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D 0006-1 : 2010 (ISO 9249 : 2007)
3) 空気調和装置用圧縮機
4) 変速機用ポンプ
5) 内蔵された減速機(歯車装置)
切離し可能又は負荷対応のファン又はブロワが組み込まれている場合には,試験はファン若しくはブロ
ワを分離した状態,又は負荷対応ファンが最もすべりの大きな状態で行う。詳細はJIS B 8003:2005の表1
による。この条件の意図は,切離し可能若しくは負荷対応のファン若しくはブロワ又は可変速ファン若し
くはオンオフ式ファンが組み込まれている場合は,ファン装置を最小の公称動力として(機関の)ネット
出力を示すことにある。機械始動時又はその他の作業以外の運転条件を除く機械の通常の運転範囲でファ
ンの吸収動力を外気温度及び負荷の関数として測定する。
6 出力修正方法
出力修正方法は,JIS B 8003:2005の7. による。
試験は,できるだけ1.0に近い出力修正係数を維持するために大気条件を制御できる空気調和した試験
室で実施してもよい。自動空気温度調整装置付き機関で,装置が標準大気条件(JIS B 8003:2005の5. 参照)
の全負荷において,吸気に加熱空気を加えられない場合,試験は装置を通常どおりに操作して行い,JIS B
8003:2005の7.3又は7.4.2に規定された修正関数の温度項を0(温度補整を行わない)とする。
実際の試験を行う代わりに計算で修正してもよい。計算方法は,機関のネット出力の定格値が箇条9の
要求事項を満足するような正確さでなければならない。
7 試験報告
試験報告は,JIS B 8003:2005の9.2.2.1,9.2.2.2及び9.2.2.3に従うものとし,更に表1の該当する項目の
情報をも含まなければならない。
――――― [JIS D 0006-1 pdf 6] ―――――
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D 0006-1 : 2010 (ISO 9249 : 2007)
表1−試験報告書(JIS B 8003の規定する事項への追加情報)
試験条件
項目 測定場所・測定結果 単位
機関 −
呼び機関回転速度での測定圧力a) 大気圧 kPa
b) 水蒸気分圧 kPa
c) 排気背圧 kPa
排気背圧測定箇所の位置 −
吸気負圧 Pa
吸気ダクト内の絶対圧力 Pa
呼び機関回転速度での a) 吸気温度 K
測定温度 b) 機関の給気冷却器出口温度 K
c) 機関冷却流体の機関側出口温度/ K
空気冷却の場合の指定箇所温度
d) 潤滑油温度 K
− 測定箇所 −
e) 燃料温度 − −
− 気化入口/燃料噴射装置入口 K
− 燃料流量測定装置内 K
注記 摂氏温度t(℃)は,ケルビン単位で表す(絶対)温度T(K)に対して式t=T−273.15で定義される。した
がって,温度の単位は,ケルビンKの代わりに摂氏温度t(℃)を用いてもよい。
8 機関回転速度ごとの結果報告
機械回転速度ごとの結果は,JIS B 8003:2005の表13に,次の表2の追加要求事項を加えて報告しなけ
ればならない。
表2−機関回転速度ごとの結果報告
パラメータ 結果 単位
供試機関に未装着で,5.2 b) 及びJIS B 8003:2005の表1のほかに必要な装
置及び補機類の駆動のために差し引く動力a)
No.1 kW
No.2 kW
No.3 kW
吸気負圧 Pa
排気背圧 kPa
1ストローク又は1サイクル当たり燃料供給量b) mL
注記 摂氏温度t(℃)は,ケルビン単位で表す(絶対)温度T(K)に対して,式t=T−273.15で定義される。し
たがって,温度の単位は,ケルビンKの代わりに摂氏温度t(℃)を用いてもよい。
注a) 供試機関には未装着であるが,機関の使用に際して必要な装置又は補機類(例えば,追加のターボ過給器潤
滑油ポンプ)は,計算によって駆動力を差し引くことができる。
b) 修正済みの出力及び修正済みの燃料流量を使用して計算する。
9 測定の正確さ
機関出力の測定値は,機関製造業者の呼び出力に対する許容誤差を,呼び機関回転速度においては±2 %
又は±0.3 kWのいずれか大きいほうとし,それ以外の回転速度においては±4 %とする。
――――― [JIS D 0006-1 pdf 7] ―――――
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D 0006-1 : 2010 (ISO 9249 : 2007)
附属書A
(参考)
JIS B 8004による呼び出力
A.1 一般
この規格と同様,JIS B 8004もJIS B 8003の“周辺”規格である。JIS B 8004は,往復動内燃機関の出
