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C 61280-1-3 : 2017 (IEC 61280-1-3 : 2010)
8.7.2 離散的な多重縦モードスペクトルの場合
この場合の半値全幅は,次のようにして決定する半値波長の差である。レーザがピーク波長両側の最大
振幅から3 dB低下した二つの半値波長でモードをもたない場合は,半値波長は補間によって求める。
図3で示されるように,各モードの頂点を,隣接したモードの頂点同士で接続し,そのピークパワー点
から3 dB低下したレベルに水平線を引く。二つ以上の交差位置から半値波長を決定する。半値波長間の最
大波長差をΔλfwhm(図4参照)とする。
8.8 サイドモード抑圧比(SMSR)
SMSRは,単一縦モードレーザの最大信号強度(M1)及び最も高いサイドモードの強度(M2)を,手法
Bによる7.5.1,又は手法Aによる6.3.5の光学スペクトルで決定し,次の式の比(dB)によって求める。
M1
SMSR 10 log10
M2
9 試験結果
9.1 必須情報
試験結果には,次の必須情報を含まなければならない。
a) 測定日,試験名称及び手順
b) 適用可能なデータとともに,試験に使用する光送信器(光ファイバ端末機器)又は光源の識別情報
c) 参照点の温度
d) 検査の結果
9.2 利用可能な情報
必要に応じて試験結果に利用可能な情報を,次に示す。
a) 使用する試験設備及び最新校正日
b) 試験者の氏名
c) 測定誤差及びディスプレイ解像度による測定の不確かさ
d) データレート及び変調度及びパルス形状を含む入力信号特性
e) 供給電圧値及び/又は電流値
f) 光源デバイスのためのバイアス回路形式
g) 可能な範囲で,光ファイバコード,ピグテイル及び光接続方法の詳細を含む光出力測定条件
h) 温度安定化のための推奨ウォームアップ時間
10 測定結果例
シングルモード光ファイバ付き高出力InGaAsPエッジエミッタLEDの光スペクトルを,図1に示す。
表1の13列は,7.3の手順によって得られた11点の光スペクトルである。4列は,対数から線形に変換
したパワーである。5列及び6列は,光強度と波長との積を示す。重心波長(λc)及びRMS幅(Δλrms)は,
それぞれ8.3及び8.5の算出式を使用して求める。総和を表示した行は,iが111のそれぞれの行の総和
を示し,この値も使用して重心波長(λc)及びRMS幅(Δλrms)を算出した。
――――― [JIS C 61280-1-3 pdf 11] ―――――
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光
強
度
図1−発光ダイオード光スペクトルの例
表1−図1の発光ダイオードスペクトルの測定点
i 波長λi 光強度(対数表示) 光強度(線形表示)Pi Pi λi Pi (λi−λc)2
nm dBm nW
1 1 226 −44 40 49040 256000
2 1 243 −39 126 156618 500094
3 1 260 −33 501 631260 1060116
4 1 277 −28 1585 2024045 1332985
5 1 294 −24 3981 5151414 573264
6 1 311 −24 3981 5219091 99525
7 1 328 −27 1995 2649360 965580
8 1 345 −31 794 1067930 1207674
9 1 362 −35 316 430392 990976
10 1 379 −39 126 173754 671454
11 1 396 −44 40 55840 324000
総和 − − 13485 17608744 7981668
λc 1 306 − −
Δλrms 24 − −
表2−RMSスペクトル特性
i 波長λi 光強度(対数表示) 光強度(線形表示)Pi Pi λi Pi (λi−λc)2
nm dBm nW
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
総和 − −
λc − − − −
Δλrms − − − −
――――― [JIS C 61280-1-3 pdf 12] ―――――
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表2は,各ポイントの波長及びパワーの平均値から作成する。iは,個別の多重縦モードスペクトルの
モード番号,並びに連続的な発光ダイオード及び単一縦モードスペクトルの波長点に相当する。
図2−多重縦モードレーザの標準的な光スペクトラムアナライザ出力
図3−多重縦モードレーザの半値全幅(Δλfwhm)の測定
――――― [JIS C 61280-1-3 pdf 13] ―――――
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図4−多重縦モードレーザの半値全幅(Δλfwhm)の計算
図5−単一縦モードレーザのピーク波長及び30 dBダウン幅(Δλ30-dB)の測定
参考文献 JIS C 5940 光伝送用半導体レーザ通則
JIS C 5941 光伝送用半導体レーザ測定方法
JIS C 60068-1 環境試験方法−電気・電子−第1部 : 通則及び指針
TIA/EIA-455-A,Standard test procedures for fibre optic fibres, cables, transducers, sensors, connecting
and terminating devices and other fibre optic components
TIA/EIA-455-126,Spectral characterization of LEDs (to be issued)
TIA/EIA-455-127,Spectral characterization of multimode laser diodes (November 1991)
JIS C 61280-1-3:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61280-1-3:2010(IDT)
JIS C 61280-1-3:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.01 : 光ファイバシステム一般
JIS C 61280-1-3:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC6192:2008
- 光スペクトラムアナライザ校正方法
- JISC6802:2014
- レーザ製品の安全基準