JIS C 60068-2-39:2019 環境試験方法―電気・電子―第2-39部:減圧下の温度又は温湿度複合試験及び指針 | ページ 3

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C 60068-2-39 : 2019 (IEC 60068-2-39 : 2015)
る。
製品規格には,供試品が合格か又は不合格かの判定基準を記載しなければならない。

6 製品規格に規定する事項

  製品規格には,できるだけ次の事項を規定する。
a) さらし時間
b) 減圧時の温度
c) 減圧の圧力値
d) 設定湿度に対する温度
e) 設定湿度
f) 試験の種類
g) 前処理
h) 初期測定の種類及び目的
i) 中間測定の種類及び目的
j) 後処理
k) 最終測定の種類及び目的
l) 評価の判定基準
m) 試験報告書の種類及び目的

7 試験報告書に記載する事項

  試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) 顧客 (名称及び所在地)
b) 試験所 [名称及び所在地,認定状況(ある場合)]
c) 試験日 (試験の実施日)
d) 試験の種類 (例えば,温度,湿度及び減圧)
e) 設定条件 (温度,減圧の圧力値など)
f) 試験の目的 (開発試験,認証試験など)
g) 試験規格及び発効年 (JIS C 60068-2-39 : 発効年)
h) 試験所の試験手順書 (手順書番号及び版)
i) 供試品の詳細 (図面,写真,数量,ロット番号など)
j) 試験槽の詳細 (製造業者,形番,製造番号など)
k) 試験装置の性能 (温度制御設定値,エアフローなど)
l) 風速及び方向 (供試品に当てる風速及び風の方向)
m) 測定系の不確かさ (使用した測定器の不確かさのデータ)
n) 校正日 (前回の校正日及び次回の校正時期)
o) 初期測定,中間測定及び最終測定 (初期測定,中間測定及び最終測定)
p) 要求する厳しさ (製品規格による。)
q) 実施した試験状況 (測定点,データなど)
r) 供試品の性能 (機能試験の結果など)
s) 試験中の観察事項及び行った処置 (関連のある所見)

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C 60068-2-39 : 2019 (IEC 60068-2-39 : 2015)
t) 試験の要約 (試験の要約)
u) 配付先 (配付リスト)
注記 括弧内に一例を示す。

――――― [JIS C 60068-2-39 pdf 12] ―――――

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C 60068-2-39 : 2019 (IEC 60068-2-39 : 2015)
附属書A
(参考)
減圧下の温度又は温湿度複合試験の指針
A.1 一般
附属書Aには,JIS C 60068-2規格群の他の規格を基にした減圧下の温度試験又は温湿度複合試験を行う
ときの基本事項について記載する。
複合試験を行うに当たって,JIS C 60068-2規格群に規定した推奨値とともにJIS C 60068-1も適用する。
A.2 環境の影響
A.2.1 温度と低圧との組合せ試験によって,供試品が受ける次の影響を考慮する必要がある。
a) 減圧下では対流熱伝達率が減少するため,指定した値よりも表面温度が上昇したり,発熱する供試品
の温度勾配が変化したりすることがある。通常圧力下で,より高い試験温度を指定して表面温度が上
昇したとしてもこの試験温度設定値は適切な値とはいえず,減圧と組み合わせた場合には正しい温度
勾配を達成することはできない。
b) 減圧及び温度変化によって空気中での供試品の絶縁特性が変化して,供試品の機能又は安全性が変化
することがある。減圧下では,特に高温と組み合わせた場合,アーク放電及び沿面放電又はコロナ放
電のリスクが高まり,気中の絶縁耐圧が著しく低下する。
c) 低温又は熱によって,減圧下で密閉構造の装置又は電気・電子部品の変形又は割れのリスクが高まり,
材料特性が変化する。
A.2.2 本質的には温度に関係するが,減圧によって明らかに加速されるその他の影響としては,次のよう
なものがある。
a) 供試品中の各部品の機械的及び電気的特性の変化に伴う,可塑剤及び樹脂からの劣化生成物の蒸発。
これらの蒸発生成物は,表面近傍に凝集し,腐食及び/又は劣化特性を変化させる。
b) 可動部品を固着させる可能性がある潤滑剤の蒸発
c) 液体からの溶解ガスの発生。このガスによって減圧条件が緩和され,液体が漏えいすると,一時的に
沸騰することがある。
A.3 温度測定
減圧下では対流熱伝達率が減少するため,試験雰囲気と気温測定用の温度センサとの間の熱交換効率が
低下する。
結果として,次のようになる。
− 温度変化に対する温度計の応答時間は,通常圧力下よりも長くなる。
− 供試品からの熱放射に対して,温度計がより影響を受けやすくなる。
これらの結果から,熱放射の影響を低減するために,温度計と供試品との間に仕切板を設置するのが望
ましい。温度計の応答時間を補正するためには,測定時間を長めにすることが必要かもしれない。

――――― [JIS C 60068-2-39 pdf 13] ―――――

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参考文献
JIS C 60068-2(規格群) 環境試験方法−電気・電子
JIS C 60068-2-1 環境試験方法−電気・電子−第2-1部 : 低温(耐寒性)試験方法(試験記号 : A)
JIS C 60068-2-2 環境試験方法−電気・電子−第2-2部 : 高温(耐熱性)試験方法(試験記号 : B)
JIS C 60068-2-13 環境試験方法(電気・電子)減圧試験方法
JIS C 60068-3-1 環境試験方法−電気・電子−第3-1部 : 低温(耐寒性)試験及び高温(耐熱性)試験
の支援文書及び指針

JIS C 60068-2-39:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60068-2-39:2015(IDT)

JIS C 60068-2-39:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60068-2-39:2019の関連規格と引用規格一覧