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C 60721-3-6 : 2006 (IEC 60721-3-6 : 1987)
表 1 気象条件の分類
環境パラメータ 単位 分類
6K1 6K2 6K3 6K4 6K5 6K6(6) 6K7(6)
a) 低温,空気 ℃ +5 −25 −25(1) −25 −40(2) +5 −20
b) 低温,水 ℃ 水の凝固点(3) +15 +15
c) 高温,空気 ℃ +40 +40 +55 +70 +70 +55 +70
d) 高温,表面(4) ℃ なし なし なし +70 +70 +70 +70
e) 高温,水 ℃ +30 +35 +35 +35 +35 +35 +35
f) 緩やかな温度変化,空 ℃ なし −25/+20 −25/+40 −25/+40 −25/+40 +5/+40 −20/+40
気/空気 ℃/min 1 3(1) 3 3 3 3
g) 温度変化,空気/水 ℃ なし なし なし +40/+5 +40/+5 +40/+15 +40/+15
h) 相対湿度,急激な温 % 95 95 95 95 95 95 95
度変化はない。 ℃ +30 +35 +35 +45 +45 +35 +45
i) 相対湿度,急激な温度% なし なし 95 95 95 95 95
変化がある,空気/高 ℃ −25/+35 −25/+35 −25/+35 +5/+30 −20/+35
い相対湿度の空気
j) 絶対湿度,急激な温度g/m3 なし なし なし 60 60 60 60
変化がある,空気/水 ℃ +70/+15 +70/+15 +55/+15 +70/+15
分量が多い空気(5)
k) 低い相対湿度 % 10 10 10 10 10 10 10
℃ +30 +30 +30 +30 +30 +30 +30
l) 周囲空気の動き m/s 無視 無視 無視 30 50 50 50
できる できる できる
m) 降水,雨 mm/min なし なし なし 6 15 15 15
n) 日射 W/m2 無視 700 700 1 120 1 120 1 120 1 120
できる
o) 熱放射 W/m2 無視 600 1 200 1 200 1 200 1 200 1 200
できる
p) 雨以外の水 m/s なし 0.3 0.3 3 10 10 10
q) ぬ(濡)れ − なし 表面がぬれた状態
注(1) 機関室内の製品には,機関室が暖まった後で動作することが要求されるものがある。これらの製品には,最低動作
温度を+5 ℃とし,かつ,緩やかな温度変化は非動作状態だけに適用する。
(2) 通常,船舶は空気温度−40 ℃以下では航行しない。しかし,年間の最低温度の状態で製品が防護されずに港に一時
的にけい(繋)留されることもある。このような場合,非動作状態にある製品は−55 ℃に耐えなければならない。
例外的には,内陸部の水路で−40 ℃以下の温度でも運行する船舶がある。
(3) 水の凝固点は,塩分又は汚染などによって0 ℃以下となることがある。
(4) 表面温度は,製品を取り付けるところの最も暖かいところの温度とする。
(5) 製品は急激な温度低下だけにさらされるものと仮定する(急激な温度上昇はない。)。水分含有量の数値は,露点ま
での温度に適用する。低い方の温度では,相対湿度は約100 %であると仮定する。
(6) 6K6(熱帯湿潤)及び6K7(熱帯乾燥)の分類の詳細は,附属書Bに示す。
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C 60721-3-6 : 2006 (IEC 60721-3-6 : 1987)
表 2 生物的条件の分類
分類
環境パラメータ 単位 6B1 6B2
a) 植物系 − 無視できる かび,菌など
b) 動物系 − 無視できる げっ歯類及びその他製品に有害な動物
備考 潜水艇の船体の外側に取り付ける製品は,水中の動植物にさらされる(藻類,甲殻類,さんご)。
表 3 化学的に活性な物質の分類
分類
環境パラメータ 単位 6C1 6C2 6C3
空気中の物質 : (7),(8)
a) 塩分 − なし あり(9) あり(9)
b) 二酸化硫黄 mg/m3 0.1 1.0 1.0
cm3/m3 0.037 0.37 0.37
c) 硫化水素 mg/m3 0.01 0.5 0.5
cm3/m3 0.007 1 0.36 0.36
mg/m3
d) 窒素酸化物(二酸化 0.1 1.0 1.0
