この規格ページの目次
- 9.6 試験結果
- 10 密度
- 10.1 試験片
- 10.2 試験手順
- 10.3 試験結果
- 11 水分
- 11.0A 試験片
- 11.0B 試験手順
- 11.0C 試験結果
- 12 収縮率
- 12.1 試験片
- 12.2 試験手順
- 12.3 試験結果
- 13 吸油率
- 13.1 試験片
- 13.2 試験手順
- 13.3 試験結果
- 14 灰分
- 14.1 試験手順
- 14.2 試験結果
- 15 絶縁油の汚染
- 15.1 試験装置
- 15.2 試験片
- 15.3 試験手順
- 15.3A A法(IEC法)の場合
- 15.3B B法(JIS法)の場合
- 15.4 試験結果
- 16 水浸液導電率
- 16.1 試験手順
- 16.2 試験結果
- 17 水浸液pH
- 17.0A 試験手順
- JIS C 2324-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS C 2324-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 2324-2:2016の関連規格と引用規格一覧
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C 2324-2 : 2016
9.6 試験結果
試験片の曲げ強さは,次の式を用いて求める。
5.1 F L
σf 2
b h
ここに, σf : 曲げ強さ(MPa)
F : 最大の力(N)
L : 支持具間の寸法(mm)
b : 試験片の幅(mm)
h : 試験片の厚さ(mm)
耐熱性(TR),耐油性(OC)及び油中エージング耐性(RA)は,次の式を用いて求める。
1f
TR 100 %
f0
f2
OC 100 %
f0
f3
RA 100 %
f2
ここに, TR : 耐熱性
OC : 耐油性
RA : 油中エージング耐性
σf 0 : 乾燥した試験片の大気23 ℃中における曲げ強さ(MPa)
σf 1 : 乾燥した試験片の大気120 ℃中における曲げ強さ
(MPa)
σf 2 : 油含浸非エージング試験片の大気23 ℃中における曲げ
強さ(MPa)
σf 3 : 油含浸エージングした試験片の大気23 ℃中における曲
げ強さ(MPa)
耐熱性,耐油性及び油中エージング耐性は,それぞれの平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。
10 密度
10.1 試験片
試験は,調湿した3個の試験片で実施する。各々の試験片で測定する。
1個の試験片の面積は,長方形で100 cm2以上とする。
10.2 試験手順
試験片の質量は,試験片質量×10−4の精度で測定する。
各試験片の長さ及び幅は,±0.1 mmの精度で端面から12 mm以上内側の各2か所測定する。
厚さは,5.1で規定する方法に従って8か所測定して平均値を求める。
10.3 試験結果
密度は,次の式を用いて求める。
m
103
s l w
ここに, ρ : 密度(g/cm3)
m : 質量(g)
s : 8か所の厚さの平均値(mm)
l : 2か所の長さ測定の平均値(mm)
――――― [JIS C 2324-2 pdf 16] ―――――
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C 2324-2 : 2016
w : 2か所の幅測定の平均値(mm)
密度は,3個の試験片の平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。さらに,最大値及び最小値も
記録する。
11 水分
受取時の水分測定は,JIS P 8127によるほか,次による。
11.0A 試験片
試験片は,質量50 g以上のものを3個準備する。試験片の寸法は,長さ100 mm×幅25 mm×受取時の
厚さとする。
11.0B 試験手順
試験片質量は,±0.1 mgの精度で測定した後に箇条4に従って乾燥し,その後デシケータ内で室温まで
冷却して同じ精度で乾燥後の質量を測定する。
11.0C 試験結果
水分は,当初質量に対する乾燥によって失われた質量の百分率で表し,次の式を用いて求める。
L1 L2
M0 100 %
L1
ここに, M0 : 水分
L1 : 試料採取時の試験片質量(g)
L2 : 乾燥後の試験片質量(g)
水分は,3個の値の平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。さらに,最大値及び最小値も記録
する。
12 収縮率
12.1 試験片
試験片は,約50 mm×300 mmの寸法のものを,縦方向(方向A)及び横方向(方向B)で各々3個切り
出す(図1を参照)。
12.2 試験手順
