JIS C 4034-30:2011 回転電気機械―第30部:単一速度三相かご形誘導電動機の効率クラス(IEコード) | ページ 2

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C 4034-30 : 2011 (IEC 60034-30 : 2008)
効率は,定格出力PN,定格電圧UN及び定格周波数fNによって算定する。
効率及び損失は,JIS C 4034-2-1に従って算定する。
標準効率(IE1)未満の電動機の場合,不確かさ“低”又は“中”の試験方法(JIS C 4034-2-1参照)を
用いる。選択した試験方法は,製品の附属書類(カタログ,製品仕様書など)で明確に記載する。
高効率(IE2)以上の効率クラスでは,不確かさ“低”の試験方法を用いる。
5.1.2 定格電圧,定格周波数及び定格出力
広範囲の電圧変動幅を許容している電動機の場合,電圧変動幅にかかわらず,定格電圧に対する定格効
率及び効率クラス(IEコード)を指定する。例えば,400 V±10 %の電圧変動幅を許容する電動機では,
400 Vに対する定格効率及び効率クラスを割り当てる。
複数の定格電圧・定格周波数・定格出力の組合せをもつ電動機は,それぞれの定格電圧・定格周波数・
定格出力の組合せに対する定格効率及び効率クラス(IEコード)を指定する。
全ての定格電圧・定格周波数・定格出力の組合せの中で,少なくとも最低の定格効率に対応した効率ク
ラスを,定格銘板に表示しなければならない。
定格効率及び効率クラス(IEコード)は,全ての製品の附属書類(カタログ,製品仕様書など)に記載
しなければならない。
注記 例えば,日本では,定格“200 V-50 Hz/200 V-60 Hz/220 V-60 Hz”を一般に用いる。欧州では,
定格“380 V-50 Hz/400 V-50 Hz/415 V-50 Hz/460 V-60 Hz”を用いる場合がある。これらの例の
場合,それぞれ三つ又は四つの定格効率があるため,最低の定格効率に対応した効率クラスか,
又はそれぞれの定格に対応した効率クラスを表示してもよい。
効率クラスの表示は,例えば,230/400 V(Δ/Y)又は230/460 V(2Y/Y)といった同じ磁束及び出力をもつ定
格電圧・定格周波数の組合せにおいては,定格効率及び効率クラス(IEコード)は同一とする。
5.1.3 補助装置
軸シール,外部ファン,機械的ブレーキ,逆転防止装置,速度センサ,タコゼネレータなどの様々な組
合せの補助装置が付いている電動機にも,適用する。
しかし,これらの補助装置の全ての可能な組合せについて,効率を算定することは実際的ではない。補
助装置が電動機の構造に必須の部分でない限り,補助装置が付いた電動機の効率の試験は,補助装置を取
り付けない状態で行う。
ギヤードモータ及びポンプモータには,電動機に油又は水が入らないように,通常は軸シール付電動機
を用いる。これらのシールは,ギヤボックス又はポンプの一部であるので,電動機の効率の試験は,シー
ルなしで行う。

5.2 定格

  材料,製造工程及び試験でのばらつきのため,単一設計による電動機であっても効率にばらつきが生じ
る。単一設計の複数の電動機の定格出力での効率は,ただ一つの値ではなく,幅をもった値となる。した
がって,この規格で規定する定格出力での効率は,公称値とする。
製造業者が定格銘板に表示する効率は,定格効率(3.1.6参照)とし,表示銘板に表示する効率クラス(IE
コード)が要求する公称効率(3.1.5参照)以上でなければならない。
定格電圧及び定格周波数で試験するとき,個々の電動機の全負荷効率はJIS C 4034-1による裕度を適用
する。
注記 この規格は定格出力時の効率に適用するが,50 %負荷,75 %負荷及び全負荷(定格出力)にお
ける効率を製品の附属書類に記載するのが望ましい。

――――― [JIS C 4034-30 pdf 6] ―――――

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C 4034-30 : 2011 (IEC 60034-30 : 2008)

5.3 効率クラス及び表示

5.3.1  一般
効率クラスは,文字記号IE(“International Energy-efficiency Class”の略語)と,その後に表1のクラス
を表す数字記号とを付けて呼称する。
5.3.2 効率クラス
効率クラスは,表1による。
表1−効率クラス
クラスを 分類 定義
表す数字
記号
1 標準効率 5.4.2に規定の公称効率以上の全負荷(定格出力)における定格効率をもつ電動機
2 高効率 5.4.3に規定の公称効率以上の全負荷(定格出力)における定格効率をもつ電動機
3 プレミアム効率 5.4.4に規定の公称効率以上の全負荷(定格出力)における定格効率をもつ電動機
4 スーパープレミアム効率 検討中a)
注a) E4のレベルは,次回改正時で規定する予定である。IE4ではIE3に比べて約15 %損失を減らすことが目標であ
る。IE4のレベルを達成するためには,かご形誘導電動機とは異なる技術を期待する。そのときには,この規格
の適用範囲を修正する予定である。
5.3.3 標準効率(IE1)未満の電動機
表3及び表4に示す公称効率未満の効率の電動機には,効率クラス(IEコード)を表示できない。
5.3.4 表示
定格効率及び効率クラス(IEコード)は,定格銘板に容易に消えない方法によって表示する。
例えば,“IE2−84.0 %”と表示する。

