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表8 許容差及び公差
箇所 寸法許容差及び公差
自由時厚さ(燃焼室穴シール部) 複合形の場合 指定値に対して ±10%
金属形 金属単体の場合 指定値に対して ± 7%
金属積層の場合 指定値に対して ±0.15mm
自由時厚さの差 指定値に対して15%以下
(燃焼室穴シール部)
燃焼室穴の直径 指定値に対して±0.35mm
ノック穴の直径 5.00 mm
指定値に対して
ボルト穴の直径 指定値に対して±0.4mm
燃焼室穴の同心度
設計基準位置に対して 下
ノック穴の同心度
設計基準位置に対して 下
ボルト穴の同心度
設計基準位置に対して 下
折返し幅 指定値に対して±0.5mm
グロメットのつば幅 指定値に対して±0.5mm
備考1. 指定値とは,受渡当事者間の協定による値又は機関の製造業者が指定する値を
いう。
2. ノック穴には,ダウエル穴兼用のボルト穴,水穴なども含む。
3. 各穴の同心度は,図4による。
図4 同心度
表9 寸法許容差
単位mm
区分 寸法許容差
5以下 ±0.3
5を超え 30以下 ±0.4
30を超え 100以下 ±0.5
100を超え 300以下 ±0.6
300を超え 500以下 ±0.8
500を超えるもの ±1.0
6. 外観及び燃焼室穴シール部断面の充てん度
6.1 外観 ガスケットの外観は,仕上りが良好で,シール部に割れ,きず,凹凸,しわ,異物の付着,
さびなど,有害な欠点がないものとする。
6.2 燃焼室穴シール部断面の充てん度 燃焼室穴シール部が被覆構造のガスケットは,充てん物が十分
にシール部に充てんされていなければならない。ただし,燃焼室穴シール部断面構造上十分な充てんが得
られないものの充てん度は,受渡当事者間の協定による。
7. 試験方法
7.1 面圧分布試験
――――― [JIS D 3105 pdf 6] ―――――
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7.1.1 目的 この試験は,感圧シートを用いて,ガスケットがシリンダブロックとシリンダヘッドとによ
って締め付けられた状態における発色の濃淡による面圧分布及び各部の当たり状況による異状箇所の発見,
発色の濃度による各部の面圧などを知るために行う。
7.1.2 試験条件 試験条件は,次のとおりとする。
(1) ガスケット装着面 シリンダブロック及びシリンダヘッドのガスケット装着面の状態は,装着面温度
は535℃とし,あらかじめ表面の油,ごみなどを取り除き,その機関の製造業者が指定した状態に
しておく。特にシリンダライナを用いる機関では,その機関の製造業者が指示したライナ突出値にし
ておく。
(2) 供試ガスケット 供試ガスケットは,あらかじめ表面の油,ごみを取り除いた良好な状態にしておく。
(3) 感圧シート 感圧シートは,重ね合わせ発色形又は単一発色形のいずれでもよいが,できるだけ薄い
ものを用いるのがよい。
(4) ヘッドボルト又はナット ヘッドボルト又はナットは,できるだけ新しいものを用い,ねじ部や座に
きずなど異状のないものを選び,あらかじめ相手にねじ込んでなじませておく。
(5) ヘッドボルト又はナットの座に接する箇所 ヘッドボルト若しくはナットの座に接する箇所又は座金
とヘッドの接する箇所は,変形していないものとする。
(6) トルクレンチ トルクレンチは,指定値の5%まで読み取ることができるものを使用するのがよい。
ただし,最大目盛の80%以下で測定できるものを用いなければならない。
7.1.3 測定方法 測定方法は,次のとおりとする。
(1) ヘッドボルト又はナットの締付け ガスケットを装着するときは,ヘッドボルト又はナットのねじ部
及び座の部分にその機関の製造業者が指定した潤滑剤を塗布し,締付けは,トルクレンチなどを用い,
指定された締付け方法(4)で行う。
なお,必要に応じてボルトの軸力を測定する。
注(4) 受渡当事者間の協定による方法又は機関の製造業者が指定する方法。
(2) 定性的測定 ガスケットのボルト穴及びノック穴などに合わせて穴を打ち抜いた感圧シートを,図5
に示すようにガスケットの上面及び下面に装着し,(1)によってヘッドボルト又はナットを締め付ける。
ただし,感圧シートの装着は,上面又は下面の一方だけでもよい。
締付け終了後520分間放置し,締付けと逆の順序でヘッドボルト又はナットを緩め,感圧シート
を取り外し,目視によって発色の濃淡を調べる。ただし,重ね合わせ発色形の感圧シートを用いた場
合は,速やかに発色シートと被発色シートを分離し,目視によって発色の濃淡を調べる。
(3) 定量的測定 (2)で測定した感圧シートの発色濃度を,速やかに濃度測定機で測定し,圧力値に換算し
各部の面圧を記録する。
――――― [JIS D 3105 pdf 7] ―――――
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図5 面圧分布測定方法
