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JIS G 0202:2013 規格概要
この規格 G0202は、圧延,鋳造又は鍛造された鋼及びその製品の試験に関する主な用語及び定義について規定。
JISG0202 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G0202
- 規格名称
- 鉄鋼用語(試験)
- 規格名称英語訳
- Glossary of terms used in iron and steel (Testing)
- 制定年月日
- 1987年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.77, 77.140.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021, 熱処理 2020
- 改訂:履歴
- 1987-03-01 制定日, 1992-10-01 確認日, 1998-03-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-06-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS G 0202:2013 PDF [61]
G 0202 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 分類・・・・[1]
- 4 番号,用語及び定義・・・・[2]
- 4.1 機械試験・・・・[2]
- 4.1.1 引張試験・・・・[2]
- 4.1.2 曲げ試験・・・・[10]
- 4.1.3 衝撃試験・・・・[14]
- 4.1.4 硬さ試験・・・・[18]
- 4.1.5 成形性試験・・・・[20]
- 4.1.6 ぜい性破壊試験・・・・[21]
- 4.1.7 疲労試験・・・・[26]
- 4.1.8 クリープ試験・・・・[29]
- 4.1.9 リラクセーション試験・・・・[32]
- 4.1.10 その他の試験・・・・[33]
- 4.2 鋼質試験・・・・[38]
- 4.2.1 組織試験・・・・[38]
- 4.2.2 硬化層,焼入性試験及び脱炭層深さ試験・・・・[41]
- 4.2.3 その他の試験・・・・[43]
- 4.3 腐食試験・・・・[43]
- 4.3.1 一般共通用語・・・・[43]
- 4.3.2 耐候性試験・・・・[44]
- 4.3.3 ステンレス鋼関係・・・・[45]
- 4.3.4 めっき鋼板・塗装鋼板関係・・・・[46]
- 4.3.5 ぶりき関係・・・・[48]
- 4.4 非破壊試験・・・・[49]
- 4.4.1 放射線透過試験・・・・[49]
- 4.4.2 超音波探傷試験・・・・[50]
- 4.4.3 磁粉探傷試験・・・・[52]
- 4.4.4 浸透探傷試験・・・・[56]
- 4.4.5 渦電流探傷試験・・・・[56]
- 4.4.6 その他の探傷試験・・・・[57]
- 4.4.7 非破壊試験技術者・・・・[57]
- 4.5 電磁気試験・・・・[57]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 0202 pdf 1] ―――――
G 0202 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 0202:1987は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 0202 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 0202 : 2013
鉄鋼用語(試験)
Glossary of terms used in iron and steel (Testing)
1 適用範囲
この規格は,圧延,鋳造又は鍛造された鋼及びその製品の試験に関する主な用語及び定義について規定
する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0553 鋼のマクロ組織試験方法
JIS H 0401:1999 溶融亜鉛めっき試験方法
JIS Z 2274 金属材料の回転曲げ疲れ試験方法
JIS Z 2275 金属平板の平面曲げ疲れ試験方法
3 分類
鉄鋼用語(試験)の分類は,次による。
a) 機械試験
1) 引張試験
2) 曲げ試験
3) 衝撃試験
4) 硬さ試験
5) 成形性試験
6) ぜい(脆)性破壊試験
7) 疲労試験
8) クリープ試験
9) リラクセーション試験
10) その他の試験
b) 鋼質試験
1) 組織試験
2) 硬化層,焼入性試験及び脱炭層深さ試験
3) その他の試験
c) 腐食試験
――――― [JIS G 0202 pdf 3] ―――――
2
G 0202 : 2013
1) 一般共通用語
2) 耐候性試験
3) ステンレス鋼関係
4) めっき鋼板・塗装鋼板関係
5) ぶりき関係
d) 非破壊試験
1) 放射線透過試験
2) 超音波探傷試験
3) 磁粉探傷試験
4) 浸透探傷試験
5) 渦電流探傷試験
6) その他の探傷試験
7) 非破壊試験技術者
e) 電磁気試験
4 番号,用語及び定義
番号,用語及び定義は,次による。
注記1 一つの用語欄に二つ以上の用語が併記してある場合は,記載されている順位に従って優先的
に使用する。
注記2 用語の一部に角括弧“[ ]”を付けてあるものは,角括弧の中の用字を含めた用語と,角括
弧の中の用字を省略した用語の二通りの用語を用いてよいことを示しているが,角括弧の用
字を省略した用語を優先する。
