 株式会社山武
(事務局) 新 畑 隆 司 社団法人日本電気計測器工業会
○印は,小委員会委員を兼ねる。
JIS C 1805-4:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61298-4:1995(IDT)
JIS C 1805-4:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.40 : 工業計測及び制御
JIS C 1805-4:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0155:1997
- 工業プロセス計測制御用語及び定義