JIS C 4526-2-1:2016 機器用スイッチ―第2-1部:コードスイッチの個別要求事項 | ページ 2

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8.101 照明器具制御専用のコードスイッチに対しては,“OFF”表示は,必要ではない。

9 感電に対する保護

  感電に対する保護は,JIS C 4526-1の箇条9によるほか,次による。
9.1 JIS C 4526-1の9.1によるほか,次による。
コードスイッチについては,表4に規定する最大又は最小断面積のいずれか不利になる方のコードを,
スイッチに取り付けて試験を行う。
9.1.2 JIS C 4526-1の9.1.2を,次に置き換える。
工具を使用しないでカバー,カバープレート又はヒューズが取り外せる場合,カバー又はカバープレー
トを取り外した後でも充電部への接触に対する保護がされていなければならない。
ヒューズが内部にある表示がスイッチの外側にあり,工具を使用してカバー又はカバープレートを外さ
なければならない場合,カバー又はカバープレートを取り外した後でも充電部への接触に対する保護がさ
れていなければならない。
ヒューズが内部にある表示がスイッチの外側になく,取扱説明書にヒューズが内部にあり,工具を使用
してカバー又はカバープレートを外さなければならない旨が書かれている場合,カバー又はカバープレー
トを取り外した後でも充電部への接触に対する保護がされているか,又は取扱説明書に“開く前に電源か
ら切り離す”旨を明記しなければならない。
適否は,JIS C 0922の検査プローブBで検査する。
9.101 コード非交換形スイッチは,製造業者が取り付けたコードを使用して試験する。

10 接地接続の手段

  接地接続の手段は,JIS C 4526-1の箇条10によるほか,次による。ただし,10.3は,この規格では適用
しない。
10.1 JIS C 4526-1の10.1によるほか,次による。
接地の連続性のための端子は,それらを充電部から基礎絶縁によって分離し,かつ,可触部分から付加
絶縁によって分離している場合は許容する。
注記 接地の連続性のための絶縁システムの例を,図105に示す。
10.101 プリント配線板の印刷導体は,次の条件の下では保護接地導体として使用してもよい。
− 独立したはんだ用の接続箇所をもつ二つ以上の経路を使用し,そのスイッチは各経路に対し10.4を満
足している。
− プリント配線板の材料は,ガラス繊維及びエポキシ樹脂の積層板である。
− プリント配線板の印刷導体は,23.3の短絡試験に耐える。

11 端子及び端子部

  端子及び端子部は,JIS C 4526-1の箇条11によるほか,次による。ただし,表4を,次に置き換える。

――――― [JIS C 4526-2-1 pdf 6] ―――――

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表4−端子に通電する抵抗負荷電流及び未処理導体用端子の断面積の関係
端子に通電する 可とう導体
抵抗負荷電流 断面積 端子サイズ
A mm2
最小 中間 最大
3以下 − 0.5 0.75 −
3を超え 6以下 0.5 0.75 1.0 0
6を超え 16以下 0.75 1.0 1.5 1
注記 断面積が0.5 mm2の導体を接続する場合,関連する製品規格及び施工規則が存在することに注意す
る。
11.1.2 コード交換形スイッチに対しては,JIS C 4526-1の11.1.2はこの規格では適用しない。

12 構造

  構造は,JIS C 4526-1の箇条12によるほか,次による。
12.1.2 JIS C 4526-1の12.1.2によるほか,次による。
− 短く硬い電線は,端子ねじが緩んでいるときに,正しい位置に留まっている場合,端子から抜けるお
それがあるとはみなさない。
12.1.101 はんだ付け端子が,JIS C 4526-1の7.2.14に従って区分される場合,導体を固定するための追
加装置を設けなければならない。
注記 対応国際規格では7.2.12を引用しているが,明らかな誤記であり,7.2.14に修正した。
12.3.101 コードスイッチは,導体を端子に接続する場所で導体がねじりを含むひずみから解放され,コ
ードのシースが摩擦から保護されて所定位置に保持されるように,コード止めをもたなければならない。
12.3.102 応力の除去及びねじれ止めの方法が,明らかでなければならない。
12.3.103 コードに結び目をつける,端をひも(紐)で縛るなどの間に合わせの方法は,使用してはなら
ない。
12.3.104 コードスイッチのコード止めは,絶縁材料製とするか,又は金属製であれば,接触できる金属
部又は接触できる絶縁面から付加絶縁の要求事項を満足する絶縁物によって,絶縁しなければならない。
12.3.105 コード交換形スイッチについては,コード止めは,スイッチにコードが取り付けられていない
場合でも,スイッチのカバーを外したときに部品が脱落しない設計でなければならない。
12.3.106 コード止めは,次のような設計でなければならない。
− コードの絶縁物が切れる又は他の重大な破損が生じるような方法で,絶縁物を貫通してコードを固定
しない。
注記 コードの絶縁物が切れない又は他の重大な破損が生じないような絶縁物の緩やかな変形は,
許容できる。
− コード止めのクランプねじが可触であるか又は可触金属部と電気的に接続している場合,コードがコ
ード止めのクランプねじと接触することがない。
− ねじが絶縁材製の場合を除き,コードに直接接触するねじでコードをクランプしない。
− コード交換形スイッチについては,一つ以上の部品がスイッチにしっかり固定される。
− コード交換形スイッチについては,コードの交換に特殊目的の工具を使用する必要がない。
− コード交換形スイッチについては,接続できる様々なタイプのコードにスイッチが適合している。
12.3.107 コード交換形スイッチのコード止めは,コードの交換が簡単にできる設計及び配置でなければ

