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C 60068-2-30 : 2011 (IEC 60068-2-30 : 2005)
6 初期測定
製品規格の規定に基づき,供試品の外観検査を行い,その後,電気的測定及び機械的点検を行う。
7 試験
7.0A 一般事項
供試品は,包装してある場合には包装を解き,動作状態の場合にはスイッチを切り,その後の動作が可
能な状態にしておくか,又は製品規格に規定する状態にして槽に入れる。この試験を,輸送中又は包装し
た状態で保管中の供試品の性能確認のために適用する場合には,試験を行うとき,通常通りに包装した状
態とする。
なお,製品規格に槽内における取付けの規定がない場合には,供試品の取付部の熱伝導を小さくし,供
試品を実質的に熱絶縁状態とする。
試験室の温度及び相対湿度は,製品規格で規定がある場合を除き,JIS C 60068-1の5.3[測定及び試験
のための標準大気条件(標準状態)]で規定する測定及び試験のための標準大気条件(温度15 ℃35 ℃,
相対湿度25 %75 %)とする。
7.1 温度許容差に関する注意事項
この規格で規定する±2 K又は±3 Kの温度許容差は,計測の誤差,緩やかな時間的な温度変動及び空間
内の温度分布による誤差を考慮している。ただし,槽内を要求許容差で相対湿度を維持するためには,常
に有効空間内の任意の2点間温度差をより狭い範囲で保つことが望ましい。温度差が1 Kを超えた場合必
要な湿度条件を達成することができない場合がある。短時間での温度変動を±0.5 K以内に維持する必要が
ある場合がある。
7.2 安定化期間
供試品の温度は,次のいずれかの方法によって25±3 ℃に保ち,供試品の温度が安定するまでこの温度
を維持する(温度安定の定義は,JIS C 60068-1及びIEC 60068-5-2を参照)。
a) 供試品を試験槽の中に入れる前に別の槽に入れる。
b) 供試品を試験槽に入れた後,試験槽内温度を25±3 ℃に調整する。
上記のいずれかの方法で供試品の温度を安定させている間の相対湿度は,JIS C 60068-1の5.3で規定す
る測定及び試験のための標準大気条件の範囲内(25 %75 %)とする。
次に,供試品を槽内に入れたまま,槽内温度を25±3 ℃に維持し,その後,1時間以内に槽内の相対湿
度を95 %以上にする。
7.3 24時間のサイクル
7.3.1 槽内温度を,製品規格に規定する上限温度±2 Kにまで上昇させる。槽内温度は,図2 a)又は図2 b)
の斜線で示す許容差内の変化の割合で上昇させ,3時間±30分で上限温度に達するようにする。
温度上昇の終わりまでの相対湿度は,95 %以上とし,最後の15分間の相対湿度は,90 %以上に維持す
る。
温度の上昇期間中,供試品は結露してもよい。
注記 結露が生じる条件は,供試品の表面温度を槽内の露点温度以下にすることである。
7.3.2 7.3.1で上限温度に達した後,温度上昇を開始してから12時間±30分経過するまで,規定の上限温
度±2 Kの範囲内に保つ。
槽内温度が上限温度に到達した後,相対湿度を(93±3)%にするが,温度上昇の終わりから15分間,
及び温度下降の始まりまでの15分間は,相対湿度が90 %100 %でもよい。
――――― [JIS C 60068-2-30 pdf 6] ―――――
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C 60068-2-30 : 2011 (IEC 60068-2-30 : 2005)
7.3.3 槽内温度を製品規格の規定に従い,次の方法のいずれかの方法によって下げる。
a) 方法1[図2 a)参照] 槽内温度を3時間6時間以内に25±3 ℃に下げる。図2 a)のように,初めの
1時間30分間での下降速度は,3時間±15分間で25±3 ℃になるように槽内温度を下げる。初めの
15分間の相対湿度は,90 %以上にし,その後の相対湿度は,95 %以上にする。
注記1 方法1に適した供試品の種類を参考として附属書Aに記載する。
b) 方法2[図2 b)参照] 温度を3時間6時間以内に25±3 ℃に下げる。この間の相対湿度は,80 %以
上にする。
注記2 方法2に適した供試品の種類を参考として附属書Aに記載する。
7.3.4 その後24時間のサイクルの試験が終わるまで,槽内温度を25±3 ℃,相対湿度を95 %以上に維持
する。
8 中間測定
製品規格に,試験中の電気的測定及び機械的点検を規定してもよい。ただし,供試品を試験槽から取り
出すことが必要な後処理前に行う測定は,試験中に行ってはならない。サイクル中に供試品を試験槽内に
置いた状態で,中間測定をすることが必要な場合は,製品規格にその測定方法及び試験中での測定時期又
は測定間隔を規定することが望ましい。
9 後処理
製品規格に,後処理を測定及び試験のための標準大気条件(JIS C 60068-1の5.3参照)又は管理された
後処理条件[JIS C 60068-1の5.4.1(管理された後処理条件)参照]で行うかのいずれかを規定する。
管理された後処理条件を規定している場合(図3参照)は,供試品を後処理の間,別の槽へ移すか又は
湿度槽の中に置いたままでもよい。
前者の場合の移し換えの時間は,10分間以内のできるだけ短い時間とする。
後者の場合は,相対湿度を1時間以内に(75±2)%に下げ,その後,槽内温度を1時間以内に実際の試
