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C 5926-1 : 2014
Pin : 端子に入射する光パワー(W)
Prefl : 同じ端子から出射する光パワー(W)
注記1 WWDMに用いる光フィルタには,反射減衰量は各通過帯域(パスバンド)での最小値とし
て定義するのが望ましい。CWDMに用いる光フィルタには,各チャネル波長範囲内での最小
値として定義するのが望ましい。DWDMに用いる光フィルタに対しては,各チャネル周波数
範囲内での最小値として定義するのが望ましい。
注記2 反射減衰量は,システム及びネットワークのパラメータでもあり正の値である。
注記3 一般に,反射減衰量は,波長依存性がある。
4 分類
光フィルタの分類例を,表1に示す。
なお,光フィルタのフィルタリング技術を,附属書A附属書Cに示す。ただし,箇条全体を対応国際
規格から変更している。
表1−光フィルタの分類例
項目 分類例
フィルタリング技術 エタロン,FBG,薄膜フィルタなど
使用波長帯 Oバンド,Cバンドなど
フィルタリング方式 バンドパス形,LWPF形,SWPF形,ノッチ形,GFF形など
入出力端子配置 透過形,反射形など
入出射端子の種類 ピッグテール形,レセプタクル形,プラグ形など
適用光コネクタ FC(F01形 : JIS C 5970),SC(F04形 : JIS C 5973)など
5 外観及び構造
5.1 外観
外観は,目視によって検査したとき,著しいきず,ディグ(くぼみ),欠け,クラック,汚れなどの異常
があってはならない。
5.2 構造
光フィルタの構造は,個別仕様書による。
6 性能
6.1 光学的特性
光学的特性は,個別仕様書による。個別仕様書の様式例を,附属書JA附属書JCに示す。
6.2 環境及び耐久性に対する性能
環境及び耐久性に対する性能は,個別仕様書による。個別仕様書の様式例を,附属書JA附属書JCに
示す。
7 試験方法
光フィルタの試験方法は,JIS C 5901の規定による。
8 表示
光フィルタの表示は,次による。ただし,個々の光フィルタに表示することが困難な場合には,包装に
――――― [JIS C 5926-1 pdf 11] ―――――
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表示してもよい。
a) 形名(製造業者の指定による。)
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造年月日若しくは製造ロット番号,又はそれらの略号
9 包装
包装は,輸送中及び保管中に,振動,衝撃などによる製品の破損又は品質の低下がないように行う。
10 安全
光伝送システム,装置及びデバイスに用いる場合,光学部品の端面から人体に影響を及ぼす光の放射(透
過光及び/又は反射光)が生じる可能性がある。したがって,製造業者は,システム設計者,デバイス設
計者及び使用者に対して,安全性に関する十分な情報及び確実な使用方法を明示する。
――――― [JIS C 5926-1 pdf 12] ―――――
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附属書A
(参考)
エタロンの技術例
注記 その他の規格に合わせて,この規格では対応国際規格のA.1A.3をそれぞれ附属書A附属書
Cとしている。
エタロンは,光共振器とみなすことができ,図A.1に示すように二つの反射面をもつ透明な平行平面板,
又は二つの平行な反射ミラーで構成する。エタロンの様々な透過率の波長変化は,二つの反射面の間の多
重反射による干渉によって得られる。反射したビームは,光の波長(λ),入射角(θ),エタロンの厚さ(d),
及び光を反射する面の間の材料の屈折率(n)に依存する。
平行平面板の二つの反射面の反射率は必ずしも同一とは限らないが,ここでは説明を簡易化するため両
面の反射率(R)を同一とし,反射面間の一往復分の位相遅延をδとした場合,エタロンの透過率Tは,
波長の関数として次の式で計算できる。
2
1 R
T 2
1 R 4Rsin 2 /
ここに, R : 両面の反射係数
δ : 反射面間の一往復分の位相遅延
次の式で計算できる。
π
4dn cos
d : エタロンの厚さ
n : 屈折率
λ : 光の波長
θ : 入射角
図A.2に示すように,隣接する透過ピーク間の波長間隔は,自由スペクトル領域(FSR)と呼ばれ,FSR
と半値全幅(FWHM)との関係は,次の式による。
FWHM FSR
F
ここに, FWHM : 半値全幅
F : フィネス。反射係数,反射面間の平行度及び反射面の平た
ん度に依存する干渉[しま(縞)]の明瞭さを表す値である。
次の式で計算できる。
1π R
F
R
R : 反射率
高フィネスのエタロンは,高い透過率で鋭い透過ピークを得る。透過率の入射角依存性のために,エタ
ロンをビームに対して回転させることによって透過ピーク波長を移動することができる。
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図A.1−エタロンの構造
図A.2−エタロンの透過特性(例)
――――― [JIS C 5926-1 pdf 14] ―――――
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附属書B
(参考)
ファイバブラッググレーティング(FBG)の技術例
注記 その他の規格に合わせて,この規格では対応国際規格のA.1A.3をそれぞれ附属書A附属書
Cとしている。
B.1 FBGの構造及び特性
図B.1に示すように,FBGは,光ファイバコアの屈折率が,光の伝搬方向に周期的に変化している。そ
して,この屈折率の周期的な変化(グレーティング)が,特定の波長に対してはミラーとして作用する。
したがって,FBGは,光フィルタ,及び特定の波長の反射器として用いることができる。
図B.1−FBG
FBGの基本原理は,ブラッグ反射である。屈折率は,定義した長さ以上の周期的変化をもっていると仮
定する。反射波長(ブラッグ波長)λBは,次の式で求める。
B
2nΛ
ここに, n : グレーティングの実効屈折率
Λ : 屈折率変化の周期
屈折率の変化による反射波長幅(ΔλB)は,次の式で求める。
2 n0
B= B
π
ここに, δn0 : 屈折率の変化
η : 伝搬光エネルギーのうち,コア中に含まれている伝搬光の割
合
ブラッグ波長(λB)におけるピーク反射率[PB(λB)]は,次の式で計算できる。
N n0
PB (B) anh 2
n
ここに, N : 周期の数
――――― [JIS C 5926-1 pdf 15] ―――――
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JIS C 5926-1:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61977:2010(MOD)
JIS C 5926-1:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
JIS C 5926-1:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5900:2019
- 光伝送用受動部品通則
- JISC5901:2001
- 光伝送用受動部品試験方法
- JISC5970:2015
- F01形単心光ファイバコネクタ(FCコネクタ)
- JISC5973:2014
- F04形光ファイバコネクタ(SCコネクタ)