JIS C 2137:2006 電気絶縁材料の耐トラッキング性試験方法―回転円板浸せき試験 | ページ 2

4
C 2137 : 2006 (IEC 61302 : 1995)

5. 試験の手順

5.1   試験電圧の実効値(r.m.s.)は,10 kV±0.5 kVとする。試験電圧の周波数は,48 Hz62 Hzとする。
5.2 各試験には少なくとも5個の同じ試験片を用意し,それらのすべてが破壊するまで,又はあらかじ
め定めた最終試験時間に到達するまで試験を継続する。用意した同一試験片の少なくとも半数が破壊する
まで(例えば,試験片5個中3個が破壊するまで)試験を終了させてはならない。
5.3 通常は,同一材料の試験片だけについて同時に試験を行うことが望ましい。ただし,予備的な試験
によって回転円板寿命に互いに著しい影響を与えないことが分かっている場合は,異なる材料を同時に試
験してもよい。

6. 試験結果

6.1   各試験片が破壊に至るまでの時間(破壊時間)を計測し,それらの中央値及び標準偏差を求める。(IEC
60493-1 参照)。
次の判定基準のいずれかによって破壊と判定する。
− せん(閃)絡の発生
− 個別の試験片における漏れ電流の実効値(r.m.s.)の300 mA 超過
規定する最終試験時間以内に,全部ではないが幾つかの試験片が破壊した場合は,選別試験に対する統
計的手法を適用することによって,破壊時間の標準偏差を概算することができる。
6.2 破壊した試験片に軽く付着しているたい(堆)積物を取り除いた後,試験の最後の手順として最大
侵食深さを測定する。
6.3 試験の最後に目視による観察を行い,試験片表面における侵食,トラッキング,表面のひび割れ又
はきず,並びに軽く付着した汚損物層の堆積の有無及び状態について記録する。

7. 報告書

 報告書には,次の項目を記載する。
a) 使用した材料の諸元
b) 試験片の詳細 : 構成及び寸法,添加材,充てん(填)材,クリーニング処理法及び使用溶剤並びに表
面処理法を行った場合はその方法
c) 6. に規定する試験結果

――――― [JIS C 2137 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
C 2137 : 2006 (IEC 61302 : 1995)
附属書A(参考)この規格の規定に合致する試験片及び試験装置の例
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
附属書A図1附属書A図6に,次の部品リストを適用する。
部品リスト
E 試験片
F1 ヒューズ
H 計時装置
J 絶縁がいし
L1 ウォームギアモータ
L2 炭素ブラシ
L3 絶縁体
L4 軸受
L5 軸受
L7 円板
M 表示灯
P 電流計
Q1 開閉器(過電流継電器によって導通/遮断)
Q2 切替スイッチ
R 過電流継電器
S スリップリング
T 変圧器
V 半円弧状給電帯
備考 それぞれの試験片には,別々の炭素ブラシ及びスリップリングが必要であるが,図では1組だ
けを示している。

――――― [JIS C 2137 pdf 7] ―――――

    6
C 2137 : 2006 (IEC 61302 : 1995)
E
附属書A図 1 電極及び試験片

――――― [JIS C 2137 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                           7
C 2137 : 2006 (IEC 61302 : 1995)
附属書A図5 参照
附属書A図 2 試験装置

――――― [JIS C 2137 pdf 9] ―――――

    8
C 2137 : 2006 (IEC 61302 : 1995)
附属書A図 3 試験装置

――――― [JIS C 2137 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS C 2137:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61302:1995(IDT)

JIS C 2137:2006の国際規格 ICS 分類一覧