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C 9815-1 : 2013
5.5 標準試験条件
標準定格音響パワーレベルは,5.5.15.5.4で規定する定格条件で算出する。
5.5.1 電源条件
試験は,機器の銘板で示した電圧,相及び周波数で実施し,機器の電源接続部で計測する。銘板に二つ
の電圧を記載する機器は,その両方の電圧で騒音試験を実施する。騒音値の表示は,いずれか高い方又は
区別できるように両方とする。銘板に二つの周波数を記載する機器は,その両方の周波数で騒音試験を実
施する。騒音値の表示は,いずれか高い方又は区別できるように両方とする。
5.5.2 風量
室内側及び室外側における風量設定は,それぞれの機器の定格を求めるために用いる試験規格の下で定
格の冷房及び暖房性能を発揮するのに必要な風量設定と同一でなければならない。
5.5.3 機器の運転
標準性能運転に必要な全ての部品は,データ収集中は作動していなければならない。
5.5.3.1 冷房試験
冷房運転中に音響定格試験を実施するための試験条件は,その機器の冷房性能(T1,T2及び/又はT3)
の定格を求めるために用いる条件でなければならない。これらは,JIS B 8615-1及びJIS B 8615-2に規定
する。
なお,製造業者が機器の装置銘板などに表示しない場合,T1を試験条件とする。
5.5.3.2 暖房試験
循環用空気熱源を必要としないヒートポンプの暖房中に音響定格試験を実施するために,試験条件は,
その対象機のユニットの暖房性能(標準条件及び/又は低温条件とし極低温条件としない。)の定格を求め
るために用いる条件でなければならない。これらは,JIS B 8615-1及びJIS B 8615-2に規定する。
なお,製造業者が機器の装置銘板などに表示しない場合,標準条件を試験条件とする。
5.5.4 室内側運転条件
室内側は,次の条件を維持しなければならない。
5.5.4.1 一体形エアコンディショナ
室内側の風量設定は,JIS B 8615-1及びJIS B 8615-2において冷房及び暖房のための標準定格試験で規
定する風量設定で実施しなければならない。
5.5.4.2 分離形エアコンディショナ
室内側の試験負荷は,JIS B 8615-1及びJIS B 8615-2において標準定格試験を再現するのに必要な値に
維持しなければならない。
5.5.5 試験条件の許容範囲
5.5.5.1 音響定格試験での温度条件の許容範囲は,水温で±1.0 ℃,空気温度で±3.0 ℃である。
5.5.5.2
室内側の冷凍負荷が空気を必要としない方法で模擬計算する場合は,次の範囲を適用する。
− 圧縮機の吸入ガス温度 : ±3.0 ℃
− 蒸発器圧力 : ±14 kPa
6 表示
6.1 一般事項
6.1.1 表示定格(値)は,次の二つの部分で構成する。
――――― [JIS C 9815-1 pdf 11] ―――――
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C 9815-1 : 2013
a) 125 Hz8 000 Hzの各周波数帯域に対するオクターブバンド音響パワーレベル(LW)。ただし,JIS Z
8736規格群を用いる場合は除く(4.2.2参照)。
b) 特性音響パワーレベル(LWA)
6.1.2 定格音響パワーレベルを決定するために用いるJIS番号,その試験方法及び試験方法の等級の番号
(Grade number)並びにこの規格番号は,表示する定格音響パワーレベルとともに明確に特定しなければ
ならない。
6.1.3 全ての公表定格音響パワーレベルは,最も近い整数に丸めて単位デシベルで表現する。この規格に
従って試験するあらゆる機器の公表定格音響パワーレベルは,その測定方法の測定の不確かさに関する
ISO 4871:1996の要求事項に適合しなければならない。
注記 公表する情報には,機器に対する冷房及び暖房能力の定格条件下で得た値から算出したA特性
音響パワーレベル純音調整音質指標(LWAT)を含むことができる。
6.2 標準定格
標準定格は,機器に対する全ての冷房及び暖房の定格能力条件において取得しなければならず,かつ,
各条件に対してそれぞれに表示しなければならない(5.5参照)。
6.3 標準外定格
標準外定格を表示する場合は,標準定格と併記しなければならない。その表示定格は,適用した温度条
件を明記しなければならない。
――――― [JIS C 9815-1 pdf 12] ―――――
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附属書A
(規定)
JIS Z 8736規格群によるデータの有効性の確認手順
A.1 概要
この手順は,JIS Z 8736規格群によって得たデータが,箇条2に示すほかの国際規格を用いて得たA特
性音響パワーレベルと等しく有効であるかどうかを決定するために作成した。JIS Z 8736規格群を用いる
場合,6 300 Hzよりも高い周波数帯域に対しては,測定の不確かさが定義されていないため,この手順が
必要である。
A.2 手順
A.2.1 100 Hz6 300 Hzの整数に丸めていない1/3オクターブバンドデータを用いて,A特性音響パワー
レベルを算出する(5.4参照)。
A.2.2 100 Hz10 000 Hzの整数に丸めていない1/3オクターブバンドデータを用いて,A特性音響パワー
レベルを算出する(5.4参照)。
A.2.3 A.2.1及びA.2.2で算出した二つのA特性音響パワーレベルを比較する。
A.2.3.1 その差が1 dB以下の場合,100 Hz10 000 Hzで算出した値が有効であると考える。この値は,
最も近い整数に丸めて,その定格値として用いる。
A.2.3.2 二つのA特性音響パワーレベルの差が1 dBより大きい場合,有効なA特性音響パワーレベルと
して認めない。
――――― [JIS C 9815-1 pdf 13] ―――――
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附属書B
(参考)
A特性音響パワーレベル純音調整音質指標(LWAT)
注記 A特性音響パワーレベル純音調整音質指標は,騒音スペクトル中の可聴純音による聴感上の望
ましくない影響を考慮するための手段として作成した。
B.1 1/3オクターブバンド音響パワーレベルのA特性1/3オクターブバンド音響パワーレベルへの換算
5.4.1参照。
B.2 離散周波数成分に対する(人間の聴感上の)反応のA特性1/3オクターブバンド音響パワーレベル
への換算
B.2.1 5.2で算出した1/3オクターブバンド音響パワーレベルのいずれかが,二つの隣接する周波数帯域
の平均値よりも2 dB以上超えた場合,その周波数帯域の値に対して表B.1に記載する突出量を加算する。
算出に用いる突出量は,丸めの幅0.5 dBで,より大きな数値に丸めている。