窒素の当量値で表示)cm3/m3 0.052 0.52 0.52
e) オゾン mg/m3 0.01 0.01 0.1
cm3/m3 0.005 0.005 0.05
f) 塩化水素 mg/m3 0.1 0.1 0.5
cm3/m3 0.066 0.066 0.33
g) ふっ化水素 mg/m3 0.003 0.003 0.03
cm3/m3 0.003 6 0.003 6 0.036
h) アンモニア mg/m3 0.3 0.3 3.0
cm3/m3 0.42 0.42 4.2
水中の物質 : (10)
i) 海塩 kg/m3 無視できる 無視できる 30
注(7) 他の物質及びその厳しさは特殊な貨物を運搬するときに発生することがある。タンカーの場合はIEC
60092-502参照。
(8) 爆発性の雰囲気はこの規格の範囲外であり,ここには含めない。
(9) 現在,数値はない。
(10) 水中の海塩以外の物質は含めない。電子製品は海塩から保護されているから,海塩以外の物質の影
響は無視できる。
表 4 機械的に影響を与える物質の分類
分類
環境パラメータ 単位 6S1 6S2 6S3
a) 空気中の砂 g/m3 なし 0.1 10
b) ほこりの沈積 mg/(m2・h) 無視できる 3.0 3.0
c) すすの付着 − なし すすがある
備考1. 特別な積荷,例えば,ほこりっぽい材料及び砂(研磨材を含む。)の場合,これ以外の厳しさが発
生する。粒子の量だけでなく,粒子サイズの分布及び化学的な成分も重要である(数値は不明。)。
2. 機関室には,空気中に油の粒子があることがある。その濃度は3 mg/m3程度である。ディーゼルエ
ンジンの近傍又は油質の中では,20 mg/m3以上のこともある。
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C 60721-3-6 : 2006 (IEC 60721-3-6 : 1987)
表 5 機械的条件の分類
分類
環境パラメータ 単位
6M1 6M2 6M3 6M4
a) 定常振動,正弦波 : (11)
変位振幅(片振幅) mm なし 1.5 1.5 1.5
加速度振幅 m/s2 なし 10 20 50
振動数範囲 Hz なし 213 13100 218 18200 228 28200
b) 非定常振動,衝撃を含む : (12)
衝撃応答スペクトルタイプI
ピーク加速度a m/s2 50 100 100 100
衝撃応答スペクトルタイプII
ピーク加速度a m/s2 100 300 300 300
衝撃応答スペクトルタイプIII
ピーク加速度a m/s2 なし なし 500 500
c) 角変位,静的状態 : (13)
X軸周りの傾き(list)
角度 度 15 15 15 15
Y軸周りの傾き(trim)
角度 度 10 10 10 10
d) 角変位,動的状態 : (13)
X軸回りの揺れ(roll)
角度 度 22.5 22.5 22.5 22.5
周波数 Hz 0.14 0.14 0.14 0.14
Y軸回りの揺れ(pitch)
角度 度 10 10 10 10
周波数 Hz 0.2 0.2 0.2 0.2
Z軸回りの揺れ(yaw)
角度 度 4 4 4 4
周波数 Hz 0.05 0.05 0.05 0.05
e) 加速度,定常状態 : (13)
X軸方向(surge) m/s2 5 5 5 5
Y軸方向(sway) m/s2 6 6 6 6
Z軸方向(heave) m/s2 10 10 10 10
注(11) 振動は通常の船舶用エンジンから発生し,主に低周波の正弦波振動である。しかし,砕氷機がある場合は,
高い周波数は2 000 Hz以下,その強度は50 m/s2以下である。船内では,船体又はプロペラと水との接触
によるランダム振動があるが,通常,そのレベルは低いのでここには含めない。
(12) 衝撃の単位は,ピーク加速度である。衝撃応答スペクトルは,図1に示す。その説明は,JIS C 60721-1
の5.3に規定されている。
(13) 船舶の三つの軸は,次のようになっている。
X軸 : 前後方向
Y軸 : 左右方向(横方向)
Z軸 : 垂直方向
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C 60721-3-6 : 2006 (IEC 60721-3-6 : 1987)
/a
最大応答加速度
2 000
周波数 Hz
正弦波パルスでの作用時間の例
