JIS D 3104:1996 規格概要
この規格 D3104は、自動車用エンジンに用いるアルミニウム合金製ピストンについて規定。
JISD3104 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D3104
- 規格名称
- 自動車用エンジン―ピストン
- 規格名称英語訳
- Automotive engines -- Pistons
- 制定年月日
- 1964年8月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 43.060.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 自動車 II 2020
- 改訂:履歴
- 1964-08-01 制定日, 1967-11-01 確認日, 1970-12-01 確認日, 1973-03-01 改正日, 1976-02-01 改正日, 1979-01-01 確認日, 1983-10-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1994-03-01 確認日, 1996-01-01 改正日, 2002-03-20 確認日, 2006-12-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS D 3104:1996 PDF [13]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 3104-1996
自動車用エンジン−ピストン
Automotive engines−Pistons
1. 適用範囲 この規格は,自動車用エンジンに用いるアルミニウム合金製ピストン(以下,ピストンと
いう。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0109 往復動内燃機関用語(主要部品)
JIS B 0403 鋳造品−寸法公差方式及び削り代方式
JIS B 2804 C形止め輪
JIS B 7184 投影検査器
JIS B 7420 限界ゲージ
JIS B 7506 ブロックゲージ
JIS B 8032 ピストンリング通則
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 5510 オーステナイト鋳鉄品
JIS H 4140 アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0109によるほか次による。
(1) ピン方向 ピストンピン穴の軸線方向。
(2) スラスト方向 ピン方向に対して直角方向。
(3) バルブリセス 吸気弁・排気弁との干渉防止対策として,ピストン頂面に設けるへこみ。
(4) ピン穴オフセット ピン穴軸線のピストン軸直線からの偏位量。
(5) サイドウォール ピンボスとスカートとをつなぐ部位。
(6) サイドリリーフ溝 ピン穴内面に,ピン方向に設ける溝。
(7) 回り止めピン ピストンリングの回転を止めるために,リング溝に設けるピン。
(8) リップ ピストンの燃焼室の開口縁。
(9) スカート部の基準径 シリンダとのはめあいにおいて,ピストンの基準となる径で,スカートの指定
高さにおけるスラスト方向の直径。
(10) 平行リング溝 レクタンギュラリングなどの側面が平行なリング用のリング溝。
(11) キーストンリング溝 キーストンリング及びハーフキーストンリング用のリング溝。
――――― [JIS D 3104 pdf 1] ―――――
2
D 3104-1996
(12) 燃焼室の容積 ピストンクラウンに設けられた燃焼室の容積。ただし,ピストン頂面に凸を形成する
場合の容積を含む。
(13) 質量調整 ピストンを,機械加工によって指定された質量に調整すること。
(14) スカッフ防止溝 トップランドの円周方向に設け,スカッフを防止するための溝。
(15) スロット オイルリング溝底から内側へ貫通した狭いすきま。
3. 各部の名称 ピストンの各部の名称は,図1による。ただし,図は一例を示す。
――――― [JIS D 3104 pdf 2] ―――――
図1 ピストンの各部の名称(一例)
D3 104-
199
3
6
――――― [JIS D 3104 pdf 3] ―――――
D3
4
図1 (続き)
104-
1996
――――― [JIS D 3104 pdf 4] ―――――
5
D 3104-1996
4. 形状及び寸法
4.1 主要各部の寸法公差・寸法許容差・幾何公差 ピストンの主要各部の寸法公差,寸法許容差及び幾
何公差は,7.によって測定し,表1のとおりとする。
表1 主要各部の寸法公差・寸法許容差・幾何公差
項目 寸法公差・寸法許容差・幾何公差
外径 ランド部 0.08mm
スカート部(基準径) 0.03mm
コンプ 頂面が機械加工なしの場合 0.4mm
レッシ 頂面が機械加工の場合 0.1mm
ョンハ
イト
リング 平行リング溝の溝幅 0.02mm, 0.03mm(スロット加工の場合)
溝 平行リング溝の傾き(1) 25mm当たり±0.04mm(2)
キーストンリング溝の溝幅 0.02mm
キーストンリング溝の開き角30'(2)
度
溝底径 ±0.1mm
溝底の同軸度(1) 0.15mm
溝の上面及び下面のうねり 全周で0.015mm
ピン穴 オフセット ±0.1mm
円筒度 0.005mm
直角度(1) 100mm当たり0.05mm以内
3.00
止め輪溝間距離
鋳肌部分(3) JIS B 0403の附属書3に規定する精級
注(1) ピストンの軸直線を基準とする。
(2) 設計基準値に対する許容差・公差とする。
(3) 鍛造の場合については,受渡当事者間の協定による。
4.2 燃焼室の容積許容差 燃焼室の容積許容差は,特に指定がない限り表2のとおりとする。
表2 燃焼室の容積許容差
ピストンの区分 燃焼室の 許容差
容積の区分 機械加工の場合 機械加工なしの場合
cm3
ガソリンエンジン 10以下 ±0.3cm3 ±0.5cm3
用ピストン 10を超えるもの ±3% ±5%
ディーゼルエンジ 10以下 ±0.3cm3 ±0.5cm3
ン用ピストン 10を超え20以下 ±0.5cm3 ±1.0cm3
20を超え50以下 ±0.7cm3 ±1.4cm3
50を超え100以下 ±1.0cm3 ±2.0cm3
100を超えるもの ±1% ±2%
4.3 止め輪溝 止め輪溝の断面形状は,丸形又は角形とする。丸形の寸法は,表3に示すとおりとし,
角形の寸法は,JIS B 2804による。
――――― [JIS D 3104 pdf 5] ―――――
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JIS D 3104:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.060 : 自動車用エンジン > 43.060.10 : エンジンブロック及び内部部品
JIS D 3104:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0109:1984
- 往復動内燃機関用語(主要部品)
- JISB0403:1995
- 鋳造品―寸法公差方式及び削り代方式
- JISB2804:2010
- 止め輪
- JISB7184:1999
- 測定投影機
- JISB7184:2021
- 測定投影機
- JISB7420:1997
- 限界プレーンゲージ
- JISB7506:2004
- ブロックゲージ
- JISB8032:1993
- ピストンリング通則
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG5510:2012
- オーステナイト鋳鉄品
- JISH4140:1988
- アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品
- JISH5202:2010
- アルミニウム合金鋳物
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法