JIS C 8515:2017 一次電池個別製品仕様 | ページ 8

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C 8515 : 2017
6.6.11 形式 : 6AS6
寸法 mm 6AS6
h1 最大 162
l1 最大 192
l2 最大 128
端子及び寸法は,次による。
− 端子は,ワイヤ端子とする。
− ワイヤ端子の長さは,最短で200 mmとする。
− ワイヤ端子部は,特定の接続端子と接合する
ようになっていてもよい。
図29−電池の形状
電池系記号 A
電池系 空気湿電池
形式 6AS6 a)
通称 −
Vn V 8.4
OCV 最大V 9.30
OCV 最小(参考)V −
主な用途など 放電試験条件 MAD
放電負荷 1日当たりの EV
放電時間 V
電気さく用電源装置 300 Ω 24 h 5.4 初度 120 d
12か月貯蔵後 96 d
注a) この形式では,機器設計者は,正極端子側の空気流出入を妨害しないように注意しなければならない。

――――― [JIS C 8515 pdf 36] ―――――

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7 品質

7.1 寸法

  寸法は,8.1.1によって試験したとき,箇条6に規定の値に適合しなければならない。ただし,電池系記
号B,C,G,L,P及びSのボタン電池では,終止電圧以下に放電した場合,電池の総高h1は,規定値よ
り最大0.25 mm増加してもよい。また,電池系記号B及びCのコイン電池の場合,放電の継続によって,
電池の総高h1は,規定値より減少してもよい。

7.2 端子

  端子は,8.1.2によって試験したとき,箇条6に規定する形状とする。端子は,対応する機器と継続的に
良好な電気的接触が得られる金属材料で,必要に応じて,ニッケル,すずなどのめっきを施したものを用
い,実用上支障を生じるようなさび,汚れ及び変形があってはならない。

7.3 外観

  外観は,8.1.3によって試験したとき,実用上支障を生じるような汚れ,きず及び変形があってはならな
い。

7.4 開路電圧

  開路電圧(OCV)は,8.1.4によって試験したとき,箇条6に規定するOCVを超えてはならない。

7.5 放電特性

  放電特性は,8.1.5によって試験したとき,箇条6に規定するMADに適合しなければならない。

7.6 漏液及び変形

  漏液及び変形は,8.1.6によって試験したとき,実用上支障を生じるような漏液及び変形があってはなら
ない。

7.7 安全性

  安全性は,8.1.7によって試験したとき,リチウム一次電池は,JIS C 8513,水溶液系一次電池は,JIS C
8514に規定する要求事項に適合しなければならない。

8 試験・検査

8.1 試験

8.1.1  寸法
寸法は,JIS C 8500の5.6(寸法)によって測定する。
8.1.2 端子
端子は,JIS C 8500の5.7A(端子)によって試験する。
8.1.3 外観
外観は,JIS C 8500の5.7B(外観)によって試験する。
8.1.4 開路電圧
開路電圧は,JIS C 8500の5.5(開路電圧)によって試験する。
8.1.5 放電特性
放電特性を表すMADは,箇条6に規定する放電試験条件及びJIS C 8500の箇条6(品質特性−放電試
験条件)に規定する試験方法に従って試験する。
8.1.6 漏液及び変形
漏液及び変形は,JIS C 8500の5.7(漏液及び変形)によって試験する。

――――― [JIS C 8515 pdf 37] ―――――

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8.1.7 安全性
リチウム一次電池の安全性は,JIS C 8513の箇条6(試験及び要求事項),水溶液系一次電池の安全性は,
JIS C 8514の箇条6(試験及び要求事項)によって試験する。

8.2 形式検査

  形式検査は,電池の品質が設計で意図する特性を満足するかを確認するために実施する。製造業者は,
8.1に規定する試験を1年に1回以上実施し,特性は,この規格に適合しなければならない。ただし,8.1.7
については,3年に1回以上実施し,JIS C 8513又はJIS C 8514に適合しなければならない。
初度の検査は,全項目とする。貯蔵後の検査は,8.1.4及び8.1.5とし,適切に品質管理を行っている場
合は,過去に生産した製品の検査結果を用いてもよい。

8.3 受渡検査

  受渡検査は,既に形式検査に適合したものと同じ設計及び同じ製造条件で生産した電池の受渡時に必要
な特性を満足することを確認するために実施する。製造業者は,8.1.18.1.4に規定する試験項目を受渡前
に実施し,電池の特性は,この規格に適合しなければならない。ただし,8.1.1の検査項目は,次による。
− 円形電池は,総高h1及び直径d1
− 非円形電池は,総高h1,長さl1及び幅l2
なお,受渡当事者間の協定によって,その一部を省略してもよい。

9 表示

  電池本体の表示項目は,次による。表示は,明瞭でなければならない。
a) IS C 8500の4.1.6(表示)に規定する項目 JIS C 8500の4.1.6に規定する項目を表示する。取扱い
上の注意事項は,次に示す事項の趣旨を表示する。
1) 使用上の注意事項 逆装,充電,ショート,加熱,火中投入,分解,種類又は大きさが異なる電
池の混用,及び新しい電池と使用した電池との混用はしない。
2) 誤飲の注意事項 小形の電池は,誤って飲み込むおそれがあるので,電池は乳幼児の手の届かない
場所に置く。万一飲み込んだ場合には,直ちに医師に連絡し,指示を受ける。
b) 規格番号 この規格の全ての要求事項に適合した場合には,規格番号を表示してもよい。表示する場
合は,電池本体又は包装に表示する。

――――― [JIS C 8515 pdf 38] ―――――

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附属書A
(参考)
電池の用途別対応表
この規格で示した主な用途例と電池の用途別対応とを,表A.1表A.25に示す。各表の形式の記載順は,
公称電圧及び容積の昇順による。
表A.1−露出計付カメラ
形式 公称電圧
V
SR44 1.55
4LR44 6.0
4SR44 6.2
表A.2−CDプレーヤ・電子ゲーム
形式 公称電圧
V
R6P 1.5
LR6 1.5
表A.3−デジタルオーディオ
形式 公称電圧
V
FR10G445 1.5
R03 1.5
LR03 1.5
表A.4−デジタルカメラ
形式 公称電圧
V
LR6 1.5
FR14505 1.5
FR10G445 1.5
表A.5−電子機器
形式 公称電圧
V
4LR61 6.0

――――― [JIS C 8515 pdf 39] ―――――

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表A.6−電気さく用電源装置
形式 公称電圧
V
5AR40 7.0
6AS4 8.4
6AS6 8.4
表A.7−電子キー
形式 公称電圧
V
CR2025 3.0
CR2032 3.0
表A.8−補聴器
形式 公称電圧
V
R1 1.5
LR1 1.5
SR48 1.55
表A.9−補聴器 高負荷
形式 公称電圧
V
PR70(PR536) 1.4
PR44 1.4
表A.10−補聴器 標準負荷
形式 公称電圧
V
PR70(PR536) 1.4
PR41 1.4
PR48 1.4
PR44 1.4
表A.11−高輝度電灯
形式 公称電圧
V
FR10G445 1.5
FR14505 1.5
表A.12−レーザーポインタ
形式 公称電圧
V
LR8D425 1.5

――――― [JIS C 8515 pdf 40] ―――――

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JIS C 8515:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60086-2:2015(MOD)

JIS C 8515:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8515:2017の関連規格と引用規格一覧