JIS C 5916-3:2013 光ファイバ形分散補償器 | ページ 2

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C 5916-3 : 2013
注a) 30 ℃60 ℃の一定水蒸気量曲線は,30 ℃ 85 %RHと同じ水蒸気量の温度及び湿度を示す。
図1−温度及び湿度を考慮した環境条件

5 光学特性

  単一チャネル用,CバンドWDM用及びLバンドWDM用の光ファイバ形分散補償器の光学特性の試験
方法,試験条件及び要求性能は,それぞれ表2,表3及び表4に基づき,光ファイバピッグテール形デバ
イスに適用する。コネクタ形部品については,IEC 61753-021-2に規定のコネクタ性能を満足しなければな
らない。
各項目の要求性能は,全ての偏光状態に対して,表1の定格で規定する使用温度範囲及び使用波長範囲
の入射光に対する最大値を,満足しなければならない。

――――― [JIS C 5916-3 pdf 6] ―――――

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C 5916-3 : 2013
表2−光ファイバ形分散補償器(単一チャネル用)の光学特性試験
要求性能
項目 試験方法 試験条件
最大値
波長分散偏差 群遅延,波長分散及び位相リ波長分散偏差は,使用波長範囲にわ 公称波長分散の3 %
ップルの測定 たる波長分散偏差の最大値で定め
(IEC 61300-3-38) る。
挿入損失 損失測定並びに光損失及び反 1.5+5.5×CD×10−3 dBa)
供試品の光ファイバピッグテール長
射減衰量の波長依存性測定 は,1.5 m以上とする。
(JIS C 61300-3-4及びJIS C挿入損失は,使用波長範囲にわたる
61300-3-7) 最大値で定める。
偏光依存性損失 光損失の偏光依存性 PDLは,使用波長範囲にわたる全て 0.1 dB
(PDL) (JIS C 61300-3-2) の偏光状態に対する最大値とする。
供試品の光ファイバピッグテール長
は,1.5 m以上とする。
波長依存性損失c)
− − −
(WDL)
偏波モード分散 偏波モード分散測定 0.2+0.03×(|CD|)1/2 psa) )

(PMD) (JIS C 61300-3-32)
注記 光ファイバピッグテール長を1.5 m以上と規定しているのは,クラッドモード及び高次モードを除去するため
である。
注a) Dは,公称波長分散を表す(単位 : ps/nm)。
b) この式は,商用品の調査に基づいて導出した。
c) 波長依存性損失は規定しない。
表3−光ファイバ形分散補償器(CバンドWDM用)の光学特性試験
要求性能
項目 試験方法 試験条件
最大値
波長分散偏差 群遅延,波長分散及び位相リッ
波長分散偏差は,使用波長範囲にわ 公称波長分散の5 %
プルの測定 たる波長分散偏差の最大値で定め
(IEC 61300-3-38) る。
挿入損失 損失測定並びに光損失及び反 1.5+5.5×CD×10−3 dBa)
供試品の光ファイバピッグテール長
射減衰量の波長依存性測定 は,1.5 m以上とする。
(JIS C 61300-3-4及びJIS C挿入損失は,使用波長範囲にわたる
61300-3-7) 最大値で定める。
偏光依存性損失 光損失の偏光依存性 PDLは,使用波長範囲にわたる全て 0.1 dB
(PDL) (JIS C 61300-3-2) の偏光状態に対する最大値とする。
供試品の光ファイバピッグテール長
は,1.5 m以上とする。
波長依存性損失 損失測定並びに光損失及び反供試品の光ファイバピッグテール長 1.0 dB
(WDL) 射減衰量の波長依存性測定 は,1.5 m以上とする。
(JIS C 61300-3-4及びJIS C
61300-3-7)
偏波モード分散 偏波モード分散測定 0.2+0.03×(|CD|)1/2 psa) )

(PMD) (JIS C 61300-3-32)
注記 光ファイバピッグテール長を1.5 m以上と規定しているのは,クラッドモード及び高次モードを除去するため
である。
注a) Dは,使用波長範囲の中心波長における公称波長分散を表す(単位 : ps/nm)。
b) この式は,商用品の調査に基づいて導出した。

――――― [JIS C 5916-3 pdf 7] ―――――

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表4−光ファイバ形分散補償器(LバンドWDM用)の光学特性試験
要求性能
項目 試験方法 試験条件
最大値
波長分散偏差 群遅延,波長分散及び位相リッ
波長分散偏差は,使用波長範囲にわ 公称波長分散の5 %
プルの測定 たる波長分散偏差の最大値で定め
(IEC 61300-3-38) る。
挿入損失 損失測定並びに光損失及び反 1.5+5.5×CD×10−3 dBa)
供試品の光ファイバピッグテール長
射減衰量の波長依存性測定 は,1.5 m以上とする。
(JIS C 61300-3-4及びJIS C挿入損失は,使用波長範囲にわたる
61300-3-7) 最大値で定める。
偏光依存性損失 光損失の偏光依存性 PDLは,使用波長範囲にわたる全て 0.1 dB
(PDL) (JIS C 61300-3-2) の偏光状態に対する最大値とする。
供試品の光ファイバピッグテール長
は,1.5 m以上とする。
波長依存性損失 損失測定並びに光損失及び反供試品の光ファイバピッグテール長 1.0 dB
(WDL) 射減衰量の波長依存性測定 は,1.5 m以上とする。
(JIS C 61300-3-4及びJIS C
61300-3-7)
偏波モード分散 偏波モード分散測定 0.2+0.03×(|CD|)1/2 psa) )

