JIS C 6515:1998 プリント配線板用銅はく | ページ 2

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C 6515 : 1998 (IEC 61249-5-1 : 1995)
表4 タイプE銅はくの導電率及び試験片電気抵抗
公称厚さ 公称質量厚さ 最小IACS導電率 最大試験片電気抵抗
g/m2 % m 圀
5 45 88.5 25.0
9 76 90.5 15.0
12 107 92.14 10.4
18 152 94.12 7.1
25 230 95.05 4.7
35 305 96.60 3.5
50 445 96.60 2.4
70 610 96.60 1.7
105 915 96.60 1.2
140 1 220 96.60 0.87
175 1 525 96.60 0.70
210 1 830 96.60 0.58
表5 タイプR銅はくの導電率及び試験片電気抵抗
公称厚さ 公称質量厚さ 最小IACS導電率 最大試験片電気抵抗
g/m2 % m 圀
5 45 100 22.5
9 76 100 13.4
12 107 100 9.6
18 152 100 6.7
25 230 100 4.5
35 305 100 3.4
50 445 100 2.3
70 610 100 1.7
105 915 100 1.1
140 1 220 100 0.84
175 1 525 100 0.67
210 1 830 100 0.56
表4及び表5に記載した最大試験片電気抵抗は,次の式を用いて算出したものである。
rmax l
Rmax=
w m
ここに, Rmax : 最大試験片電気抵抗 ( 圀
rmax : 最大電気抵抗率 ( 圀
p : 銅の密度=8.93×106g/m3
l : 試験片の測定長さ (m)
w : 試験片の幅 (m)
m : 質量厚さ (g/m2) (附属書A 表1での最小値)

7. 引張特性

 銅はくの縦方向(機械走行方向)及び横方向の両方の引張特性を表6に示す。
引張強さ及び伸び率は,附属書A.2.3によって決定する。

――――― [JIS C 6515 pdf 6] ―――――

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表6 引張強さ及び伸び率(最小値)
種類 公称厚さ 公称質量厚さ 引張強さ 伸び率 引張強さ 伸び率
(室温) (室温) (180℃) (180℃)
g/m2 N/mm2 % N/mm2 %
E1 ≦18 ≦152 105 2 規定しない
25 230 150 2.5
35 305 210 3
50 445 210 3
≧70 ≧610 210 3
E2 ≦18 ≦152 105 5 規定しない
25 230 150 7.5
35 305 210 10
50 445 210 12.5
≧70 ≧610 210 15
E3 ≦18 ≦152 105 2 130 2
25 230 150 2.5 135 2.5
35 305 210 3 140 3
50 445 210 3 155 3
≧70 ≧610 210 3 175 3
R1 ≦18 ≦152 350 0.5 規定しない
25 230 350 0.5
35 305 350 0.5
50 445 350 0.5
≧70 ≧610 350 1.0
R2 ≦18 ≦152 − − 規定しない
25 230 − −
35 305 180350* 0.5−10*
50 445 180350* 0.5−10*
≧70 ≧610 180350* 1.0−20*
R3 ≦18 ≦152 105 5 規定しない
25 230 120 7.5
35 305 140 10
50 445 155 15
≧70 ≧610 175 20
* 焼鈍条件に依存するので,要求値は受渡当事者間の協定による。

8. 引きはがし強さ

 銅はくを基材樹脂から引きはがすために必要な力は,関連規格であるIEC 60249(3)
に記載された値又は受渡当事者間で協定した値を満足しなければならない。
引きはがし強さは,IEC 60249-1の試験方法によって測定する。将来IEC 61189-2(4)が制定された場合に
は,その2M06,2M13,2M14,2M15,2M16及び2M17のどれかの試験方法を用いる。
試験片は,プリプレグ,積層板又は接着剤付フィルムに適切な条件で銅はくを接着した十分な寸法の試
料から作成する。
注(3) EC 60249シリーズは,IEC 61249シリーズに置き換えられる。
(4) 附属書B参照

――――― [JIS C 6515 pdf 7] ―――――

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9. 仕上がり表面

 タイプE銅はく及びタイプR銅はくは,共に,その両面にしわ,汚れ,油,腐食若し
くは腐食生成物,塩,グリース,指紋,又はその銅はくを使用した銅張積層板の品質に実質的に悪影響を
及ぼす他の欠陥があってはならない。
銅はく表面には,等間隔で繰り返されるくぼみ及び押し傷があってはならない。
2.5 物があってはならない。
ピンホール及び孔の,許容されるそれぞれの頻度及び大きさを表7に示す。
0.5m2の面積内のピンホールの総面積が0.012mm2を超えてはならない。
孔又はピンホールの数は,附属書A.2.4に規定の試験方法によって測定する。
表7 銅はく中のピンホール及び孔
公称厚さ 公称質量厚さ 300mm角領域中のピンホ ピンホールの最大許容寸法
g/m2 ール及び孔の最大許容数 (長軸方向)
≦18 ≦152 5又は協定した値 50又は協定した値
25 230 4又は協定した値 50又は協定した値
35 305 3 25
50 445 0 10
≧70 ≧610 0 0

9.1 平滑面(光沢面)

 タイプE銅はく及びタイプR銅はくは,共に,その平滑面に3.5                
さのかき傷があってはならない。
縦方向及び横方向の表面粗さRzは3.5 刀 1に規定する10
粗さに相当し,附属書A.2.5に記載の試験方法によって測定する。
将来IEC 61189-2が制定された場合には,その試験方法を用いる。

