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JIS C 2143-3:2013 規格概要
この規格 C2143-3は、JIS C 2143-1及びJIS C 2143-2に従って,複数の一定温度で試験片を劣化処理したとき,時間経過によって得られる特性変化を基に,熱的耐久性を導く計算手順について規定。
JISC2143-3 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C2143-3
- 規格名称
- 電気絶縁材料―熱的耐久性―第3部 : 熱的耐久性の計算の手引き
- 規格名称英語訳
- Electrical insulating materials -- Properties of thermal endurance -- Part 3:Instructions for calculating thermal endurance characteristics
- 制定年月日
- 2013年1月21日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60216-3:2006(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 17.220.99, 19.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気計測 2021
- 改訂:履歴
- 2013-01-21 制定日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS C 2143-3:2013 PDF [37]
C 2143-3 : 2013 (IEC 60216-3 : 2006)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語,定義,記号及び略語・・・・[2]
- 3.1 用語及び定義・・・・[2]
- 3.2 記号及び略語・・・・[3]
- 4 計算の原理・・・・[5]
- 4.1 一般原理・・・・[5]
- 4.2 予備的な計算・・・・[6]
- 4.3 分散の計算・・・・[7]
- 4.4 統計検定・・・・[7]
- 4.5 結果・・・・[7]
- 5 有効な計算を行うための要求事項及び推奨事項・・・・[8]
- 5.1 試験データに関する要求事項・・・・[8]
- 5.2 計算の精度・・・・[8]
- 6 計算手順・・・・[8]
- 6.1 予備的な計算・・・・[8]
- 6.2 本計算・・・・[11]
- 6.3 統計検定・・・・[13]
- 6.4 熱的耐久グラフ・・・・[14]
- 7 計算及び結果に対する要求事項・・・・[15]
- 7.1 熱的耐久性の計算・・・・[15]
- 7.2 統計検定の取りまとめ及び報告・・・・[15]
- 7.3 結果の報告・・・・[15]
- 8 試験報告・・・・[15]
- 附属書A(規定)熱的耐久性計算の判定フローチャート・・・・[17]
- 附属書B(規定)判定表・・・・[18]
- 附属書C(参考)統計表・・・・[19]
- 附属書D(参考)実施例・・・・[28]
- 附属書E(参考)コンピュータプログラム・・・・[35]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 2143-3 pdf 1] ―――――
C 2143-3 : 2013 (IEC 60216-3 : 2006)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電気学会(IEEJ)及び一般財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 2143の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 2143-1 第1部 : 劣化処理手順及び試験結果の評価
JIS C 2143-2 第2部 : 熱的耐久性の測定−評価指標の選択
JIS C 2143-3 第3部 : 熱的耐久性の計算の手引き
JIS C 2143-5 第5部 : 相対熱的耐久性指数(RTE)の求め方
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――――― [JIS C 2143-3 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 2143-3 : 2013
(IEC 60216-3 : 2006)
電気絶縁材料−熱的耐久性−第3部 : 熱的耐久性の計算の手引き
Electrical insulating materials-Properties of thermal endurance- Part 3: Instructions for calculating thermal endurance characteristics
序文
この規格は,2006年に第2版として発行されたIEC 60216-3を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にない事項である。
1 適用範囲
この規格は,JIS C 2143-1及びJIS C 2143-2に従って,複数の一定温度で試験片を劣化処理したとき,
時間経過によって得られる特性変化を基に,熱的耐久性を導く計算手順について規定する。
試験データは,非破壊試験,破壊試験又は保証試験によって求める。非破壊試験又は保証試験では,終
点に到達した試験片の個数が試験片の中央値を超えた時点で残りの試験を打ち切ることがあるため,不完
全データであってもよい。
この規格は,計算手順を実施例によって説明している(附属書D参照)。
注記1 対応国際規格では,計算を容易にするためのコンピュータプログラムを推奨している(附属
書E参照)。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60216-3:2006,Electrical insulating materials−Thermal endurance properties−Part 3:
Instructions for calculating thermal endurance characteristics(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2143-1 電気絶縁材料−熱的耐久性−第1部 : 劣化処理手順及び試験結果の評価
注記 対応国際規格 : IEC 60216-1:2001,Electrical insulating materials−Properties of thermal endurance
−Part 1: Ageing procedures and evaluation of test results(IDT)
