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C 3362 : 2009
6.5 架橋ポリエチレン絶縁体のホットセット試験
架橋ポリエチレン絶縁体のホットセット試験は,JIS C 3667の16.9[エチレンプロピレンゴム(EPR),
硬質エチレンプロピレンゴム(HEPR)及び架橋ポリエチレン(XLPE)の絶縁体並びにエラストマ系シー
スのホットセット試験]による。
6.6 導体最高許容温度での絶縁抵抗測定
導体最高許容温度での絶縁抵抗測定は,JIS C 3667の17.2(導体最高許容温度での絶縁抵抗測定)によ
る。
6.7 4時間耐電圧試験
4時間耐電圧試験は,JIS C 3667の17.3(4時間耐電圧試験)による。
6.8 寸法
寸法は,JIS C 3667の18.1(絶縁体厚さの測定)及びJIS C 3667の18.2(非金属シース厚さの測定)に
よる。
6.9 機械的特性
機械的特性は,JIS C 3667の18.3(老化前後の絶縁体の機械的特性の測定試験),JIS C 3667の18.4(老
化前後の非金属シースの機械的特性の測定試験)及びJIS C 3667の18.5(完成品ケーブルの追加老化試験)
による。
6.10 熱可塑性
熱可塑性は,JIS C 3667の18.7(高温での絶縁体及び非金属シースの加熱変形試験)及びJIS C 3667の
18.8(ビニル絶縁体,ビニルシース及びハロゲンフリーシースの低温試験)による。
6.11 その他の特性
その他の特性は,JIS C 3667の18.6(タイプST2のビニルシースの加熱減量試験),JIS C 3667の18.9(ビ
ニル絶縁体及びシースの巻付加熱試験),JIS C 3667の18.11[エチレンプロピレンゴム(EPR),硬質エチ
レンプロピレンゴム(HEPR)及び架橋ポリエチレン(XLPE)の絶縁体並びにエラストマ系シースのホッ
トセット試験],JIS C 3667の18.13(絶縁体の耐水性試験),JIS C 3667の18.16[架橋ポリエチレン(XLPE)
絶縁体の収縮試験]及びJIS C 3667の18.15[黒色ポリエチレン(PE)シースのカーボンブラック含有量
の測定]による。
6.12 難燃試験
難燃試験は,JIS C 3667の18.14.1(一条ケーブルの難燃試験)による。
7 試験
試験は,箇条6の試験方法によって,7.27.5の項目について行い,箇条4,箇条5及び9.1の規定に適
合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を省略することができ
る。
7.1 試験に関する定義
a) 出荷試験 製造業者が,各製造長さ単位について出荷前に検査するために行う試験。
b) 抜取試験 完成品が規定された要求事項に適合していることを実証するために,ある一定の検査周期
で完成品ケーブルの試料及び完成品ケーブルから採取したケーブルを構成する原材料副資材について
製造業者が行う試験。
c) 形式試験 意図した実使用条件下で十分な機能・特性をもつことを実証するために,この規格に該当
するケーブルについて行う試験。
――――― [JIS C 3362 pdf 11] ―――――
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C 3362 : 2009
注記 形式試験は,一度実施された後は,性能特性に影響を与えるようなケーブル材料,設計又は
製造工程の変更がなければ繰り返す必要のない性質のものである。
7.2 出荷試験
出荷試験は,JIS C 3667の箇条15(出荷試験)によって,次の項目について行う。
a) 導体抵抗試験
b) 耐電圧試験
7.3 抜取試験
抜取試験は,JIS C 3667の箇条16(抜取試験)によって,次の項目について行う。
a) 導体検査
b) 寸法の確認
c) 架橋ポリエチレン絶縁体のホットセット試験
7.4 電気形式試験
電気形式試験は,JIS C 3667の箇条17(電気形式試験)によって,次の項目について行う。
a) 導体最高許容温度での絶縁抵抗測定
b) 4時間耐電圧試験
7.5 非電気形式試験
非電気形式試験は,JIS C 3667の箇条18(非電気形式試験)によって,次の項目について行う。
a) 寸法
b) 機械的特性
c) 熱可塑性
d) その他の特性
e) 難燃試験
8 製品の呼び方
製品の呼び方は,次のいずれかによる。
− 種類及び線心数×公称断面積
− 記号及び線心数×公称断面積
例 600 V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(IEC仕様) 3×25 mm2
又は
600 V XLPE/PVC(CV) 3×25 mm2
9 表示及び包装
9.1 ケーブルの表示
ケーブルには,適切な所に容易に消えない方法で,次の事項を連続表示する。
a) EC規格に準拠した仕様の製品である旨の表示(例 IEC)
b) 製造業者名又はその略号
c) 記号
d) 導体サイズの表示
――――― [JIS C 3362 pdf 12] ―――――
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9.2 包装の表示
包装には,適切な方法で次の事項を表示する。
a) 種類又は記号
b) 線心数及び公称断面積
c) 長さ
d) 質量(ドラム巻きの場合は,総質量も併記する。)
e) ドラムの回転方向
f) 製造業者名又はその略号
g) 製造年又はその略号
h) 規格番号(JIS C 3362)
9.3 包装
包装は,1条ずつドラム巻き又はたば巻きとし,運搬中損傷のないように適切な方法で行う。
――――― [JIS C 3362 pdf 13] ―――――
C3
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附属書JA