9.2 粗面(処理面)

 タイプE銅はく及びタイプR銅はくの粗面の表面処理は,ロール又は製造ロット
内で実質的に色相と強度が均一であり,さらに,積層板及びプリント配線板の製造工程での通常の取扱い
に対応できる十分な接着性をもつものとする。
積層された銅はくのエッチング除去後に,基材上に表面処理の痕跡が残存してはならない。表面処理に
起因した,限度以上の積層板特性値の変化が起こってはならない。
表面処理によるある程度の色相の不均一性は,その部分で銅張積層板の特性に違いがなければ許容する。

10. 寸法及び許容差

10.1 ロール品

 ロール品の長さ及び幅は,受渡当事者間の協定によることとし,長さ方向の許容差は+
10%,−0%,幅方向の許容差は,表8による。
表8 ロール品の幅の許容差
銅はくの幅 許容差
mm mm
≦300 +1.0,0
>300,≦600 +2.0,0
>600 +3.0,0
どのロール品も,継ぎ目は3か所以下とし,それぞれの継ぎ目は端部から約5mm張り出した耐久性が
ある標識で明示する。
最大許容寸法以上の大きさのピンホールは,目印で示すか,そのピンホールを含む部分を取り除き,適
切につなぎ合わせ,標識を入れる。
ロール品は,受渡当事者間の協定による寸法のしん管に一様に巻かれていなければならない。巻きずれ

――――― [JIS C 6515 pdf 8] ―――――

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は,しん管からロール外層まで12mmを超えてはならない。

10.2 シート品又はカットパネル品

 シート品(カットパネル品)の長さ及び幅の許容差は,受渡当事者
間の協定による。

11. 包装及び表示

11.1 ロール品

 ロール品は,出荷後90日間は,この規格に基づく銅はく特性が損なわれないように,耐
水性の材料で個々に密封する。
密封されたロールは,個別に丈夫なケースに入れる。

11.2 シート品又はカットパネル品 シート

品(カットパネル品)は,出荷後90日間は,この規格に基づく銅はく特性が損なわれないように,潤滑剤が付いていない高分子フィルムで密封する。密封されたシー
トは,それに合った安定頑強,かつ,平滑な台の上に置き,同等の安定性と平滑性をもったふたで覆う。
包装内のシートの枚数は,受渡当事者間の協定による。

11.3 包装の表示

 各包装又はケースには,次の事項を表示する。
− 製造業者名
− 製造ロット番号
− 銅はくのタイプ
− 表面処理及びプロファイル
− 公称厚さ(質量厚さ)
− 寸法(ロール又はシートの長さ及び幅)
− 焼鈍条件(R2だけ)
− シート又はカットパネルの枚数(その形状で供給する場合)
− 銅はくの正味質量
発注番号,発注日,出荷日などの情報も,受渡当事者間で協定すれば追加してもよい。

――――― [JIS C 6515 pdf 9] ―――――

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附属書A(規定) サンプリング及び試験方法
A.1 サンプリング 五つ,又はそれ以下のロール品で構成されるロットから,一つの試料を端部が後で分
かるように印を付け,端部から2.5±0.5m切り取る。
A.2 試験方法
A.2.1 質量厚
A.2.1.1 試験片 少なくとも,三つの試験片を用いる。
試験片は,試料の幅方向の中央1か所及び両端付近の2か所から,十分に大きい寸法で採取する。
試験片は,最後に113±0.25mm径の円板又は一辺100±0.25mmの正方形に正確に切断する。
A.2.1.2 試験装置及び器具 次の試験装置及び器具を用いる。
− 感量10mgのはかり。
− 銅はくの切断に適したカッター。
A.2.1.3 手順 セットになっている三つの試験片のそれぞれをはかりで測定し,その質量を10mgのけたま
で記録する。試験片の平均質量を算出し,附属書A 表1に示した範囲にあることを確かめる。
附属書A 表1 質量厚さ及び許容質量範囲
公称厚さ 公称質量厚さ 試験片質量の許容範囲
g/m2 g
5 45 0.41−0.50
9 76 0.69−0.84
12 107 0.96−1.18
18 152 1.38−1.68
25 230 2.06− 2.52
35 305 2.75− 3.36
50 445 4.01− 4.90
70 610 5.49− 6.71
105 915 8.24−10.08
140 1 220 10.99−13.43
175 1 525 13.73−16.77
210 1 830 16.48−20.16
A.2.2 銅純度(銅含有量)
A.2.2.1 供試試料 試験に必要な銅はくの質量は約2.5gとする。試料はアセトン洗浄で脱脂し,風乾後,
0.1mgのけたまでひょう量する。
A.2.2.2 試験装置及び材料 試験装置及び材料は,次による。
直流電流 : 5mAの精度で電流の調節及び測定ができ,少なくとも2Aの電流が供給できるもの。
陰極 : 白金線のメッシュ,又は織布でできた約30mm径,50mm高さの円筒。
線径は約0.21mmで,織布の密度は20ストランド/cm。陰極面積は大体60cm2になる。
陽極 : 白金線でできた50mm長さ,12mm径で7ターンのらせん状。線径は約1mm。
試薬 : −750mlの純水にかくはんしながらゆっくりと,300mlの濃硫酸を加え,室温まで冷却後,
210mlの濃硝酸を加えてできる硫酸/硝酸。
− 95%メタノール(析出後の陰極の洗浄用)。

――――― [JIS C 6515 pdf 10] ―――――

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  • IEC 61249-5-1:1995(IDT)

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