JIS D 0006-2:2000 土工機械―エンジン―第2部:ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法 | ページ 3

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付図1 エンジン性能曲線図

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附属書(規定) 土工機械用ディーゼルエンジン性能試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,土工機械用ディーゼルエンジン(以下,エンジンという。)の性能試験方法
について規定する。
2. 試験の種類及び試験項目
2.1 試験の種類 試験の種類は,次のとおりとする。
a) 形式試験 製品の品質が設計で示された品質項目を満足するかどうかを判定するための試験。
b) 受渡試験 製品の受渡しに際して,設計・製造にかかわる品質項目が注文者の要求を満足するもので
あるかどうかを判定するための試験。
試験項目 附属書表1の○印で示す試験について行う。
附属書表1 試験項目
試験項目 試験の種類
形式試験 受渡試験
作業時負荷試験 ○ ○
連続負荷試験 ○ −
無負荷最低回転速度試験○ ○
3. 定義 この附属書で用いる主な用語は,JIS D 0006-1による。
4. 測定用装置及び計器の精度 測定用装置及び計器の精度は,JIS D 0006-1の4.による。
5. 試験 補機,試験条件,試験手順及び記録するデータは,JIS D 0006-1の5.による。
6. 修正係数 出力修正係数,標準大気条件などの設定は,JIS D 0006-1の6.による。
7. 排気煙濃度 排気煙濃度の測定は,JIS D 0006-1又はJIS D 1101による。
8. 作業時負荷試験
8.1 目的 試験は,種々の負荷における出力,トルク,燃料消費量及びガバナの性能を知ることを目的
とする。
8.2 試験条件 試験は,動力計を接続し,ガバナを作動させて行い,運転条件は次のとおりとする。
a) 調整 燃料噴射ポンプの噴射量及び噴射時期を適当に調整して,公称ネット軸出力に対応するエンジ
ン回転速度において規定の出力を得るようにする。
b) ガバナ 公称ネット軸出力に対応するエンジン回転速度にガバナを調整する。
c) 試験回数及び負荷 試験は,ガバナレバーの位置を公称ネット軸出力と対応するエンジン速度の位置
に固定し,動力計荷重を無負荷から始め,順次,負荷を公称ネット軸出力の50%,80%,90%及び100%
に増加し,附属書の5.)に従って測定を行う。さらに,動力計の制動を増して回転速度を公称ネット軸

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出力に対応するエンジン回転速度の95%,90%,85%,80%,70%,60%及び50%に減じ,順次負荷し
て測定を行う。
d) さらに,ガバナレバーの位置を,公称ネット軸出力に対応するエンジン回転速度の約80%の回転速度
において,そのときの最大出力が得られる位置に固定し,c)の試験を行う。ただし,オールスピード
コントロールガバナをもたないものは,このd)試験を省略する。また,受渡試験においては,このd)
の試験を省略してもよい。
8.3 測定項目 この試験で測定を行う項目は,次のとおりとし,その記録は,附属書付表1のエンジン
試験成績表に記入する。
a) 試験中,1回測定するもの 吸気温度,大気圧,大気中の水蒸気分圧及び燃料温度
b) 各回転速度ごとに測定するもの 動力計荷重,回転速度,燃料消費量,潤滑油温度,潤滑油圧力,冷
却液温度,給気圧力及び排気温度
c) 排気煙濃度 附属書の7.に従って,公称ネット軸出力及び公称ネット軸トルクにおける排気煙濃度を
測定する。
排気煙濃度は,形式試験において測定する。
9. 連続負荷試験
9.1 目的 この試験は,公称ネット軸出力に対応するエンジン回転速度において公称ネット軸出力の
90%負荷(連続負荷)で10時間の連続運転を行い,燃料消費量及び運転状況を知るとともに,連続運転が
可能かどうかを確かめることを目的とする。
9.2 試験条件 試験は,ガバナを作動させて行い,運転条件は次のとおりとする。
a) 調整 燃料噴射ポンプの噴射量及び噴射時期などを適当に調整して,公称ネット軸出力に対応するエ
ンジン回転速度において規定の出力を得るようにする。
b) 回転速度 試験中は回転速度を一定に保ち,負荷の変動が5%を超えるときは,噴射量を変更して調
節する。
c) 許容休止時間 試験は,運転が安定し,かつ,冷却液温度及び潤滑油温度などが,ほぼつり合い状態
になってから10時間の連続運転を行う。ただし,試験の途中で軽易な事故によって運転を休止する必
要が生じたときは,その復旧に要する時間が5分間以内のときは3回まで15分間以内のときは1回限
りこれを認め,復旧後試験を継続し,休止した時間だけ運転を延長する。それ以上の事故を生じたと
きは,この試験を改めて行う。
9.3 測定項目 試験で測定を行う項目は,次のとおりとし,その記録は,附属書付表1のエンジン試験
成績表に記入する。
a) 試験の始めと終わりに測定するもの 天候,大気圧,室温,大気中の水蒸気分圧及び燃料温度,試験
開始及び終了時刻
b) 試験中,始めの1時間は15分ごとに,以後30分間ごとに測定するもの 時刻,動力計荷重,回転速
度,燃料消費量,潤滑油温度,潤滑油圧力,冷却液温度,給気温度及び排気圧力
参考 試験が終了した後に,潤滑油消費量を,次の式によって算出する。
q=QH
ここに, q : 潤滑油消費量(ml/h又はg/h)
Q : 総消費量(試験開始前の油面に達するまでの補充量。ただし,

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オイルパンに残った潤滑油の温度,気泡含有程度などが測定
とほぼ同じ状態になるよう,適当な時間を経過した後に潤滑
油の補充を行う。)(ml又はg)
10. 無負荷最低回転速度試験
10.1 目的 この試験は,規定の無負荷最低回転速度において安定した運転が可能かどうかの確認を行う
ことを目的とする。
10.2 試験条件 試験は,動力計を切り離して行い(ただし,受渡試験の場合は,切り離さなくてもよい。),
運転の条件は次のとおりとする。
a) 調整 ガバナ及び噴射時期などを適当に調整して,規定の最低回転速度を得るようにする。試験中は
調整を行わない。
b) 試験時間 試験は,ほぼ安定した運転状態になってから開始し,3分間以上連続して行う。
10.3 測定項目 試験で測定を行う項目は,次のとおりとし,その記録は,附属書付表1のエンジン試験
成績表に記入する。
a) 試験中,1回測定するもの 大気圧,大気中の水蒸気分圧及び室温
b) 試験中,開始時と終了時の2回測定するもの 回転速度,潤滑油温度,潤滑油圧力及び冷却液温度
11. 試験成績表の作成
11.1 成績表 運転試験の成績は,附属書付表1のエンジン試験成績表に記入する。
11.2 性能曲線図 附属書付表1のエンジン試験成績表の数値から,回転速度と作業時負試験における軸
出力,軸トルク及び燃料消費率の関係を附属書付図1によって性能曲線図に作成する。

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附属書付図1 エンジン性能曲線図(例)

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