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(参考)
2 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
009
JIS C 3362:2009 600 V架橋ポリエチレン絶縁ケーブル(IEC仕様) IEC 60502-1:2004,Power cables with extruded insulation and their accessories for
rated voltages from 1 kV (Um = 1.2 kV) p to 30 kV (Um = 36 kV)−Part 1: Cables for
rated voltages of 1 kV (Um = 1.2 kV) nd 3 kV (Um = 3.6 kV)
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
1 適用範 600 V以下の架橋ポ 1 定格電圧0.6/1 kV (Um= 変更 JIS C 3667の附属書JA参照
1.8/3 kV (Um=3.6 kV) のケー
囲 リエチレン絶縁ケ 1.2 kV) 及び1.8/3 kV (Um ブルの規定を削除した。
ーブル =3.6 kV) の押出固体絶 絶縁体の種類を架橋ポリエチ
縁電力ケーブル レンに限定している。
2 引用規 JIS C 3667 2 l kV及び3 kVケーブルの 変更 l kVケーブルの引用規格だけ JIS C 3667の附属書JA参照
格 引用規格を規定してい を採用し,3 kVケーブルの引
る。 用規格を削除した。
3 種類及 種類及び記号を規 なし 規定なし 追加 製品の種類及び記号を規定し 従来JISからIEC整合JISへの移
び記号 定している。 た。 行期間中の従来JIS製品との区
別・誤用防止の観点から規定した。
4 特性 架橋ポリエチレン 5 PVC,EPR,HEPR及び架 変更 架橋ポリエチレン絶縁ケーブ 架橋ポリエチレン絶縁ケーブルだ
絶縁ケーブルに関 6 橋ポリエチレン絶縁ケー ルに関する特性項目と要求事 けを対象にしたJISであるため,
する特性項目と要 7 ブルに関する特性項目と 他の材料に関する規定を削除し
項,試験方法だけを採用し,他
求事項,試験方法適 13 要求事項,試験方法を規 の材料の規定を削除した。 た。
用箇条を規定して 定している。
いる。
5 材料,構具体的な構造表を なし 規定なし 追加 標準的な公称断面積と線心数 製品の標準化及び接続材料等の設
造及び加 規定したほか,線心 計,選定における利便性向上を図
の組合せを示し,導体構成,導
工方法 の識別方法を規定 るため,構造表を追加した。また,
体外径,仕上外径や概算質量な
している。 どの参考値を記載した。 安全上の観点より線心識別が必要
であり,これを規定した。
――――― [JIS C 3362 pdf 14] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
6 試験方 架橋ポリエチレン 14 PVC,EPR,HEPR及び架 変更 架橋ポリエチレン絶縁ケーブ 架橋ポリエチレン絶縁ケーブルだ
法 絶縁ケーブルに関 15 橋ポリエチレン絶縁ケー ルに対する試験方法や試験項 けを対象にしたJISであるため,
する試験方法を規 16 ブルに関する試験方法や 他の材料に関する規定を削除し
目だけを採用し,他の材料の規
定している。 17 試験項目を規定してい 定を削除した。 た。
7 試験 試験に関する定義, 18 る。
出荷試験項目,抜取
試験項目,電気形式
試験項目及び非電
気形式試験項目を
規定している。
7.1 試験 出荷試験,抜取試 19 竣工試験を規定してい 変更 竣工試験の規定を採用しなか JIS C 3667の附属書JA参照
に関する 験,形式試験だけを る。 った。
定義 規定している。
8 製品の 製品の呼び方を規 なし 規定なし 追加 製品の呼び方を規定した。 従来JISからIEC整合JISへの移
呼び方 定している。 行期間中の,従来JIS製品との区
別・誤用防止の観点から規定した。
9 表示及 表示内容及び包装 なし 規定なし 追加 表示内容及び包装方法を規定 JIS C 3667の附属書JA参照
び包装 方法を規定してい した。
る。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 60502-1:2004,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
C3
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
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− MOD··············· 国際規格を修正している。
2 : 2009
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JIS C 3362:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60502-1:2004(MOD)
JIS C 3362:2009の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 3362:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3667:2008
- 定格電圧1kV~30kVの押出絶縁電力ケーブル及びその附属品―定格電圧0.6/1kVのケーブル
- JISC3667:2021
- 定格電圧1kV~30kVの押出絶縁電力ケーブル及びその附属品―定格電圧0.6/1kVのケーブル