6
C 6443-1995
周囲温度が50℃を超え70℃以下の場合の負荷電力は,定格電力に図2の軽減曲線によって定める定格電
力比を乗じた値を最大電力とする。
表10 定格電力
抵抗変化 大きさ
特性記号 RV12 RV16 RV24
定格電力 最高使用電圧 定格電力 最高使用電圧 定格電力 最高使用電圧
W V W V W V
B 0.05 50 0.1 200 0.5 500
A, C及びD 0.05 150 0.25 250
図2 定格電力の軽減曲線
4.2 定格電圧 定格電圧は,定格電力に対応する直流又は交流(商用周波数,実効値)の電圧とし,次
の式によって求める。ただし,求められた定格電圧が表10の最高使用電圧を超えるときは,表10の最高
使用電圧を定格電圧とする。
E PR
ここに, E : 定格電圧 (V)
P : 定格電力 (W)
R : 公称全抵抗値 ( 圀
5. 外観,構造及び寸法
5.1 外観 外観は,目視によって試験したとき,異常があってはならない。
5.2 構造及び寸法 構造及び寸法は,付図16による。細部の形状及び構造は,この規格の性能を満足
する限り適宜とする。ただし,表9のスイッチの種類に示されている試験方法の方法2に該当するものに
ついては,スイッチのきょう体の開口部の広さは,合計32mm2以下とする。
5.3 シャフト シャフトは,金属シャフト及び絶縁シャフト(金属との継ぎシャフトを含む。)とし,形
状及び寸法は,付図7による。
5.4 端子 端子1と3はそれぞれ抵抗体の両端に,端子2はしゅう動片に接続され,いずれの端子もシ
ャフト及び金属カバーと絶縁されていることとする。
なお,すべての端子は,はんだ付けが容易にできるように処理されていることとする。
5.5 スイッチ
――――― [JIS C 6443 pdf 6] ―――――
7
C 6443-1995
5.5.1 スイッチ端子 スイッチ端子は,抵抗端子,シャフト及び金属カバーのいずれとも絶縁されている
こととする。
また,その接続及びスイッチ端子記号は,図3による。
図3 スイッチ端子の接続図
備考 操作方式が回転形の場合は,シャフトを時計方向に回転し
たとき,プルプッシュ形の場合は,シャフトを引いたとき
閉になる接続を実線,開になる接続を破線で示す。
5.5.2 空間距離 スイッチの定格電圧が110V及び120Vのスイッチの空間距離(沿面距離を含む。)は,
表11による。
表11 スイッチの空間距離
単位 mm
空間距離(沿面距離を含む。)測定箇所 寸法(最小値)
スイッチの端子間 3
2.5
スイッチの外部端子とアースするおそれがある非充電金属部間
極性が異なる充電部間 2.5 (1.5)
充電部とアースするおそれがある非充電金属部間 2 (1.5)
備考 括弧付きは,固定している部分であってじんあいが侵入するおそれがな
く,かつ,金属粉が付着しにくい箇所の寸法を示す。
5.5.3 操作機構 操作機構は,次の3種類とする。
(1) 回転形 回転形のスイッチは,シャフトの時計方向回転の始めの部分において動作し,単投形ではこ
の場合閉となる構造とし,その動作角度は60度以内とする。
(2) プルプッシュ形 プルプッシュ形スイッチは,シャフトの回転の任意の位置においてシャフトを引い
たとき閉となり,この状態からシャフトを押せば再び開となり,シャフトが元の位置に復する構造と
し,その移動距離(ストローク)は,4.5±1mmとする。
(3) プッシュ形 プッシュ形スイッチは,シャフトの回転の任意の位置においてシャフトを押したとき閉
(又は開)となり,押す力を取り去ったときシャフトは元の位置に復し,この状態からシャフトを再
び押せば開(又は閉)と交互に動作をしてシャフトが元の位置に復する構造とし,その移動距離(ス
トローク)は,4.5±1.5mmとする。
5.6 全回転角度 全回転角度は,300±5度とする。ただし,プルプッシュ形及びプッシュ形のスイッチ
度とする。
付きのものについては,300105
5.7 回転トルク及びスイッチ操作力 回転トルク及びスイッチ操作力は,表12による。
――――― [JIS C 6443 pdf 7] ―――――
8
C 6443-1995
表12 回転トルク及びスイッチ操作力
区分 回転トルク 操作力
抵抗部分 RV12, RV16 225mNm −
RV24 545mNm
スイッチ部分 回転形 0.15Nm以内 −
プルプッシュ形 − 1.510N
プッシュ形 − 20N以内
5.8 シャフトの回転止め 回転角度の両端にはシャフトの回転止めを設け,シャフトに表13のねじりモ
ーメントを10秒間加えたとき,これに耐えることとする。
表13 シャフトの回転止めに加えるねじりモーメント
単位 Nm
大きさ ねじりモーメント
形式N, NP, G, GPのシャフト及び形式D, DPの内軸 形式D, DPの外軸