(PMD) (JIS C 61300-3-32)
注記 光ファイバピッグテール長を1.5 m以上と規定しているのは,クラッドモード及び高次モードを除去するため
である。
注a) Dは,使用波長範囲の中心波長における公称波長分散を表す(単位 : ps/nm)。
b) この式は,商用品の調査に基づいて導出した。

6 環境及び耐久性特性

  屋内環境条件で使用するための環境及び耐久性特性の試験方法,試験条件及び要求性能は,表5による。
表5−光ファイバ形分散補償器の環境及び耐久性特性
項目 試験方法 試験条件 要求性能
耐寒性 低温試験 温度 : 0 ℃±2 ℃ 試験前後の挿入損失は,表2,
(JIS C 暴露時間 : 96 h 表3又は表4に規定する最大値
61300-2-17) 挿入損失及び波長分散は,試験前後に測定する。 以下とし,かつ,試験後の挿入
前処理 : 試験前に,供試品は,室温環境中に2 h放置
損失は周囲条件下で初期値の
する。 ±0.5 dB以内とする。
後処理 : 試験後に,供試品は,室温環境中に2 h放置
試験前後の波長分散偏差は,表
する。 2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。
耐熱性 高温試験 温度 : 60 ℃±2 ℃ 試験前後の挿入損失は,表2,
(JIS C 暴露時間 : 96 h 表3又は表4に規定する最大値
61300-2-18) 挿入損失及び波長分散は,試験前後に測定する。 以下とし,かつ,試験後の挿入
前処理 : 試験前に,供試品は,室温環境中に2 h放置
損失は周囲条件下で初期値の
する。 ±0.5 dB以内とする。
後処理 : 試験後に,供試品は,室温環境中に2 h放置
試験前後の波長分散偏差は,表
する。 2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。

――――― [JIS C 5916-3 pdf 8] ―――――

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C 5916-3 : 2013
表5−光ファイバ形分散補償器の環境及び耐久性特性(続き)
項目 試験方法 試験条件 要求性能
耐湿性(定 高温高湿試験 温度 : 30 ℃±2 ℃ 試験中及び試験前後の挿入損
常状態) (JIS C 相対湿度 : (85±2)% 失は,表2,表3又は表4に規
61300-2-19) 暴露時間 : 96 h 定する最大値以下とし,かつ,
試験後の挿入損失は周囲条件
挿入損失は,試験中及び試験前後に測定し,試験中は,
1 h以下の間隔で測定する。 下で初期値の±0.5 dB以内と
波長分散は,試験前後に測定する。 する。
前処理 : 試験前に,供試品は,室温環境中に2 h放置
試験前後の波長分散偏差は,表
する。 2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。
後処理 : 試験後に,供試品は,室温環境中に2 h放置
する。
温度サイク 温度サイクル 高温 : 60 ℃±2 ℃ 試験中及び試験前後の挿入損
ル 試験 低温 : 0 ℃±2 ℃ 失は,表2,表3又は表4に規
(JIS C 放置時間 : 1 h以上 定する最大値以下とし,かつ,
61300-2-22) 温度変化の割合 : 1 K/min 試験後の挿入損失は周囲条件
サイクル数 : 5 下で初期値の±0.5 dB以内と
する。
挿入損失は,試験中及び試験前後に測定し,試験中は,
10 min以下の間隔で測定する。 試験前後の波長分散偏差は,表
波長分散は,試験前後に測定する。 2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。
前処理 : 試験前に,供試品は,室温環境中に2 h放置
する。
後処理 : 試験後に,供試品は,室温環境中に2 h放置
する。
耐振性 正弦波振動試 振動範囲 : 10 Hz55 Hz 試験中及び試験前後の挿入損
験 試験時間 : 1 オクターブ/min 失は,表2,表3又は表4に規
(JIS C 振動軸 : 直交3軸 定する最大値以下とし,かつ,
61300-2-1) 掃引サイクル数(10 Hz−55 Hz−10 Hz) : 15回/軸
試験後の挿入損失は周囲条件
振動振幅 : 0.75 mm 下で初期値の±0.5 dB以内と
挿入損失は,試験中及び試験前後に測定する。 する。
波長分散は,試験前後に測定する。 試験前後の波長分散偏差は,表
2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。
光ファイバ 光ファイバコ 試験前後の挿入損失は,表2,
引張力 : 光ファイバコードに対して5 N/sの変化率で
クランプ強 ードクランプ 表3又は表4に規定する最大値
10 N±1 N。光ファイバ心線に対して0.5 N/sの変化率
度(軸方向 強度(軸方向 で5 N±0.5 N。 以下とし,かつ,試験後の挿入
引張り)a) 引張り) 引張力を加える位置 : 供試品の端から0.3 m 損失は周囲条件下で初期値の
(JIS C ±0.5 dB以内とする。
引張力持続時間 : 10 Nの場合120 s。5 Nの場合60 s。
5901の7.5) 挿入損失及び波長分散は,試験前後に測定する。 試験前後の波長分散偏差は,表
2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。

