JIS C 60079-18:2008 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具―第18部:樹脂充てん防爆構造“m” | ページ 5

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ることを検証する。
8.2.4 耐電圧試験
8.2.4.1 試験手順
試験は,該当する場合,次の回路配置で実施する。
a) 外部から接触可能な直流的に絶縁された回路間
b) 外部から接触可能な回路とすべての接地された部分との間
c) 外部から接触可能な回路と充てん樹脂表面又はプラスチック容器表面との間。ただし,必要な場合,
充てん樹脂表面又はプラスチック容器表面を導電性はく(箔)で覆う。
a)の配置に対しては,使用する電圧Uは,試験する二つの回路の定格電圧の和とし,b)及びc)の配置に
対しては,使用する電圧は,試験される回路の定格電圧としなければならない。
試験電圧は,供給電圧の和がピーク値で90 V以下の機器は,交流実効値500 V,供給電圧の和がピーク
値で90 Vを超える機器は,交流実効値 (2U+1 000 V)(最小1 500 V)とし,周波数は48 Hz62 Hzとす
る。交流試験電圧が充てん樹脂内の電子部品を損傷する場合,試験電圧は直流(2U+1 400 V)(最小2 100 V)
とする。
試験電圧を10秒以上かけて規定値までゆっくり増加させ,それから60秒間以上保持する。
注記 電磁両立性の理由のために,容器に接続した干渉パルス抑制用の部品を内蔵していて,それが
試験中に損傷する可能性がある機器の場合には,部分的な放電試験を考慮する場合がある。
8.2.4.2 判定基準
試験中に絶縁破壊又はアークが生じなければ合格とする。
8.2.5 ケーブル引張試験
8.2.5.1 一般
この試験は,Exコンポーネントに対しては実施しない。
8.2.5.2 試験手順
この試験は一つの供試品について,事前に応力が加えられていないものを使用し,21 ℃±2 Kの温度で
実施する。
もう一つの試験サンプルは,ケーブル引込み口での最高温度で8.2.3.1による前処理後,ケーブル引張試
験を実施する。
引っ張る力(単位 N)は,ケーブルの直径(単位 mm)の20倍の値又はタイプ“m”の機器の質量
の5倍のいずれか低い方の値とする。
この値は,恒久的な設置の場合,25 %まで減らすことができる。最小引張力は1 N,最小印加時間は1
時間とする。力は,試験サンプルに対して最も好ましくない方向に加える。
8.2.5.3 判定基準
樹脂充てん防爆構造に影響する目に見える変位があってはならない。引張試験後,供試品を目視検査す
る。防爆性能を損なう充てん樹脂又はケーブルの損傷,例えば,充てん樹脂の割れ,樹脂充てんされた部
品の露出,接着の損傷があってはならない。
8.2.6 圧力試験
8.2.6.1 試験手順
1 cm310 cm3の個別の自由空間をもつ保護レベル“ma”,及び10 cm3100 cm3までの個別の自由空間を
もつ保護レベル“mb”に対しては,圧力接続部をもつ試験供試品を準備する。試験を必要とする空間が二
つ以上ある場合には,圧力はすべての空間について同時に印加する。

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圧力試験は,既に熱安定性試験を実施した供試品について行う。
試験は,表9に示す圧力で,10秒間以上実施する。
表9−試験圧力
最低周囲温度 試験圧力
℃ kPa
−20 以上a) 1 000
−20 未満 −30 以上 1 370
−30 未満 −40 以上 1 450
−40 未満 −50 以上 1 530
−50 未満 −60 以上 1 620
注a) これはJIS C 60079-0に規定する標準周囲温度範囲によって設計された機器を対象と
する。
8.2.6.2 判定基準
圧力試験後,供試品を目視検査する。防爆性能を損なう充てん樹脂の損傷,例えば,充てん樹脂の割れ,
樹脂充てんされた部品の露出,接着の損傷があってはならない。

9 ルーチン評価及び試験

9.1 目視検査

  タイプ“m”機器を1台ごとに目視検査する。充てん樹脂の割れ,充てんされた部品の露出,充てん物
のはがれ,許容されない収縮,隆起,変質,接着の損傷又は軟化のような損傷の形跡があってはならない。

9.2 耐電圧試験

  耐電圧試験は,回路間の絶縁又は周囲からの絶縁を試験するために実施する。8.2.4による試験電圧を1
秒間以上印加する。
代わりに,1.2倍の電圧を100 ms以上の間印加してもよい。
注記 大きな分布容量をもつ製品は,実際の試験電圧に達するために余分な時間を必要とすることが
あるので,場合によって試験時間は100 msよりかなり長い時間になる。
試験中に絶縁破壊又はアークが生じなければ合格とする。
なお,電池に対する耐電圧試験は,JIS C 60079-7の6.6.2(絶縁抵抗)による。

10 表示

  JIS C 60079-0の要件に加えて,タイプ“m”機器の表示は,次の事項を追加する。
− 定格電圧
− 定格電流又は定格電力(力率が1以外の機器に対しては,両方を表示する。)
− 外部電力源の規約短絡電流。ただし,1 500 Aと異なる場合
− 特定機器の安全運転のために必要とされるその他の情報

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附属書A
(参考)
樹脂充てん防爆構造“m”の充てん樹脂のための基本的要件

序文

  この附属書は,タイプ“m”の充てん樹脂の基本的要求事項について記載するものであって,規定の一
部ではない。
タイプ“m”機器の充てん樹脂の基本的な必要条件を,図A.1に示す。
図A.1−タイプ“m”機器の充てん樹脂の基本的な要求事項

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附属書B
(規定)
供試品の割当て

序文

  この附属書は,供試品の割当てについて規定する。
供試品の割当ては,表B.1による。
表B.1−供試品の割当て
標準試験 追加試験
供試品1 供試品2 供試品3 供試品4
6.3 制限温度の決定 − − −
− − 測定したケーブル引込部
新しい供試品で,室温での
最高温度での8.2.3.1に従
8.2.5ケーブル引張試験(要
求がある場合) った時間の保存
(要求がある場合)
8.2.3.1 高温熱安定性試験
8.2.3.1 高温熱安定性試験 − −
8.2.3.2 低温熱安定性試験
8.2.3.2 低温熱安定性試験 − −
8.2.3.3 熱サイクル試験 8.2.3.3 熱サイクル試験 − −
(要求がある場合) (要求がある場合)
8.2.4 耐電圧試験 8.2.4 耐電圧試験 − 8.2.5 ケーブル引張試験
8.2.6 圧力試験 8.2.6 圧力試験 − −
(要求がある場合) (要求がある場合)
JIS C 60079-0による機械JIS C 60079-0による機械 − −
的試験(要求がある場合)
的試験(要求がある場合)
試験は,各欄の表示順序で実施する。

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附属書C
(規定)
熱サイクル試験の試験手順

序文

  この附属書は,熱サイクル試験の試験手順について規定する。
熱サイクル試験の手順を,図C.1に示す。
ここに, Ta max : 指定最高周囲温度
Ta min : 指定最低周囲温度
Un : 定格電圧
tgα : 温度こう配
ΔT : 供試品の内側と外側との温度差
図C.1−熱サイクル試験時の試験手順

――――― [JIS C 60079-18 pdf 25] ―――――

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JIS C 60079-18:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60079-18:2004(MOD)

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