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JIS C 1911:2013 規格概要
この規格 C1911は、交流電力システムから発生する電界及び磁界の,人体へのばく露レベルを評価するための測定手順について規定。直流電力システムには適用しない。
JISC1911 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C1911
- 規格名称
- 交流電力システムから発生する電界及び磁界の強さ―公衆の人体ばく露を考慮した測定手順
- 規格名称英語訳
- Electric and magnetic field levels generated by AC power systems -- Measurement procedures with regard to public exposure
- 制定年月日
- 2013年3月21日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 62110:2009(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 17.220.20, 29.240
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021, 電磁両立性(EMC) 2020
- 改訂:履歴
- 2013-03-21 制定日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS C 1911:2013 PDF [43]
C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 電界及び磁界の測定原理・・・・[2]
- 4.1 一般的事項・・・・[2]
- 4.2 測定器・・・・[2]
- 4.3 高調波成分・・・・[3]
- 4.4 測定結果の記録・・・・[3]
- 4.5 測定時の留意点・・・・[4]
- 5 電界及び磁界の基本的測定手順・・・・[5]
- 5.1 一般的手順・・・・[5]
- 5.2 1点測定・・・・[5]
- 5.3 3点測定・・・・[6]
- 5.4 5点測定・・・・[6]
- 6 電界への最大ばく露レベルを探すための測定手順・・・・[7]
- 6.1 架空送配電線・・・・[7]
- 6.2 地中ケーブル・・・・[7]
- 6.3 変電所及びその他の電力システム機器・・・・[7]
- 7 磁界への最大ばく露レベルを探すための測定手順・・・・[8]
- 7.1 架空電力線・・・・[8]
- 7.2 地中ケーブル・・・・[8]
- 7.3 変電所及びその他の電力システム機器・・・・[9]
- 附属書A(参考)交流架空送配電線から発生する電界の特性・・・・[10]
- 附属書B(参考)交流電力システムが発生する磁界の特性・・・・[21]
- 附属書C(参考)平均ばく露レベルに関する3点測定の概念・・・・[34]
- 附属書D(参考)電界及び磁界測定報告書の書式例・・・・[39]
- 附属書E(参考)参考文献・・・・[41]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 1911 pdf 1] ―――――
C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電気学会(IEEJ)及び一般財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 1911 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 1911 : 2013
(IEC 62110 : 2009)
交流電力システムから発生する電界及び磁界の強さ−公衆の人体ばく露を考慮した測定手順
Electric and magnetic field levels generated by AC power systems- Measurement procedures with regard to public exposure
序文
この規格は,2009年に第1版として発行されたIEC 62110を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,交流電力システムから発生する電界及び磁界の,人体へのばく露レベルを評価するための
測定手順について規定する。この規格は,直流電力システムには適用しない。
この規格は,居住環境及び公衆が立入り可能な場所における公衆の人体ばく露に適用する。
この規格は,電界及び磁界の基本的な測定手順について規定するとともに,人体ばく露に関しては,人
体が占める空間平均に相当する電界及び磁界の強さを得るための基本的な測定手順について規定する。
この規格は,電力システムの運用及び/又は保守に関連するような職業的ばく露には適用しない。その
ようなばく露は,配電用変電所,送電用変電所若しくは発電所の内部,地中ケーブル用のマンホール若し
くはトンネルの内部,又は架空送電鉄塔上若しくは電柱上での作業時に生じることが考えられる。
注記1 鉄道用電気設備は別の規格で規定されているため,この規格の対象外である(3.7参照)。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62110:2009,Electric and magnetic field levels generated by AC power systems−Measurement
procedures with regard to public exposure(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1910 人体ばく露を考慮した低周波磁界及び電界の測定−測定器の特別要求事項及び測定の手
引き
注記 対応国際規格 : IEC 61786,Measurement of low-frequency magnetic and electric fields with regard
to exposure of human beings−Special requirements for instruments and guidance for measurements
(IDT)
――――― [JIS C 1911 pdf 3] ―――――