7.2 水穴の静圧シール試験
7.2.1 目的 この試験は,ガスケットの水穴に静水圧をかけ,そのシール性を知るために行う。
7.2.2 試験条件 この試験は,シリンダブロック及びシリンダヘッドを用いて行い,次に示すほかは,
7.1.2(1),(2),(4),(5)及び(6)並びに7.1.3(1)による。
(1) 試験圧力 試験圧力は,特に指定がない限り, (300±30) Paとする。ただし,加圧速度は,毎分100kPa
とする。
(2) 加圧時間 加圧時間は,特に指定がない限り,表10に示すとおりとする。
表10 加圧時間
単位min
区分 時間
主に接面漏れを見る場合 5
主に浸透漏れを見る場合 60
(3) 水温 水温は,535℃とする。
7.2.3 試験装置 試験装置は,次のとおりとする。
(1) 各装置の接線及び開閉弁 各装置の接続及び開閉弁の配置の一例を,図6に示す。
(2) 機関本体 機関本体は,その冷却水路の機関本体外に通じている口を閉じ,シリンダヘッドの1か所
以上に空気抜き口をもつものとする。
(3) 加圧装置 加圧装置は,指定圧力を一定時間保持できる機能をもち,指定圧力時に脈動ができるだけ
少ないものとする。圧力計は,最小目盛値が10kPa以下のものを用いる。
図6 水穴の静圧シール試験装置(例)
7.2.4 測定方法 測定方法は,次による。
――――― [JIS D 3105 pdf 8] ―――――
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(1) 試験装置の操作 試験装置の操作は,次のとおりとする。
(a) 空気抜き弁を開き,排水弁及び切換弁を閉じ,給水弁を開く。
(b) 水位が空気抜き弁より上にくるまで給水し,給水弁及び空気抜き弁を閉じる。
(c) 切換弁を開き,7.2.2(1)によって加圧した後,加圧装置の切換弁を閉じる。
(d) 測定終了後,排水弁,切換弁及び空気抜き弁を開いて排水する。
(2) 測定 7.2.2(1)の圧力が規定圧力に達してから,7.2.2(2)の規定時間を保持した後,ガスケット装着箇所
の側面を機関本体に沿って目視で検査し,水漏れの有無を調べる。
7.3 耐ガス圧試験
7.3.1 目的 この試験は,ガスケットがシリンダブロックとシリンダヘッドとによって締め付けられた状
態において,機関のそれぞれのシリンダに,窒素ガス圧力をかけてシール性能を知るために行う。
7.3.2 試験条件 この試験は,シリンダブロック及びシリンダヘッドを用いて行い,次に示すほかは,
7.1.2(1),(2),(4),(5)及び(6)並びに7.1.3(1)による。
(1) 試験圧力 試験圧力は,適用機関及びガスケットの種類並びにその使用条件によって受渡当事者間で
定める。
(2) 台上取付姿勢 台上取付姿勢は,その機関が通常に用いられるときと同様又はそれに近い姿勢とする。
7.3.3 試験装置 試験装置の一例を,図7に示す。
――――― [JIS D 3105 pdf 9] ―――――
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図7 試験装置(例)
7.3.4 試験方法 試験方法は,次による。
(1) 試験手順 試験手順は,次のとおりとする。
(a) スパークプラグ(又はグロープラグ)を取り外す。
また,冷却水出口に水穴漏れ検知器を接続する。
(b) 測定に先立ち,あらかじめ機関を85±5℃に予熱し,5分間その温度を保持した後,機関が室温と同
じ温度になるまで放置する。
(c) 冷却水用開閉弁V2を開き,機関に冷却水を挿入し,水穴漏れ検知器の測定基準線まで到達したこと
を確認してから開閉弁V2を閉じる。
(d) 測定するシリンダのピストンを上死点の位置に固定させる。
(e) 測定するシリンダのスパークプラグ(又はグロープラグ)穴にホース取付け金具を取り付ける。
(f) 測定するシリンダ以外のスパークプラグ(又はグロープラグ)穴にそれぞれホースをつなぎ,他端
をシリンダ間ガス漏れ検知用水槽に入れる。
(g) ガスボンベの開閉弁V1を開き,圧力調整器Rで圧力を調整する。
(h) 圧力は1MPaずつ上昇させ,受渡当事者間で定める試験圧力に達するまで行い,各圧力で5秒以上
保持する。
――――― [JIS D 3105 pdf 10] ―――――
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JIS D 3105:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.060 : 自動車用エンジン > 43.060.20 : 過給及び吸排気システム
JIS D 3105:1992の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD1001:1993
- 自動車用エンジン出力試験方法