――――― [JIS C 4526-2-1 pdf 7] ―――――

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ならない。
12.3.10112.3.107の要求事項に対する適否は,目視検査,並びに図101に示すものと同様の試験機での
引張試験及びそれに続く図104に示すものと同様の試験機でのトルク試験によって判定する。試験条件は,
次による。
− コード非交換形スイッチは,出荷時のコードを使用して試験し,試験には3個の新しい試料を使用す
る。
− 表101に規定する最小及び最大断面積をもつ塩化ビニル被覆コードを使用して3個の新しいコード交
換形スイッチを試験する。試験前に,コードの長さを,150±5 mmに切る。
− 塩化ビニル絶縁平形コード(JIS C 3662-5)を接続するため特別に設計した入線口をもつコード交換形
スイッチは,平形コードだけを使用して試験する。
表101−定格電流及び関係する可とうコードのタイプ
定格電流 線心の数 公称断面積 JIS C 3662-5に基づく 外径
(抵抗性負荷) mm2 コードのタイプ 最小 最大
A fl=平形 mm mm
0.2 を超え 3以下 2 0.5 52 4.6 5.9
52 (fl) 3.0×4.9 3.7×5.9
0.75 52 4.9 6.3
52 (fl) 3.2×5.2 3.8×6.3
3 0.5 52 4.9 6.3
0.75 52 5.2 6.7
3 を超え 6以下 2 0.75 52 4.9 6.3
52 (fl) 3.2×5.2 3.8×6.3
53 5.7 7.2
53 (fl) 3.7×6.0 4.5×7.2
1.0 53 5.9 7.5
53 (fl) 3.9×6.2 4.7×7.5
3 0.75 52 5.2 6.7
53 6.0 7.6
4 0.75 53 6.6 8.3
1.0 53 7.1 9.0
6 を超え 16以下 2 0.75 52 4.9 6.3
52 (fl) 3.2×5.2 3.8×6.3
53 5.7 7.2
53 (fl) 3.7×6.0 4.5×7.2
1.0 53 5.9 7.5
1.5 53 6.8 8.6
3 0.75 52 5.2 6.7
53 6.0 7.6
1.0 53 6.3 8.0
1.5 53 7.4 9.4
4 1.0 53 7.1 9.0
1.5 53 8.4 10.5
コードの導体をコード交換形スイッチの端子に差し込み,導体が位置を簡単に変えないようにするのに

――――― [JIS C 4526-2-1 pdf 8] ―――――

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十分なだけ金属端子ねじを締める。
コード止めを通常の方法で使用し,クランプねじを19.2に規定するトルクの2/3で締める。ただし,絶
縁物製ねじの場合は,表103に規定するトルクの2/3で締める。スイッチを組み立て直した後,その構成
部品がきちんと合わなければならず,目立つほどコードをスイッチに押し込むことができてはならない。
まず,コードが試料に入る場所でコードの軸が垂直になるように図101に示す試験機にスイッチを固定
する。次に,コードに60 Nの引張力を100回加える。引張力は急激な動きなしに,毎回1秒間加える。
この試験の直後に,図104に示すものと同様の試験機で,次のトルクを1分間コードに加える。
− 公称断面積が0.75 mm2以下のコードに対しては,0.15 Nm
− 公称断面積が1 mm2以上のコードに対しては,0.25 Nm
トルクは,スイッチにできる限り近いところに加える。
JIS C 9335-2-17に適合する毛布,パッド及び類似の電熱機器用のスイッチに対し,100 Nの引張力及び
0.15 Nmのトルクを加える。
試験中にコードが破損してはならない。試験後にコードが縦方向に2 mmを超えて移動していてはなら
ず,接続部に目立ったひずみがあってはならない。沿面距離及び空間距離が箇条20に規定する数値未満に
低下していてはならない。コード非交換形スイッチについては,電気接続部に破断があってはならない。
縦方向移動の測定については,最初の引張力を加えている間にコードにマークを付ける。試験後,付加
引張力をコードに加えている間に試料に対するコード及びマークの移動を測定する。
12.3.108 コード非交換形スイッチは,JIS C 3662の規格群又はJIS C 3663の規格群に適合するコード又
は製造業者の指定するコードを付けなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
12.3.109 コードを交換するときに操作する必要があるねじがある場合,他の部品を固定する役目をして
はならない。ただし,ねじを付け忘れる若しくは間違った場所に戻すとスイッチが使用不能となる若しく
は明らかに不完全になる場合,又は固定するように意図された部品がコードを交換するときに工具を使用
しないと取り外せない場合を除く。
注記 この要求事項は,カバーをコード止めとして,又はコード止めの一部として使用することを排
除しない。
適否は,目視検査によって判定する。
12.3.110 コードスイッチは,コードが通常の使用中に発生しそうな曲げに耐える設計でなければならな
い。挿入口又はブッシングにとがった角があってはならない。
この要求事項を満たすためにコード保護部を設ける場合,コード保護部はコードと一体であってはなら
ない。ただし,7.2.3に基づいて区分された,例えば,成形コード保護部をもつ特殊コードを固定する端子
をもつスイッチで,サービス時にコード保護部がない標準コードを取り付けることができない場合を除く。
適否は,スイッチに使用できるコード又は一連のコードを取り付けたスイッチに,次の試験を行って判
定する。
スイッチを,図102に示す屈曲試験装置に取り付ける。試験については,次の条件を適用する。
a) 最大寸法のコードを取り付けて1回だけ試験を行う。
b) 3 Aを超える定格電流のスイッチに対しては,JIS C 3662-5のコードを使用する。
c) スイッチが,7.1.103.3に基づいて区分される場合,両タイプのコードを使用して試験する。
d) スイッチが,7.1.103.2に基づいて区分される場合,平形コードを使用する。
e) コード非交換形スイッチについては,追加の試料を使用する。