――――― [JIS C 5916-3 pdf 9] ―――――

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C 5916-3 : 2013
表5−光ファイバ形分散補償器の環境及び耐久性特性(続き)
項目 試験方法 試験条件 要求性能
耐衝撃性 衝撃試験 波形 : 正弦半波 試験前後の挿入損失は,表2,
(JIS C ピーク加速度 : 表3又は表4に規定する最大値
61300-2-9) 5 000 m/s2(質量0.125 kg以下の場合)
以下とし,かつ,試験後の挿入
2 000 m/s2(質量0.125 kgを超え0.225 kg
損失は周囲条件下で初期値の
以下の場合) ±0.5 dB以内とする。
500 m/s2 (質量0.225 kgを超え1 kg以
試験前後の波長分散偏差は,表
下の場合) 2,表3又は表4に規定する最
持続時間 : 1 ms 大値以下とする。
軸数 : 3軸(互いに直交)
衝撃回数 : 2方向,2回/軸,総数12
挿入損失及び波長分散は,試験前後に測定する。
光ファイバ 光ファイバク 荷重c)及び保持時間 : 光ファイバコードに対して1 N
試験前後の挿入損失は,表2,
クランプ強 ランプ強度試 で1時間。光ファイバ心線に対して0.2 Nで5 min。表3又は表4に規定する最大値
度(横方向 験(横方向引 荷重c)を加える位置 : 供試品の端から0.3 m 以下とし,かつ,試験後の挿入
引張り)a) )
張り) 荷重c)方向 : 製品設計で許容する互いに直交する2方
損失は周囲条件下で初期値の
(IEC 向 ±0.5 dB以内とする。
61300-2-42) 挿入損失及び波長分散は,試験前後に測定する。 試験前後の波長分散偏差は,表
2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。
光ファイバ 光ファイバク 荷重c) : 光ファイバコードに対して2 N 試験前後の挿入損失は,表2,
クランプ強 ランプ強度試 曲げ角度 : ±90° 表3又は表4に規定する最大値
度(繰返し 験(繰返し曲 サイクル数 : 30 以下とし,かつ,試験後の挿入
曲げ) げ) 挿入損失及び波長分散は,試験前後に測定する。 損失は周囲条件下で初期値の
(IEC ±0.5 dB以内とする。
61300-2-44) 試験前後の波長分散偏差は,表
2,表3又は表4に規定する最
大値以下とする。
注a) この試験は,光ファイバコード及び光ファイバ心線ピッグテールを備えた分散補償器に適用する。
b) 光受動部品に接続する光ファイバへの横方向引張力は,部品の設計で許容する互いに直交する2方向に印加す
ることが望ましい。例えば,光ファイバ取付部よりも外側にベースプレートが張出した部品の場合,その方向
に荷重を印加しなくてもよい。
c) ここでは,“荷重”は力の意味で用いる。

7 試料

  光ファイバ形分散補償器は,JIS C 6835のSSMA形シングルモード光ファイバに接続できなければなら
ない。

8 試験報告書

  製造業者又は販売業者は,試験報告書及びそれを裏付ける証拠を使用者又は購入業者に提供し,試験を
実施し,合格した証拠として使用者又は購入業者が受入検査に利用することができるようにしなければな
らない。
試験報告書には,光学特性については試験条件及び性能値を,環境及び耐久性特性については試験条件,
試料数及び合格判定数を記載する。

――――― [JIS C 5916-3 pdf 10] ―――――

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JIS C 5916-3:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61753-141-2:2011(MOD)

JIS C 5916-3:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 5916-3:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC5901:2001
光伝送用受動部品試験方法
JISC5916:2012
光伝送用分散補償器通則
JISC61300-2-1:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-1部:正弦波振動試験
JISC61300-2-17:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-17部:低温試験
JISC61300-2-17:2020
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-17部:低温試験
JISC61300-2-18:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-18部:高温試験
JISC61300-2-19:2009
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-19部:高温高湿試験(定常状態)
JISC61300-2-19:2020
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-19部:高温高湿試験―定常状態
JISC61300-2-22:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-22部:温度サイクル試験
JISC61300-2-9:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-9部:衝撃試験
JISC61300-3-2:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-2部:シングルモード光デバイスの光損失の偏光依存性
JISC61300-3-32:2013
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-32部:光受動部品の偏波モード分散測定
JISC61300-3-4:2017
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-4部:損失測定
JISC61300-3-7:2012
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-7部:シングルモード光部品の光損失及び反射減衰量の波長依存性測定
JISC6835:2017
石英系シングルモード光ファイバ素線