力決定方法においてJIS B 8008の規格群に従って排気排出物測定を行う場合の追加要求事項について規定
するために使用する。
この規格の試験要求事項は,JIS B 8004とほぼ同様であり,これは両者が“共通規格”JIS B 8003に基
づいているからである。両者の基本的な差異は,この規格の呼び出力はJIS B 8004の出力値から一部装置
及び補機類(の所要駆動力)を差し引いていることである。
A.2 計算
この規格によってネット出力を計算する場合は,JIS B 8004によって測定した修正済み機関出力から,
次によって吸収された動力を差し引く。
− 冷却装置ファン(組み込まれている場合)
− 過給器の冷却液ポンプ又は冷却ファン(組み込まれている場合)
− 表2に示した装置及び補機類
ファン及びポンプの駆動力は,機関出力の測定に使用する機関回転速度と対応する回転速度で,標準的
な特性から算出するか実証試験によって求め,標準大気条件(JIS B 8003:2005の5. 参照)に修正する。
ネット定格出力の測定精度は,箇条9の要求事項を満足しなければならない。
計算及びその例示(液冷のファンを例として使用)を表A.1及び図A.1に示す。
表A.1−ネット出力の計算
回転速度a)
min−1
1 000 1 400 1 500 1 800 2 200 2 400
JIS B 8008の規格群(JIS B 8004)36.7 58.6 62.5 72.4 79.5 80.5
出力
ファン駆動力(吸収分) 0.2 0.6 0.7 1.2 2.2 2.8
kW
ネット出力(この規格) 36.5 58.0 61.8 71.2 77.3 77.7
注a) IS B 8008の規格群によって機関出力を測定するときに使用した機関回転速度と対応する回転速度。
――――― [JIS D 0006-1 pdf 8] ―――――
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D 0006-1 : 2010 (ISO 9249 : 2007)
CNP ネット出力計算値(kW)
ES 機関回転速度(r/min)
FP ファン駆動力(kW)
GP JIS B 8004による,冷却装置のファンを設置しない機関出力(kW)
P 出力(kW)
図A.1−ネット出力の計算
――――― [JIS D 0006-1 pdf 9] ―――――
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D 0006-1 : 2010 (ISO 9249 : 2007)
参考文献 JIS B 0108-1 往復動内燃機関−用語−第1部 : 機関設計及び運転用語
注記 対応国際規格 : ISO 2710-1,Reciprocating internal combustion engines−Vocabulary−Part
1: Terms for engine design and operation(MOD)
JIS B 8004 往復動内燃機関−機関出力の決定方法及び測定方法−排気排出物測定に対する追
加要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 14396,Reciprocating internal combustion engines−Determination and
method for the measurement of engine power−Additional requirements for exhaust emission
tests in accordance with ISO 8178(IDT)
JIS B 8008(規格群) 往復動内燃機関−排気排出物測定
注記 対応国際規格 : ISO 8178 (all parts),Reciprocating internal combustion engines−Exhaust
emission measurement (all parts)(MOD)
JIS D 0116-1 ディーゼル機関−燃料噴射装置の用語−第1部 : 燃料噴射ポンプ
注記 対応国際規格 : ISO 7876-1,Fuel injection equipment−Vocabulary−Part 1: Fuel injection
pumps及びAmendment 1(MOD)
JIS D 0006-1:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9249:2007(IDT)
JIS D 0006-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 0006-1:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8308:2003
- 土工機械―基本機種―用語