JIS C 8281-2-1:2019 家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備用スイッチ―第2-1部:電子スイッチの個別要求事項 | ページ 9

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この参照温度で試験する。
試験中,他の条件は,電子スイッチの中で起こる条件と類似のものでなければならない。
試験中,持続するアークが発生してはならない。
試験後,試験品は,更なる使用ができなくなるか又は電子スイッチの安全性を損なう損傷があってはな
らない。
カットアウトの故障によって大きな危険が生じない場合には,カットアウトのスイッチング周波数は,
電子スイッチに固有の通常のスイッチング周波数を超えて増加してもよい。
カットアウトを個別に試験することができない場合には,カットアウトを使用する電子スイッチの追加
の試験品を用意する必要がある。
102.4.1.1 電子スイッチの負荷回路の中の非自己復帰形カットアウトは,電子スイッチの定格電圧の1.1
倍の電圧及び次の負荷で試験する。
カットアウトは,動作ごとに復帰させ,連続して10回動作させる。
− 白熱灯用電子スイッチの中のカットアウトは,非誘導性回路の中で試験し,ヒューズがJIS C 6575の
規格群に規定するものの場合,保護ヒューズの定格電流の2.1倍,その他のヒューズに対しては,関
連する協約溶断電流を流す。
− 蛍光灯用の電子スイッチの中のカットアウトは,白熱灯用電子スイッチの中のカットアウトと同様に
試験を行う。
− 速度制御回路用電子スイッチの中のカットアウトは,10回の動作を2回連続で行う。
最初の試験では,試験するカットアウトは,9In(cosφ=0.8±0.05)の電流を流す回路を閉路する。この
電流は,各閉路の後,50100 msの間に補助スイッチによって遮断する。
次の試験では,6In(cosφ=0.6±0.05)の電流を流す回路を補助スイッチによって閉路し,試験するカッ
トアウトによって開路する。
注記1 6In及び9Inは,暫定値である。
注記2 “In”は,電子スイッチの定格電流である。電子スイッチが定格電流の代わりに定格負荷を
もつ場合,Inは,負荷力率cosφ=0.6であると仮定して計算する。
102.4.1.2 電子スイッチの負荷回路の中の自己復帰形カットアウトは,電子スイッチの定格電圧の1.1倍
の電圧及び次の負荷で試験する。
− 白熱灯用電子スイッチの中のカットアウトは,非誘導性回路の中で自動的に200サイクル動かし,ヒ
ューズがJIS C 6575の規格群に規定するものの場合,保護ヒューズの定格電流の2.1倍,その他のヒ
ューズに対しては,関連する協約溶断電流を流す。
注記 蛍光灯用電子スイッチのカットアウトの試験は,検討中である。
102.4.1の試験中に,持続するアークが発生してはならない。
102.4.1の試験後に,試験品は,更なる使用ができなくなるか又は電子スイッチの安全性を損なう損傷が
あってはならない。
カットアウトは,開路した接点の間で,次の試験電圧に1分間耐えなければならない。
− 照明回路用電子スイッチの中のカットアウト : 500 V
− 速度制御回路用電子スイッチの中のカットアウト : 定格電圧130 V以下に対しては,1 200 V,及び130
Vを超える定格電圧に対しては,2 000 V
102.4.2 電子スイッチに流す電流を減少させるだけの自動保護装置は,次のように試験する。
電子スイッチは,箇条17で得られる用途ごとの負荷条件に従った電流を4時間流す。この通電の終わり

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に補助スイッチを閉路することによって,電子スイッチに流す固有電流を保護ヒューズの定格電流の2.1
倍(ヒューズがJIS C 6575の規格群に規定するものの場合),又はその他のヒューズに対しては,関連す
る協約溶断電流に電流を増加する。
補助スイッチを30分間閉路し,次に電子スイッチを通る電流が初期の値に安定するまで開路する。その
後,再び補助スイッチを閉路する。
この手順を10回繰り返す。
この試験後,自動保護装置は,正しく機能しなければならない。
適否は,箇条17による追加試験によって判定する。
102.5 変圧器(トランス)
SELV回路を意図した変圧器は,安全絶縁変圧器でなければならず,JIS C 61558-2-6の関連する要求事
項に適合しなければならない。
注記 SELV及びPELVの使用に関しては,JIS C 0365及びJIS C 60364-4-41を参照。
単位 mm
図101−感電に対する保護を検査するためのテストピン
Z1 : 固有短絡回路電流(非誘導性)調整用のインピーダンス
Z2 : 負荷(非誘導性)調整用のインピーダンス
L : 固有通過値I2tの制限装置
S : 試験品
A : 短絡用の補助スイッチ
図102−101.3に従って電子スイッチを試験するための回路図

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図103−19.102及び19.109に従ったスイッチの試験回路図

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附属書A
(規定)
試験に必要な試験品の一覧表
試験に必要な試験品の一覧表は,JIS C 8281-1:2011の附属書A及びこの規格の表101(箇条5参照)に
よる。

――――― [JIS C 8281-2-1 pdf 44] ―――――

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C 8281-2-1 : 2019
附属書B
(規定)
可とうケーブルのための保持器具及び
アウトレットをもつスイッチの追加規定
可とうケーブルのための保持器具及びアウトレットをもつスイッチの追加規定は,次を除き,JIS C
8281-1:2011の附属書Bを適用する。

13 構造

  JIS C 8281-1:2011の附属書Bの13.16の第1段落の後に,次を追加する。
電子スイッチと関連する制御装置又は類似の装置との間を接続する外部可とうケーブルの断面積は,電
流を制限する手段によって制御装置に流れる電流を制限している場合には,小さくてもよい。この最小断
面積を,表B.101に示す。可とうケーブルは,JIS C 3663-4による60245 IEC 66又はJIS C 3662-5による
60227 IEC 53に適合しなければならない。
注記 これらのケーブルの絶縁に対する要求事項は,SELVで供給する可とうケーブルには,適用し
ない。
表B.101−最大電流及び最小断面積
最大電流 最小断面積
A mm2
0.2 以下 要求事項なし
0.2 を超え 6 以下 0.75
6 を超え 10 以下 1.0
10 を超え 16 以下 1.5

――――― [JIS C 8281-2-1 pdf 45] ―――――

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JIS C 8281-2-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60669-2-1:2002(MOD)
  • IEC 60669-2-1:2002/Amendment 1:2008(MOD)
  • IEC 60669-2-1:2002/Amendment 2:2015(MOD)

JIS C 8281-2-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8281-2-1:2019の関連規格と引用規格一覧