試験片を箇条3に従って調湿した後,各試験片の長さを1か所及び試験片端部から20 mm以上内側に入
った位置の厚さを1か所測定する。
試験片は,箇条4に従って乾燥する。
乾燥後の試験片は,デシケータ内で室温まで冷却した後,再度,試験片の長さ及び厚さを測定する。乾
燥前後の長さの精度は,±0.05 mmで,厚さの精度は,±0.01 mmとする。
12.3 試験結果
縦方向,横方向及び厚さ方向の収縮率は,次の式を用いて求める。
A B
S 100 %
A
ここに, S : 収縮率
A : 乾燥前の試験片の寸法(mm)
B : 乾燥後の試験片の寸法(mm)
縦方向,横方向及び厚さ方向の収縮率は,それぞれの平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。
さらに,各方向共に最大値及び最小値も記録する。
――――― [JIS C 2324-2 pdf 17] ―――――
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C 2324-2 : 2016
13 吸油率
13.1 試験片
試験片の寸法は,長さ100 mm,幅25 mmとし,厚さは製品の厚さとし,3個準備する。
13.2 試験手順
試験手順は,次による。
− 試験片は,箇条4のA法に従って乾燥した後に1 mg単位で質量を測定する。
− 試験片を真空炉に入れて,炉内温度を90 ℃±2 ℃に上げ,炉内圧力を1 kPa以下にする。
− この温度及び圧力を1時間保持した後,前もって90 ℃±2 ℃に加熱したIEC 60296に規定する変圧
器絶縁油(Transformer oils)又はJIS C 2320に規定する絶縁油 1種の2号又は4号を炉内圧力が2.5 kPa
を超えないようにゆっくり炉内に入れる。
− 試験片を完全に油中に浸した後,炉内圧力をゆっくり大気圧まで上げてヒータ電源を切る。試験片は,
油中に24時間±1時間放置する。
− その後,試験片を油から取り出し,吸取紙で余分な油を拭き取る。油を拭き取った試験片は,前と同
じ精度で質量を測定する。
13.3 試験結果
吸油率は,次の式を用いて求める。
m2 m1
A 100 %
m1
ここに, A : 吸油率
m1 : 乾燥後油含浸前の試験片の質量(g)
m2 : 油含浸の後,油拭取り後の試験片の質量(g)
吸油率は,3個の値の平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。さらに,最大値及び最小値も記
録する。
14 灰分
14.1 試験手順
試験手順は,次による。
− 受取状態の製品の灰化後の残さの量は,JIS P 8252に従って測定する。
− 試験片の質量は,5 g以上とする。
− 接着層とセルロース層との構成比は,製品と同じにして試験片を採取する。
− 試験は,3回行う。
14.2 試験結果
灰分は,次の式を用いて求める。
mr
X 100 %
s
ここに, X : 灰分
mr : 試験片の燃焼残さの質量(g)
ms : 乾燥後の試験片質量(g)
乾燥後の試験片質量は,箇条11によって求めた水分を用いて算出するか,又は箇条4の方法に従って乾
燥した後の試験片の質量を測定して求めてもよい。
灰分は,3個の値の平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。さらに,最大値及び最小値も記録
――――― [JIS C 2324-2 pdf 18] ―――――
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C 2324-2 : 2016
する。
15 絶縁油の汚染
15.1 試験装置
試験装置は,次による。
− 誘電特性試験用電極は,次による。ただし,A法及びB法の区別は,15.3A及び15.3Bによる。
測定方法がA法の場合,使用電極形状例は,IEC 60247又はJIS C 2138による。
測定方法がB法の場合,使用電極形状例は,JIS C 2101の23.2(装置)による。
− 油面上に乾燥窒素雰囲気を保持でき,1 L以上の容積のある中性又はほうけい酸ガラス製油入り容器
− 炉内温度を100 ℃±1 ℃に制御できる恒温槽
− 清潔な金属製つかみ具
− IEC 60296に規定する変圧器絶縁油(Transformer oils)又はJIS C 2320に規定する絶縁油 1種の2号
又は4号を脱気したもの。
15.2 試験片
試験片の接着層とセルロース層との構成比は,試験する製品と同じとする。
厚さ1 mm未満で表面積を約1 cm2に切り刻んだ十分な量の試験片を105 ℃±2 ℃の炉内温度で16時間
以上乾燥する。
試験片は,清潔な金属製つかみ具を用いて扱う。
15.3 試験手順
試験手順は,次による。
