29
C6804 : 2008 (IEC 60825-12 : 2005)
附属書C
(参考)
設置業者,サービス組織及び運用組織への手引き
序文
この附属書は,本体の規定を補足するものであって,規定の一部ではない。
C.1 FSOCSのための一般的な作業慣行
C.1.1に記述する一般的な作業慣行は,いかなるFSOCSをサービス及び設置するときにも適用する予防
措置である。さらに,C.1.2に詳述した作業慣行を,適切に適用するのがよい。
C.1.1 一般的な作業慣行
次の作業慣行は,いかなるFSOCSを使用するときにも適用するのがよい。
調整 システムの調整,設置及び試験は,可能な限りシステムの動作出力パワーを低くし,
必要に応じて,クラス1M又は2Mを超えないようにして,実行する。
保守/運用 製造業者が提供するシステムの運用及び定期保守に関する指示書にだけ従う。
サービス/設置 製造業者が提供するシステムの設置,サービス及び修理の指示書にだけ従う。安全機
構の解除はできるだけ少なくする。システムが通常の使用に戻される前に安全な機構
が回復することを保証する。
清掃 レーザ装置の光学部品の清掃では,可能であれば,製造業者の提供する清掃方法だけ
を使用する。これは通常,機器の機能を無効にすること,又は少なくともレーザ放射
を止めることを含む。
改造 どのようなシステム又は関連装置にも,許可なく改造を加えてはならない。
ラベル損傷 安全ラベルを損傷又は紛失したときは,設備の保守に指名された者に報告する。
かぎの管理 かぎ管理された設備においては,安全な使用,保管及び総合的な管理を保証する立場
の管理者によって指名された者が,かぎを管理する。スペアキーは,認可された者が
厳格に管理保持する。設置業者及び運用組織が適宜,認可を与える。
試験装置 運用組織によって認可された校正済みの試験装置(例えば,光パワーメータなど)だ
けを使用する。
標識 サービスを行う間に一時的な警告標識を設けるなど,ある状況下では特定の場所に補
足的な警告標識を設置することが適切である。
光ファイバ 光ファイバのインタフェース又はコネクタをもつ装置は,JIS C 6803:2006に従うこと
が望ましく,そこで規定する詳細な作業慣行を,その装置の光ファイバを使う部分に
適用する。
C.1.2 クラス/アクセスレベル1M,2M,3R,3B及び4に対する追加の作業慣行
クラス/アクセスレベル1M,2M,3R,3B及び4の光エネルギーにアクセスする可能性があれば,次
に追加する作業慣行に従うのがよい。
− C.1.1に示すすべての一般的な作業慣行に従う。
− クラス/アクセスレベルが1M又は2Mの場合を除き,訓練を受けた人員だけが,システムの空間
ビームの部分へのアクセスができるようにする。
――――― [JIS C 6804 pdf 31] ―――――
30
C6804 : 2008 (IEC 60825-12 : 2005)
− 裸眼又は他の光学器具でレーザビームを見つめてはならない(ただし,設置業者又は運用組織のレ
ーザ安全管理者が認可する場合を除く。)。レーザビームを人に向けてはならない。
− 使用するすべての観測手段及び調整機器は,有効に校正され,安全性ラベルがてん(貼)付され,
適用波長帯域でMPEレベルを超える被ばくを防ぐフィルタのような技術的手段を備える。
− 可能であれば,調整及び試験は,クラス/アクセスレベル1又は2を用いて行う。
− アクセスレベル1M,2M及び3Rより多いエネルギーにさら(曝)すことは,避ける。
− 運用組織のレーザ安全管理者は,設置担当者が実用的で適切な目及び皮膚の保護具を,確実に利用
できるようにする。
C.2 教育及び訓練
FSOCSの近くにいる人を含めて,設置,運用,保守及びサービスを行う組織は,適宜,ラベル,標識及
び訓練をとおして,危険を通知するのがよい。さらに,クラス3B及び4のレーザを設置及び保守する者
は,少なくとも次の内容を知っておくのがよい。
a) SOCSの予備知識
b) レーザのクラス分けのシステム及びアクセスレベルの識別に関する安全性の情報
c) レーザの被ばくによる生物学的影響並びに目及び皮膚への潜在的危険性についての知識
d) これらのシステムの安全な設置及び保守に必要な守らなければならない手順
e) 安全性の規則を守らないときに起こり得る影響の説明
――――― [JIS C 6804 pdf 32] ―――――
31
C6804 : 2008 (IEC 60825-12 : 2005)
参考文献
JIS C 0508(規格群) 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全
IEC 60050-845 International Electrotechnical Vocabulary (IEV)−Chapter 845: Lighting
IEC 60812 Analysis techniques for system reliability−Procedure for failure mode and effects analysis (FMEA)
ISO 14121 Safety of machinery−Principles of risk assessment
JIS C 6804:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60825-12:2005(IDT)
JIS C 6804:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 31 : エレクトロニクス > 31.260 : オプトエレクトロニクス.レーザー設備
JIS C 6804:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称