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C 8105-2-5 : 2017
− b)の場合は,5.6.8.2の試験による。
− c)の場合は,目視検査による。
照明器具製造業者は,採用している保護方法を試験機関に宣言しなければならない。
5.6.8.1 細かい破片に破砕するガラスの使用による保護
照明器具及びガラスカバーの試験前の事前調整は,必要ない。
平板ガラスでは,破壊したときにガラス破片が飛び散らないように,また,破片が動かないようにする
ため,ガラス部品の全領域の面で支持するように台に置く。ガラスの縁の長辺の中心からガラスの中心に
向けて30 mmのところでセンターポンチによってガラスを破砕する。
注記1 センターポンチとは,鋭い部分のある金属でできた道具をいう。
成形ガラスでは,ガラス部品の全表面で支持するように台に置く(試験方法の例として,砂又は土のよ
うな材料を使用できる。)。表面の支持に使用する材料の厚さは,30 mmを超えるものとする。ガラス表面
は,割れた破片が動かないように粘着フィルムで完全に覆う。ガラスカバーの中心にセンターポンチを使
用してガラスを破砕する(内側又は外側からのいずれでもよい。)。
破砕から5分以内に,ガラス領域の内であって最も粗い破砕部分のほぼ中心部に一辺50 mmの正方形を
設定し,その内にあるガラスの破片を数える。
適合性
一辺50 mmの正方形内のガラスの破片数が40個を超えている場合,合格とする。ガラスの厚さよりも
小さいガラスの破片又は破片くずは,除外する。50 mm×50 mmの正方形が確保できない小さいガラスの
場合は,合格基準の破片数を面積に比例して減じる。破片の大きさは,全ての方向で最大寸法が50 mm未
満でなければならない。
一辺50 mmの正方形内の破片の全数を数えるとき,正方形の中心にある破片及び縁にある破片を数える。
正方形の縁にある破片の計数は,正方形の隣接する2辺を選択し,この2辺のいずれかが横切る破片を全
て数え,他の2辺が横切る破片は数えない方法を推奨する(図1参照)。
可能なら,測定の領域は,ガラスの縁,穴又は加工部から30 mm以上離れており,衝撃を与えた点の周
囲50 mm内でないほうがよい。
注記2 破片を数える方法は,一辺50 mmの正方形の透明材料をガラスの上に置き,正方形内の数え
るガラス破片にインクで点の印を付ける方法が適切である。
注記3 試験サンプルが強化処理又はフィルムを使用することなく1枚のシートとして残る場合は,
破砕線が破片を示すものとして破片数及び大きさの評価に使用できる。
――――― [JIS C 8105-2-5 pdf 6] ―――――
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C 8105-2-5 : 2017
単位 mm
数える破片 (選択した隣り合う二つの辺 : AB/BCが横切る。)
数えない破片(選択した隣り合う二つの辺 : AB/BCが横切らない。)
図1−正方形の縁での破片の計数
5.6.8.2 高耐衝撃ガラスの使用による保護
5.6.8.2.1 ガラスカバーは,高い機械的な強さをもたなければならない。
照明器具及びガラスカバーは,JIS C 8105-1の12.3(耐久性試験)によって,事前調整する。
試験は,サンプル1台で,かつ,照明器具に取り付けたガラスの外面(ランプの反対側)で行う。
試験手順は,IEC 62262に従い,使用する試験器具は,JIS C 60068-2-75に規定する振り子ハンマ又は垂
直ハンマとする。
ガラスは,5 J(ジュール)の衝撃エネルギー(IEC 62262によるIK08と等価)の衝撃でも割れてはなら
ない。
5.6.8.2.2 ガラスカバーが大きな破片に割れてはならない。
ガラスカバーは,5.6.8.1と同じ試験手順で試験する。
一辺50 mmの正方形内のガラスの破片数が,20個を超えている場合,合格とする。ガラスの厚さより
も小さいガラスの破片又は破片くずは,除外する。50 mm×50 mmの正方形が確保できない小さいガラス
の場合は,合格基準の破片数は,面積に比例して減じる。破片の大きさは,縦,横及び高さの全ての寸法
が50 mm未満でなければならない。
5.7 沿面距離及び空間距離
沿面距離及び空間距離は,JIS C 8105-1の第11章(沿面距離及び空間距離)による。
5.8 保護接地
保護接地は,JIS C 8105-1の第7章(保護接地)による。
――――― [JIS C 8105-2-5 pdf 7] ―――――
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C 8105-2-5 : 2017
5.9 端子
ねじ端子及びねじなし端子は,JIS C 8105-1の第14章(ねじ締め式端子)及び第15章(ねじなし端子
及び電気接続)による。
5.10 外部及び内部配線
外部及び内部配線は,JIS C 8105-1の第5章(外部及び内部配線)による。
5.11 感電に対する保護
感電に対する保護は,JIS C 8105-1の第8章(感電に対する保護)による。
5.12 耐久性試験及び温度試験
IP分類がIP20を超える数値の投光器は,JIS C 8105-1の9.2(じんあい,固形物及び水気の侵入に対す
る試験)の試験後で,かつ,5.13で規定するJIS C 8105-1の9.3(耐湿試験)の試験前に,JIS C 8105-1の
12.4[温度試験(通常動作)],12.5[温度試験(異常動作)],12.6[温度試験(ランプ制御装置が故障を起
