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C 5101-20 : 2018 (IEC 60384-20 : 2015)
1.2 目的
この規格の目的は,この品種のコンデンサの推奨する定格及び特性を規定するとともに,JIS C 5101-1
から適切な品質評価手順,試験方法及び測定方法を選定し,一般的要求性能を規定することである。この
品種別通則に基づいた個別規格に規定する試験の厳しさ及び要求性能は,この規格よりも低い水準であっ
てはならず,この規格と同等又は高い水準とする。
1.3 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 5005-2:2010 品質評価システム−第2部 : 電子部品及び電子パッケージのための抜取検査方式
の選択及び活用(統計的工程品質限界の評価手順)
注記 対応国際規格 : IEC 61193-2:2007,Quality assessment systems−Part 2: Selection and use of
sampling plans for inspection of electronic components and packages(IDT)
JIS C 5062:2008 抵抗器及びコンデンサの表示記号
注記 対応国際規格 : IEC 60062:2004,Marking codes for resistors and capacitors(MOD)
JIS C 5101-1:2010 電子機器用固定コンデンサ−第1部 : 品目別通則
注記 対応国際規格 : IEC 60384-1:2008,Fixed capacitors for use in electronic equipment−Part 1:
Generic specification(IDT)
JIS C 60063 抵抗器及びコンデンサの標準数列
注記 対応国際規格 : IEC 60063,Preferred number series for resistors and capacitors(IDT)
JIS C 60068-1:2016 環境試験方法−電気・電子−第1部 : 通則及び指針
注記 対応国際規格 : IEC 60068-1:2013,Environmental testing−Part 1:General and guidance(IDT)
JIS Z 8601 標準数
注記 対応国際規格 : ISO 3:1973,Preferred numbers−Series of preferred numbers(MOD)
1.4 個別規格に規定する事項
1.4.1 一般事項
個別規格は,関連するブランク個別規格の様式による。
個別規格は,品目別通則,品種別通則又はブランク個別規格の要求事項よりも低い水準の要求事項を規
定してはならない。より厳しい要求事項を規定する場合は,その内容を個別規格の1.9に記載し,更に,
試験計画の中に,例えば,アステリスク(*)を付けて明示する。
1.4.2に規定する寸法及び寸法許容差は,一覧表で示してもよい。
各個別規格には1.4.21.4.5の事項を規定し,引用する値は,この規格の該当する項目の中から選定する。
1.4.2 外形図及び寸法
外形図及び寸法は,その他のコンデンサとの比較及び区別が容易にできるように図示する。コンデンサ
の互換性及び取付けに関連する寸法及び寸法許容差は,個別規格に規定する。また,全ての寸法値はミリ
メートル(mm)で規定する。
本体寸法は,次のように規定する。
− 本体 : 幅,長さ及び高さ
端子寸法は,次のように規定する。
− 端子 : 幅,長さ及び間隔
――――― [JIS C 5101-20 pdf 6] ―――――
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C 5101-20 : 2018 (IEC 60384-20 : 2015)
形状が上記のコンデンサと異なる場合は,そのコンデンサを適切に表す寸法情報を個別規格に規定する。
1.4.3 取付け
試験及び測定のための取付方法は,4.1による。通常使用する場合の取付方法を個別規格に規定する。
1.4.4 定格及び特性
1.4.4.1 一般事項
定格及び特性は,この規格の関連項目によるほか,1.4.4.21.4.4.4による。
1.4.4.2 公称静電容量範囲
公称静電容量範囲は,2.2.1による。
IEC電子部品品質認証制度(IECQ)の場合は,個別規格の公称静電容量範囲と認証を受けた範囲とが
異なるとき,次の文章を追加する。“各電圧範囲での公称静電容量の範囲は,IEC電子部品品質認証制度
(IECQ)のオンライン認証システムが利用できる,認証登録による。”
1.4.4.3 特殊な特性