表B.1−離散周波数成分に対する調整
1/3オクターブバンド 二つの隣接する周波数帯域値の平均に対する突出量
Hz dB
下限周波 中心周波 上限周波 2.0以上 2.5以上 3.0以上 4.0以上 5.0以上 6.0以上 8.0以上
数限界c) 数a) 数限界c) 2.5未満 3.0未満 3.5未満 4.5未満 5.5未満 8.0未満
b) b) b) b) b) b) b)
44 50 56
b) b) b) b) b) b) b)
56 63 71
b) b) b) b) b) b) b)
71 80 90
b) b) b) b) b) b) b)
90 100 112
112 125 140 −0.5 −0.5 −0.5 −0.5 −0.5 −1.0 −1.0
140 160 180 0 0 0 0 0 0 0
180 200 224 +0.5 +0.5 +0.5 +0.5 +1.0 +1.0 +1.0
224 250 280 1.0 1.0 1.0 1.5 1.5 1.5 2.0
280 315 355 1.0 1.5 1.5 2.0 2.0 2.5 2.5
355 400 450 1.5 2.0 2.0 2.5 2.5 3.0 3.0
450 500 560 2.0 2.0 2.5 2.5 3.0 3.0 3.5
560 630 710 2.0 2.5 2.5 3.0 3.5 3.5 4.0
710 800 900 2.5 2.5 3.0 3.5 3.5 4.0 4.5
900 1 000 1 120 2.5 3.0 3.0 3.5 4.0 4.5 4.5
1 120 1 250 1 400 2.5 3.0 3.5 4.0 4.0 4.5 5.0
1 400 1 600 1 800 3.0 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.0
1 800 2 000 2 240 3.0 3.5 4.0 4.5 4.5 5.0 5.5
2 240 2 500 2 800 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.0 5.5
2 800 3 150 3 550 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 5.5
3 550 4 000 4 500 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0
4 500 5 000 5 600 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0
5 600 6 300 7 100 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0
7 100 8 000 9 000 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0
――――― [JIS C 9815-1 pdf 14] ―――――
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C 9815-1 : 2013
表B.1−離散周波数成分に対する調整(続き)
1/3オクターブバンド 二つの隣接する周波数帯域値の平均に対する突出量
Hz dB
下限周波 中心周波 上限周波 2.0以上 2.5以上 3.0以上 4.0以上 5.0以上 6.0以上 8.0以上
数限界c) 数a) 数限界c) 2.5未満 3.0未満 3.5未満 4.5未満 5.5未満 8.0未満
b) b) b) b) b) b) b)
9 000 10 000 11 200
注a) 中心周波数は,上下限周波数の等比中項である。
b) 離散周波数成分に対する調整の適用外。
c) 上限周波数限界及び下限周波数限界は,実用上の利便性のために,数値を丸めている。
B.2.2 表B.1による調整は,100 Hz以上の周波数に対しては式(B.1)を用いて算出してもよい。
P
anti log10
L =L−P+10 log10 log10anti log10−1 +B +1 (B.1)
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ここに, L' : 純音調整した1/3オクターブバンド音響パワーレベル
(dB)
L : 純音調整前の1/3オクターブバンド音響パワーレベル
(dB)
P : 純音調整前の1/3オクターブバンド音響パワーレベルの
突出量(dB)
B= 76.279 4−75.743 9Y+29.980 3Y2−6.137 69Y3
+0.691 827Y4−0.040 882 2Y5+0.000 991 561Y6
ここに, Y=lognF
F : 1/3オクターブバンドの中心周波数(Hz)
式(B.1)による算出では,L'は丸めの幅0.5 dBで丸めた値とする。
B.3 A特性音響パワーレベル純音調整音質指標(LWAT)の算出
ある特定の条件におけるA特性音響パワーレベル純音調整音質指標は,B.1及びB.2に従って純音調整
した1/3オクターブバンド音響パワーレベルから算出する。これらの純音調整した1/3オクターブバンド
音響パワーレベルは,式(B.2)を用い,最も近い整数のレベルにしてA特性音響パワーレベル純音調整音質
指標へ変換する。
LWAT( n)
N
10
LWAT=10 log10 10 (B.2)
n=1
ここに, LWAT : A特性音響パワーレベル純音調整音質指標
LWAT(n) : n番目のバンドのA特性純音調整1/3オクターブ音響パ
ワーレベル
N : A特性純音調整1/3オクターブバンドの数
ここに,100 Hz10 000 Hzに対してN=21,又は,
50 Hz10 000 Hzに対してN=24
――――― [JIS C 9815-1 pdf 15] ―――――
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JIS C 9815-1:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13261-1:1998(MOD)
JIS C 9815-1:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.080 : ヒートポンプ
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.120 : 換気装置.ファン.空調装置
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.20 : 機械及び設備による騒音の発生
JIS C 9815-1:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称