JIS C 61300-2-44:2015 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第2-44部:光ファイバクランプ強度試験―繰返し曲げ | ページ 2

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C 61300-2-44 : 2015 (IEC 61300-2-44 : 2013)
注記 対応国際規格では光ファイバに直接おもり(錘)を取り付け,引張力を印加しているが,この場合,光ファイ
バに側圧などによる損失が発生するため,供試品の繰返し曲げによる損失を正確に測定できない。通常は,供
試品の光ファイバをマンドレルに巻き付け固定し,側圧などが加わらないように,マンドレルをおもり(錘)
で引っ張ることによって,試験を行う。マンドレルの直径は,60 mm以上かつ光ファイバコードの外径の25倍
以上が望ましい。また,ガイドは取付板の回転中心から重力方向に対して,垂直な方向に引張力を印加するた
めのものである。
図1−試験装置例
2心光ファイバコードは,図2 a)に示す断面に対して厚さ方向に曲げる。引張力は,心線数に依存しな
い。
a) 断面図 b) 斜視図
図2−2心光ファイバコードの場合の曲げ方向

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C 61300-2-44 : 2015 (IEC 61300-2-44 : 2013)
注記 図2において,対応国際規格では,2心光ファイバコードの曲げ方向はa)(断面図)だけ図示
されているが,2心光ファイバコードの曲げ方向を明確にするため,b)(斜視図)を追加して
いる。
使用する装置は,4.24.5による。

4.2 光源

  光源は,JIS C 61300-3-3及びJIS C 61300-3-4に従うことが望ましい。

4.3 光パワーメータ

  光パワーメータは,JIS C 61300-3-3及びJIS C 61300-3-4に従うことが望ましい。

4.4 取付具

  取付具は,試験中に供試品を確実に固定できるものを使用する。供試品が光コネクタプラグの場合は,
光アダプタ又は光レセプタクルを取付具として使用してもよい。供試品が光受動部品の場合,取付具によ
って供試品を変形させないものとする。取付具は,供試品の光学性能をモニタする装置と接続できる。

4.5 曲げ試験装置又はジグ(簡易的な曲げ試験装置)

  曲げ試験装置又はジグ(簡易的な曲げ試験装置)は,光ファイバに引張力を印加した状態で,供試品を
垂直の状態から±90度に曲げることができるものとする。

5 手順

5.1 供試品の準備

  製造業者の指示に従い,供試品を清掃する。JIS C 61300-3-1によって,供試品の外観検査を行い,損傷
がないか確認する。
試験装置の曲げ位置から引張力を印加する位置までが20 cm30 cmであるため,供試品の光ファイバは
これより長く,試験装置に取り付けられる十分な長さでなければならない。

5.2 前処理

  個別に規定がない場合,JIS C 61300-1に規定する標準的環境条件下で供試品及び装置を2時間放置する。

5.3 初期検査及び初期測定

  個別に規定する供試品の初期検査及び初期測定を実施する。

5.4 処理

  供試品を取付具に取り付ける。
供試品を取付具に垂直に固定した状態で,JIS C 61300-3-4に従って,供試品の損失を測定する。
供試品に引張力を印加し,繰返し曲げ試験を行う。1分間に20回以下とし,曲げの角速度は光ファイバ
に極端な負荷を与えない適切な速度とする。また,曲げ状態での停止時間は5秒以下とする。
JIS C 61300-3-3に従い,試験中の損失の変動を測定する。
供試品が垂直になる位置で曲げ試験装置を停止し,引張力を取り除く。
注記 曲げサイクル数は,試験開始時の供試品の位置を0度としたとき,0度→90度→0度→−90度
→0度を1回とする。

5.5 後処理

  個別に規定がない場合,供試品をJIS C 61300-1に規定する標準的環境条件下で2時間放置する。製造業
者の指示に従い,供試品を清掃する。

5.6 最終検査及び最終測定

  供試品を取付具から取り外し,機能に影響するひび割れ,変形及びその他の損傷がないかの確認,並び

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に供試品の損失を測定して個別に規定する項目に対して合否を判定する。供試品の外観検査は,個別に規
定がない場合,JIS C 61300-3-1に従い光ファイバ及び/又は光コード外皮の損傷,又は過度な変形がない
ことを確認する。

6 試験の厳しさの程度

  試験の厳しさの程度は,引張力の大きさ及び±90度の曲げサイクル数の二つの項目で規定する。引張力
の大きさ及び±90度の曲げサイクル数の推奨値は,表1による。
表1−試験の厳しさの程度(推奨値)
環境カテゴリ a) 供試品タイプ 引張力b) 曲げサイクル数
N
屋内環境(カテゴリC) 光ファイバコード付き光ファ 2 100
イバコネクタプラグ
屋内環境(カテゴリC) 光ファイバコード付き光受動 2 30
部品
屋外環境及び劣悪環境 光ファイバコード付き光ファ 5 100
(カテゴリU及びカテゴリE) イバコネクタプラグ
屋外環境及び劣悪環境 光ファイバコード付き光受動 5 30
(カテゴリU及びカテゴリE) 部品
厳しい屋外環境 光ファイバコード付き光受動 5 30
(カテゴリO) 部品
光ファイバ素線及び光ファイ 2 30
バ心線付き光受動部品
厳しい屋外環境 光ファイバコード付き光ファ 8.9 100
(カテゴリO) イバコネクタプラグ
光ファイバコード付きSFFコ 5.9 100
ネクタプラグc)
注記 対応国際規格の表1では,一部の環境カテゴリ及び供試品タイプだけ注b)が適用されている。しかし,注b)
の規定は,全ての環境カテゴリ及び供試品タイプが対象であるため,注b)の参照位置を引張力とした。
注a) 環境カテゴリは,IEC 61753-1に記載されている。
b) 試験装置の曲げ位置から引張力を印加する位置までの距離は,20 cm30 cmとする。
c) FFコネクタプラグは,IEC 60874-1に記載されている。IEC 60874-1は,直径が2 mm以下のフェルールを
用いた光コネクタプラグで構成する光ファイバコネクタ,及び/又は2本以上の光ファイバを実装する場合,
光ファイバをRJ-45コネクタ以上の実装密度をもつ光コネクタプラグと規定している。

7 個別に規定する事項

  次の事項を必要に応じて製品規格などに規定する。
− 引張力の大きさ
− 曲げサイクル数
− 供試品光ファイバ(種類,長さなど)
− 初期検査及び初期測定の項目及び要求性能
− 試験中の光損失変動の許容値
− 最終検査及び最終測定の項目及び要求性能
− 合否判定基準
− この試験方法との差異

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C 61300-2-44 : 2015 (IEC 61300-2-44 : 2013)
参考文献 IEC 60874-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Connectors for optical
fibres and cables−Part 1: Generic specification
IEC 61753-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components performance standard−Part
1: General and guidance for performance standards

JIS C 61300-2-44:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61300-2-44:2013(IDT)

JIS C 61300-2-44:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 61300-2-44:2015の関連規格と引用規格一覧