JIS C 2136:2017 過酷な環境条件下で用いる固体電気絶縁材料―耐トラッキング性及び耐浸食性試験方法

JIS C 2136:2017 規格概要

この規格 C2136は、過酷な環境条件下で商用周波数(45Hz~65Hz)の電圧が加わる電気絶縁材料の耐トラッキング性及び耐浸食性を,汚損液及び傾斜平板試験片を用いて評価するための試験方法について規定。

JISC2136 規格全文情報

規格番号
JIS C2136 
規格名称
過酷な環境条件下で用いる固体電気絶縁材料―耐トラッキング性及び耐浸食性試験方法
規格名称英語訳
Electrical insulating materials used under severe ambient conditions -- Test methods for evaluating resistance to tracking and erosion
制定年月日
2004年12月20日
最新改正日
2017年8月21日
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対応国際規格

ISO

IEC 60587:2007(MOD)
国際規格分類

ICS

19.040, 29.035.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2004-12-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2017-08-21 改正
ページ
JIS C 2136:2017 PDF [18]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 用語及び定義・・・・[1]
  •  3 試験片・・・・[2]
  •  3.1 寸法・・・・[2]
  •  3.2 準備・・・・[2]
  •  4 試験装置・・・・[3]
  •  4.1 電気回路・・・・[3]
  •  4.2 電極・・・・[4]
  •  4.3 汚損液・・・・[5]
  •  4.4 計時装置・・・・[6]
  •  4.5 深さ計・・・・[6]
  •  4.6 換気・・・・[6]
  •  5 試験の手順・・・・[6]
  •  5.1 試験の準備・・・・[6]
  •  5.2 方法1 : 一定トラッキング電圧印加法・・・・[8]
  •  5.3 方法2 : 段階昇圧トラッキング電圧印加法・・・・[9]
  •  5.4 終点基準・・・・[10]
  •  6 試験報告書・・・・[10]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 2136 pdf 1] ―――――

C 2136 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電気
学会(IEEJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS C 2136:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 2136 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 2136 : 2017

過酷な環境条件下で用いる固体電気絶縁材料−耐トラッキング性及び耐浸食性試験方法

Electrical insulating materials used under severe ambient conditions- Test methods for evaluating resistance to tracking and erosion

序文

  この規格は,2007年に第3版として発行されたIEC 60587を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,過酷な環境条件下で商用周波数(45 Hz65 Hz)の電圧が加わる電気絶縁材料の耐トラッ
キング性及び耐浸食性を,汚損液及び傾斜平板試験片を用いて評価するための試験方法について規定する。
この規格は,次の二つの試験方法について規定する。
− 方法1 : 一定トラッキング電圧印加法
− 方法2 : 段階昇圧トラッキング電圧印加法
注記1 方法1は,試験を監視し続ける必要性が少ないので,広く用いられている。
注記2 試験条件は,劣化作用を加速するように設定しているが,実使用状態での全ての条件を再現
しているわけではない。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60587:2007,Electrical insulating materials used under severe ambient conditions−Test methods
for evaluating resistance to tracking and erosion(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
2.1
トラック(track)
絶縁材料の表面の局所的な劣化によって形成する,部分的な導電性経路。
2.2
トラッキング(tracking)
局所的な放電によって,固体絶縁材料表面に導電性又は半導電性の経路形成が進行する劣化。

――――― [JIS C 2136 pdf 3] ―――――

2
C 2136 : 2017
注記 トラッキングは一般に表面の汚損によって生じる。
2.3
浸食(電気的)(erosion, electrical)
漏れ電流又は放電による絶縁材料の損耗。

3 試験片

3.1 寸法

  横50 mm以上,縦120 mm以上の大きさの平板試験片を用いる。厚さは6 mmとするのがよい。異なる
厚さを用いてもよいが,試験報告書にそのことを記載する。図1に示すように,試験片には電極を取り付
けるための孔をあける。
単位 mm
図1−電極取付け孔をあけた試験片

3.2 準備

  試験片の表面に付着した油脂成分などを除くために,試験片を適切な溶剤(例えば,イソプロピルアル
コール)で洗浄した後,蒸留水ですすぐ。
清浄にした試験片を,汚損しないように注意しながら組み立てる。
5.1に規定の観察時間内に汚損液が試験片表面を均一にぬらさない場合には,試験片表面を軽く研磨して
もよい。研磨は,アルミナ又はジルコニア−アルミナの細かい(例えば,JIS R 6001の# 600800)研磨
材又は研磨紙を用いて注水しながら行い,全表面がぬれる状態とし,乾燥したときに均一なつや消しの状
態になるまで行う。試験片を研磨した場合には,再度蒸留水ですすぐ。
研磨については試験報告書に記載する。
終点基準B(5.4参照)で用いる試験片には,下部電極(図5図8参照)から上に25 mm離れた位置の
両側端面に目印(図1及び図7参照)を付ける。

――――― [JIS C 2136 pdf 4] ―――――

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C 2136 : 2017

4 試験装置

4.1 電気回路

  電気回路の概略を,図2に示す。高電圧で試験を行うため,接地した防護用の試験チャンバを設ける。
電気回路は,次のように構成する。
a) 出力電圧の変動を±5 %に安定化した周波数45 Hz65 Hzの電源で,約6 kVまで可変昇圧でき,試験
片1個につき0.1 A以上の定格電流を流せるもの。方法1の場合,試験電圧は,2.5 kV,3.5 kV及び
4.5 kVが望ましい。
注記 一つの電源で複数の試験片の試験を行う場合には,各試験片ごとに過電流遅延リレー又はそ
れと同様の装置を装着することが望ましい[4.1 d)参照]。
S : 電源スイッチ
VT : 可変変圧器
T : 高電圧変圧器
R : 直流抵抗器
V : 電圧計
Sp : 試験片
F : 過電流遅延リレー,ヒューズ又は電磁リレー
図2−電気回路の概略図
b) 抵抗値の許容差が±10 %で,容量が200 W以上の抵抗器を,電源の高電圧側にそれぞれの試験片と直
列に挿入する。その抵抗器の抵抗値は,表1による。
c) 目盛の正確さが1.5 %の電圧計。
d) 高電圧回路に60 mA以上の電流が2秒間3秒間持続したときに作動する過電流遅延リレー(例えば,
図3参照)又はこれに代わる装置。
表1−試験条件
試験電圧 方法1の推奨する試験電圧 汚損液の流量 直列抵抗の抵抗値
kV kV ml/min kΩ
1.01.75 − 0.075 10
2.02.75 2.5 0.15 15
3.03.75 3.5 0.30 22
4.04.75 4.5 0.60 33
5.06.0 − 0.90 33

――――― [JIS C 2136 pdf 5] ―――――

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