JIS C 1805-4:2001 プロセス計測制御機器―性能評価の一般的方法及び手順―第4部:評価報告書の内容

JIS C 1805-4:2001 規格概要

この規格 C1805-4は、プロセス計測制御機器の機能及び性能に関する試験の実施と報告のための,一般的な方法と手順を規定。プロセス計測制御機器について行った評価又は試験と得られた結果を記した報告書の内容を規定。

JISC1805-4 規格全文情報

規格番号
JIS C1805-4 
規格名称
プロセス計測制御機器―性能評価の一般的方法及び手順―第4部 : 評価報告書の内容
規格名称英語訳
Process measurement and control devices -- General methods and procedures for evaluating performance -- Part 4:Evaluation report content
制定年月日
2001年8月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 61298-4:1995(IDT)
国際規格分類

ICS

25.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気計測 2021
改訂:履歴
2001-08-20 制定日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS C 1805-4:2001 PDF [8]
C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電気計測器工業会 (JEMIMA) /
財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
今回の制定は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,IEC 61298-4 : 1995を基礎として用いた。
JIS C 1805の規格群は,次に示す4部から構成する。
JIS C 1805-1 第1部 : 一般的考察
JIS C 1805-2 第2部 : 基準状態における試験
JIS C 1805-3 第3部 : 影響量の効果に関する試験
JIS C 1805-4 第4部 : 評価報告書の内容

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 1805-4 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 1805-4 : 2001
(IEC 61298-4 : 1995)

プロセス計測制御機器−性能評価の一般的方法及び手順−第4部 : 評価報告書の内容

Process measurement and control devices−General methods and procedures for evaluating performance−Part 4 : Evaluation report content

序文 この規格は,1995年に第1版として発行されたIEC 61298-4, Process measurement and control devices
−General methods and procedures for evaluating performance−Part 4 : Evaluation report contentを翻訳し,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格に記載されたIEC規格番号は,1997年1月1日から実施のIEC規格新番号体系によるものであ
る。これより前に発行された規格については,規格票に記載された規格番号に60 000を加えた番号に切り
換えてある。これは,番号だけの切換えであり,内容は同一である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,プロセス計測制御機器の機能及び'性能に関する試験の実施と報告のための,
一般的な方法と手順を規定する。この規格に規定された方法と手順は,いずれの種類の試験又はいずれの
タイプのプロセス計測制御機器にも適用できる。各試験は固有の入力変量及び出力変量並びに入力/出力
関係(伝達関数)によって特性付けられるいずれの機器にも適用でき,アナログ機器もディジタル機器も
含まれる。特別な試験が必要な機器に対しては,この規格は,特別な試験を規定したその製品固有の規格
と併せて使用しなければならない。
JIS C 1805のこの部では,プロセス計測制御機器について行った評価又は試験と得られた結果を記した
報告書の内容を規定する。
この規格では評価報告書に記載しなければならない主要な項目を規定するが,記述上の詳細な様式は規
定しない(報告書を作成発行する試験所の裁量に任せる)。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 61298-4 : 1995 Process measuremen and control devices−General methods and pocedures for
evaluating performance−Part 4 : Evaluation report content (IDT)

――――― [JIS C 1805-4 pdf 2] ―――――

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C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの
規格の規定を構成するものであって,その後の改正版,追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付
記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0155 工業プロセス計測制御用語及び定義
備考 IEC 60902 : 1987, Industrial−Process measurement and control−Terms and definitionsからの引用
事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 全般的注意事項
3.1 報告書の収録規模 1通の報告書には,対象機器の1回の評価だけを収録する。同一機器について2
回目の評価を行ったときは,別の報告書を発行する。
3.2 報告書のとじ方 報告書の各写しは,そのページがばらばらにならないよう丈夫な表紙でとじる。
報告書のとじ方について特定の方法は規定しない。これは報告書を発行する試験所の裁量に任せる。
3.3 ページ番号の付け方 報告書の各ページごとに連続のページ番号をつける。通常,報告書本文の最
初のぺージを1ページとし,続いて順次連続に番号をつける。
ページ番号は “X/Y” の様式で表示する。ここにXはあるページの番号,Yはその報告書の最終ページ
の番号である。報告書番号も同様にすることが望ましい。
報告書の最初に表題だけのページがある場合,通常,これにはページ番号をつけない。
3.4 原案と最終報告書 公式の最終報告書を発行する前に,意見を求めるため,評価報告書の原案を発
行するのが望ましいし,また有益である。
報告書原案の各ページは,最終報告書と同一とみなさなければならないが,しかし,最終報告書と全く
同様に表示したりとじたりする必要はない。
3.5 要約報告書 発行機関又は試験所の裁量で,完全な報告書に加えて要約版を発行することもある。
この場合要約版には,少なくとも,完全な報告書が含んでいる序文,主要所見,製造業者の見解を必ず記
載しなければならない。
3.6 単位 報告書では,SI単位を使用する。他の単位を使用しなければならないときは,その横の括弧
内にSI表示の数値を記入することが望ましい。
4. 報告書の表題 各報告書の表題には,次の情報を入れる。
− 報告書番号
− 発行の日付
− 製造者名と製造国名
− 計器の型式
− モデル名又はモデル番号
報告書番号は,一つの評価報告書を示す特定の番号とする。一連の評価に対する報告書の場合は連続番
号とし,その中から特定の番号を引き当てる。
製造者名は,その計器を評価に出した時点での製造会社の完全な名称とする。評価期間中の製造者名の
変更は報告書の序文に示すことが望ましい。
製造国名は,そこで機器が完全な計器に最終的に組み立てられた所とする。これは,計器を評価に送り
出した国と一致しないこともある。正しい状況は報告書の作成者による確認が必要となる。