験室温度(15 ℃35 ℃)±1 ℃に調節する。大きな供試品の場合は,製品規格に10分間より長い移し換
え時間を規定してもよい。
後処理の時間は,上記の後処理条件になったときから1時間2時間とする。
熱時定数の大きな供試品は,温度安定に達するように十分に長い時間をかけて後処理をしてもよい。
供試品の表面の水分の除去に特別な方法を適用する場合は,製品規格に規定する。
10 最終測定
製品規格の規定によって供試品の外観検査を行い,その後,電気的測定及び機械的点検を行う。
測定は,後処理後直ちに行う。最初に相対湿度の変化に敏感なパラメータを測定する。また,製品規格
に規定がない場合,これらのパラメータの測定は,30分以内に終える。
11 製品規格に規定する事項
製品規格にこの試験を規定する場合,できるだけ次の事項を規定する。
箇条又は該当箇条番号
a) 厳しさ : 上限温度及びサイクル数 5.2
b) 初期測定 箇条6
――――― [JIS C 60068-2-30 pdf 7] ―――――
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C 60068-2-30 : 2011 (IEC 60068-2-30 : 2005)
c) 試験中の供試品の状態 箇条7
d) 供試品の取付け,又は固定の方法 箇条7
e) 槽内温度の下げ方(方法1又は方法2) 7.3.3
f) 中間測定 箇条8
g) 後処理条件 箇条9
h) 後処理で供試品の表面の水分を除去するときの特別の注意事項 箇条9
i) 最終測定で行う外観検査,電気的測定及び機械的点検,並びに最初に測定する 箇条10
パラメータ及びこれらのパラメータを測定する最大の許容時間(最終測定)
安定化期間 最初のサイクルの開始
100 %
100
90 95 %
80
%
75 %
70
相対湿度
60
50
40
30 相対湿度が 95 % 100 % に達す
るのに必要な時間(1時間以内)
20 25 %
最初のサイクルの開始 時間
45
40
35
C
°
30 +28 °C
温度
25
20 +22 °C
15 供試品の温度が安定
するのに必要な時間
図1−安定化期間(試験Db)
注記 対応国際規格では,測定及び試験のための標準大気条件の相対湿度が旧規格に基づいていたた
め,誤解を招かないように図を修正した。
――――― [JIS C 60068-2-30 pdf 8] ―――――
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C 60068-2-30 : 2011 (IEC 60068-2-30 : 2005)
温度上昇の終わりa) 温度下降の始まり
93 %
100 96 %
%
90 95 % 95 %
90 %
相対湿度
80
15 分間 15 分間 15 分間 15 分間
70
60
時間
上限温度 +2 K
+40
又は
+55 上限温度 2 K
温度 C
°
+28 °C
+25
1 時間 1 時間 +22 °C
30分間
30 分間 30 分間
3 時間
3 時間
12 時間±30 分 6 時間
min
24 時間
注a) 温度での3時間±30分の範囲内で実際に上限温度±2 Kに達したときを示す。
a) 試験サイクル−方法1(試験Db)
図2−試験サイクル−方法1及び方法2(試験Db)
――――― [JIS C 60068-2-30 pdf 9] ―――――
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C 60068-2-30 : 2011 (IEC 60068-2-30 : 2005)
温度上昇の終わりa)
温度下降の始まり
93 %
100 96 %
%
90 95 % 95 %
90 %
相対湿度
80
80 %
15 分間 15 分間 15 分間
70
60
時間
上限温度 +2 K
+40
又は
+55 上限温度 2 K
C
温度°
+28 °C
+25
1 時間 +22 °C
30 分間 30 分間
3 時間 min
3 時間
12 時間±30分 6 時間
24 時間
注a) 温度での3時間±30分の範囲内で実際に上限温度±2 Kに達したときを示す。
b) 試験サイクル−方法2(試験Db)
図2−試験サイクル−方法1及び方法2(試験Db)(続き)
――――― [JIS C 60068-2-30 pdf 10] ―――――
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JIS C 60068-2-30:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60068-2-30:2005(IDT)
JIS C 60068-2-30:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60068-2-30:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-1:2016
- 環境試験方法―電気・電子―第1部:通則及び指針
- JISC60068-2-38:2013
- 環境試験方法―電気・電子―第2-38部:温湿度組合せ(サイクル)試験方法(試験記号:Z/AD)
- JISC60068-3-6:2008
- 環境試験方法―電気・電子―第3-6部:支援文書及び指針―温湿度試験槽の性能確認の指針
- JISC60068-3-6:2020
- 環境試験方法―電気・電子―第3-6部:支援文書及び指針―温湿度試験槽の性能確認