――――― [JIS C 4526-2-1 pdf 9] ―――――

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コードに取り付けたおもり及びコードそのものが,試験中に最小の横運動しかしないように振動軸を選
ぶ。平形コードを付けた試料は,断面の長軸が振動軸と平行になるように取り付ける。挿入口を通るコー
ドに質量1 kgのおもりを使用して力をかける。スイッチを定格電圧で使用したときに,その特定の心線を
通る定格電流に等しい電流を各心線に流し,心線間の電圧を最大定格電圧にする。振動部材を(垂線の両
側に)22.5°の角度で前後に動かし,曲げ回数(つまり,45°運動1回)を5 000回とし,曲げ速度を毎分
60回曲げとする。
JIS C 9335-2-17を適用する毛布,パッド及び類似の電熱機器用のスイッチに対しては,振動部材を(垂
線の両側に)45°の角度で,コードに質量0.6 kgのおもりを使用する。
コード交換形スイッチについては,回数を10 000回とし,コード非交換形スイッチについては,回数を
20 000回とする。
試験中,試験電流の中断及び導体間の短絡があってはならない。
試験後,試料がこの規格の意味での破損を示してはならない。
12.3.111 コード交換形スイッチについては,スイッチ内部の外部導体用空間が導体を容易に差し込んで
接続するのに十分でなければならず,カバー(ある場合)は,導体又はその絶縁物を破損する危険なしに
取り付けられなければならない。カバーを取り付ける前に,導体が正しく接続及び配置されていることを
確認することが可能でなければならない。
適否は,目視検査及び表4に規定する最大断面積のコードを接続することによって判定する。
12.3.112 コード交換形単極スイッチは,開閉しない極の単数又は複数の導体の接続を可能にする,追加
の単数又は複数の端子を設けていなければならない。
この単数又は複数の端子は,開閉しない極の単数又は複数の導体の入線及び出線端末の両方の接続も可
能でなければならない。
12.3.113 コード非交換形スイッチには,はんだ付け,溶接,圧着又は同等に有効な永久的接続部を設け
なければならない。
コード非交換形スイッチの構造は,スイッチを永久的に使用不能にしない限り,次のような構造でなけ
ればならない。
− コードをスイッチから分離できない。
− 手で又は工具を使用してスイッチを開けることができない。
スイッチの組み立てにおいて,最初の部品又は材料でないものを必要とする場合は,スイッチは永久的
に使用不能とみなす。
注記 最初の部品とは,最初のスイッチからの部品で予備部品ではないと考える。
適否は,目視検査及び手による試験で判定する。ねじなし端子に関しては,11.1.3.4(温度耐久試験)の
試験を行って判定する。
12.3.114 事前にコードを接続したスイッチについては,JIS C 3662の規格群又はJIS C 3663の規格群に
適合したコードの電流定格は,スイッチの電流定格に適合しなければならず,表102に規定する数値のと
おりでなければならない。ただし,JIS C 3662の規格群又はJIS C 3663の規格群以外のコードの場合は,
スイッチの電流定格以上の許容電流をもっていなければならない。

――――― [JIS C 4526-2-1 pdf 10] ―――――

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JIS C 4526-2-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61058-2-1:2010(MOD)

JIS C 4526-2-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 4526-2-1:2016の関連規格と引用規格一覧