− 清潔な容器に750 mL±5 mLの脱気処理した絶縁油を入れ,質量75 g±0.1 gの試験片を浸す。また,
空試験用として,同一仕様の容器に同じく脱気処理した絶縁油を750 mL±5 mL入れる。
− 油面上の雰囲気は,乾燥窒素とする。試験片を入れた絶縁油入り容器及び絶縁油入り空試験用容器を,
100 ℃±1 ℃で168時間±4時間加熱する。
− 所定の時間加熱した後,試験片を入れた試験絶縁油及び空試験絶縁油の各々の特性を測定する。
− 中和価,スラッジ,誘電正接の測定は,15.3A又は15.3Bに規定するA法又はB法のいずれを用いて
もよいが,用いた方法を記録する。
注記 中和価とは,酸価,強酸価,塩基価及び強塩基価の総称をいう。
15.3A A法(IEC法)の場合
各特性の測定は,表1Aによる。
表1A−A法による絶縁油特性の測定方法
90 ℃±1 ℃,周波数48 Hz
中和価 スラッジ
62 Hzにおける誘電正接
IEC 62021-1
測定方法 IEC 61125の method C IEC 60247
又はIEC 62021-2
――――― [JIS C 2324-2 pdf 19] ―――――
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C 2324-2 : 2016
15.3B B法(JIS法)の場合
各特性の測定は,表1Bによる。
表1B−B法による絶縁油特性の測定方法
90 ℃±1 ℃,周波数48 Hz
中和価 スラッジ
62 Hzにおける誘電正接
JIS C 2101の23.
JIS C 2101の16.
測定方法 JIS C 2101の18.6.2(測定)
(誘電正接試験及び比誘
(酸価試験)
電率試験)
15.4 試験結果
積層プレスボードによる絶縁油の汚染に関する各種特性(中和価,スラッジ及び誘電正接)は,表1C
に規定するそれぞれの計算式を用いて求める。
表1C−絶縁油の汚染に関する各種特性計算
Cn : 中和価(mg KOH/g) Cs : スラッジ(mg/L) Cd : 90 ℃±1 ℃,48 Hz62
項目名
Hzにおける誘電正接
計算式 Cn an1 an 2 Cs a1s a2s Cd a1d ad 2
加熱後の試験絶縁油の特性 an1 : 中和価(mg KOH/g)as1 : スラッジ(mg/L) ad1 : 誘電正接
加熱後の空試験絶縁油の特 an2 : 中和価(mg KOH/g)as2 : スラッジ(mg/L) ad2 : 誘電正接
性
16 水浸液導電率
16.1 試験手順
試験手順は,次による。
− 試験手順は,JIS C 2305-2の箇条15(水浸液導電率)のA法に従って行う。
− 測定は,受取時の製品で行う。
− 試験片は,積層プレスボードと同じ接着層とセルロースとの構成比のものを採取する。
試験片を複数片で構成する場合,一片の試験片寸法は,長さ20 mm×幅3 mm以下のほうが望まし
い。
− 空試験溶液及び抽出液を3個作成し,それぞれを測定する。
16.2 試験結果
水浸液導電率は,次の式を用いて求める。
1
0
ここに, γ : 抽出液の導電率(mS/m)
γ1 : 抽出液の導電率の測定値(mS/m)
γ0 : 空試験の導電率の測定値(mS/m)
水浸液導電率は,3個の試験結果の平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。さらに,最大値及
び最小値も記録する。
17 水浸液pH
17.0A 試験手順
――――― [JIS C 2324-2 pdf 20] ―――――
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JIS C 2324-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60763-2:2007(MOD)
JIS C 2324-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2324-2:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2101:1950
- 絶縁油試験方法
- JISC2101:1999
- 電気絶縁油試験方法
- JISC2110-1:2016
- 固体電気絶縁材料―絶縁破壊の強さの試験方法―第1部:商用周波数交流電圧印加による試験
- JISC2138:2007
- 電気絶縁材料―比誘電率及び誘電正接の測定方法
- JISC2305-2:2010
- 電気用プレスボード及びプレスペーパー―第2部:試験方法
- JISC2320:1999
- 電気絶縁油
- JISP8127:2010
- 紙及び板紙―ロットの水分試験方法―乾燥器による方法
- JISP8252:2003
- 紙,板紙及びパルプ―灰分試験方法―900℃燃焼法