スペクトルタイプI : 作用時間 11 ms
6 ms
スペクトルタイプII : 作用時間
2.3 ms
スペクトルタイプIII : 作用時間
図の説明は,JIS C 60721-1の表1付記事項6.参照
図 1 衝撃応答スペクトルのモデル
(一次の最大衝撃応答スペクトル)
――――― [JIS C 60721-3-6 pdf 9] ―――――
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C 60721-3-6 : 2006 (IEC 60721-3-6 : 1987)
附属書A(参考)環境パラメータ及びその厳しさを選択する条件の説明
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
A.1 概要 この附属書では,それぞれの分類を説明する。気候の型を適用しているところでは,その気候
の型が包含している条件を参照する。
環境パラメータ及びその厳しさを選択する条件は,IEC 60092-101,第4版の8.に示されている。
気候の型は,JIS C 60721-2-1に次のように規定してある。
寒冷
緩寒冷
緩温暖
乾燥温暖
緩乾燥温暖
湿潤温暖
湿潤温暖,変化少
この附属書で参照する条件が,ある分類に包括されているということは,その分類が,それぞれの単一
パラメータに対し,当該条件を満足するための最も低い環境の厳しさを示しているとは限らないことに留
意すべきである。
備考 JIS C 60721-2-1に規定する極端な環境,極寒冷及び極乾燥温暖の型は,通常内陸部だけで存在
するので,ここでは除外した。しかし,内陸部の河川,湖などで航行する船舶にはこれらの気
候の型を適用することもあるが,極めて例外的である。
A.2 気象条件,K 気象条件は,次の七つに分類する。
6K1 この条件は,風雨から保護され,かつ,ウォームアップ後で,換気及び暖房がある場所に取り
付ける製品に適用する。ただし,機関室及び大きな熱を発生する装置の場所は除く。製品は,
ガラス又は透明な材料を透かして太陽光にさらされない。6K1は気候の型のうち,湿潤温暖及
び湿潤温暖−変化少には適用しない。また,6K1は,水中に取り付ける製品にも適用する。た
だし,アラビア湾のような高い温度の水中は除く。
6K2 この条件は,6K1の条件に加えて,気候の型の寒冷を除いたすべての気候条件の中で,ウォー
ムアップの前及びウォームアップ中で,換気及び暖房がある場所に取り付ける製品に適用する。
ただし,換気がある場所では,6K2は気候の型のうち,湿潤温暖及び湿潤温暖−変化少にも適
用する。製品は,湿気のある場所で発熱源にさらされ,かつ,ガラス又は透明な材料を透かし
て太陽光にさらされることがある。また,6K2は,高い温度の水中に取り付ける製品にも適用
する。
6K3 この条件は,6K2の条件に加えて,機関室又は発熱する装置の近傍に取り付ける製品に適用す
る。また,6K3は,荷の積み下ろしのときに一時的に開閉される扉,階段などの近傍の製品に
も適用する。
6K4 この条件は,6K3の条件に加えて,気候の型の寒冷を除いたすべての気候条件の中で,太陽光,
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JIS C 60721-3-6:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60721-3-6:1987(IDT)
- IEC 60721-3-6:1987/AMENDMENT 1:1991(IDT)
- IEC 60721-3-6:1987/AMENDMENT 2:1996(IDT)
JIS C 60721-3-6:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60721-3-6:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60721-1:2009
- 環境条件の分類―第1部:環境パラメータ及びその厳しさ
- JISC60721-3-0:1995
- 環境条件の分類 環境パラメータとその厳しさのグループ別分類 通則
- JISC60721-3-1:2009
- 環境条件の分類―第3-1部:環境パラメータ及びその厳しさのグループ別分類―保管条件
- JISC60721-3-2:2020
- 環境条件の分類―第3-2部:環境パラメータ及びその厳しさのグループ別分類―輸送条件及び取扱い