JIS C 2143-2 電気絶縁材料−熱的耐久性−第2部 : 熱的耐久性の測定−評価指標の選択
注記 対応国際規格 : IEC 60216-2:2005,Electrical insulating materials−Thermal endurance properties
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2
C 2143-3 : 2013 (IEC 60216-3 : 2006)
−Part 2: Determination of thermal endurance properties of electrical insulating materials−Choice of
test criteria(IDT)
IEC 60493-1:1974,Guide for the statistical analysis of ageing test data−Part 1: Methods based on mean values
of normally distributed test results
3 用語,定義,記号及び略語
3.1 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1.1
順序データ(ordered data)
データの要素の並びを増加の方向とし,各要素がその前の要素より大きいか又は等しくなるように並べ
替えたデータグループ。
注記1 この規格で増加の方向とは,データをこの方向で順序付けたとき,最初の要素の大きさが最
小であることを意味している。
注記2 “グループ”という用語は,統計理論上の文献では,全データセットのサブセットを表す場
合にも用いられる。グループは,セットのパラメータの一つが同じ値をもつ(例えば,劣化
処理温度など)データからなる。グループは,それ自身,他のパラメータ(例えば,破壊試
験の場合の時間など)によって特徴付けられる幾つかのサブグループからなる。
3.1.2
順序統計量(order-statistic)
順序データで,一連の中の数で表した位置によって同じものとみなすことができるセットのそれぞれの
値。
3.1.3
不完全データ(incomplete data)
ある境界位置から上及び/又は下の値が未知である順序データ。
3.1.4
打切りデータ(censored data)
打ち切って測定をしていない値の数が分かっている不完全データ。
注記1 打切りが規定の数値の上又は下から始まる場合は,打切りはタイプ1である。規定の順序統
計量の上又は下から始まる場合は,タイプ2である。この規格は,タイプ2だけを扱う。
注記2 規定する劣化処理時間後に試験を終了するとき,“定時打切り”又は“タイプ1途中打切り”
といい,規定する試験片数が故障した後に試験を終了するとき,“定数打切り”又は“タイプ
2途中打切り”という。
3.1.5
自由度(degrees of freedom)
データの数からパラメータの数を減じた数。
3.1.6
データグループの不偏分散(variance of data group)
一つ以上のパラメータによって定義した照合水準からのデータ偏差の平方の和を自由度の数で除したも
の。
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3
C 2143-3 : 2013 (IEC 60216-3 : 2006)
注記1 この規格では,不偏分散を単に分散という。
注記2 照合水準は,例えば,平均値(パラメータが一つの場合),直線(パラメータが二つの場合 :
勾配及び切片)などである。
3.1.7
データグループの中央2次モーメント(central second moment of a data group)
データグループの要素の平均からの偏差の平方の和をグループ中のデータ数で除したもの。
3.1.8
データグループの共分散(covariance of data groups)
等しい要素数の二つのデータグループにおいて,対応する要素の間で各グループ平均からの偏差を乗算
し,その合計を自由度で除したもの。
3.1.9
回帰分析(regression analysis)
二つのデータグループの対応する要素の間の関係を示す回帰直線を推定し,この直線と各要素との偏差
の平方の和が最小となるように回帰直線を導く過程。
注記 最適直線のパラメータを,回帰係数と呼ぶ。
3.1.10
相関係数(correlation coefficient)
二つのデータグループの要素間の関係の完璧さの度合いを示す統計的指標。相関係数は,共分散を二つ
のデータグループの分散を乗じた数の平方根で除したものに等しい。
注記 この平方の値は,0(相関なし)と1(完全な相関)との間である。
3.1.11
終点ライン(end-point line)
特性−時間グラフにおいて,規定の特性変化(終点)を示す値で時間軸に平行に引いた直線。
3.2 記号及び略語
この規格で用いる主な記号及び略語は,次による。
箇条番号
a 回帰係数(y切片) 4.3,6.2
ap 破壊試験の計算のための回帰係数(p切片) 6.1
b 回帰係数(x−y図の勾配) 4.3,6.2
bp 破壊試験の計算のための回帰係数(x−p図の勾配) 6.1
br 中間定数( Xの計算)
c 6.3
c 中間定数(
2
算) 6.3
f 自由度の数 表C.2表C.5
F フィッシャー分布した統計的変数 4.2,6.1,6.3
F0 Fの表中の値(熱的耐久グラフの直線性) 4.4,6.3
F1 Fの表中の値(特性グラフの直線性−有意差 0.05) 6.1
F2 Fの表中の値(特性グラフの直線性−有意差 0.005) 6.1
g 破壊試験の劣化処理時間の順位数 6.1
h 破壊試験の特性値の順位数 6.1
HIC TIと等しい温度での半減温度幅 4.3,箇条7
――――― [JIS C 2143-3 pdf 5] ―――――
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JIS C 2143-3:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60216-3:2006(IDT)
JIS C 2143-3:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 19 : 試験 > 19.020 : 試験条件及び手順一般
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.99 : 電気及び磁気学に関するその他の規格
JIS C 2143-3:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2143-1:2015
- 電気絶縁材料―熱的耐久性―第1部:劣化処理手順及び試験結果の評価
- JISC2143-2:2011
- 電気絶縁材料―熱的耐久性―第2部:熱的耐久性の測定―評価指標の選択