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18.1 装置 圧壊試験装置の概略図を,図22に示す。図22のように平たんな鋼板(基板)と光ファイバ
コードに圧壊力を加える,可動の鋼板及びおもりから構成する。可動の鋼板の幅は100mmとし,光ファ
イバコードに均一に圧壊力を加えられるものとする。また,その鋼板の角は,5mm以上の曲率半径で丸み
を付ける。
図22 圧壊試験装置の概略図
18.2 手順
a) 試験 圧壊試験は,個別規格に規定がない限り,表3の試験条件によって行う。
なお,圧壊力は光ファイバコードの長手方向に均一に,かつ,徐々に加えられるようにする。また,
光ファイバコードの断面が円形状でない場合は,短径方向に圧壊力を加える。
b) 最終測定 試験後の光ファイバコードの,外観試験及び光学的な導通状態の確認を行う。
表3 圧壊試験条件
光ファイバ心線数 圧壊力 N/mm 印加時間 min
単心 5 1
2心 10
18.3 個別規格に規定する事項
a) 圧壊力
b) 印加時間
19. 衝撃試験方法
19.1 装置 衝撃試験装置の概略図を,図23に示す。図23のように平たんな鋼板(基板)と光ファイバ
コードに衝撃力を加えるため,規定の高さから落下させる衝撃柱及び衝撃柱を光ファイバコード上に落下
させるためのガイドから構成する。光ファイバコードに当たる衝撃柱の直径は,個別規格に規定する。ま
た,衝撃柱は円柱上で,その角は図24のように面取りする。
――――― [JIS C 6821 pdf 31] ―――――
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図23 衝撃試験装置の概略図 図24 衝撃柱の縦断面図
19.2 手順
a) 試験 衝撃試験は,個別規格に規定がない限り,表4の試験条件によって行う。
なお,光ファイバコードの断面が円形状でない場合は,短径方向に衝撃力を加える。
b) 最終測定 試験後の光ファイバコードの,外観試験及び光学的な導通状態の確認を行う。
表4 衝撃試験条件
衝撃柱の位置エネルギー 衝撃柱の直径 衝撃回数
N・m mm
1.0 25 3
19.3 個別規格に規定する事項
a) 衝撃柱の位置エネルギー
b) 衝撃柱の直径
c) 衝撃回数
20. 繰返し曲げ試験方法
20.1 装置 繰返し曲げ試験装置の概略図を,図25に示す。図25のように試料を固定して往復180度(垂
直方向に対して両側に90度)曲げるための移動部,試料に一定の曲率の曲げを与える曲げ部及び試験中一
定の引張荷重を試料にかけるためのおもりから構成する。
――――― [JIS C 6821 pdf 32] ―――――
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図25 繰返し曲げ試験装置の概略図
20.2 手順
a) 準備 試料の両端末は,光コネクタ又は光ファイバ心線,抗張力体及びシースを一体にして把持でき
る方法で処理する。試験終了後,光ファイバの光学的な導通状態が確認できるようにする。
b) 試験 繰返し曲げ試験は,個別規格に規定がない限り,表5の試験条件によって行う。
試料を図25に示したような装置に取り付け,荷重を加えながら垂直方向に対して,両側に90度の
角度で曲げる。曲げのサイクルは,垂直状態から,まず右方向へ曲げて垂直方向に戻し,続いて左方
向に曲げ,更に垂直方向に戻して1サイクルとする。曲げの速度は,約2秒で1サイクルとする。
なお,光ファイバコードの断面が円形状でない場合は,短径方向に曲げる。
c) 最終測定 試験後の光ファイバコードの,光学的な導通状態の確認を行う。
なお,光ファイバコードの把持部で断線しているときは,その試験を無効とし,再試験する。
表5 繰返し曲げ試験条件
光ファイバ心線数 おもりの質量 曲げ半径 サイクル数
kg mm
単心 2.0 50 1 000
2心 4.0
20.3 個別規格に規定する事項
a) おもりの質量
b) 曲げ半径
c) サイクル数
21. コード曲げ試験方法
21.1 装置 コード曲げ試験装置の概略図を,図26に示す。図26のように,試料をら線状に密着して巻
き付けることのできる円筒から構成する。
――――― [JIS C 6821 pdf 33] ―――――
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図26 コード曲げ試験装置の概略図
21.2 手順
a) 準備 試料の両端末は,光コネクタ又は光ファイバ心線,抗張力体及びシースを一体にして把持でき
る方法で処理する。試験終了後,光ファイバの光学的な導通状態が確認できるようにする。
b) 試験 コード曲げ試験は,個別規格に規定がない限り,表6の試験条件によって行う。試料をゆっく
りした一様な速さで円筒の周囲に巻き付け,その後解きほどく。これを1サイクルとする。巻き付け
るときの張力は,試料を円筒に巻き付けるために十分な力とする。
なお,光ファイバコードの断面が円形状でない場合は,短径方向に曲げる。
c) 最終測定 試験後の光ファイバコードの,外観試験及び光学的な導通状態の確認を行う。
なお,光ファイバコードの把持部で断線しているときは,その試験を無効とし,再試験する。
表6 コード曲げ試験条件
円筒の直径 mm 巻付け数 サイクル数
50 6 10
21.3 個別規格に規定する事項
a) 円筒の直径
b) 巻付け数
c) サイクル数
22. コードねじり試験方法
22.1 装置 コードねじり試験装置の概略図を,図27及び図28に示す。図27又は図28のように固定ク
ランプ,試料にねじれを与える回転クランプ及び試験中一定の引張荷重を試料にかけるためのおもりから
構成する。
――――― [JIS C 6821 pdf 34] ―――――
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図27 コードねじり試験装置の概略図(横型) 図28 コードねじり試験装置の概
略図(縦型)
22.2 手順
a) 準備 試料の両端末は,光コネクタ又は光ファイバ心線,抗張力体及びシースを一体にして把持でき
る方法で処理する。試験終了後,光ファイバの光学的な導通状態が確認できるようにする。
b) 試験 コードねじり試験は,個別規格に規定がない限り,表7の試験条件によって行う。
試料をシースが動かないように固定クランプに固定し,他端を回転クランプに固定する。回転クラ
ンプを180度だけ時計方向に回転させる。次に,スタート位置まで戻し,同じ角度だけ反時計方向に
回転させる。さらに,スタート位置まで戻して,1サイクルとする。
c) 最終測定 試験後の光ファイバコードの,外観試験及び光学的な導通状態の確認を行う。
なお,光ファイバコードの把持部で断線しているときは,その試験を無効とし,再試験する。
表7 コードねじり試験条件
試料長 mm おもりの質量 kg サイクル数
250 2.0 20
22.3 個別規格に規定する事項
a) 試料長
b) おもりの質量
c) サイクル数
――――― [JIS C 6821 pdf 35] ―――――
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JIS C 6821:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60793-1-3:1995(MOD)
JIS C 6821:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.01 : 光ファイバシステム一般