RV12 0.4 −
RV16 0.5 0.6
RV24 0.9 −
5.9 基準面とシャフトの角度 基準面とシャフトのなす角度は直角で,シャフトのがたは,基準面を基
準として0.1Nm(絶縁シャフトの場合は50mNm)の曲げモーメントを,シャフトの平滑な円筒面が途絶
える所から3mm以内の点で互いに180°異なる方向からシャフトに直角に加えたときの振れの大きさとし,
次に示す値を超えないこととする。ただし,シャフトの長さが20mm未満のものには適用しない。
L
形式N, NP, G及びGPの場合 : 5.0 mm
30
L
形式D及びDPの外軸の場合 : 4.0 mm
30
L
形式D及びDPの内軸の場合 : 7.0 mm
30
L
形式N及びNPで絶縁シャフトの場合 : 6.0 mm
30
L
プルプッシュ形スイッチでシャフトを引いたとき : 7.0 mm
30
ここに, Lは,基準面から測定点までの距離(単位mm)とする。
5.10 抵抗器回転止め 抵抗器自体の回転を防止するため回転止めを設けることとする。回転止めの位置
及び大きさは,付図16による。ただし形式D, DP及びGPについてはなくてもよい。
5.11 シャフトの押し及び引張強度 形式N, D及びGでは,厚さ1mmの金属板に取り付けた状態で,シ
ャフトの先端部にシャフトの軸方向に100Nの押し及び引張力をそれぞれ10秒間加えた場合,異常があっ
てはならない。
6. 材料 スイッチに用いる合成樹脂絶縁材料は,次に適合するもの,又は同等以上のものとする。
(1) 交流110V, 1Aを超え5A以下のスイッチ(表14番号19の方法1が適用されるスイッチ)
スイッチきょう体の耐燃性は,JIS K 6911の5.24.1(A法)に規定の不燃性以上とする。
(2) 交流120V, 1A以上5A以下のスイッチ(表14番号19の方法2が適用されるスイッチ)
(a) スイッチきょう体の耐燃性は,JIS K 6911の5.24.2(B法)に規定のV-0級以上とする。
――――― [JIS C 6443 pdf 8] ―――――
9
C 6443-1995
(b) スイッチきょう体内の部片の耐燃性は,JIS K 6911の5.24.3(C法)に規定のHB級以上とする。
(c) スイッチきょう体の耐アーク性は,JIS K 6911の5.15[耐アーク性(成形材料)]の試験方法で180
秒以上とする。
(3) 交流110V, 1A及び直流30V, 3A(表14番号19の方法3を適用)のスイッチ,スイッチきょう体の耐
燃性は,JIS K 6911の5.24.1に規定する自消性以上とする。
7. 性能 性能は,表14の各項を満足することとする。
表14 性能
番号 項目 性能 試験方法 (JIS C 5261)
1 全抵抗値 公称全抵抗値の±20%以内 5.1による。
ただし,1M 地 ±30%以内
2 抵抗変化特性 5.1による。
(1) 電圧法による。
測定電圧は,直流の定格電圧を超えないこ
と。
(2) 有効回転角度の50%の位置で抵抗変化特性
値を測定する。
3 残留抵抗値 5.1による。
――――― [JIS C 6443 pdf 9] ―――――
10
C 6443-1995
番号 項目 性能 試験方法 (JIS C 5261)
4 相互偏差 5.2による。
試験電圧は215Vとし,疑義がなければ直流で
もよい。
注(4) 抵抗変化特性Dだけに適用する。
(5) −40dBにおける相互偏差は,±4dBを適用する。
(6) 端子2, 3の間で測定する。
5 抵抗温度特性 5.3による。
(1) 条件Bで段階4及び7
(2) 試験温度 : 70±3℃
(3) 試験時間 : 5時間
――――― [JIS C 6443 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS C 6443:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60393-5:1992(MOD)
JIS C 6443:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 31 : エレクトロニクス > 31.040 : 抵抗器 > 31.040.20 : 電位差計,可変抵抗器
JIS C 6443:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5260:1996
- 電子機器用可変抵抗器通則
- JISC5261:1993
- 電子機器用可変抵抗器の試験方法
- JISC60068-1:2016
- 環境試験方法―電気・電子―第1部:通則及び指針
- JISK6911:1995
- 熱硬化性プラスチック一般試験方法