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C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 1910によるほか,次による。
注記 “磁束密度”と“磁界強度”とを区別することは,磁性材料中の磁界を考える場合だけに意味
がある。空気中については,両方の量を表す共通の用語として“磁界”を用いることが一般的
である。
3.1
1点測定(single-point measurement)
均一な電界及び磁界の場合に適用する,規定する高さでの電界及び磁界の強さを測定する手順。
注記 電界及び磁界を均一とみなすことができる条件を,5.1に規定する。
3.2
3点測定(three-point measurement)
不均一な電界及び磁界の場合に適用する,ある地点の規定する三つの高さでの電界及び磁界の強さを測
定する手順。
3.3
5点測定(five-point measurement)
床下又は地面下にある発生源から発生する不均一な電界及び磁界の場合に適用する,規定する高さでの
5点の電界及び磁界の強さを測定する手順。
3.4
平均ばく露レベル(average exposure level)
人体がばく露される電界及び磁界の,全身にわたる空間平均値。
3.5
3点平均ばく露レベル(three-point average exposure level)
3点測定で得られた三つの値の算術平均値,又は5点測定で得られたうちの大きい方から三つの値の算
術平均値。
注記 この算術平均値は,ある地点における平均ばく露レベルの推定値として用いる。
3.6
最大ばく露レベル(maximum exposure level)
測定対象区域における1点測定の最大値,又は平均ばく露レベルの最大値。
3.7
電力システム(power system)
架空送配電線,地中ケーブル,変電所及びその他の送配電機器からなるシステム。ただし,鉄道用電気
設備は別の規格で規定されているため,この規格の対象外である。
4 電界及び磁界の測定原理
4.1 一般的事項
電界及び磁界の測定に関する一般的情報及び要求事項については,JIS C 1910によるほか,参考事項と
してCIGRE(国際大電力システム会議)技術冊子[6][8],IEEE(米国電気電子学会)規格[7][9]など,その
他の技術文書を参照する。
4.2 測定器
電界及び磁界を測定するための測定器は,JIS C 1910に規定した校正及び仕様に対する要求事項を満足
――――― [JIS C 1911 pdf 4] ―――――
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C 1911 : 2013 (IEC 62110 : 2009)
しなければならない。このような測定器は,特に電磁両立性,温度及び湿度に関し,製造業者が推奨する
適切な条件下で使用することが望ましい。
3軸の測定器では,合成電界及び合成磁界の実効値Frを測定する。単軸の測定器では,Fx,Fy及びFz
を測定することによって,式(1)からFrを求めることができる。
2 2 2
Fr Fx Fy Fz (1)
ここに, Fx,Fy及びFz : 電界又は磁界の直交する3軸の各成分の実効値
電界及び磁界に高調波が含まれない場合には,Fmax及びFminを測定することによって,式(2)からFrを求
めることもできる。
2 2
Fr Fmax Fmin (2)
ここに, Fmax : 電界及び磁界だ円の半長径の実効値
Fmin : 電界及び磁界だ円の半短径の実効値
4.3 高調波成分
高調波は一般的に,非線形の機器から発生する。高調波は,送電線及び配電線で検出されることがある。
通常,交流配電システムにおける電圧の全高調波ひずみ([3]及び[4]を参照)は僅かであり,ばく露レベル
に対して実質的な影響を及ぼすことはないため,高調波成分を定量化する必要はない。交流送電システム
では更に高調波成分が少ない。
電界及び磁界の高調波成分を無視できない可能性がある場合には,JIS C 1910によって,電界及び磁界
の高調波成分を推定する既存の手法を用いることが望ましい。高調波の周波数を考慮に入れた電界及び磁
界は,適用する規格(例えば[5])が定めた手順に従って評価することが望ましい。
4.4 測定結果の記録
測定報告書には,次の情報を記録することが望ましい。
− 測定を行った日付,時刻及び天候(例えば晴れ,雨,雪,風況など)
− 温度及び湿度(電界測定の場合)
− 入手できる場合には,電力システムの種類(架空送配電線,ケーブル,変電所など)及び公称電圧,
並びに電界及び磁界を発生する架空導体及び/又は地中ケーブルの配列及び相順
− 入手できる場合には,測定器に関する情報[測定器製造業者,形式,プローブの寸法及び形状,種類
(浮遊電位形電界測定器,接地式電界測定器,フラックスゲート式磁界測定器,コイルプローブ又は
ホール効果プローブ),強度範囲,通過帯域幅及び最終校正日]
− 測定における不確かさの推定
注記1 測定における不確かさは,例えばJIS C 1910が規定している手順によって推定することが
できる。
− 測定を実施した人及び機関の名称
− 測定を実施した点の地表からの高さ又は床面からの高さ
− 対象となる電力システムと測定位置との関係
− 測定を建築物内で行った場合には,室内における測定位置
− 測定した電界又は磁界の強さ
− どの電界及び磁界量を報告しているかの明示。例えば電界及び磁界の合成値,電界及び磁界の直交す
る3軸の各成分の実効値,電界及び磁界だ円の半長径又は半短径の実効値など
――――― [JIS C 1911 pdf 5] ―――――
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JIS C 1911:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62110:2009(IDT)
JIS C 1911:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.20 : 電気的及び磁気的量の測定
JIS C 1911:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1910:2004
- 人体ばく露を考慮した低周波磁界及び電界の測定―測定器の特別要求事項及び測定の手引き