JIS G 3141:2021 冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3141:2021 規格概要

この規格 G3141は、幅30 mm以上の冷間圧延鋼板及び冷間圧延鋼帯について規定。鋼板及び鋼帯には,みがき帯鋼(幅600 mm未満で冷間圧延する鋼帯)及びみがき帯鋼からせん断した鋼板を含む。

JISG3141 規格全文情報

規格番号
JIS G3141 
規格名称
冷間圧延鋼板及び鋼帯
規格名称英語訳
Cold-reduced carbon steel sheet and strip
制定年月日
1969年2月1日
最新改正日
2021年4月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 3574:2012(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1969-02-01 制定日, 1971-12-01 確認日, 1973-04-01 改正日, 1977-01-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1987-09-01 改正日, 1990-05-01 改正日, 1996-02-01 改正日, 2000-10-20 確認日, 2005-02-20 改正日, 2009-04-20 改正日, 2011-09-20 改正日, 2017-03-21 改正日, 2021-04-20 改正
ページ
JIS G 3141:2021 PDF [23]
                                                                                   G 3141 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類の記号・・・・[2]
  •  4.1 種類の記号及び適用厚さ・・・・[2]
  •  4.2 調質区分,調質記号,適用する種類の記号及び規定・・・・[2]
  •  4.3 表面仕上げ・・・・[2]
  •  5 化学成分・・・・[3]
  •  6 機械的性質・・・・[3]
  •  6.1 引張強さ及び伸び・・・・[3]
  •  6.2 時効特性・・・・[4]
  •  6.3 平均塑性ひずみ比・・・・[4]
  •  6.4 硬さ・・・・[4]
  •  6.5 曲げ性・・・・[7]
  •  7 寸法・・・・[7]
  •  7.1 寸法の表し方・・・・[7]
  •  7.2 標準厚さ・・・・[7]
  •  7.3 寸法の許容差・・・・[7]
  •  8 形状・・・・[10]
  •  8.1 平たん度・・・・[10]
  •  8.2 横曲がり・・・・[11]
  •  8.3 直角度・・・・[11]
  •  9 質量・・・・[12]
  •  9.1 鋼板の質量・・・・[12]
  •  9.2 鋼帯の質量・・・・[13]
  •  10 外観・・・・[13]
  •  11 試験・・・・[13]
  •  11.1 分析試験・・・・[13]
  •  11.2 機械試験・・・・[13]
  •  12 検査及び再検査・・・・[15]
  •  12.1 検査・・・・[15]
  •  12.2 再検査・・・・[15]
  •  13 表示・・・・[15]
  •  14 注文時の確認事項・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 3141 pdf 1] ―――――

           G 3141 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  15 報告・・・・[16]
  •  附属書JA(規定)受渡当事者間の協定による引張強さ及び伸び・・・・[17]
  •  附属書JB(参考)受渡当事者間の協定による機械的性質・・・・[18]
  •  附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[19]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 3141 pdf 2] ―――――

                                                                                  G 3141 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般社団法人日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 3141:2017は改
正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和4年4月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 3141:2017を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS G 3141 pdf 3] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
G 3141 : 2021

冷間圧延鋼板及び鋼帯

Cold-reduced carbon steel sheet and strip

序文

  この規格は,2012年に第5版として発行されたISO 3574を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で,附属書JA及び附属書JBは,対応国際規格にはない事項である。また,側線又は点
線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異の一覧表にその説明
を付けて,附属書JCに示す。

1 適用範囲

  この規格は,幅30 mm以上の冷間圧延鋼板(以下,鋼板という。)及び冷間圧延鋼帯(以下,鋼帯とい
う。)について規定する。鋼板及び鋼帯には,みがき帯鋼(幅600 mm未満で冷間圧延する鋼帯)及びみが
き帯鋼からせん断した鋼板を含む。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3574:2012,Cold-reduced carbon steel sheet of commercial and drawing qualities(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0201 鉄鋼用語(熱処理)
JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2244-1 ビッカース硬さ試験−第1部 : 試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2254 薄板金属材料の塑性ひずみ比試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方

――――― [JIS G 3141 pdf 4] ―――――

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G 3141 : 2021

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0201,JIS G 0202及びJIS G 0203による。

4 種類の記号

4.1 種類の記号及び適用厚さ

  鋼板及び鋼帯の種類は,5種類とし,種類の記号及び適用厚さは,表1による。
表1−種類の記号及び適用厚さ
種類の記号 適用厚さ 用途
mm (参考)
SPCC a) 0.106.0 一般用
SPCD 0.156.0 絞り用
SPCE 0.156.0 深絞り用
SPCF 0.403.2 非時効性深絞り用
SPCG 0.403.2 非時効性超深絞り用
注a) PCCの調質区分が標準調質及び焼なましのままの場合に,受渡当事者間の協定によって,引
張試験を規定するときは,種類の記号の末尾に付加記号を付けてSPCCTと表示してもよい[表
5の注c)参照]。

4.2 調質区分,調質記号,適用する種類の記号及び規定

  調質区分,調質記号,それぞれの調質区分に適用する種類の記号及び規定は,表2による。調質区分の
指定のない場合は,標準調質とする。
調質区分が81硬質,41硬質,21硬質及び硬質の鋼板及び鋼帯を,硬質材という。
表2−調質区分,調質記号,適用する種類の記号及び規定
調質区分 調質記号 適用する種類の 化学成分及び機械的性質の規定
記号 化学成分 引張強さ及び伸び 硬さ
焼なましの SPCC,SPCD, 箇条5による。 6.1.1による。 規定しない。
A
まま SPCE,SPCF,
標準調質 S SPCG
81硬質 SPCC 規定しない。 規定しない。 6.4による。
8
41硬質
4
21硬質
2
硬質 1

4.3 表面仕上げ

  表面仕上げ区分及び表面仕上げ記号は,表3による。表面仕上げ区分は,調質記号Aの鋼板及び鋼帯に
は適用しない。

――――― [JIS G 3141 pdf 5] ―――――

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JIS G 3141:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3574:2012(MOD)

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