設計及び使用目的によって,特殊な特性が必要な場合は,その規定を追加してもよい。
1.4.4.4 はんだ付け
はんだ付け性及びはんだ耐熱性試験で適用する試験方法,厳しさ及び要求性能は,個別規格の規定によ
る。
1.4.5 表示
コンデンサの本体及びその包装に対する表示項目を個別規格に規定する。1.6と異なる場合は,その項目
を個別規格に明記する。
1.5 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 5101-1の2.2(用語及び定義)によるほか,1.5.11.5.3
による。
1.5.1
性能等級1のコンデンサ(performance grade 1 capacitors)
長寿命用であり,長期間にわたって高い性能水準を必要とするコンデンサ。
1.5.2
性能等級2のコンデンサ(performance grade 2 capacitors)
一般用であり,性能等級1のコンデンサのような高い性能水準を必要としない一般用のコンデンサ。
1.5.3
性能等級3のコンデンサ(performance grade 3 capacitors)
低電力小形仕様であり,性能等級2のコンデンサのような性能水準を必要としない,定格電圧が63 V未
満の小形のコンデンサ。
1.6 表示
1.6.1 一般事項
表示は,JIS C 5101-1の2.4(表示)によるほか,1.6.21.6.4による。
1.6.2 表示の内容
表示の内容は,次の項目から選定する。表示の優先順位は,記載の順による。
a) 公称静電容量(明瞭な文字又はJIS C 5062に基づく記号)
b) 定格電圧(直流電圧を表す記号d.c.は,記号 又は で表してもよい。)
c) 公称静電容量許容差
――――― [JIS C 5101-20 pdf 7] ―――――
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d) カテゴリ電圧
e) 製造年月(又は年週)
f) 製造業者名又はその商標(略号を含む。)
g) 製造業者の形名
h) 適用する個別規格
1.6.3 コンデンサ本体への表示
コンデンサ本体には,必要に応じて表示を行う。いずれの表示も,明瞭であり,指でこすった場合に,
不鮮明になったり又は消えたりしてはならない。
1.6.4 コンデンサの包装への表示
コンデンサの包装への表示には,1.6.2で必要な項目を明瞭に表示する。
2 推奨特性及び定格
2.1 推奨特性
推奨耐候性カテゴリは,推奨特性によって付与される。
この規格に規定するコンデンサは,JIS C 60068-1の附属書A(部品の耐候性カテゴリー)に規定する一
般原則に基づく耐候性カテゴリに分類する。
カテゴリ下限温度及びカテゴリ上限温度は,次の中から選定する。
カテゴリ下限温度 : −55 ℃,−40 ℃又は−25 ℃
カテゴリ上限温度 : +100 ℃,+105 ℃,+125 ℃又は+155 ℃
温度+155 ℃での耐久性試験期間を超える連続使用では,加速性について配慮しなければならない(個
別規格による。)。
低温及び高温の試験温度は,それぞれカテゴリ下限温度及びカテゴリ上限温度とする。
2.2 推奨定格値
2.2.1 公称静電容量(CN)
公称静電容量は,JIS C 60063に規定するE6の標準数列(1.0,1.5,2.2,3.3,4.7及び6.8)及びそれら
の10n倍(nは,整数とする。)とする。
その他の値が必要な場合は,E12標準数列の中から選定する。
2.2.2 公称静電容量許容差
公称静電容量に対する許容差は,±5 %,±10 %及び±20 %とする。
2.2.3 定格電圧(UR)
定格電圧は,JIS Z 8601に規定するR10の標準数列から選定した数列(1.0,1.6,2.5,4.0,5.0及び6.3)
及びそれらの10n倍(nは,整数とする。)とする。
コンデンサに印加する直流電圧と交流電圧のピーク値との和は,定格電圧を超えてはならない。個別規
格に規定がない場合には,交流電圧の最大値は,280 V以下で表1に示すそれぞれの周波数での定格電圧
に対する割合を超えてはならない。
――――― [JIS C 5101-20 pdf 8] ―――――
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C 5101-20 : 2018 (IEC 60384-20 : 2015)
表1−周波数別交流電圧の最大値
交流電圧の周波数 交流電圧の最大値
(定格電圧に対する割合)
Hz %
50 20
100 15
1000 3
10000 1
2.2.4 カテゴリ電圧(UC)
カテゴリ電圧は,表2及び表3による。
2.2.5 定格温度
定格温度は,+100 ℃又は+105 ℃とする。
表2−カテゴリ上限温度+125 ℃の場合のカテゴリ電圧
