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C 6832 : 2019
表6−伝送特性試験
特性 試験方法 適用規格 関連国際規格
損失 カットバック法 JIS C 6823 IEC 60793-1-40
挿入損失法
OTDR法
帯域a), b) パルス法 JIS C 6824 IEC 60793-1-41
周波数掃引法
屈折率分布 RNF法 JIS C 6822 IEC 60793-1-20
最大理論NA c), d) RNF法 JIS C 6822 IEC 60793-1-20
NA FFP法 JIS C 6825 IEC 60793-1-43
波長分散 位相法 JIS C 6827 IEC 60793-1-42
パルス法
微分位相法
曲げ損失 − IEC 60793-1-47 −
モード遅延時間差e) − IEC 60793-1-49 −
注a) 帯域においては,全モード励振(OFL)又はモード遅延時間差から計算された全モード励
振理論帯域(OMBc)を使用できる。OMBc法は波長850 nmでのSGI-50/125-A1/2/3形光フ
ァイバにおける基準試験方法であり,波長850 nm及び953 nmでのSGI-50/125-A4形光フ
ァイバにおける必須な試験方法である。
b) 850 nmの帯域はSGI-50/125-A1/2/3形光ファイバの1 000 m±5 %試験片で規定する。
SGI-50/125-A2形光ファイバは波長850±10 nm,SGI-50/125-A3/T形光ファイバは波長850
±2 nm及びSGI-50/125-A4形光ファイバは波長953±6 nmで測定する。
c) Aを波長850±10 nm,2 m±0.2 m試験片で規定し,SGI-50/125-A1b/2b/3b/4b形光ファイ
バを除くSGI-50/125-A形光ファイバはkNA=0.05のしきい(閾)値で規定する。
d) Aは波長850±10 nm,100 m±5 %試験片で規定し,SGI-50/125-A1b/2b/3b/4b形光ファイ
バにおいては,kNA=0.05のしきい(閾)値で規定する。
e) モード遅延時間差(DMD)は,SGI-50/125-A1/2/3/4形光ファイバにおいて1 000 m±5 %試
験片で規定する。SGI-50/125-A2形光ファイバのDMDは波長850±10 nmで測定する。
SGI-50/125-A3及びSGI-50/125-A4形光ファイバのDMDは波長850±2 nmで測定する。さ
らに,SGI-50/125-A4形光ファイバのDMDは波長953±6 nmで測定する。
表7−機械特性試験
特性 試験方法 適用規格 関連国際規格
スクリーニング 一定応力法 JIS C 6821 IEC 60793-1-30
(プルーフ) 一定伸びひずみ法
一定曲げひずみ法
短尺光ファイバ 引張強度測定法 JIS C 6821 IEC 60793-1-31
素線の引張強度
被覆除去性 被覆除去力 JIS C 6821 IEC 60793-1-32
疲労係数 JIS C 6821
引張りによる動的疲労係数測定法 IEC 60793-1-33
曲げによる動的疲労係数測定法
引張りによる静的疲労係数測定法
曲げによる静的疲労係数測定法
10 環境特性
10.1 試験方法
試験方法を,表8に示す。
――――― [JIS C 6832 pdf 11] ―――――
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C 6832 : 2019
表8−環境試験
試験方法 適用規格
湿熱試験 IEC 60793-1-50
乾熱試験 IEC 60793-1-51
温度サイクル試験 IEC 60793-1-52
浸水試験 IEC 60793-1-53
10.2 試験項目
試験項目を,表9に示す。
表9−試験項目
特性 試験方法 適用規格 関連国際規格
光損失変動 伝送パワーモニタ法 JIS C 6823 IEC 60793-1-46
損失 カットバック法 JIS C 6823 IEC 60793-1-40
挿入損失法
OTDR法
被覆除去性 被覆除去力 JIS C 6821 IEC 60793-1-32
短尺光ファイバ素引張強度測定法 JIS C 6821 IEC 60793-1-31
線の引張強度
疲労係数 引張りによる動的疲労係数測定法 JIS C 6821 IEC 60793-1-33
曲げによる動的疲労係数測定法
引張りによる静的疲労係数測定法
曲げによる静的疲労係数測定法
これらの試験は,通常,光ファイバ素線の形式試験として,定期的に実施する。
特別な場合を除き,環境試験の実施後から特性を測定するまでの許容時間は,個別の試験項目に規定す
る。
10.3 各項目の環境特性
環境特性は,次による。
a) 被覆除去性 被覆除去の環境特性を,表10に示す。
環境試験の実施後に,光ファイバ素線の特性を確認する。
表10−被覆除去の環境特性
試験方法 被覆除去力(平均) N 被覆除去力(最大) N
湿熱試験 1.05.0 1.08.9
浸水試験 1.05.0 1.08.9
b) 引張強度 引張強度の環境特性を,表11に示す。
環境試験の実施後に,光ファイバ素線の特性を確認する。
――――― [JIS C 6832 pdf 12] ―――――
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C 6832 : 2019
表11−引張強度の環境特性
試験方法 引張強度(中央値) GPa 引張強度(第15百分位数) GPa