注記3 用語の読み方が紛らわしいものは,用語の下に読み方を丸括弧“( )”によって示す。最右
欄の対応英語は,参考である。
4.1 機械試験
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1000 機械試験 mechanical test
強さ,じん(靱)性,延性,硬さなどの機械的性質を調べる試験。
引張試験,衝撃試験,曲げ試験,硬さ試験,疲労試験,クリープ試験,
リラクセーション試験などがある。
4.1.1 引張試験
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1100 引張試験 tensile test
降伏点,耐力,引張強さ,降伏伸び,破断伸び,絞りなどの一つ又は複
数の機械的性質を測定するために,試験片に引張試験力を加え,通常,
破断に至るまでひずみを与える試験(高温引張試験は1190参照。)。
1111 引張試験片 引張試験に用いる試験片。 test piece for tensile
test
試験片の各部の寸法の定め方によって,比例試験片と定形試験片とに分
類される。また,形状によって,板状試験片,棒状試験片,管状試験片,
円弧状試験片,線状試験片に分類される(高温引張試験片は1191参
照。)。
――――― [JIS G 0202 pdf 4] ―――――
3
G 0202 : 2013
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1112 比例試験片 原断面積Soに対して, Lok So の式による試験片の原標点距離Loを
proportional test
piece
もつ引張試験片。平行部長さも,Loに応じて定められる。通常,kは5.65
とし,11.3を用いてもよい。kが同じである試験片間の破断伸び値は,
直接比較することができる(伸び値の換算は1151参照。)。
JISでは,2号(ただし,Lo = 8do),14A号,14B号,14C号の比例試験
片が規定されている。
1113 定形試験片 non-proportional test
試験片の平行部の断面積に関係なく,試験片の主要部の形状寸法が一定
に定められた引張試験片。 piece
JISでは,1A号,1B号,4号,5号,13A号,13B号などの定形試験片
が規定されている。
1114 平行部[試験 parallel portion
引張試験片の中央部における同一の断面寸法を有する部分。その長さ
片の] を,“平行部長さ”(parellel length)という(図1参照)。
Lo : 原標点距離
Lc : 平行部長さ
R : 肩部の半径
図1−引張試験片の各部の名称
1115 標点[試験片 gauge mark
引張試験の伸び測定の基準とするために,試験片平行部に付けた印(図
の] 1参照)。
1116 標点距離 試験片の平行部で伸びを測定する部分の長さ。 gauge length
1117 原標点距離 original gauge length
試験前に室温で測定する,試験片に印された標点距離(図1参照)。
1118 伸び計標点距 extensometer gauge
伸び計によって伸びの測定を行うために用いられる試験前の伸び計の
離 標点距離。 length
降伏点又は耐力の測定には,伸び計の標点距離は,試験片の平行部をで
きる限りカバーするのがよい。理想的には,伸び計標点距離の下限は,
平行部長さの0.50倍より長く,また,平行部長さのおよそ0.90倍より
短いことが望ましい。さらに,最大試験力以上の測定には,伸び計標点
距離は,原標点距離にほぼ等しいことが望ましい。
1119 伸び計伸び, extension,
試験中の任意の時点における,伸び計標点距離の増分。伸び計標点距離
伸び計伸び percentage extension
に対する百分率で表したものを伸び計伸び(%)という。伸び及び伸び
(%) (%)という場合もある。
1120 つかみ部[試 grip section,
引張試験片の端部で,試験機のつかみ装置につかまれる部分(図1参
験片の] 照)。 grip end
1121 肩部の半径 radius of fillet,
平行部より大きな断面積のつかみ部をもつ引張試験片において,平行部
radius of transition
[試験片の] に応力を均一に分散させるため,平行部とつかみ部との間に設ける円弧
部分(肩部)の半径(図1参照)。 curve between grip
and parallel portion
1122 つかみ間の距 free length of test
引張試験片を試験機に取り付けたときの試験機のつかみ装置間の試験
離 piece between
片の長さ。試験片の平行部とつかみ部との断面が同じ試験片では,平行
grips
部長さの代わりに,つかみ間の距離が規定される。“つかみの間隔”と
もいう。
1131 公称応力 nominal stress,
試験中任意の時点での試験力を試験片の原断面積で除した値。紛らわし
くないときには,単に応力ともいう。 engineering stress
――――― [JIS G 0202 pdf 5] ―――――
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JIS G 0202:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.77 : 金属工学(用語集)
JIS G 0202:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ2274:1978
- 金属材料の回転曲げ疲れ試験方法
- JISZ2275:1978
- 金属平板の平面曲げ疲れ試験方法