単位 V
カテゴリ上限温度+125 ℃及び定格温度+100 ℃又は+105 ℃
UR 10 16 25 40 50 63 100 160 250 400
UC=0.80 UR 8.0 13 20 32 40 50 80 130 200 320
表3−カテゴリ上限温度+155 ℃の場合のカテゴリ電圧
単位 V
カテゴリ上限温度+155 ℃及び定格温度+100 ℃又は+105 ℃
UR 10 16 25 40 50 63 100 160 250 400
UC=0.50 UR 5.0 8.0 13 20 25 32 50 80 130 200
3 品質評価手順
3.1 製造の初期工程
製造の初期工程は,コンデンサ素子の巻取り又はこれと同等な工程とする。
3.2 構造的に類似なコンデンサ
構造的に類似なコンデンサとは,外形寸法及び定格値(公称静電容量及び定格電圧)が異なっていても,
本質的に同じ生産工程及び材料で製造した範囲のコンデンサとする。
3.3 出荷対象ロットの成績証明書
個別規格に規定がある場合で,かつ,購入者から要求がある場合は,JIS C 5101-1のQ.9(出荷ロット
成績証明書)によって,出荷者が,出荷対象ロットの成績証明書を購入者に提出する。耐久性試験後に要
求する特性値は,静電容量,誘電正接及び絶縁抵抗とする。
3.4 品質認証
3.4.1 一般事項
品質認証試験の手順は,JIS C 5101-1のQ.5(品質認証手順)による。
ロットごと及び定期的品質確認検査に基づく品質認証試験の計画は,この規格の3.5による。
定数抜取手順は3.4.2及び3.4.3による。
3.4.2 定数抜取手順に基づく品質認証
定数抜取手順は,JIS C 5101-1のQ.5.3(品質認証用試験手順)のb) による。試料は,認証を得ようと
――――― [JIS C 5101-20 pdf 9] ―――――
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するコンデンサの全ての範囲を代表するものとし,認証範囲は,個別規格に規定する範囲であっても,又
はその一部でもよい。
抜き取る試料は,定格電圧の最高電圧及び最低電圧と公称静電容量の最大値及び最小値とによる組合せ
による。定格電圧が5種類以上ある場合は,中間の定格電圧による公称静電容量の組合せのものも試験す
る。このように一つの認証範囲の試験には,4組合せ(公称静電容量と定格電圧とによる組合せ)又は6
組合せの試料を必要とする。認証範囲の試料が4組合せ未満で構成される場合には,試料数は4組合せの
場合と同数とする。
予備の試料は,製造業者の責任でない不適合品の置換え用として,1組合せごとに2個(6組合せの場合)
又は3個(4組合せの場合)とする。
表4及び表5に示す群0に規定する試料数は,全ての群の試験を適用する場合の試料数とし,全ての試
験を適用しない場合は,適用しない試験に応じて試料数を減らしてもよい。
品質認証の試験計画に,群を追加する場合の群0の試料数は,追加する群に必要な試料数を追加する。
品質認証試験の場合の各群及び副群の抜取数及び合格判定数を表4に示す。
3.4.3 試験
表4及び表5に規定する試験は,個別規格に規定するコンデンサの品質認証にとって必要な試験であり,
各群の試験は,記載の順に従って行う。
全ての試料は,群0の試験を行い,その後にその他の群に分割する。群0の試験中に発生した不適合品
は,その他の群に用いない。不適合数がゼロの場合には,品質認証は合格とする。
表4及び表5は,定数抜取手順に基づく品質認証の試験計画を構成する。表4は,各試験又は各試験群
に対する抜取計画及び合格判定数の詳細を規定している。表5は,箇条4の試験の詳細を規定,試験条件
及び要求性能の要点の一覧を示すとともに個別規格に選定する試験方法又は試験条件を規定している。定
数抜取手順に基づく品質認証試験計画の試験条件及び要求性能は,個別規格に規定する品質確認検査と同
じであることが望ましい。
――――― [JIS C 5101-20 pdf 10] ―――――
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JIS C 5101-20:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60384-20:2015(IDT)
JIS C 5101-20:2018の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 5101-20:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60063:2018
- 抵抗器及びコンデンサの標準数列
- JISZ8601:1954
- 標準数