こした状態)]及び12.7(熱可塑性樹脂製照明器具に使用するランプ制御装置又は電子装置の故障状態に関
する温度試験)に該当する試験を行わなければならない。
5.12.1 屋外専用投光器にJIS C 8105-1の第12章(耐久性試験及び温度試験)の各表に示す温度限度を適
用する場合には,投光器が使用される環境条件での自然な空気の流れの影響を考慮し,風防容器内におい
て測定する投光器の各部の温度から10 ℃を差し引かなければならない。
5.12.2 ガラスカバーは,ガラス製造業者が宣言する温度限度以内で使わなければならない。温度限度には,
ガラスが許容する最低温度,最高温度及び最大Δtを含む。
注記 Δtとは,同時に測定したガラスの最高温部と最低温部との2点間に許容する温度差である。Δt
の値は,ガラス製造業者が指定する。
5.13 じんあい,固形物及び水気の侵入に対する保護
じんあい,固形物及び水気の侵入に対する保護は,JIS C 8105-1の第9章による。
IP分類がIP 20を超える数値の照明器具については,JIS C 8105-1の第9章に規定する試験の順序は,5.12
による。
5.14 絶縁抵抗及び耐電圧
絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8105-1の第10章(絶縁抵抗,耐電圧,接触電流及び保護導体電流)によ
る。
5.15 耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性
耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 8105-1の第13章(耐熱性,耐火性及び耐トラッキング
性)による。
――――― [JIS C 8105-2-5 pdf 8] ―――――
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C 8105-2-5 : 2017
附属書A
(参考)
製品の追加試験を必要とするより厳しい要求事項の導入
JIS C 8105-2-5:2003に適合する投光器は,今回の改正に伴い,5.6.8.2(高耐衝撃ガラスの使用による保
護)に規定する試験を追加して実施する必要が生じる場合がある。
注記 (対応国際規格の将来の改正予定に関する記載を削除した。)
――――― [JIS C 8105-2-5 pdf 9] ―――――
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C 8105-2-5 : 2017
C8
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附属書JA
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(参考)
5-
2-5
JISと対応国際規格との対比表
: 2017
JIS C 8105-2-5:2017 照明器具−第2-5部 : 投光器に関する安全性要求事項IEC 60598-2-5:2015,Luminaires−Part 2-5: Particular requirements−Floodlights
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
5.5 表示 屋内使用及び/又 5.5 該当箇所に注記はない。 追加 使用制限事項に関する表示の意味 −
は屋外使用につい を明確にするため注記を追加。技術
て,注記を追加。 的な差異はない。
5.6.1 水気 水気の浸入に対す 5.6.1 IP特性数字の示す意味 追加 IP特性数字の示す意味を明確にす −
の浸入に対 る保護の要求事項 が記載されていない。 るためJIS C 8105-1を引用。技術的
する保護 を規定。 な差異はない。
5.6.5 各部 取付部の強度を,風 5.6.5 取付部の強度を,風速 変更 取付部の強度は,IEC規格では風速我が国の気象条件による差異であ
の強度,構 速60 m/sに耐える 42 m/sに耐えるように 42 m/sに耐えるように定めている り,一般に建築物に適用する風速
造など ように定めている。 定めている。 が,JISでは台風などを考慮して60に変更した。IEC提案はしない。
m/sに耐えるように定めている。た
だし,評価方法は,速度圧による方
法を採用。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 60598-2-5:2015,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
JIS C 8105-2-5:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60598-2-5:2015(MOD)
JIS C 8105-2-5:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.260 : 電気衝撃に対する防御.活線作業
JIS C 8105-2-5:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-2-75:2019
- 環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
- JISC8105-1:2017
- 照明器具―第1部:安全性要求事項通則