5.4 公称効率

5.4.1  補間
5.4.1.1 電源周波数50 Hz
50 Hzの公称効率は,表3,表5及び表7による。表3,表5及び表7の0.75 kW200 kWの出力範囲で
は,これらの表に規定する以外の定格出力値の50 Hzの公称効率は,式(1)を適用して算出する。
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PN PN PN
ηn= A log 10 +B log 10 +C log 10 +D (1)
Pc Pc Pc
ここに, A,B,C及びD : 補間係数(表2参照)
Pc : 1(kW)
注記1 式(1)及び補間係数は,表3,表5及び表7に規定する公称効率に対する最適近似曲線を得る
ために数学的に導いた。
注記2 PN(kW)を無次元化するため,1(kW)で除している。
算定する公称効率 %)は,小数第2位を四捨五入する。すなわち,xx.x %のように表示する。
注記3 0.75 kWを下回る電動機の効率クラスを必要とする場合は,参考値を算出するために補間関
数[式(1)参照]及び補間係数(表2参照)を用いてもよい。
注記4 200 kW375 kWの出力範囲では,公称効率は一定の値となるため,式(1)による補間の必要
はない。

――――― [JIS C 4034-30 pdf 7] ―――――

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表2−50 Hzの電動機に対する補間係数
効率クラス 補間係数 50 Hz,200 kWまで
(IEコード) 2極 4極 6極
IE1 A 0.523 4 0.523 4 0.078 6
B −5.049 9 −5.049 9 −3.583 8
C 17.418 0 17.418 0 17.291 8
D 74.317 1 74.317 1 72.238 3
IE2 A 0.297 2 0.027 8 0.014 8
B −3.345 4 −1.924 7 −2.497 8
C 13.065 1 10.439 5 13.247 0
D 79.077 0 80.976 1 77.560 3
IE3 A 0.356 9 0.077 3 0.125 2
B −3.307 6 −1.895 1 −2.613 0
C 11.610 8 9.298 4 11.996 3
D 82.250 3 83.702 5 80.476 9
5.4.1.2 電源周波数60 Hz
60 Hzの公称効率は,表4,表6及び表8による。表4,表6及び表8に規定する以外の定格出力値の60
Hzの公称効率は,次のように決定する。
− 二つの連続した出力定格間において中間点以上の定格出力の公称効率は,二つの公称効率の高い方と
する。
− 二つの連続した出力定格間において中間点未満の定格出力の公称効率は,二つの公称効率の低い方と
する。

――――― [JIS C 4034-30 pdf 8] ―――――

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5.4.2 標準効率(IE1)の公称効率
標準効率(IE1)の公称効率は,表3及び表4による。
表3−標準効率(IE1)50 Hzの公称効率
単位 %
定格出力 PN 極数
kW 2 4 6
0.75 72.1 72.1 70.0
1.1 75.0 75.0 72.9
1.5 77.2 77.2 75.2
2.2 79.7 79.7 77.7
3 81.5 81.5 79.7
4 83.1 83.1 81.4
5.5 84.7 84.7 83.1
7.5 86.0 86.0 84.7
11 87.6 87.6 86.4
15 88.7 88.7 87.7
18.5 89.3 89.3 88.6
22 89.9 89.9 89.2
30 90.7 90.7 90.2
37 91.2 91.2 90.8
45 91.7 91.7 91.4
55 92.1 92.1 91.9
75 92.7 92.7 92.6
90 93.0 93.0 92.9
110 93.3 93.3 93.3
132 93.5 93.5 93.5
160 93.8 93.8 93.8
200375 94.0 94.0 94.0

――――― [JIS C 4034-30 pdf 9] ―――――

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C 4034-30 : 2011 (IEC 60034-30 : 2008)
表4−標準効率(IE1)60 Hzの公称効率
単位 %
定格出力 PN 極数
kW 2 4 6
0.75 77.0 78.0 73.0
1.1 78.5 79.0 75.0
1.5 81.0 81.5 77.0
2.2 81.5 83.0 78.5
3.7 84.5 85.0 83.5
5.5 86.0 87.0 85.0
7.5 87.5 87.5 86.0
11 87.5 88.5 89.0
15 88.5 89.5 89.5
18.5 89.5 90.5 90.2
22 89.5 91.0 91.0
30 90.2 91.7 91.7
37 91.5 92.4 91.7
45 91.7 93.0 91.7
55 92.4 93.0 92.1
75 93.0 93.2 93.0
90 93.0 93.2 93.0
110 93.0 93.5 94.1
150 94.1 94.5 94.1
185375 94.1 94.5 94.1

――――― [JIS C 4034-30 pdf 10] ―――――

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JIS C 4034-30:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60034-30:2008(IDT)

JIS C 4034-30:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 4034-30:2011の関連規格と引用規格一覧