――――― [JIS C 1805-4 pdf 3] ―――――

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C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)
計器の型式は,寸法又はレンジの簡潔,かつ,概括的な記述とする。
機器自体の更に詳しい事項,又は試験の範囲は,報告書に序文で示すことが望ましい。
5. 前置きのページ
5.1 表題のページ このページには,4.に記す完全な報告書表題に加え,試験所名及び作成者名を入れる。
報告を作成した試験所についての追加情報は,試験所の判断でこのページに載せてもよい。
このページは通常,番号を付けない。
5.2 目次 このページは,報告書本文に対する一連のページ数には含めない。
5.3 被試験機器の写真 これは常に図1に示す。報告の1ページに面することが望ましい。
その写真は,実際に試験に使用した機器にカバーをつけて,斜め45度前方から見た写真が望ましい。製
造業者が提供した同一型式の機器の写真を使用する場合は,その旨断ることが望ましい。
図1には機器の寸法を示す尺度又は何らかの手段を入れる。
6. 報告書の最初のページ このページには常に報告書の見出しと序文を含める。また,主要な結果及び
意見の冒頭部分を含めてもよい。
報告書の見出しには,少なくとも次の事項を含める。
− 報告書の表題(製造業者名,機器の型式,モデルを含む。)
− 作成者の氏名と専門資格
− 評価試験所名
− プロジェクト番号
− プロジェクトの依頼者
− 報告書番号
− 最終報告書発行の日付(年月)
7. 報告書序文 序文は1ページ以内であることが望ましい。
次に示す段落を含むことが望ましい。該当箇所には斜体文字で表した標準的表現を用いる。
第1段落−“本報告書は (製造業者名)が製造した (計器とモデル)の評価について記述してい
る。対象計器は (製造国名)で製造した (標準製品/試作品/その他の見本)である。”
第2段落−“この計器は (主な関連規格を簡潔に引用する。−全部の引用文献を引用する必要はない。
−それらは14.1に示す。)に基づき, (試験所)が作成した試験計画によって評価が行われた。”
第3段落−被試験計器の目的とする機能。必要に応じて入力スパン,出力スパン,レンジ及び調整可否に
ついて記す。
第4段落−製造業者から引用した一般的な性能表示。
第5段落−基本動作原理を簡潔に記す。
第6段落−主な用途,使用環境,附属機器,利用可能なオプション,特徴,必要な電源,安全に関する要
件(可燃性雰囲気での使用が認められるかどうか)
第7段落−“機器は に送付され, (開始の日)から (試験完了の日)までの 週/月間,
評価が行われた。”
この期間が不当に長引いた場合は,遅延の理由を簡単に述べることが望ましい。

――――― [JIS C 1805-4 pdf 4] ―――――

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C 1805-4 : 2001 (IEC 61298-4 : 1995)
8. 主要な結果及び意見 次の例と同様な二つの文を,表題のすぐ下に記載する。
“これらの結果は,迅速な参照と評価の概要を示すために要約してある。機器の完全な評価のためには,
報告書を全体として読んで,考察する必要がある。”
“すべての誤差と変動は,別途指定がない限り,出力スパンの百分率として表す。”
この箇条では,評価から得られる最も重要な結果について要約し,意見を述べる。意見は短く,簡潔で
あることが望ましく,例えば,次の見出しによってグループ分けしてもよい :
− 製造業者の性能仕様書
製造業者の仕様書がわかりにくい場合,手短に意見を述べる。
− 仕様を満足した性能
結果が満足できるもので製造業者の仕様に収まっている試験をすべて記す。必要なら結果の要約を記
してもよい。
− 仕様を外れた性能
結果が不満足な,すなわち,製造業者の仕様を外れたすべての試験を記す。結果の要約を記したほう
がよい。
− 仕様外の様相
製造業者の仕様外の試験結果を要約する。
− 予期しない事態
欠陥と対策など,評価中に発生した予期しない事態は,ここで報告する。詳細については10.で示す
のが望ましい。だれが,どのくらい早く修理したかの詳細を簡潔に記述する。過度の詳細は避けるこ
とが望ましい。もし非常に重要ならば,詳細な記述は報告書の添付資料に含めることができる。
− 構造と保守
材料,構造,技量,仕上げなどの品質について手短に意見を述べる。
初期の目視検査と試験中に確認したどのような生産欠陥でも記述する。もし可能ならば,構成要素が,
評価した品質をもっていたかどうか,仕上げが,湿度試験,腐食試験,落下又は衝撃試験及び普通の
取扱いに耐えたかどうか記述する。保守について何か潜在的な困難があれば記す。
− 据付け
据付けの方法を記述し,容易なのか,又困難なのかについて意見を述べ,それにかかった時間を記す。
− 調整
調整が必要だったかどうか,時間がどのくらいかかったか,だれが行ったか,それが簡単だったか,
それとも何か困難を経験したか報告する。
− 安全
オペレータの安全面について記す(活線端子上のカバー,ドアのインタロックなど)。
この項目は,危険な状態があるときだけ報告書に含めることが望ましい。
− 包装
輸送のための包装が適正か意見を述べる。この項目は,何か欠陥があるときだけ報告書に含めること
が望ましい。
− 文書についての意見
製造業者が自発的に,又は試験所に要求されて添付した,手引き書,マニュアル,予備品リスト及び
他の印刷したデータ,資料について,その品質,適切さ及び使いやすさに関して意見を述べる。マニ
ュアルが書かれている言語と,他の言語でも利用できるかどうかを記す。

――――― [JIS C 1805-4 pdf 5] ―――――

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JIS C 1805-4:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61298-4:1995(IDT)

JIS C 1805-4:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1805-4:2001の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0155:1997
工業プロセス計測制御用語及び定義