測定片長さ=0.5 m 測定片長さ=0.5 m
湿熱試験 3.03以上 2.76以上
注記 この規定は,ハーメチックコート光ファイバ素線には適用しない。
c) 疲労係数 疲労係数の環境特性を,表12に示す。
環境試験の実施後に,光ファイバ素線の特性を確認する。
表12−疲労係数の環境特性
試験方法 疲労係数nd
湿熱試験 18以上
注記 この規定は,ハーメチックコート光ファイバ素線には適用しない。
d) 光損失変動 光損失変動の環境特性を,表13に示す。
光損失は,試験途中及び試験後に測定する。
表13−光損失変動の環境特性
試験方法 波長 nm 光損失変動 dB/km
湿熱試験 850 0.20以下
1 300 0.20以下
乾熱試験 850 0.20以下
1 300 0.20以下
温度サイクル試験 850 0.20以下
1 300 0.20以下
浸水試験 850 0.20以下
1 300 0.20以下
11 供給形態及び包装
包装は,束又はボビン巻とする。また,運搬時に損傷しないように適切に包装して保護を施さなければ
ならない。
12 製品の呼び方
製品の呼び方は,JIS C 6820の箇条5(製品の呼び方)の規定によって,名称又は光ファイバ素線の形
名による。
13 表示
束又はボビンに,次の事項を容易に消えない方法で表示する。色の上又は下に表示してもよい。表示は
明確に区別できる着色リング,ライン又はらせんとする。印刷又は塗装表示は,十分に付着させる。表示
は,長さ30 mm以内で簡単に識別できるものとする。
a) 名称又は光ファイバ素線の形名
b) 条長
――――― [JIS C 6832 pdf 13] ―――――
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c) 製造年月又はその略語
d) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS C 6832 pdf 14] ―――――
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C 6832 : 2019
附属書A
(規定)
モード遅延時間差(DMD),理論実効帯域(EMBc)及び全モード励振理論
帯域(OMBc)の要求事項
A.1 SGI-50/125-A2形マルチモード光ファイバのDMDに対する要求事項
A.1.1 概要
DMDマスク法を用いて選別されたSGI-50/125-A2形マルチモード光ファイバは,A.1.2及びA.1.3の要
求事項を満たさなければならない。この附属書では,送信器がB.4の要求事項を満たすための最大測定半
径rinner及びrouterを規定する。
実効帯域(EMB)に関する説明は,附属書Bを参照。
A.1.2 DMDテンプレート
SGI-50/125-A2形マルチモード光ファイバのDMDをJIS C 6864に基づいて測定した場合,表A.1に記載
する内側マスクと外側マスクとの六つの組合せのテンプレートのいずれか一つに当てはまる。
表A.1−SGI-50/125-A2形におけるDMDテンプレート
テンプレート番号 内側マスクDMD(ps/m) 外側マスクDMD(ps/m)
rinnerrouter : 5 μm18 μm rinnerrouter : 0 μm23 μm
1 0.23以下 0.70以下
2 0.24以下 0.60以下
3 0.25以下 0.50以下
4 0.26以下 0.40以下
5 0.27以下 0.35以下
6 0.33以下 0.33以下
rinner : 最大測定内半径
router : 最大測定外半径
この細分箇条で要求するDMDを,図A.1に示す。この図で,許容できるDMD(JIS C 6864に基づき測
定)を,径方向へのシングルモード走査位置に対して描画する。励振の仕様を満たす送信器からの十分な
量のボーエネルギーが,伝送システムのボーレートで規定する要求時間内に到達することを保証するため
に,内側マスクの幅と外側マスクの幅とは,トレードオフの関係にある。
――――― [JIS C 6832 pdf 15] ―――――
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JIS C 6832:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60793-2-10:2017(MOD)
JIS C 6832:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.10 : 光ファイバ及び光ケーブル
JIS C 6832:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-1:2016
- 環境試験方法―電気・電子―第1部:通則及び指針
- JISC6820:2018
- 光ファイバ通則
- JISC6821:1999
- 光ファイバ機械特性試験方法
- JISC6822:2009
- 光ファイバ構造パラメータ試験方法―寸法特性
- JISC6823:2010
- 光ファイバ損失試験方法
- JISC6824:2009
- マルチモード光ファイバ帯域試験方法
- JISC6825:2009
- 光ファイバ構造パラメータ試験方法―光学的特性
- JISC6825:2020
- 光ファイバ構造パラメータ試験方法―光学的特性
- JISC6827:2015
- 光ファイバ波長分散試験方法
- JISC6864:2008
- マルチモード光ファイバモード遅延時間差試験方法